ITベンチャーに転職する時に知らないと後悔すること11選!
# 転職 # ベンチャー企業を知る
そこで当記事では、「ITベンチャーへの転職」について解説します。
当記事を読むことで、「ITベンチャーへの転職」という悩みが少しでも解決されればと思います。ぜひ最後まで読んでいってください。
【多くの人が勘違い】ITベンチャーの光と影
華やかなイメージがある「ITベンチャー企業」。
私もITベンチャー企業に勤めていますが、初対面の人などにITベンチャーで勤務していると話をすると「かっこいい」とか「すごいですね」などと言われる事があります。
ITベンチャー企業は確かに華やかな面もあるかもしれません。ただし、華やかさだけではありません。
そこで、まずはITベンチャーの光と影について解説していきたいと思います。
ITベンチャー企業の3つの特徴
まずは、ITベンチャー企業の3つの特徴を見ていきましょう。
1.未知なる領域にチャレンジしている
ITベンチャー企業とは「IT」と「ベンチャー」をかけた造語ですが、簡単に説明するとITの力を駆使して、これまでできなかった革新的な技術やアイデア、ビジネスを展開する企業の事です。
ですので、ITベンチャー企業は未知なる領域にチャレンジしている企業である事が多いです。
ITが進歩しなければ実現できなかったような事が、簡単に実現できるようになったこの世の中。これまでの常識とは違った考え方やサービスが受け入れられるようになりました。
そのため、大手企業が真似できないポジションで戦えば、大手企業のようなブランドや資金力がなくても戦えるため、ITベンチャー企業がどんどん生まれていきました。
ITベンチャー企業の代表格であるGAFAのFacebookを例に見てみましょう。
Facebookは当初、ハーバード大学の学生同士を結ぶサービスとして生まれました。これだけ聞けば大学生だけのサービスなんて、規模が小さくて大手企業は見向きもしないでしょう。
その後Facebookは大きな話題となり、瞬く間に世界へと広がり、今では20億人が使うSNSとなりました。
このように未知なる領域だからこそ、誰も気づいていないサービス価値があり、ライバルも少ないのです。
ITベンチャー企業は革新的なチャレンジがなければ大手企業の莫大な資金力と人材力で潰されてしまうでしょう。
2.大手企業と勢いがあって新しいことへのアンテナが高いベンチャー企業の待遇の違い
ITベンチャー企業は今までにない新しい領域にチャレンジしているからこそ、勢いがあって、時流へのアンテナが高いです。
IT領域はどんどん新しい技術やサービスが生まれ、一方で消えていく技術やサービスもある、そんな領域です。
ITベンチャー企業は常に新しい事にチャレンジするからこそ、先進的な情報を取り入れつつ、事業成長していきます。
イノベーションのアンテナを高くし、社会のトレンドを掴みながら、勢いを持って成長していかないとすぐに別のサービスが生まれ、成長するチャンスを逃してしまいます。
例えば、少し前に流行した「ClubHouse」を例に見てみましょう。
アメリカで生まれた「ClubHouse」は登場して早々に全世界で800万ダウンロードを記録しました。しかし、すでに利用者数はピーク時の半分にまで減っている模様。
検索数もピークからかなり減少していると言う事で、日本には今年の1月頃から話題になってわずか3ヶ月程度で下火になってしまったことになります。
このように人々のニーズや興味関心はどんどん変換していきます。IT領域で勝負している以上、トレンドに関するアンテナは常にアンテナは常に張り巡らしておかなければなりません。
結果的にITベンチャー企業は特に技術トレンド・サービストレンドのアンテナが高く、その領域に進むと決めたら、素早くシェアを獲得していかなければならない為、事業成長スピードが早いです。
3.社長のワンマンになる可能性が高い
未上場のITベンチャー企業はワンマン社長が多い傾向にあります。
なぜなら、まだまだ小さい会社の為、社長のカリスマ性により仲間を集め、トップダウンの意思決定によりスピード感を持った事業展開が必要だからです。かつ、ITという移り変わりの早い業界では、ワンマン経営の方が成功するとされているからです。
ソフトバンクの孫社長や楽天の三木谷社長がその最たる例と言えるでしょう。
もちろん社長のワンマンだけでは爆発的な成長はできません。しかし、資金力や社員数に乏しい小さなベンチャー企業の時はワンマンでなければ、周りのライバル会社や社会の流行スピードに対応しきれません。
このように、スピードが求められるIT領域で生き残るためには良くも悪くも社長の意思決定で事業を強引に進めていくことも必要であることから、ITベンチャー企業は社長のワンマンになる可能性が高くなります。
大手とベンチャーの違いについてもう少し詳しく知りたいという方は、「【多くの人が勘違い】大手企業とベンチャー企業の向き不向きを転職のプロが解説」を読んでみてください。
