【多くの人が勘違い】大手企業とベンチャー企業の向き不向きを転職のプロが解説
# ベンチャー企業 # 企業の選び方
だからこそ、大手とベンチャーの向き不向きについて、気になる方も多いことでしょう。
そこで当記事では、就職・転職するなら大手企業が良いのか、はたまたベンチャー企業が良いのかを解説します。 大手企業向きの人、ベンチャー企業向きの人の特徴などを見ていきましょう。
結論:大手企業かベンチャーかという問い自体がナンセンス
まず結論からいうと、大手企業かベンチャー企業かという判断軸だけで企業選びをするのはおすすめしません。
なぜなら、大手企業にもベンチャー企業にも、それぞれ様々な特徴を持った企業があるからです。
一概に大手企業だからこう、ベンチャー企業だからこう、とは言えません。
とはいえ、企業選びの指針としては、ある程度は役に立つ面もあるので、判断材料のひとつくらいとして考えるのはアリでしょう。
判断基準の一つとして、企業タイプ診断を行うのも一つの手です。
本格的な心理学の手法で、あなたに合った企業タイプが分かるためおすすめです。
簡単な質問に答えるだけなので、ぜひ診断を行って判断材料にしてみてください。
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大手企業とベンチャー企業での働き方の違いとは
大手企業とベンチャー企業には、主に以下のような違いがあります。
あくまでも一般的なイメージではありますが、大手企業とベンチャー企業はこのように大きく違います。単に大手企業だからとか、ベンチャー企業だからなどと一括りに考えるのではなく、それぞれの特徴を理解して、考えましょう。
1.大手企業の働き方
大手企業は全体的に安定して保守的な傾向があります。給与は安定していますし、ワークライフバランスも取りやすいです。
なぜなら、経営基盤が安定しているからです。長い間ずっと経営している分、知名度もありるため、経営面も採用面も安定しています。それによって、固定費である人件費にも充分な予算を割くことができ、福利厚生も充実させやすいです。
仕事内容はルーティンワークや会議が多めで、社内調整などに多くの時間を取られる傾向にあるようです。
このように良くも悪くも仕事が安定しており、変化の穏やかな環境で働くことになるため、ベンチャー企業と比べると成長のスピードは遅くなります。
2.ベンチャー企業の働き方
ベンチャー企業は、基本的に経営が不安定です。
しかし、そのデメリットとは反対に革新的です。給料は不安定な一方、若くして大手企業以上の収入を得られる可能性もあります。
仕事で与えられる裁量権は大きく、自らどんどん新しい仕事にチャレンジすることができます。そのため、成長のスピードは大手企業と比べると早いです。
しかしながら、ベンチャー企業は社会的信用が低いです。
特に給料が安定していないシード期などは、ローンが組めず家が借りられないなど、驚くほど社会的信用は低いため、ローンを組もうと考えている人などは注意が必要です。
ここまで読んでいて、ベンチャー企業に対して不安を感じた方もいるのではないでしょうか。
大手企業と比べてベンチャー企業は苦労が多いというのは事実ではありますが、それによって得られる経験やスキルは計り知れません。
実際にベンチャー企業で働いている方は、ベンチャー企業のどのような点にやりがいやメリットを感じているのでしょうか。ぜひこちらの記事で確かめてみてください。
合わせて読みたい:ベンチャーのやりがいとは?1万人の大手からベンチャーに転職した経験談
ベンチャー企業に合う人の特徴5項目
ベンチャー企業に合う人の特徴は、以下の5つです。
- 1.決められた仕事をこなすよりも新しい仕事を生み出して行きたい人
- 2.1つの事業を伸ばすためになんでもやりたい人
- 3.将来独立したい、大金持ちになりたい人
- 4.会社名や大学名などは気にせずそのものの価値を見る人
- 5.冒険心が強く、常にチャレンジしたい人
それではベンチャー企業に合う人の特徴を解説していきます。
1.決められた仕事をこなすよりも新しい仕事を生み出して行きたい人
クリエイティブな仕事を好む方には、ベンチャー企業が合っています。
なぜなら、ベンチャー企業では、業務フローやマニュアルが整備されておらず、自らどんな仕事をすべきか考えなければならないことが多いからです。
学校で例えるなら、宿題というよりも夏休みの自由課題のようなイメージです。学校の宿題はやるべきことが明確であるのに対して、夏休みの自由課題は何をやるべきか自ら考えなければなりません。
