【これでOK】ベンチャー転職にまつわる悩みを全解決|経験者が語る
# 転職 # エンジニア # ベンチャー
東京生まれ東京育ち。現在は社員10人規模のベンチャー企業にてマーケターとして勤務。前職はマコなり社長が経営する株式会社divにて新規事業開発を担当。早稲田大学在学時には、LINE株式会社のBLOGOS編集部にて勤務していた経験や、ブログサイトを立ち上げ2年近くで月間80万PVまでグロースした経験を持つ。
この記事を書いた人
ベンチャー企業への転職だけでなく、キャリアを考えるのってものすごく悩みが多くて、エネルギーを使いますよね。わたし自身も転職するときに本当に悩んで、よくいろんな人に相談していました。
そこでこの記事では、当時の私のような人にとって少しでも役立てるように、「ベンチャー企業への転職事情」について解説します。
私は大手とベンチャーをどちらも経験する人生を送ってきました。現在では、社員10人規模のベンチャー企業に勤めています。
だからこそわかるベンチャーのいいところはもちろんのこと、悪いところまで包み隠さず解説します。ベンチャー企業に転職するリアルを知るにはうってつけの記事になっているため、ぜひ最後まで読んでいってください。
大手企業とベンチャー企業の違いをざっくり知ろう
まずは、大手企業とベンチャー企業の違いについてざっくり解説します。 4つの項目を基準に、大手企業とベンチャー企業の違いについてまとめましたので、ご覧ください。
では具体的に大手企業とベンチャー企業の違いを説明していきます。
1.給料の違い
まずは、誰もが気になる給料について。大手企業は安定して額が高めですよね。ボーナスも含めたら、かなりいい額をもらえるものでしょう。
しかし、ベンチャー企業の給料はまず安定していません。額に関しては基本的には安いものの、事業の成長度合いによっては年次が若くても年収1000万円も夢ではありません。
そのため、ベンチャー企業における給料は、事業の成長度合いにかなり左右されるものの、安くも高くもなるというのがの特徴だと言えるでしょう。
ベンチャー企業の年収事情をもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
あわせて読みたい:ベンチャー企業のエンジニア年収事情を解説|年収アップの方法とは?
2.労働環境の違い
続いて大きく違いが出るのは、労働環境です。
大手企業は福利厚生が整っていて、労働環境がかなり良いです。オフィスがきれいなどの些細な点から、家賃補助やPC支給など、仕事に必要なものは全て整えられています。
わたしが大手企業で働いていた時は、オフィスがものすごくキレイで社内食堂とコンビニ完備、休み時間に遊べるリラックススペースやテレビゲームなども完備されていました。もちろん、大手企業すべてに当てはまる設備ではないものの、ベンチャー企業ではありえない待遇でした。
しかし、ベンチャー企業はそうも行きません。基本的に福利厚生は少なく、PCも支給されないところがあります。
わたしがはじめてベンチャー企業に足を運んだ時、5階建ての雑居ビルでエレベーターなし・PCは私物など、大手企業では考えられない労働環境の違いに驚きました。
大手企業の労働環境に慣れてしまっている人には、少し窮屈さを感じてしまうかもしれません。そのくらい、労働環境には大きな違いがあります。
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3.研修制度の違い
研修制度にも大きな違いがあります。
大手企業では、研修をする際に上司や研修担当の方がついてくれて丁寧に教えてくれることがほとんどでしょう。研修に際するマニュアルも整えられていて、必要なことを体系的にインプットするには最適だと言えます。
しかし、ベンチャー企業では研修制度が整っていないことが多いです。そのため、必要最低限のことをインプットしたら、あとは実践しながら学んで行こうという節があります。
わたしがベンチャー企業に入社したときは、社長と面談をした後にすぐ「来週までにこの仕事やってみて!それで実力見るから!」という感じでした。実践から学ぶ方が長い目で見た時には効率がいいとは感じるものの、最初は戸惑う方も多いと思います。
上記のように、大手企業とベンチャー企業では研修制度にも大きな違いがあります。そのため、もしベンチャー企業への転職を望むのであれば、自ら学びに行く姿勢が求められるという覚悟を持ちましょう。
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4.スキルの身につけやすさの違い