関連記事:【多くの人が勘違い】大手企業とベンチャー企業の向き不向きを転職のプロが解説
ITベンチャー企業に転職する3つのリスク
ITベンチャー企業は華やかで勢いがあるイメージがありますが、その影に多くの企業が倒産、廃業になっているのはご存知でしょうか。ITベンチャー企業の光と影でいう影の部分です。
ここではITベンチャー企業が倒産するリスクなども含め、3つのリスクをご紹介します。
1.倒産のリスク
まず一つ目に、倒産するリスクです。
もちろん大企業でも倒産リスクはありますが、ITベンチャー企業は大企業と比較して資金力・信用力が大きく劣っていることが多い上に、まだ市場に受け入れられるか分からない領域でのビジネスです。
B2Cサービスであればユーザー獲得、B2Bサービスであれば顧客獲得が必要であるため、サービス価値がまだ確立していない段階では、うまくいかない事も数多くあります。
2.解雇のリスク
続いて、解雇されるリスクです。
ほとんどのITベンチャー企業では、実力主義となりますので頑張れば頑張るほど社内で評価されますが、逆に、報酬相応の成果が出なければ減給や解雇といった厳しい現実を突きつけられることもあります。
ベンチャー企業は会社が倒産するリスクも高いですが、事実上の解雇となるリスクも大手企業に比べ高くなります。
3.労働面のリスク
そして、労働面のリスクです。
ITベンチャー企業だからといって、必ずしもブラック企業であるとはいえませんが、大手企業と比較すると人事制度や労務管理が十分に整っていないことが多いです。
事業成長への投資を急ぐあまり、管理部門が手薄になっているケースも多いため、働く環境や働く時間など労働面のリスクをきちんと見極めていく必要があります。
「ベンチャー企業転職するリスク」についてもう少し詳しく知りたいという方は、「ベンチャーのやりがいとは?1万人の大手からベンチャーに転職した経験談」の記事で詳しく記載しておりますので、ぜひご覧下さい。
関連記事:ベンチャーのやりがいとは?1万人の大手からベンチャーに転職した経験談
ITベンチャー転職のメリット
ITベンチャー企業に転職するとメリットも多くあります。ここではその内3つのメリットをご紹介します。
「ベンチャー企業のメリット・デメリット」に関しては、こちらの記事でも詳しく解説しておりますので、興味がある方はご覧ください。
参考記事:20代でベンチャー企業に転職するのって実際どう?|経験者が語る
1.将来性が高い
ITベンチャーの大きなメリットの一つは「将来性が高い」という点です。
ITベンチャー企業は、成長途中であるため会社基盤はまだ安定していませんが、将来大きく成長する可能性を秘めています。
未知な領域でチャレンジするITベンチャーが多く、事業が軌道に乗った大きな先行者利益を得る事ができます。
例えば、「弁護士ドットコム」の電子契約サービス「クラウドサイン」はサービスリリース時はそれこそほとんど契約社数は伸びていませんでした。もちろんそれに対抗し類似サービスを提供する企業はほぼいません。
しかし、社会情勢が「脱はんこ」の時流に傾くと、導入企業が一気に増えました。それまで4年で4万社程度の導入社数だった所が、なんと1年で導入社数14万社を超えております。そして今でも導入社数は増え続けており、売上利益共に急激に伸びています。
このように未知なる領域で事業を展開するということは、不安定である一方で短期間で大きく成長する事が可能で、将来性が高いのです。
2.貴重な経験ができる
ITベンチャー企業で仕事をすることは貴重な経験を積める可能性が高いです。
ITベンチャー企業は、独自のアイデアと技術をもとにサービスを展開しており、その上で求人募集をしているということは、事業や組織が成長していることがほとんどです。その成長過程は大手企業ではまず経験できません。
会社が一気に飛躍するタイミングを社員として、肌で体感できることはとても貴重な時間となり、成功体験はもちろん失敗の経験も今後のキャリア形成において大きな糧になっていきます。
私も現在、ITベンチャー企業で勤務しておりますが、日々新しいことの連続です。やったことのない領域での業務、さらには会社の経営や事業戦略の立案など大手企業では経験できないことを経験できており、自分自身の成長につながっていると感じます。
このようにITベンチャー企業で仕事をすることで、事業・組織の意思決定にも関われる経験となり、自分の成長に繋がると思います。
3.スキルが身に付く
ITベンチャー企業で働くことはスキルの向上に繋がることもメリットです。
ITベンチャー企業では、主体性が求められるため、自ら考え、行動していく習慣、積極的に意見を述べる自己発信力が身に付きます。
また、組織規模が小さいため、一人で複数の業務を兼務しながら幅広い知識・経験を得ることができ、ゼロから発案する企画力や推進力を身に付けやすい環境があります。
