大手企業からベンチャー企業に転職して後悔したこと5選
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大手企業からベンチャー企業に転職した結果、後悔するのは避けたい。 そうならないためにも、大手企業からベンチャー企業に転職して後悔した事例を知っておきたいですよね。
そこで当記事では、大手企業からベンチャー企業に転職をし、多くの人間を見てきた私が、「大手企業からベンチャー企業に転職して後悔したこと5選」について解説します。
ベンチャー企業に転職して後悔したという人を実際に見てきた立場から解説するため、リアルな事例も解説しています。 それでは、行きましょう。
ベンチャー企業の特徴
まずは、ベンチャー企業の特徴について解説します。 ベンチャー企業の特徴を正しく知ることで、後悔しない転職に役立ててください。
1.自由度が高く、責任がある
ベンチャー企業は社内ルールがしっかり決まっている訳ではないので、仕事の自由度が高いです。
その分、自由度の高さに応じて、責任も大きくなります。
大手企業では多くの場合、ルールが存在し、そのルールのせいで考える事を辞めてしまったり、行動に制限を受けたりします。
一方、ベンチャー企業は結果が出ると思うのであれば、働く時間すら決まっていない事が多く、どこで仕事をしようが、自分の考え次第で行動できます。
自分の考えで動くことが許されているからこそ、成果で仕事をジャッジされます。
良くも悪くも自分の考え次第であり、自由な反面、大きな責任も伴います。
2.事業に沿っているなら自分が感じた「こうしたい」「ああしたい」ができる
ベンチャー企業では、事業に沿っていることであれば、自分がやりたいことができます。
なぜなら大手と比べ、ベンチャー企業はやり方やルールが固まっている訳でなく、自分で作っていく事が求められるからです。
例えば、会社の内部を充実させたいと思ったら、研修制度やマニュアルの整備をすることができます。
ベンチャー企業は0→1の仕事が多く、新しいマニュアルや仕組み作りが必要となるケースが多くあります。
そこに自分の考えややりたいことをやれるチャンスがあります。
そのためベンチャー企業のビジョンと自分のやりたいことが合っていれば、やりがいや楽しさを感じる事ができます。
3.複数ポジションをこなすだけの柔軟さを求められる
ベンチャー企業では、複数のポジションをこなすだけの柔軟さが求められます。
その理由としてベンチャー企業は人員が少ない場合が多く、ひとりひとりの業務範囲を広くしなければ仕事が回らないからです。
例えば、営業をメインに担当する場合でも、その他の業務として広報活動や、管理部門の仕事を任されるケースがあります。
このようにベンチャー企業ではひとつの業務に特化するのではなく、様々な業務に対応できるようなスキルが必要になります。
もっと詳しく知りたい方はベンチャー企業の実態を詳しくまとめたこちらをご覧ください。
あわせて読みたい:【完全版】ベンチャー企業・スタートアップとは?図解付きで解説!
ベンチャー企業に転職して後悔した事例5選
このようにベンチャー企業は大手と比べると仕事の幅ややり方に大きな違いがあります。この特徴を知らないまま転職してしまい、後悔するケースもあります。ここではベンチャー企業に転職して後悔した事例をいくつかご紹介致します。
1.給料が思った以上に低かった
まずこの給料が思った以上に低かったケースです。おそらく多くの人が気にしているところかと思います。
ベンチャー企業である以上、激務になる可能性は否定できません。
時には労働時間が長時間に及ぶ時もあります。それでも給料は大手の時よりも低い。
そのような状況で後悔を感じてしまう事があるようです。
給料の点で転職を後悔した人は、「給料が下がり、労働時間は伸びる」というデメリットに目がいってしまっていることが多いです。
しかし、これを上回るメリットがベンチャー企業にあるのも事実なので、もし給料と労働時間の事実にのみ目がいってしまう場合は、後悔する可能性が高いため、ベンチャー企業への転職はもう一度考え直したほうがいいかもしれません。
給料に見合わない長時間労働がある可能性を十分に想定した上で、面接の際などにしっかりと確認しておきましょう。それを上回る転職理由が見つかるのであれば、幸福度高く働ける可能性が高いため、転職する際に確認しておくべきポイントだと言えます。
あわせて読みたい:「ベンチャー企業の給料は安い」のホントと嘘|億り人の可能性あり?