最後に、スキルの身につけやすさの違いを紹介します。
どちらもスキルを身につけることは可能である一方、どういったスキルが身につけられるかという点で違いがあります。
大手企業では、狭く深くスキルを身につけやすいです。理由は、大手企業になればなるほどリソースが豊富になるため、関わる範囲が細分化されるからです。
エンジニアでいうと、Rails開発を専門にやる人や、フロントだけをやるエンジニアなど専門性を狭く深く身につけられるというのが大手企業の特徴です。
わたしは大手企業にいた際、SNS運用の中でもTwitterをメインにやることが多く、Twitterでバズりやすいコンテンツの特徴や、投稿の仕方についてはかなり詳しくなりました。
一方で、ベンチャー企業は広く浅く、でも深くスキルを身につけやすいと言えます。人もお金も少ないため、何でもやらざるをえない環境だからです。
わたし自身もベンチャー企業で働き始めてからは、専門であるマーケティングを軸に、採用広報・サイト修正など、専門外のこともかなり経験しました。そのため、大手企業で働いている人よりは広く浅くスキルを身につけることができた自信があります。
また、ベンチャー企業では課題が山積しているため、学ぼうと思えばスキルを広くかつ「深く」学ぶことができます。
このように、大手企業とベンチャー企業では、スキルが身につくという観点では同じであるものの、身につけやすさの部分で違いがあります。
大手企業とベンチャー企業の違いから分かること
ここまで大手企業とベンチャー企業の違いについて解説してきました。
ここからみなさんに伝えたいことは、
「安定を取るなら大手企業」
「リスクをとっててでも、将来の幅を取りたいならベンチャー企業」
ということです。
大手企業は、役員陣をはじめ、上司がやることを決めてくれ、指示を守っていれば好待遇の給料をもらえることが約束されています。
しかも、大手企業にいたという事実がある種の「箔」になるため、転職もスムーズに行くことが多いです。そのため、安定を求めるのであれば大手企業にいたほうがよいでしょう。
一方で、ベンチャー企業ではある程度リスクを取ることが求められます。軽微なことであれば給料が下がること、大きなもので言うと会社の倒産や転職できなくなることなどがあげられるでしょう。
しかし、そのリスクがある分、うまくいけば選択肢をより広く持つことができるようになります。たとえば、ベンチャー企業にいると多彩なスキルを身につけることが可能なため、さまざまな職種の副業を引き受けることができたり、同じフェーズを経験してきたベンチャー企業で働くことができるようになるなど、選択肢を大きく広げることができます。
わたし自身も、ベンチャー企業で身につけたスキルを元に、副業で当コラムの監修をしています。
また、事業作りの意思決定に関わった数の分だけ、独立や起業という選択肢も近づいてきます。ベンチャー企業であれば、看板名に頼らず稼ぐ力が身についていることが多いからです。
そのため、どちらが良いか悪いかではなく、安定した人生を送りたいのか、それともリスクを取ってでも未来にかけるのか、自分の価値観的にどちらのほうがあっているのかを鑑みて、キャリア選択をしましょう。
詳しい解説記事はこちら ↓
参考記事:大手からベンチャーに転職する方法5ステップ|メリットと注意点も合わせて解説
【余談】メガベンチャーは少し毛色が違う
ここで少し、余談を挟みます。
大手企業とメガベンチャーのハイブリット形であるメガベンチャー企業という選択肢のご紹介です。
大手企業ほど裁量がないわけではなく、ベンチャー企業ほど裁量があるわけでもない。
また、大手企業ほどスキルが専門特化になるわけでもなく、ベンチャー企業ほど広くスキルが身につくわけでもない。
そんな大手企業とベンチャー企業が合わさったかのような企業がメガベンチャー企業です。
たとえば、LINEやメルカリ・サイバーエージェントなどがそれにあたります。
そんなメガベンチャー企業にも少し興味があるという方は、「【結論】ベンチャー気質な大手は「安定」と「やりがい」を総取りできます」をご覧ください。
関連記事:【結論】ベンチャー気質な大手は「安定」と「やりがい」をいいとこ取りできます
ベンチャー企業に転職する5つのメリット
ここからは、ベンチャー企業に転職する5つのメリットについてご紹介します。
「大手企業からベンチャー企業に転職する人も見るけど、なんでそんなことするの?」
「給料を下げてまで、ベンチャー企業に行く理由ってなに?」
という方は、ぜひ読んでみてください。
あわせて読みたい:ITベンチャーに転職する時に知らないと後悔すること11選!