例えばシステム開発においても、通常の企業であれば、デザイン・マークアップ・プログラミングなどは、別々の担当者が行う事がほとんどです。しかし、ITベンチャー企業では人数が少ないこともあり、いくつもの職域を跨いで実務経験を積むことができます。
このようにITベンチャー企業では一人で複数の業務を担当することによって、スキルが身に付く事がメリットです。
ITベンチャー企業を選ぶポイント
では、どのようにITベンチャー企業を選べばいいのでしょうか。
ここでは給料や福利厚生などでの選び方は推奨しておりません。なぜなら、大手企業に比べると、ITベンチャー企業は資金面での体力が劣るため、そもそも退職金や保険などの諸制度も含めて十分に整っていないケースが多いからです。
それよりもITベンチャー企業を選ぶ際に、重要な点は他にもあります。
その、優良なITベンチャー企業の選び方、探し方のポイントをご紹介します。
1.ミッション・ビジョンで選ぶ
まずは、その企業が掲げるミッション・ビジョンを確認してみましょう。
ITベンチャー企業は、世の中の流れに合わせて物凄いスピードで変化していきます。場合によっては、目の前の仕事も変わり、組織体制も変わっていきます。
そんな変化の激しい環境の中で、変わらないものといえばミッション・ビジョンです。
その会社が「本気で成し遂げたいもの」は何か?を確認し、自分自身が共感できるかが重要です。もしも、入社後に仕事内容が変わったとしても、会社の想いと自分の想いが合致していれば、その会社にコミットすることができます。
参考:今後のビジョンの紹介動画一覧
2.事業内容の将来性で選ぶ
仕事選びをする上で、その会社の事業内容に将来性があるか、というのはとても大切です。
その会社が勝負する市場が「大きいか」や「伸びているか」という市場環境に関する情報は重要です。
また、その上で、ニッチであっても市場でNo.1を取れるようなサービスなのか、競争優位性があるサービスなのかというポイントは押さえておくべきです。
例えば、コロナ禍において、オンライン商談、リモート診療、Uber Eatsなどのデリバリービジネスは大きく飛躍しました。こういった、事業の将来性について、事前に調べておく必要があります。
参考:事業内容の採用動画一覧
3.社長・役員で選ぶ
ITベンチャー企業において社長・役員の能力は非常に重要なポイントとなります。
なぜなら、社長や役員の能力次第で事業が成功するかが大きく左右されるからです。
会社の要といえばやはり経営者です。特に、社長が過去にどのような経歴でどのような実績を残してきたかは大きな要素となります。
負けず嫌いで、やり遂げるまで諦めない覚悟があり、一方で知的好奇心や柔軟性が秀でていて、人を魅了できるチャーミングさがある。
ITベンチャー企業の場合、VCなどから投資を受けることも重要な点ですが、その投資を受ける際にも社長の能力は大きく加味されます。
大きな投資を受ける事ができれば、積極的に事業投資や優秀な人材を採用する事ができ、成功の確率は高まります。
参考:社長・役員のインタビュー動画まとめ
4.会社の風土で選ぶ
会社の風土も、優良なITベンチャー企業を見極める上で、大切な要素です。
・できる限り情報をオープンにしいてるかどうか。
・社員同士の関係性が近く、スムーズなコミュニケーションが図られているか。
・会社が働きやすい環境作りに力を入れているか。
など社員のモチベーションを上げることが、会社の成長に結びつくという長期的な目線を持っている会社を選びましょう。
これらの情報を得ることはなかなか難しいですが、口コミや社員インタビューなどを積極的に調べて判断できると良いと思います。
参考:社員の共通点の動画一覧
1位 優良ベンチャー企業が見つかるおすすめの探し方 ベンチャー企業の探し方を徹底解説 |
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2位 これから伸びるベンチャー企業! 成長ベンチャー企業を知りたい方へ |
3位 ベンチャー企業の面接対策 ベンチャー企業に面接を受けようと思っている方へ |
まとめ
華やかなイメージがあるITベンチャー企業ですが、そこには光と影が存在します。
良い部分だけでなく、しっかりとリスクとなる部分も確認し、転職先を決めるのがいいと思います。特にITベンチャー企業は定量的な情報だけでは仕事選びの材料が少なく判断するのが難しいと思います。
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関連記事:採用動画の効果とメリット、有名企業の導入事例の紹介
- 今林 智宏
- 国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
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