このように、何もないところから仕事を生み出すことに楽しさを感じられる方は、ベンチャー企業に合っていると思います。
2.1つの事業を伸ばすためになんでもやりたい人
1つの事業を伸ばすためになんでもやりたい人は、ベンチャー企業に向いています。
なぜなら、ベンチャー企業では一人一人業務範囲が広いからです。
例えば、大手企業では営業担当の方は営業のみを行う事がほとんどです。しかし、ベンチャー企業では営業だけでなくシステム開発や管理部門に関わることもあります。
また、ベンチャー企業では残業や休日出勤が発生しがちですが、これらも1つの事業を伸ばしたいという情熱があれば苦にならない人も多いようです。
そのため、1つの事業を伸ばすためのなんでもやるというアグレッシブさを持つ方こそ、ベンチャー企業に合っています。
3.将来独立したい、大金持ちになりたい人
将来独立したい人や、大金持ちになりたい方は、ベンチャー企業で働くのがおすすめです。
なぜなら、ベンチャー企業では経営陣の近くで働くことができるため、独立のために必要な経営のノウハウなどを学ぶことができるからです。
また、ベンチャー企業は給料が安くなりがちな一方で、大企業勤めではなれないような大金持ちになれる可能性もあります。
なぜなら、事業が急激に拡大すると給料が大幅にアップする可能性があるからです。しかもストックオプションにより高額のキャピタルゲインを得られるチャンスもあります。
そのため、将来の独立を目標としていたり、大金持ちになるチャンスを狙っている方にはベンチャー企業がいいかもしれません。
ストックオプションについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。ベンチャー企業の給料事情が知りたい方はぜひ合わせてご覧ください。
関連記事:「ベンチャー企業の給料は安い」のホントと嘘|億り人の可能性あり?
4.会社名や大学名などは気にせずそのものの価値を見る人
ベンチャー企業は、会社名や大学名などは気にせずそのものの価値を見る人に向いています。
なぜなら、ベンチャー企業では大学名は重視されませんし、対外関係においては、ベンチャー企業は社会的信用を得ていません。
そのため、自分自身の実力こそが社内での評価となり、対外関係においての信用を築くための要素となります。
よって、会社名や大学名に頼らず、自分自身の実力で評価と信頼を獲得したい方は、ベンチャー企業での仕事にやりがいを感じられるでしょう。
5.冒険心が強く、常にチャレンジしたい人
冒険心が強く、常にチャレンジしたい方は、ベンチャー企業に向いていると思います。
なぜなら、ベンチャー企業の仕事はチャレンジの連続だからです。
例えば、業務フローの整備もチャレンジのひとつですし、育成マニュアルの作成などもチャレンジです。
ベンチャー企業は一つ一つの業務がチャレンジになり得ますが、その中でもまだ世の中に認知されていないサービスをつくる事こそが大きなチャレンジになります。
そのため、チャレンジ精神旺盛な方は、ベンチャー企業で働くと充実した日々を送ることができると思います。
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大手企業に合う人の特徴5項目
1.新しい仕事をやるよりも、決まった仕事を改善していくことが好きな人
大手企業には、新しい仕事をやるよりも、決まっている業務を改善していく仕事の方が好きな人が向いています。
なぜなら、大手企業の仕事は業務フローやマニュアルが整備されているのでそれを改修したり、既存事業のアップセルなどを担当する可能性が高いからです。
それらの改善に楽しみを見いだせる方は、大手企業の方が合っているかもしれません。
2.一つの業務に集中して担当したい人
大手企業は、一つの業務を数年掛けて担当する事が多い傾向があります。
ベンチャー企業だと一人でいくつもの役割を抱えないと仕事が回りませんが、大手企業であれば、人数が多い分一つの業務に集中して取り組めるので、専門性が身につきます。
その後、他の部署に異動になり、またその分野の専門性を身に付けられるといった形を取るケースが多いようです。
ですので、一つの業務に集中して取り組みたい方は大手企業の方が向いているかもしれません。
3.仕事もプライベートも充実させたい人
仕事もプライベートも充実させたい方には、大手企業が合っています。
なぜなら、大手企業はベンチャー企業と比べて仕事にプライベートをはっきり区別することができるからです。