1.やりがいがある
ベンチャー企業に転職するメリットの1つ目に、「やりがいがある」ということが挙げられます。
なぜベンチャー企業の仕事にやりがいがあるかというと、「自分で意思決定をし、その結果が全て自分に返ってくるから」です。
大手企業だと、大きな意思決定を上司が行ってくれるケースが多いです。そのため、多少の意思決定はあれど、経営にダイレクトに響いてくるような意思決定や仕事は全て上の人が担ってくれることが多いでしょう。
しかし、ベンチャー企業では、人が少なく各個人が抱えている仕事量も膨大なため、大きな意思決定を日々求められることが多いです。わたしも、いま本業で働いているベンチャー企業で、入社1ヶ月目で事業目標に関わるようなキャンペーン企画を担うことがありました。
たしかに責任が重過ぎて怖いという側面もある一方で、やはり自分が意思決定したことが結果に結びつく体験はベンチャー企業でしか味わえない「やりがい」に繋がることでしょう。
詳しい解説記事はこちら ↓
関連記事:ベンチャーのやりがいとは?1万人の大手からベンチャーに転職した経験談
2.社長の側で働ける
ベンチャー企業に転職する2つ目のメリットとして、社長のそばで働けるというものがあります。
大手企業はもちろん、ベンチャー企業であれど社長は基本的にものすごく優秀です。サラリーマンを経験している社長であれば、前職で結果を残して満を持して起業したという人がほとんどです。
また、サラリーマンを経験していない人でも、フリーランスとして生きてこれたということや、起業ができるリスクや仲間を集められる人望があることがその人の優秀さを証明していることでしょう。
ベンチャー企業に転職すると、そんな優秀な社長のそばで働くことができるため、フィードバックを直にもらえたり、どのように考えて動いているのかを知ることができます。
将来、起業を志している方はもちろんのこと、そうでない人もビジネスマンとして優秀とされる人の仕事を間近で見ることができるのは、貴重な経験だと言えるでしょう。大きなメリットの1つです。
3.仕事に熱中している人が多い
ベンチャー企業に転職する3つ目のメリットとして、仕事に熱中している人が多いというものが挙げられます。
ベンチャー企業に転職する人は、大手企業で得られる安定を捨ててまで転職している人がほとんどです。そのため、そのリスクを取れるくらい、仕事に熱中している人が多いという特徴があります。
仕事に熱中している人が多いメリットは、周りが頑張っていることからいい影響をもらいやすいというものです。愚痴や文句を垂れながらいやいや働くのではなく、環境が悪いことを理解した上で「では、この先どうするか」ということを考えながら働くことができます。
どうせ働くなら、熱中して働きたいという人にはうってつけの環境だといえるでしょう。
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4.自分の頑張り次第で年収を引き上げられる
ベンチャー企業に転職する4つ目のメリットとして、自分の頑張り次第で年収を引き上げられるというものがあります。
ベンチャー企業では、自分の頑張り次第で会社の売上自体が変わるため、売上を伸ばせば伸ばすほど、自分の給料もあげることが可能な構造になっているということです。
たとえば、社員4人で売上が5000万円の会社があったとします。そこに転職して売上を2倍にしたら、社員5人で売上が1億円の企業になります。そうすると、今まで1人あたりの売上が1250万円の企業だったものが、1人あたりの売上が2000万円の企業になります。
もちろん、実際はこんなにシンプルに伸びるものではありません。しかし、大手企業よりも、自分がやった仕事がそのまま会社の売上に直結することが多いため、自分の手で会社をどんどん成長させた先で給与交渉をすることができます。
このように、自分の頑張り次第で会社の売上を引き上げて、結果として給与を引き上げることができるというのはベンチャー企業に転職するメリットだと言えるでしょう。
