ベンチャー面接でよく聞かれる質問5選と押さえるべきポイント!

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  • ベンチャー企業の面接では何を準備したらいいの?
  • 変わったことを聞かれそうだけど、面接対策はどうすれば……
  • よくある質問ぐらいは押さえておきたい!
  • このようなことでお困りではないでしょうか。

    ベンチャー企業の面接は、対策しにくいイメージがありますよね。しかし、しっかりと対策をすれば不安は解消されます!

    そこで当記事では、ベンチャー企業の面接対策について解説します。 当記事を読むことで、ベンチャー企業の面接が不安という悩みが解消されれば嬉しく思います。

    ベンチャー企業への転職を成功させたい人は、ぜひお役立てください。

    企業タイプ診断

    ベンチャー企業の面接は変わった点が多い?

    結論。ベンチャー企業の面接は、一般企業と比較した際に、質問の内容が極端に異なることはありません。

    なぜなら、ベンチャー企業も一般企業も、採用面接で見るポイントは「活躍するかどうか」と「定着するかどうか」の2点だからです。

    ただ、異なる点としては、一般企業は総じて形式的な面接をすることが多いのに対し、ベンチャー企業の面接では型にはまらない、より個人の価値観や経歴に焦点を当てた面接が行われることが多いです。

    このような面接では、自己PRが特に重要になります。自分の強みや経験をどのように伝えるかが、ベンチャー企業からの内定獲得の鍵となります。

    詳しくは後ほど解説します。まずはベンチャー企業についてしっかり理解しておくことも面接対策をする上で重要です。

    なおベンチャー企業について詳細に知りたい方はこちらをぜひお読みください。

    ベンチャー企業の面接前にチェック!おすすめの自己分析手法

    【図解】Will Can Mustで自己分析

    面接準備や企業選定において、自己分析は非常に重要ですが、特に、「ベンチャー企業」で効果的な自己PRを行う際には、まずは自己分析から始めましょう。

    おすすめは、Will-Can-Mustというフレームワークを使う自己分析手法です。

    • Will:やりたいこと(自分の将来像、ありたい姿)
    • Can:できること(得意なこと、活かしたい強み)
    • Must:すべきこと(社会からの要望、会社からの目標)

    自分が実現したいこと(Will)、できること(Can)、求められていること(Must)を分析することで、理想とする企業や求人を見つけやすくなります。

    このフレームワークを使って自己分析をすることで、考えが整理して考えられるので、おすすめです。企業選びの際によく用いられますが、面接でも非常に有効です。

    ご自身に合う、職種や職場環境、キャリアの志向性を明確にしながら、自己PRを効果的に行うことで、「なぜ御社なのか?」「何を活かせるのか」など、ベンチャー企業に対して適合性をアピールできます。

    Wii-Can-Mustについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
    関連記事:【図解】Will-Can-Mustとは?転職の自己分析にも使える!

    ベンチャー企業の面接の3つの特徴

    ベンチャー面接で重視されるポータブルスキル

    ベンチャー企業で実施される面接には3つの特徴があります。

    • 特徴1. 専門スキルよりもポータブルスキル
    • 特徴2. カジュアル面談が多い
    • 特徴3. 社長面接がある

    以下にて、詳しく解説します。

    1.専門スキルよりもポータブルスキル

    ベンチャー企業で実施される面接、特に自己PRを通して「専門スキルよりもポータブルスキルを重視する」ことです。

    専門スキルとは、業務を遂行するために必要な知識/経験を指し、特定の業界や職種に関する強みです。

    一方ポータブルスキルとは、どこの業種や職種でも活かせる【持ち運び可能な能力】を指します。例えば、

    • ・主体性(アクション)
    • ・考え抜く力(シンキング)
    • ・チームで働く力(チームワーク)