残業や休日出勤はも、ベンチャー企業と比べるとかなり少ない傾向にあるようですし、有給や特別休暇も大手企業の方が充実しています。
また、仕事に関しては、大きなプロジェクトに参加して、充実した日々を送れる可能性があります。
ですから、仕事もプライベートも大切にしたい方は、大手企業の方が良いかもしれません。
4.会社名や大学名など世間体を気にする人
会社名や大学名など世間体が気になる方は、ベンチャー企業よりも大手企業で働いた方が良いです。
なぜなら、大手企業に勤めていると、会社名だけで周りから高く評価されるからです。
その一方でベンチャー企業に勤めていると、会社名で周りから凄いと思われる可能性は低いです。
ですから、世間体を大切にする方は、大手企業を選んだ方が良いでしょう。
5.綿密な計画を立ててから動かないと気が済まない人
綿密な計画を立ててから動かないと気が済まない人は、大手企業で働いた方が良いでしょう。
なぜなら、ベンチャー企業では、計画通りに物事が進まないケースが多々あるからです。
思いがけないアクシデントが発生することも珍しくありません。
大手企業の方が、計画通りに仕事が進む可能性が高いので、イレギュラーな対応苦手な方は大手企業を選んだ方が良いです。
【落とし穴】ベンチャー企業向きな人が大手企業に転職してしまうと起こること
ベンチャー企業向きの人が大手企業に転職してしまうとどんな状態になってしまうのでしょうか。
転職の際に気をつけたい「ミスマッチ」な状態の場合を詳細に紹介します。
企業タイプ診断などで自分がベンチャー向きだと分かった場合、このような事態にならないように十分注意しましょう。
1.転勤や異動など、仕事にプライベートが振り回されることもある
大手企業に勤めていると、転勤や異動などで、プライベートが振り回される可能性があります。
なぜなら、大手企業には多くの部署や支社や店舗があり、それぞれに配属される可能性があるからです。
例えば、マイホームを購入したばかりなのに遠方の支社に飛ばされるようなこともありえます。
ですから、転勤や異動などによりプライベートが乱されることを避けたい方は、大手企業で働く場合は要注意です。
2.ベンチャー向きの仕事のやり方が大手企業で通じるとは限らない
ベンチャー企業向けの仕事に慣れると、大手企業でうまく仕事をこなせない可能性があります。
ベンチャー企業と大手企業では、仕事のスタイルが大きく異なることが多いです。
例えば、ベンチャー企業では業務フローやマニュアルが整備されていないなど、ある意味自由が利くのですが、大手企業ではそうもいきません。
大手企業では、会社で定められている業務フローやマニュアルに従って仕事を進めることが求められることが多いため、ベンチャー企業の業務の進め方が通用しない可能性があります。
ベンチャー企業向きの方が大手企業に転職してしまうと苦労する可能性がある点には十分注意が必要です。
3.仕事をバリバリしたくてもできない可能性がある
大手企業では、仕事をバリバリしたくてもできない可能性があります。
なぜなら、大手企業では仕事の量や人件費の予算が明確に決まっているので、残業ができない可能性が高いからです。
課題を見つけて手を挙げたとしても、稟議があったりと何もかも自分の思い通りに進めるということは難しいです。
ですから、仕事に人生を捧げたいタイプの方は、大手企業には合わないかもしれません。
参考:20代でベンチャー企業に転職するのって実際どう?|経験者が語る
4.スケールの大きい仕事のプレッシャーに潰される
大手企業ではスケールの大きい仕事に携われる機会があります。
例えば多額の広告費を投入したプロジェクトや国と組んで進めていく事業などがあるかもしれません。それをプレッシャーに捉えてしまうタイプの方にとっては苦痛となりえます。
スケールの大きい仕事は、ミスをした時の損失も大きいです。
ですから、大きなプレッシャーを背負うことに耐えられない方は、大手企業を避けた方が良いかもしれません。
ベンチャー企業はやばいのか
ベンチャー企業に転職しようと考えた際にネガティブな印象を持たれている方も多いかもしれません。結論から言うと、ベンチャー企業がやばいかどうかは人それぞれです。
ベンチャー企業がやばいと思われる理由として、
- ・売上利益が安定していない
- ・人数が少なく、業務量が多い
- ・福利厚生や給与などの待遇面で不安定
このような理由が主な要因ではないでしょうか。しかし、上記のネガティブな要因をポジティブに言い換えて考えてみるとどうでしょうか。