詳しい解説記事はこちら ↓
関連記事:給料が高いベンチャー企業の特徴3選と正しいベンチャー企業の選び方
5.何が何でも結果を出すマインドセットが鍛えられる
ベンチャー企業に転職する5つ目のメリットは、何が何でも結果を出すマインドセットが鍛えられるというものです。
ベンチャー企業は基本的に何も整っていません。自分という人間も知られてないし、お金も人も常に足りない。それを当たり前として結果を出しに行くため、否が応でも「何が何でも結果を出す」心持ちが鍛えられます。
何が何でも結果を出すマインドセットが鍛えられると、転職しようが独立・起業をしようが、「この人に頼めば必ず結果を出してもらえる」という信頼をしてもらえるため、食い扶持に迷うようなことはまずなくなるでしょう。
プログラミングや営業などのわかりやすいハードスキル以上に、何が何でも結果を出す姿勢というソフトスキルを身につけられるという点は、ベンチャー企業に転職するかなり大きなメリットだと言えるでしょう。
ベンチャー企業に転職する5つのデメリット
ここからは、ベンチャー企業に転職する5つのデメリットについてご紹介します。
「ベンチャー企業に行ってる人ってベンチャーバンザイみたいな感じだけど、逆に怪しい」
「給料が下がって環境が悪かったら最悪なんだけど、デメリットがあれば知っておきたい」
という方は、ぜひ読んでみてください。
あわせて読みたい:「ベンチャーはおすすめしない」と言う人の本当の理由
1.最初の給料が低い
ベンチャー企業に転職する1つ目のデメリットは、最初の給料が低いということです。
最初の給料が低い理由は、結果を出せるかわからない人に最初から高い給料を払うよりも、結果を出した人にどんどん高い給料を出して投資していく方が、会社としてリスクを抑えることが可能だからです。
ベンチャー企業であるあるなのが、前職がかなり有名で給料が高い会社だったからといって、その時の給与水準を求めてしまうことです。しかし、ベンチャー企業側からしたら、前職が有名だったからといって活躍が保証されているわけでもないのに、高い給料を払うのはかなりリスクなのです。
そのため、よほどのことがない限り、ベンチャー企業に転職した当初の給料は基本的には前職よりも低くなる覚悟を持ちましょう。
給料が下がることを補えるメリットをベンチャー企業に感じられないのであれば、転職はやめておいたほうがよいかもしれません。
詳しい解説記事はこちら ↓
関連記事:「ベンチャー企業の給料は安い」のホントと嘘|億り人の可能性あり?
2.経営者と同じ視座を求められる
ベンチャー企業に転職する2つ目のデメリットは、経営者と同じ視座を求められるというものです。つまり、かなり高い理想を常に追い続けなければいけないということです。
ベンチャー企業のメリットである「社長のそばで働くことができる」という面が、裏目に出る場合もあるということです。なぜなら、社長のそばで働くということは、経営的な視点をもって事業や組織について考え、施策を実行していかなければならず、そのレベルは並大抵のものでないことが多いからです。
もし、既存市場にある概念を壊して、新たな市場を作る事業を作っているとしたら、求められることはハードになってきます。
社長がそれを望んで起業したとしたら、周りのメンバーにも高い事業推進力や専門性、イノベイティブな発想を求めらることがあります。
そのため、経営者と同じ視座で働く必要があるというベンチャー企業への転職にあたってのデメリットはきちんと知っておくようにしましょう。
3.仕事が多すぎる
ベンチャー企業に転職する3つ目のデメリットは、仕事が多すぎるということです。
人もお金もないベンチャー企業では、とりあえず社員の誰かに仕事を振るということしか選択肢がないのです。
もちろん、たくさん仕事をこなすため、成長することは間違い無いです。一方で、生半可な気持ちで転職してしまうと、その仕事量をこなすだけのモチベーションを保てなくなります。