    ベンチャー企業で「ポータブルスキル」が重視される理由は、1つの業務に限らず、さまざまな業務に対応する柔軟かつ積極的な姿勢が必要だからです。

    ポータブルスキルは専門スキルより可視化しにくいため、面接では「過去の経験」をチェックしながら、保持するポータブルスキルを確認していきます。

    そのために、過去の経験から「成功体験」と「工夫したポイント」をセットで抽出し、自己PRとして整理しておく必要があります。

    ベンチャー企業の採用担当者はこれらエピソードから自社の求める人物像にあった人物かを見ています。

    2.カジュアル面談が多い

    ベンチャー企業で実施される面接について、2つ目の特徴は、「カジュアル面談」が多いことです。

    カジュアル面談とは、一般的な面接ほど堅い雰囲気ではなく、ラフな状態で実施する対話形式の面談です。選考を前提としていないため、お互いにリラックスした雰囲気で臨めます。

    実際に筆者も10社以上のベンチャー企業でカジュアル面談しましたが、全ての企業で服装指定もなく、リラックスした雰囲気で実施されました。知人もベンチャー企業の面接に行った際には、居酒屋でお酒を飲みながらの面談でした。

    しかしカジュアル面談と言えど、その後の選考評価に繋がっていきます。またベンチャー企業では、明確な志望動機よりも、成果を上げた経験やキャリアビジョンを聞かれるケースが多く見受けられます。

    カジュアル面談でも、事前に自己PRする内容を整理して臨みましょう。

    3.社長面接がある

    ベンチャー企業で実施される面接について、3つ目の特徴は「社長面接」があることです。

    大企業では応募者も多く、社長が応募者と面接をするケースは滅多にありません。しかし、ベンチャー企業では、採用面接に社長が出てくることも多く、最後は社長の判断で採用可否を決める傾向にあります。

    実際、筆者が面接を受けた数十人規模のベンチャー企業では、最初のカジュアル面談及び最終面接ともに社長が出席していました。

    面接に社長が同席されていても、ベストな状態で挑めるよう準備することが大切です。

    こちらはベンチャー企業の社長にインタビューした動画です。予めこのような動画を見ておくことも重要です。

    最終面接の対策をしたいなら、こちらの記事も合わせてご覧ください。

    合わせて読みたい:最終面接で押さえたいポイントとは?業種や職種別の傾向と対策を紹介


    ベンチャー企業が求める5つの人物像

    ベンチャー企業が求める人物像

    筆者が考えるベンチャー企業が求める人物像には、以下の5つの共通点があります。

    • 1.主体性が高い
    • 2.スピードと柔軟性を持つ
    • 3.学び続ける知的好奇心がある
    • 4.成果にコミットメントする意識
    • 5.ビジョンを理解・共感している


    ベンチャー企業の面接では、上記の人物像に当てはまるかをかなりチェックしています。そのためベンチャー企業が求めている人物像や組織課題と、ご自身がマッチしていることを自己PRすることが大切です。

    ここからは、ベンチャー企業が求める5つの人物像について深掘りして解説します。

    1.主体性が高い

    ベンチャー企業で求められる人物像の一つ目は、主体性が高い人です。

    主体性が高いとは、自分の意見を持って発言したり、自分から仕事を探すことができるなど、自ら能動的に行動ができることを指します。

    ベンチャー企業では、仕事は自ら課題を発見し、解決していくものです。 主体性がないと判断されれば、受け身で指示されたことしかできない人なのだと思われてしまいます。

    主体性はどこのベンチャー企業でも使えるポータブルスキルなので、アピールできるようにしておきましょう。

    2.スピードと柔軟性を持つ

    ベンチャー企業で求められる人物像2つ目は、スピードと柔軟性を持っている人です。

    スピードおよび柔軟性とは、業務の遂行が早く状況変化に応じた行動ができることです。

    ベンチャー企業では、ご自身として過去経験したことのない業務だけでなく、会社としても前例のない事をスピード感を持って進める必要があります。しかし、動き出してからやることが180度方向転換することもあるため、状況に合わせて柔軟にかつスピーディに業務を遂行できる力が求められます。

    そのためスピードだけでなく、変化そのものを楽しめる柔軟性や素直さを持っていることが、ベンチャー企業で働く上で必要なスキルとなります。

    3.学び続ける知的好奇心がある

    ベンチャー企業で求められる人物像3つ目は、学び続ける知的好奇心がある人です。

    変化の多いベンチャー企業では、日々学び続ける姿勢が不可欠です。 電球を作ったエジソン、飛行機を作ったライト兄弟、相対性理論のアインシュタインなど、知的好奇心という内発的動機による行動こそ、世の中を大きく変えるイノベーションを生み出してきた歴史があります。 新しい技術やツール・手法など自ら知識を取得しようとする姿勢がある人は、長期的に会社に利益を出すと認識されます。