2.仕事が多く、プライベートの時間が思ったより取れなかった
ベンチャー企業に転職した結果、仕事に時間を取られてプライベートの時間が思ったよりも取れなかったという場合も、後悔の原因となります。
ベンチャー企業は社員数が少ない場合が多いので、大手の時より業務量が多くなる傾向にあります。それにより、プライベートの時間が大手の時より少なくなります。
例えば、ワークライフバランスを取りながら、仕事とプライベートどちらも充実させたいという考えの人にはベンチャー企業の働き方は合わないかもしれません。
自分と会社の成長によって、仕事とプライベートのバランスは取りやすくなりますので、それまで仕事の比重が大きくなることに覚悟を持てるか、は確認しておくべきポイントです。
3.社長の考えが合わなかった
ベンチャー企業に転職した結果、その企業の社長と考えが合わず、転職を後悔したというケースもあります。
ベンチャー企業は社長の考え一つで仕事内容や働き方が180度変わってしまう可能性があるからです。
例えば、人材系のサービスを行っていた会社が突然、社長の一言で今までの事業と全く関係のない農業ビジネスをし始める可能性もあります。
ベンチャー企業ではフットワークが軽く、方向転換がしやすい反面、突然社長の一言で環境が変わってしまう事が起こりえます。
このようなことを防ぐ為に、社長の考えやビジョンについて予め知っておく必要があります。
4.やりたい事ができなかった
ベンチャー企業は割と自由なイメージが強いですが、それでもやりたい仕事ができるとは限りません。
それは自分のやりたい事とその企業が目指す姿がズレている場合です。
例えば、あなたが○○という仕事をやりたいと思ったとしても、それが会社が目指す姿と関係のないことであればやらせてもらえません。
通常ベンチャー企業には、そんな金銭的、時間的余裕はありません。
ですから、ベンチャー企業に入る前に、本当にあなたがやりたい仕事とその企業のビジョンや事業が一致しているかどうかを、きちんと調べた方が良いでしょう。
5.カオスな状況を乗り越えられなかった
ベンチャー企業では、度々、どうしてこんな状況になっているんだと思われる程、カオスな状況に直面することがあります。
その要因として、育成の制度が整っていないことや人員が圧倒的に足りないことが挙げられます。
例えば、明日までに終わらせないといけない仕事が一切できておらず、徹夜して仕上げる事や、マニュアルや仕事の流れが整っていないために、どこに何があるか分からない状況になっていたり、ということもあります。
そうなると、そのカオスな状況を乗り越えられるだけの能力が必要となってきます。
バタバタな状況を楽しめる方なら良いのですが、ある程度きっちりこなしていかないと気が済まない方などは転職後に後悔することもありえます。
ベンチャー企業に転職して後悔する人の特徴
ベンチャー企業の状況はお分かりいただけたと思います。多くのベンチャー企業に転職した人を見てきて、ベンチャー企業に合わない人の特徴も見えてきました。ここからはベンチャー企業に転職して後悔してしまった人の特徴についてお伝えしていきます。
1.イメージだけで転職してしまった人
イメージだけでベンチャー企業に転職しまうのは、後悔する危険性が高いです。
なぜなら、イメージと実態が異なることはよくあるからです。
確かにベンチャー企業には華やかで勢いがあるイメージがあります。そのような仕事に憧れてベンチャー企業に転職を決める人も少なからずいることも事実です。
しかし実態として、ベンチャー企業に華やかなイメージを持って転職した人には考えられないくらいに泥臭いことをしていることもあります。
理由は、そうしてまで売上を作る必要があるのがベンチャー企業だからです。
例えば飛び込み営業のような地道な仕事をしていたり、お金がないので、なるべくコストを掛けないように事業運営をしていたり。
もちろんこのような企業ばかりではありませんが、可能性は十分考えられます。
そのため、イメージだけで転職先を決めるのではなく、きちんと実態を調査してから転職を決めるようにしましょう。
2.社長がどんな人かあまり調べずに決めてしまった人