そのため、ベンチャー企業に転職するのであれば、仕事量が多いというデメリットに対する覚悟を持った上で転職するようにしましょう。
あわせて読みたい:ベンチャー企業はブラックってホント?|事例を交えて見分け方を解説
4.自分の頑張りがモロに給料に出てしまう
ベンチャー企業に転職する4つ目のデメリットは、自分の頑張りがモロに給料に出てしまうということです。
要するに、年次が上がったからと言って給料に変化があるのではなく、結果を出せば給料が上がり、結果を出せなければ給料は上がらないということです。
その理由は、ベンチャー企業の構造にあります。ベンチャー企業というのは、基本的に社員が少なく、売上も最初は小さいです。
そのため、最初の給料は低いものの、少ない社員数のときにしっかりと売上を伸ばすことができれば、自分にリターンが返ってきやすいのです。
そのため、結果に給料が左右されるのが怖いという方には、ベンチャー企業への転職はかなりしんどくなるでしょう。
5.何が何でも結果を求められる
ベンチャー企業に転職する5つ目のデメリットは、何が何でも結果が求められるというものです。
予算が小さいとか、人が足りないとか、そんなものはお構いなしです。限られた資源の中でしっかりと結果を出すことが求められ、それができない人間は淘汰されていくのがベンチャー企業です。
大手企業であれば、予算もある程度は確保することができ、繋がりの長い外注先などがあるケースが多いです。しかし、ベンチャー企業となると、予算も限られていますし、パートナーとなりうる企業も0から開拓していかないといけません。しかも、その選定も「結果が出ること第一優先」で探す必要があるのです。
何もかもがない環境の中で、ただひたすらに結果を求められるというベンチャー企業の特徴をデメリットと感じる方も多いでしょう。ぜひ、知っておいてください。
あわせて読みたい:ベンチャーはきつくて疲れるってホント!?|リアルな内情語ります
ベンチャー企業に転職する方法7ステップ
ここからはベンチャー企業に転職する方法を7つに分けてご紹介します。
「大手企業は受けたことがあるけど、ベンチャー企業は初めて受けるから不安……」
「ベンチャー企業ならではの転職ノウハウってあったりするのかな?」
という方はぜひみてください。
参考:ベンチャー転職ノウハウ記事まとめ
1.自己分析を、ツールなどを用いて深める
まずは、自己分析を深めましょう。
ストレングス・ファインダーなどのツールを使うこともおすすめです。
※ストレングスファインダーとは人が持つ「34の資質」を明らかにするという内容で、国内累計50万部のベストセラーとなり、世界中で話題となった。あなたの強みを「見える化」してくれる良書です。
ベンチャー企業への転職は、普通の人から見たら「レールを外れる選択」です。そのため、自分がなぜベンチャー企業に転職したいのか、過去の体験や自分の現在・未来に照らし合わせて、しっかり考える必要があります。
自己分析を通じて、自分が納得できる「ベンチャー企業に転職する理由」をしっかり持っておかないと、辛いことがあったときに簡単にぶれてしまいます。特に、周りに大手企業で楽しく働いている友達が多い人ほど、ブレてしまう可能性は上がります。
そのため、まずは自己分析から行うようにしましょう。
2.3〜10年先を見据えたキャリアプランを考える
続いて、3〜10年先を見据えたキャリアプランを考えましょう。
キャリアプランを考えるべき理由は、未来の姿から逆算してキャリア選択をすることで、どこの会社に転職するべきかの軸が明らかにしやすいからです。
前項の①で行った自己分析をさらに深めることで、自分の価値観や思考のクセを明確にし、それらに基づいたキャリアプランを考えていきます。キャリアプランは具体的である方がいいものの、あまりに具体的すぎると柔軟性に欠けてしまうため、方向性を決めるところまでやるようにしましょう。