    世界トップクラスのヘッドハンティング会社であるエゴンゼンダーの調査によると、 経営メンバーのポテンシャルとして「知的好奇心」が最も重要な要素と結論づけています。

    担当業務外のことを行うケースも多く、日々変化し続けるベンチャー企業の環境下で、常に学び続ける知的好奇心を持っていることをアピールすると良いでしょう。

    4.成果に対するコミットメント

    ベンチャー企業で求められる人物像4つ目は、成果にコミットメントできる人です。

    成果に対するコミットメントとは、責任感を持って仕事に取り組み、結果を出すことです。また、ベンチャー企業は基本的に実力主義なため仕事の過程よりも成果が重要視されます。そのため成果にこだわり、仕事ができる人であれば、会社としてもすぐに利益に繋がるイメージが湧きます。

    転職活動の面接においては、過去の成果に対するコミットした話を聞かれるので、自分がやってきたことをしっかりと自己PRとして言語化しておきましょう。

    5.ビジョンを理解・共感している

    ベンチャー企業で求められる人物像5つ目は、会社のビジョンを理解し、共感している人です。

    ビジョンとは、会社として実現を目指す姿のことで、ベンチャー企業では、会社の大義や描く将来像に理解し共感して、入社を決めた人が非常に多く見受けられます。

    基本的に少人数だからこそ、会社の目指す方向と一致していなければ一体感が生まれないためです。

    一見、ベンチャー企業ではチャレンジ志向があれば受かりやすいイメージがあります。しかし実際は、会社が掲げるビジョン・ミッションへの共感のほうが重要な場合が多いです。

    実際に、私が受けたベンチャー企業の面接で、「ビジョンへの理解はどれぐらいか」「ビジョンのどこに共感をしたか」などを深掘りして聞かれたことがありました。

    もし、面接中にビジョンの理解度を聞かれない場合には、こちらから「ビジョンの実現に向けて、御社で取り組んでいることはありますか?」と逆質問をすると良いでしょう。

    話が広がりやすくなりアピールできるチャンスが広がります。

    また、ビジョン・ミッションの理解には採用動画を見るのが効果的です。テキスト情報よりも定性的な情報や雰囲気を知ることができます。

    以下のような採用動画を掲載している企業があれば積極的に確認しておきましょう。

    ベンチャー企業の面接でよく聞かれる質問5選

    ベンチャー企業の面接でよく聞かれる質問5選

    ここではベンチャー企業の面接でよくある質問を紹介します。先に挙げた、「5つの人物像」を確認する上で、具体的に以下の5つのような質問が出てきます。

    • 1.これまでの経験で培った強みは?
    • 2.成功体験、失敗体験は?
    • 3.転職理由は?
    • 4.なぜ弊社に応募したのか?
    • 5.入社後に何を実現したいのか?

    主に、これまでの経験の深掘りと、応募している会社でどんなことをしたいのかはよく聞かれます。

    1.これまでの経験で培った強みは?

    ベンチャー企業の面接でよく聞かれる1つ目の質問は、過去の経験で培った強みについてです。

    この質問は、過去の経験を知ることはもちろん、入社後にどのような活躍をするかについて推測するために行われます。面接では定番の質問です。

    例え有名企業に勤めていたとしても、そこで培ったものを言語化できなければ当然採用してもらえません。また、自己PRで強みを明確にすることは大前提で、「自分の強みが応募先の企業が求める能力と合致するか?」という点まで整理する必要があります。

    企業が求める能力を調べたうえで、自分と照らし合わせながら、「発揮したい強み」「強みを発揮できた具体的なエピソード」「工夫点」などを絡めて自己PRしましょう。

    2.成功体験、失敗体験は?