ベンチャー企業では社長の能力が業績にも働きやすさにも大きく影響します。
なぜなら、社員が少ないため、社員一人あたりの影響度は大手と比べて大きいのですが、とりわけ社長の力は大きく影響するからです。
その為、社長がこれまでどんな業界でどんな仕事をしてきたかや、社長がどんな人柄で、この先会社が大きくなった時にもついていきたいと思えるかどうかを考えることは重要です。
ですから、ベンチャー企業に転職する前に、社長がどんな人なのかはしっかり調べておくようにしましょう。
3.給料が下がる事はイメージしていたが、予想以上に下がってしまった人
給料が下がる事はイメージしていたが、予想以上に下がってしまい後悔するケースもよくあります。
ベンチャー企業は業績によって給料への影響を受けやすいです。ベンチャー企業は売上が安定していない為、業績が悪すぎた場合、決められた給料も払えない事が出てくるかもしれません。
例えば、100万円程度年収が下がる想定だったのが200万円も下がってしまう可能性もありえます。
ですから、ベンチャー企業に転職したら給料が下がるということを想定するのは当然のこととして、その減少幅は大きめに考えておいた方が良いでしょう。
4.当事者意識が低く、受け身な人
当事者意識が低く受け身な人は、ベンチャー企業に転職すると後悔する可能性が高いです。
なぜなら、ベンチャー企業では決められた仕事は少なく、自ら仕事を生み出していかなければならないからです。
例えば、大手企業ではある程度仕事の内容がルーティンのように決まっていますが、ベンチャー企業ではルーティンどころかマニュアルなどもないことも。
0→1を生み出す仕事が中心になりますので、どんな仕事をするか自分で考える必要があります。
ですから、当事者意識が低く受け身な人は、何をやればいいか分からず、ベンチャー企業には向かないかもしれません。
5.大手企業から転職してその変化に対応できない人
大手企業からベンチャー企業への転職に伴う変化に対応できない人は、転職後後悔することになる可能性が高いです。
なぜなら、大手企業とベンチャー企業には様々な違いがあるからです。
例えば、給与の安定性や福利厚生の充実ぶりには大きな差がありますし、働き方も全然違います。
ですから、大手企業からベンチャー企業に転職する際は、ベンチャー企業の文化について事前に知り、あなたが適応できるか考えた方が良いでしょう。
ベンチャー企業転職で後悔しない為の5つの注意点
つづいて、ベンチャー企業転職で後悔しない為の5つの注意点について解説します。
1.年収が100万以上下がる覚悟を持つ
大手企業からベンチャー企業に転職すると、年収が100万円下がることは珍しくありません。
なぜなら、ベンチャー企業には大手企業並みの給与を出せるほどの資金源がないからです。もし、高い給与を望むのであれば、自分がその企業の業績を伸ばして、自ら自分の給与を上げていく必要があります。
それこそ給与ダウンが100万円程度にとどまらず、それ以上ダウンしてしまうこともありえます。
ですから、ベンチャー企業に転職する際は、100万円以上年収が下がるというリスクを許容することが必要です。
2.ハードワークをする覚悟を持つ
ベンチャー企業に転職すると、基本的にハードワークになりがちです。
なぜなら、ベンチャー企業は仕事量に対して人が少ないので、1人当りの仕事量が多くなりがちだからです。
また、仕事量だけでなく、仕事の範囲も広くなりがちです。
ですから、ベンチャー企業に転職する際は、ハードワークに耐える覚悟が必要です。
3.社長の人柄やビジョンを隅々まで確認する
ベンチャー企業に転職する際は、社長の人柄やビジョンを隅々まで確認しておきましょう。
なぜなら、ベンチャー企業の従業員は社長との距離が近いので、社長との相性が働きやすさを大きく左右するからです。
また、あなたと社長のビジョンが一致していないと、働く上で大きなストレスを感じることになります。
例えば、あなたが企業組織や制度をしっかりさせてから会社を大きくしたいと考えているとしましょう。その際に、社長が会社の内部のことは考えず事業規模を大きくすることだけを考えるような人であれば、フラストレーションが溜まると思います。