わたしがベンチャー企業に転職するときに立てたキャリアプランは、
「20代のうちにベンチャー企業の役員として上場を経験し、30代以降は自分が起業家として会社経営の道を歩んでいく。」
というものでした。もちろん、もう少し具体化したものはあるのですが、ざっくりいうとこんな感じです。
キャリアプランに正解はありません。20代のうちにハードワークを重ね、30代以降はのんびりするというキャリアプランでも良いと思います。
大事なのは、自分が納得感を持てているかどうかです。ある程度の時間をかけて考えた上で、納得感のあるキャリアプランを描けるようにしましょう。
3.キャリアプランを見据えた情報収集をする
つづいて、キャリアプランを見据えた情報収集をしましょう。
自分の描いているキャリアプランを最も実現できそうな環境を考える必要があるからです。
キャリアプランを見据えた情報収集におすすめなのが弊社が運営する「moovy」という求人動画プラットフォームです。
理由は、他の転職サイトではわからないその会社にいる人の特徴や雰囲気などを動画で知ることができるからです。
もちろん、情報収集の場面では、サイトを1つに絞る必要はありません。むしろ、求人動画をはじめとして、採用サイトや口コミサイト、SNSなども情報収集に活用できることでしょう。
自分のキャリアプランをちゃんと実現できる環境に転職するためにも、情報収集を欠かさないようにしましょう。
転職サイトの利用方法など詳しい解説記事はこちら ↓
関連記事:【新発見】ベンチャー転職サイトの新たな選び方と活用方法
4.履歴書・職務経歴書を作成し、フィードバックをもらう機会を作る
つづいて、履歴書・職務経歴書を作成し、フィードバックをもらう機会を作りましょう。
転職の際に自分で書いた履歴書や職務経歴書にフィードバックをもらわず、そのまま提出してしまう人がいます。これは、転職の構造から見て決してしてはいけない行為です。
理由は、転職というのは客観的にどう見えるかが重視されているからです。書類を提出する前に客観的に見てもらう機会を作らないと、主観的に見ているときには気づかない致命的なミスなどがある可能性があります。
そのため、履歴書・職務経歴書を書いた上で、フィードバックをもらう機会を必ず作るようにしましょう。
あわせて読みたい:【例文あり】ベンチャーに受かる志望動機の書き方を徹底解説!
5.ベンチャー企業ならではの志望動機を作成し、カジュアル面談をする
つづいて、ベンチャー企業ならではの志望動機を作成し、カジュアル面談をしましょう。
カジュアル面談とは、ベンチャー企業でよく取り入れられている面談であり、面接前にお互いのことをまず知っておくための面談です。
とはいえ、カジュアル面談でもあなたのことは十分に見られています。そのため、カジュアル面談だといって転職理由の部分などで気を抜いていると、知らぬ間に甘さを見抜かれて悪い印象を持たれてしまう可能性があります。
そのため、「なぜ、ベンチャー企業に転職したいのか」という志望動機を自己分析とキャリアプランに紐づけて準備しておき、カジュアル面談の場であっても、きちんと自分のことをアピールできるようにしておきましょう。
6.面接対策をしっかりやって、面接を申し込む
つづいては、面接対策です。ベンチャー企業に転職する際でも、面接対策はしておきましょう。
ベンチャー企業で求められる面接対策は、
・自然体かつ正直である
・結果を出すまで諦めない姿勢
・主体的に仕事に取り組めることへの証明
が求められます。
そのため、面接中に自然体を維持できるように模擬面接などで練習を重ね、結果を出すまで諦めない姿勢や主体的に仕事に取り組んできた過去を用いて、自分のことをアピールしていきましょう。
もちろん、面接で見られている点は個々の企業で異なってきますので、情報収集は怠らないようにしてください。
詳しい解説記事はこちら ↓
関連記事:ベンチャー面接でよく聞かれる質問5選と押さえるべきポイント!