    ベンチャー企業の面接でよく聞かれる2つ目の質問は、成功体験・失敗体験についてです。

    面接で成功体験や失敗体験を質問する理由は、過去の経験から何を学んだかを知るためです。さらに、自社の環境に照らし合わせ、入社後に応募者が仕事をする様子をシミュレーションしています。

    そのため、成功体験や失敗体験を質問をされた場合には、経験した事実に加え、ご自身が何を感じ、どう行動したのかを伝えましょう。成功体験はどれぐらい成功だったのか分かりやすいように、定量的な数値を混ぜながら話せると伝わりやすいです。

    特に、失敗体験から学べることは多いため、過去の失敗体験から何を学んでいて、今後はどのように活かすのかを自己PRとして話せると良いでしょう。

    3.転職理由は?

    ベンチャー企業の面接でよく聞かれる3つ目の質問は、転職理由についてです。

    どういった場面で応募先の企業を知り、どの部分に魅力を感じたのかを具体的に話せるように準備しましょう。 転職理由を企業が質問する理由は、大きく2つあります。

    同じ理由で退職する可能性はないか
    ベンチャー企業は大手企業と異なり、制度や環境があまり整っていないという課題があります。面接時点で転職理由を確認し、自社において早期退職のリスクがないかどうかを検討しています。
    その人の「価値観」を知ること
    転職理由を聞くことで、「仕事のモチベーション」や「企業選びで重視していること」が分かります。それらを把握し、入社後に活躍してくれる人材かどうか、カルチャーフィットするかどうかを判断しています。


    前職の不平・不満など、ついついネガティブになりがちな転職理由ですが、「ネガティブ要素を含む過去の話」をもとに、「ポジティブ要素を含む未来の話」な転職理由を導いてみましょう。

    4.なぜ弊社に応募したのか?

    ベンチャー企業の面接でよく聞かれる4つ目の質問は、なぜ弊社に応募したのかについてです。

    特に、大手企業とは違い、知名度の低いベンチャー企業であれば、どこで企業を知り、どの部分に魅力を感じたのかを話せるようにしておきましょう。

    ベンチャー企業の面接で、「似たような事業を行っている会社は他にもありますが、なぜ弊社なのですか?」と質問されることがあります。

    以下具体例を挙げます。ぜひ参考にして頂き、自分なりの回答を考えてみましょう。

    【質問例】

    似たような事業を行っている会社は他にも多くありますが、なぜ弊社に応募したのですか?

    【回答例】

    御社の「医療のサポートで、世界を救う」という経営理念に、強く共感したからです。患者に施術や対応をするのは、医者や看護師ですが、医薬品メーカーが適切な商品を迅速に運ぶことが前提です。私はエンジニアとして「人々の命」にも関わりたいと思っており、御社のシステムを発展させるために、世界中の健康に貢献できたら嬉しいと思います。

    上記の回答例のように、企業独自が掲げるビジョンや事業の社会的意義などに対し 「応募先の企業でなくてはいけない理由」が話せると、企業への志望度が高いことを伝えられます。

    志望動機の書き方について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
    関連記事:【例文あり】ベンチャーに受かる志望動機の書き方を徹底解説!

    5.入社後に何を実現したいのか?

    ベンチャー企業の面接でよく聞かれる5つ目の質問は、「弊社に入社してどのようなことを実現したいのか」についてです。

    入社後の具体的なビジョンがあればあるほど、入社後に活躍する姿が予測できるため、志望理由と並ぶほど、ベンチャー企業でよく聞かれる質問の一つです。

    ポテンシャル採用であれば、入社後にどのようなことを実現したいか、どうなりたいのかなど将来の自分のキャリアイメージを明確にすることで、企業への熱い想いは伝わります。しっかりと自己PRとして言語化しておきましょう。

    ベンチャー面接の合格率を高める5つのポイント

    ベンチャー企業の面接に受かる為の5つのポイント

    ベンチャー企業の面接に受かる為には、以下5つのポイントを意識することが大切です。

    • 1. 課題→施策→成果の3ステップかつ定量的な数字を盛り込むべし
    • 2. 主体性をアピールする(自ら考え行動したエピソード)
    • 3. 自分のキャリアビジョン達成に向け、その会社を選ぶ必然性を明確にする
    • 4. 逆質問をする(ありふれた質問ではないもの)
    • 5. 自身で学び続けられる根拠を提示する

    面接において、これをすれば必ず受かるということはありません。しかし上記ポイントを抑えておくだけでも、受かる確率はかなり上がるはずです。

    もしあなたが転職に失敗したくないなら、こちらもぜひご覧ください。

    合わせて読みたい:【転職ノウハウ】転職に失敗しない為の10のチェックリスト!