- ・売上利益が急成長する可能性がある
- ・多くの仕事を任せてもらえるため、大きく成長できる
- ・将来的な給与が大幅に上がる可能性がある
そう考えることで、ベンチャーの環境をプラスと捉えるかマイナスと捉えるかはその人次第。
自身のキャリアビジョンやどうありたいか、を考えてみましょう。
こちらの記事では、ベンチャー企業の実態を具体的な事例を交えて解説していますので、ベンチャー企業がやばいのかどうか、ぜひご自身で見極めてください。
合わせて読みたい:ベンチャー企業はブラックってホント?|事例を交えて見分け方を解説
【参考】優良ベンチャー企業の選び方
最も失敗しない優良ベンチャー企業の選び方としては、実績を見ることです。ベンチャー企業における実績とは、以下のようなものです。
- 業界や業績が伸びてること
- 経営者が優秀であること
- ベンチャーキャピタルから投資されていること
業界が伸びていたら当然、成長しやすいですし、現状の業績が伸びていることはわかりやすい実績かと思います。
また、経営者のバックグラウンドを見ることで、ある程度優秀かどうかはわかるはずです。
そして、見落としがちなポイントとして、ベンチャーキャピタルから投資されているかどうかという点も挙げられます。
これは、ベンチャー企業に投資するプロの機関が、その企業の成長を予想していることの証明です。
そのため、これらのポイントを見ることで、客観的にベンチャー企業の良し悪しを判断することができます。
また、複数のベンチャー企業に入社した筆者のオススメの選び方としては、社員や役員が熱量高く仕事をしているかを確認してみると良いでしょう。
やはり、基本的にはやる気を持って取り組んでいる組織は成長が早いので、そのような会社に入社することで、個人の成長にもつながるかと思います。
これから伸びるベンチャー企業を見極めるには、市場で勝てる事業を展開しているかや、そのマーケットサイズを分析すると良いでしょう。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、企業選びの際にぜひお役立てください。
合わせて読みたい:これから伸びるベンチャー企業を見極める方法とおすすめ企業7選
個々のベンチャー企業の違いをmoovyで知ろう
moovyでは、様々な企業の採用動画が掲載されています。 特にベンチャー企業が多く掲載されていますので、色々な採用動画を見て比較検討すると良いでしょう。
1.30秒動画で会社の雰囲気がすぐにわかる
moovyに掲載されている採用動画は、1本あたり30秒程度です。しかも縦型動画となっておりますので、移動の時や休憩時間などの隙間時間に
会社の雰囲気をサクッと把握することができます。
オフィスの雰囲気が分かる動画まとめ!
→ 参考:採用動画まとめ【 オフィス紹介動画編 】
2.どんな人が上司になるか、動画で理解することができる
moovyに掲載されている採用の動画では、そこで働いている社員の方も紹介しているため、どんな人が上司になる可能性があるのかも知ることができます。
予めどんな人が働いているのかを知ることができるのはテキスト情報では知り得ない、大きなメリットだと思います。
→ 参考:かっこいい採用動画の事例まとめ!【採用動画集】
3.ビジョンや組織体制は自分のやりたいこととマッチするか確認する
moovyに掲載されている採用動画を観ることで、会社のビジョンや組織体制もわかります。 会社と自分自身の向いている方向が同じであるかどうかは、働きやすさに大きく関わってきますので、ぜひmoovyで会社のことを知っておくと良いでしょう。
4.複数社内定をもらった後でも、最終的な比較・検討をする為に非常に有益な情報
複数社から内定をもらった際、転職先を決断する為に比較・検討する情報として、動画は非常に有益です。
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5.動画で各企業の特徴を比較できる
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- 今林 智宏
- 国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
この記事を書いた人
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
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