7.オファー面談で条件をすり合わせる
最後に、内定をもらったら、オファー面談で条件をすり合わせましょう。
自分のキャリアプランを実現できそうな環境か、不当に給料が安くされていないか、最後の確認の場として条件をしっかりすり合わせましょう。
ベンチャー企業に転職すること含め、キャリアは全て自己責任です。会社から提示された条件を飲めないのであれば、オファー面談でしっかりそこは主張しましょう。
転職をしたことが無い方は、こちらの記事も合わせて読んでみてください。転職の流れやNGポイント等、初めて転職をする方が知っておくべきことを解説しています。
あわせて読みたい:初めての転職活動でも迷わない!8つのステップで考える転職活動の進め方
ベンチャー企業に転職するべき人の5つの特徴
ここまでは、ベンチャー企業に転職するメリットとデメリット、実際にどのようにして転職を進めていけばよいかについて解説してきました。
ここからは、そもそもベンチャー企業に転職するべき人の特徴にはどのようなものがあるのかについて、5つご紹介します。
1.今の自分に対して「何かを変えたい」と思っている人
今の自分に対して「何かを変えたい」と思っている人は、ベンチャー企業に転職した方が良いです。
まずは、身近にいるベンチャー企業に勤めている人にキャリア相談をするところからはじめてみましょう。
2.大手企業の中で「やりたいことができていない」と感じる人
大手企業の中で「やりたいことができていない」と感じる人は、ベンチャー企業に転職するとよいでしょう。まずは、今働いている企業の中で「やりたいことをする」ための努力をしてみて、それでもダメだった場合は、潔く転職しましょう。
3.狭く深く専門性を身につけるよりも、広く深く事業全体を見れるようになりたい人
広く深く事業全体を見れるようになりたい人は、ベンチャー企業に転職することをおすすめします。大企業だとどうしても、細分化された仕事しかこなすことができません。これは、大企業には人が多くて細分化が進まざるを得ないという構造上の問題なので、潔く転職を考えましょう。
4.「何事も自分の責任」と考えられる人
「何事も自分の責任」と考えられる人は、ベンチャー企業向きです。大企業だと、ほかの事業部の人だったり会社の看板だったりと、恩恵も損失も自分の責任でコントロールしづらいものがあります。
ベンチャー企業であれば、利益も損失も全て自分の責任の範囲内でやりくりすることができるため、自責のメンタルを持っている人はベンチャー企業への転職を検討しましょう。
5.起業家志望の人
起業家志望の人は、ベンチャー企業への転職をおすすめします。
ベンチャー企業であれば、起業家志望の人が一番学ぶべき存在である「起業家」が、どのように考えて働いているかを間近で学ぶことができます。
エリートサラリーマンを目指すのであれば大企業に残るべきだと思う一方、起業家を志すのであれば、起業家の近くで働く方が明らかに近道なのは明らかでしょう。
詳しい解説記事はこちら ↓
参考記事:【多くの人が勘違い】大手企業とベンチャー企業の向き不向きを転職のプロが解説
ベンチャー企業に転職すべきでない人の5つの特徴
ここからは、ベンチャー企業に転職するべきでない人の特徴にはどのようなものがあるのかについて、5つご紹介します。
1.主体性がない人
主体性がない人は、ベンチャー企業に転職するべきではありません。
ベンチャー企業には課題が山積しているため、みんな忙しいです。そのため、自ら主体的に動ける人でないと、お荷物扱いされてしまいます。
2.「何かをやりたい」よりも、「言われたことを完璧にこなす」方が得意な人
「何かをやりたい」よりも、「言われたことを完璧にこなす」方が得意な人はベンチャー企業に転職しない方が無難でしょう。
ベンチャー企業では、「言われたことをこなす」能力よりも、「落ちている仕事をやりたくて仕方ないからやっちゃう」人の方が求められているからです。
3.自分にとって専門外のことはなるべくやりたくない人
自分にとって専門外のことはなるべくやりたくない人はベンチャー企業に転職するべきではありません。
ベンチャー企業では、限られたリソースの中で膨大な仕事をこなす必要があるため、専門であるとかないとかは関係ないからです。
4.他責思考の人
他責思考の人は間違いなくベンチャー企業に転職するべきではありません。
人もお金もなくて当たり前なベンチャー企業で、他責思考の人が入社してしまったら、他責にできることだらけで仕事が全く進まなくなってしまうからです。