    それでは、それぞれ5つのポイントについて詳しく解説していきます。

    1.課題→施策→成果の3ステップかつ定量的な数字を盛り込むべし

    ベンチャー企業の面接で成功率を高める1つ目のポイントは、課題→それに対する施策→施策の後の成果の3ステップかつ定量的な数字を盛り込むことです。

    仕事を行う際には、何かしらの課題に直面します。課題を解決するためには施策が必要であり、施策を実施した結果、成果が得られます。

    ベンチャー企業では、未知の場面に出会うことが多く、ご自身やチームでさまざまな課題を乗り越える必要があります。そのため、面接で「課題→施策→成果」の順で話すことにより、課題を自分なりに解決する力をアピールできます。

    課題→施策→成果を説明することについては、できていると思っていても、そもそもの課題が語られていなかったり、施策・課題・施策など時系列がバラバラと話している人が多いです。

    過去の成果に対しては、このステップに加えて、定量的な数字を盛り込むことで格段に伝わりやすくなるため、ご自身の経験に対してそれぞれ書き出してみましょう。

    自ら課題を発見し、解決策を考え・実行し、きちんと成果を出したエピソードを伝えられれば、「前職の環境だから発揮できた強み」ではなく、「どこの職場でも通用する再現性ある強み」として再現性の高い自己PRになります。

    2.主体性をアピールする

    ベンチャー企業の面接で成功率を高める2つ目のポイントは、主体性をアピールすることです。

    ベンチャー企業が求める人物像の中でも、主体性が高い人を紹介しました。ベンチャー企業では自ら仕事を作り出していく「ルールの設けられていない仕事」や「会社としても未経験な仕事」を行うことが日常的なため、自ら仕事を作り出していく力(=主体性)が欠かせません。

    主体性をアピールするコツは、困難な状況の中で自らの力をもって何かを成し遂げた経験を伝えることです。

    なぜなら、ベンチャー企業では困難な状況でも自ら動く必要があり、そのためには主体性が必要不可欠だからです。必ずしも一人で成し遂げたエピソードでなくても、自ら周りを巻き込んで取り組んだエピソードでも構いません。

    また、派手で大きな実績につながっていなくても構いません。小さな事象でも、自分が気づいたこと、発言したこと、動いてみたこと、はありませんか?

    基本的に、主体性が高いことはプラスに捉えられます。どこの企業でも活かせるポータブルスキルでもあるため、積極的にアピールしていきましょう。

    3.「キャリアビジョン」と「応募先を選ぶ理由」をリンクさせる

    ベンチャー企業の面接で成功率を高める3つ目のポイントは、「キャリアビジョン」と「応募先を選ぶ理由」をリンクさせることです。

    キャリアビジョンとは、自分が今後どういうキャリアを描き、将来どうなりたいかという構想のことです。

    面接をする企業は、なぜあなたが弊社を選んだのかを知りたいのです。そのため、あなたのキャリアビジョンの中で、応募先を選んだ明確な理由を話す必要があります。

    他社ではなく「応募先を選んだ理由」が伝われば、志望動機の高さも伝わることになるため、キャリアビジョン実現のためには、その会社を選ぶことが必然であると感じてもらえるようにしましょう。

    「キャリアビジョン」と「応募先を選んだ理由」をリンクさせるコツは自分がしたいことを述べてから、企業を選んだ理由を伝えることです。

    「キャリアビジョン」と「応募先を選んだ理由」をリンクさせた具体例

    私は現在のレガシーな教育システムを変えることで、時代の変化に順応し、社会を動かす人が増えることを願っています。
    そのため、教育SaaSを提供する御社の営業として、今の世の中に必要な教育システムを浸透させたいと考えています。
    御社を選んだ理由は、御社の教育システム「〇〇」は生徒に考えさせることを前提に作られており、自発性のある柔軟な人を育てることに適していると考えたからです。