ですから、転職を決める前に、その会社の社長の人柄やビジョンをしっかりと確認しておきましょう。
参考:社長インタビュー/急成長するコンサルティング会社の代表が語る、次なる事業モデル
4.事業内容や社内の雰囲気をできる限り知る
転職する前には、事業内容や社内の雰囲気をできる限り知っておいた方が良いです。
なぜなら、事業内容や会社の雰囲気を知らずに転職すると、入社後のミスマッチにつながる可能性があるからです。
例えば、あなたが体育会系の雰囲気が苦手なのに体育会系の会社に転職してしまうと、それは毎日つらい思いをすることになりかねません。
価値観というのに正解はないため、合う合わないはきちんと見定める必要があります。
ですから、転職する前には、どんな事業を中心に行っている会社なのか、どんな人が働いているのか、オフィスの雰囲気はどうかなど、できる限り調べるようにしましょう。
関連記事:採用動画まとめ【 オフィス紹介動画編 】
5.自分のビジョンを明確にする
ベンチャー企業に転職する前に、自分のビジョンを明確にしておく事も重要です。
なぜなら、自分のビジョンが明確になっていないと、なぜベンチャー企業で働かなくてはいけないのか、その先に何をしたいのかが分からなくなり、ベンチャー企業のハードワークに耐えられなくなってしまうからです。
例えば、将来起業しようとしている人でしたら、ベンチャー企業での業務は大きな経験になります。その為、今辛かったとしても耐えきり、前向きに業務をする事ができます。
また、会社のビジョンと自分のビジョンが一致している人の場合でしたら、やりたい事がそのまま業務になるので、辛い仕事だったとしてもやりがいを持って仕事をする事ができます。
このようにベンチャー企業で働くには、自分のビジョンを明確にし、ベンチャー企業に転職した先の未来をイメージして、それを実現しようとする主体性が必要です。
ベンチャー企業転職で後悔しない方法
最後にベンチャー企業への転職で後悔しない方法について解説します。
情報収集をしっかり行おう
ベンチャー企業への転職で後悔しないためには、情報収集をしっかり行うことが重要です。
なぜなら、これまで述べてきた通り、ベンチャー企業への転職は自分のイメージとかけ離れてしまっている可能性があるからです。
華やかなイメージがあるベンチャー企業。もちろん華やかな部分もありますが、それだけではなく、厳しい部分も多くあります。
それに対し自分がどこまで許容できるか。
まずは情報収集をしっかり行う事で、このズレを無くしていきましょう。
あわせて読みたい:【新発見】ベンチャー転職サイトの新たな選び方と活用方法
moovyなら社内の雰囲気や社長の人柄が分かりやすい
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なぜなら、moovyではベンチャー企業を中心に30秒の縦型動画で会社を紹介しており、社長のビジョンや社員のインタビューなどを簡単に確認できるからです。
例えば、高学歴、高キャリアを捨て、ベンチャー企業に転職した人の話などを動画で上げている企業があります。
参考:なぜマッキンゼーからスタートアップであるテックタッチへ転職したのか?/採用動画
参考:東大院卒が大手企業の技術職を辞めてグローカルに転職したワケ【採用動画】
社長がどんな会社にしたいのかを語っている動画などもあります。
参考:HRクラウド社長が語る、会社のミッション!明日の仕事が楽しみだと思える社会を創る
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関連記事:採用動画の効果とメリット、有名企業の導入事例の紹介
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- 国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
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