5.ワークライフバランスが人生の第一優先事項な人
ワークライフバランスが人生の第一優先事項な人も、ベンチャー企業はやめておいたほうがいいでしょう。
ベンチャー企業に入社するような人は、仕事が趣味であるかの如く、時間を問わずに働きます。
そのため、ワークライフバランスを大切にするのであれば、大手企業で安定をとっていた方がよっぽど達成されることでしょう。
詳しい解説記事はこちら ↓
参考記事:ベンチャーに転職して失敗する人あるある5選|原因と解決策も解説
参考記事:大手企業からベンチャー企業に転職して後悔したこと5選
ベンチャー企業への転職を考えている人に伝えたい3つのこと
ここまで、様々な観点からベンチャー企業へのについて解説してきました
最後に、ベンチャー転職を考えている人に伝えたい3つのことを解説します。
1.楽しい人生を送りたいなら、多少のリスクは取ろう
まずはじめに伝えたいことは、「楽しい人生を送りたいなら、多少のリスクは取ろう」というものです。
ベンチャー企業への転職は少なからずリスクを伴います。給料ダウンやネームブランドの消失など、一時的なリスクは避けられないでしょう。
しかし、リスクがあるからこそリターンがあるものです。挑戦には必ず失敗というリスクが伴います。一時的なリスクを怖がって挑戦しなければ、いつまでも求めているようなリターンを得ることはできません。
そのため、もしベンチャー企業への転職に伴うリスクを怖がっているのであれば、リスクの分だけリターンがあると信じて飛び込んでみましょう。
あわせて読みたい:【不安解消】ベンチャー転職希望者の9割が抱える不安|事例も解説
2.キャリアにも人生にも正解はない。自分が納得できる選択肢を取ろう
続いて伝えたいことは、「キャリアにも人生にも正解はない。自分が納得できる選択肢を取ろう。」というものです。
一般的に、大企業で働いていることは正解のキャリアだとされています。しかし、それは一般的なキャリアの正解とされているだけであって、個々人のキャリアの正解ではありません。
本当の意味でキャリアの正解とは、自分が納得感を持って働けるキャリアです。そのため、周りの目に流されるのではなく、自分がベンチャー企業に転職することが正解だと感じるのであれば、勇気を持って飛び込んでみましょう。
3.自分の選択した道を正解にする努力をしよう
最後に伝えたいことは、「自分の選択した道を正解にする努力をしよう。」というものです。
ベンチャー企業への転職は、側から見れば不正解の選択肢です。そのため、周りの人にいろいろ言われて不安になることも、この先あることでしょう。
しかし、それを正解にするかしないかは、あなたの努力にかかっています。ベンチャー企業に転職して、そこで努力をして結果を出しさえすれば、周りの目は間違いなく変わります。
そのため、ベンチャー企業に転職をするのであれば、周りを気にせず、自分の選択した道を正解にする努力をしましょう。
ベンチャー企業に転職する良し悪しを見極めて、自分で意思決定をしよう
この記事では、ベンチャー企業に転職するメリットやデメリット・転職する方法に加えて、向き不向きなど、様々な観点からベンチャー企業への転職を解説してきました。
ベンチャー企業に転職する上で、良い点も多い一方で、当然良くない点もあります。
情報の取捨選択をしていく上で、最終的に自分のキャリアを決定するのはあなた次第です。
この記事が、その意思決定に少しでもお役に立てたのであれば幸いです!
あわせて読みたい:優良ベンチャー企業の探し方9選|新卒と中途ならではの探し方も解説
- 高橋 圭佑
- 早稲田大学卒。現在、教育系スタートアップにてマーケターとして勤務しながら、副業で複数企業のマーケティング支援を行う。前職はマコなり社長が経営する株式会社divにて新規事業開発を担当。大学在学時には、LINE株式会社のBLOGOS編集部にて勤務していた経験や、ブログサイトを立ち上げ2年近くで月間80万PVまでグロースした経験を持つ。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
メールアドレス | moovy_support@moovy.co.jp |
URL | https://company.moovy.jp/ |
事業内容 |
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