    上記の例のように「私は〇〇したい、そのために御社を志望しています。なぜなら…」と伝えるというものです。

    企業に入りたい思いを先行させるのではなく、あくまで自身にビジョンがあり、会社を通じてビジョンを実現しにいくというスタンスで伝えると、軸のある人だという好印象を与えることができます。

    4.逆質問をする

    ベンチャー企業の面接で成功率を高める4つ目のポイントは、逆質問をすることです。

    面接の最後には、必ずと言っていいほど逆質問をするタイミングがあります。ここで積極的に逆質問をすることで、志望度の高さや思考の深さのアピールにつながります。

    逆質問のポイントは、単に疑問をぶつけるのではなく、「私はこう思っていますが実際はどうですか?」といった、仮説ベースの質問をすることです。また質問をする意図も合わせて伝えると尚良いでしょう。

    疑問を質問するだけでなく、自分なりの仮説を持って臨むことで、その企業に対して興味を持っていることが伝わりやすくなります。

    また、逆質問は切り分けた質問を何回もするのではなく、回答された内容をさらに深掘りするような質問をすると、思考力の高さもアピールできます。

    逆質問を求められた時に質問ができるよう、いくつかは事前に考えてから面接に臨みましょう。 逆質問について、もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

    合わせて読みたい:えっ!面接の逆質問でこれやったら落ちる!?逆質問の事例とポイント

    5.自身で学び続けられる根拠を提示する

    ベンチャー企業の面接で成功率を高める5つ目のポイントは、自身で学び続けられる根拠を提示することです。

    ベンチャー企業では、幅広い業務を行いつつ、新たな変化に対応する必要があるため、学び続けられる人材を求めています。そのため、勉強意欲を持つ人を歓迎しています。

    しかし、これは企業には伝わりづらいため、わかりやすい根拠が必要になります。

    自身で学び続けられる【分かりやすい根拠】の例

    【例1】業務で英語のコミュニケーションが必要になったことから、帰宅後の「英語の勉強」を毎日2時間続けたところ、日常会話はできるようになった。
    【例2】UI/UXデザイナーとして、日本はもちろん海外で人気のサイトやアプリも頻繁にチェックし、デザインの研究を続けました。

    上記のように、業務で必要な内容であれば、必要に応じて学び続けられるというアピールは、企業にとって伝わりやすいポイントになります。

    【番外編】事前に応募企業の雰囲気を動画でチェック

    ベンチャー企業からの内定率を高めるには志望企業の雰囲気を動画でチェックすることもおすすめです。

    最近では、オフィスの様子や、社長のインタビュー動画などを配信している企業も増えてきました。

    予めそのような動画を見ておくと、当日の緊張がほぐれやすくなり、おすすめです。

    事前に応募する企業が採用動画を配信していないか、チェックしておきましょう。

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    コーポレートページではわからなかったことも、動画だからこそわかる情報があります。ぜひ、面接前にもmoovyの求人動画をチェックしてみてください。 求人動画を見て思ったことや疑問に思ったことを中心に逆質問するのもおすすめです。

    関連記事:【新発見】ベンチャー転職サイトの新たな選び方と活用方法

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    三嶋 弘哉

    この記事を書いた人

    三嶋 弘哉
    2007年に総合人材サービス会社に入社。転職エージェントとして、大小300社の中途採用支援と8,000名のキャリアカウンセリングを経験。2年連続、年間最優秀賞を受賞し、26歳で最年少マネージャーへ。その後、経営企画マネージャー、法人営業統括部長、新規事業責任者を歴任。2020年4月に株式会社moovyを創業し、採用動画プラットフォーム「moovy」を運営及び採用コンサルティングに従事。

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    会社名 株式会社moovy
    代表 三嶋 弘哉
    設立 2020年4月13日
    住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
    メールアドレス moovy_support@moovy.co.jp
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    • ・採用動画プラットフォーム「moovy」の運営事業
    • ・動画クリエイティブの企画・制作事業
    • ・採用コンサルティング事業