第二新卒のベストな転職時期はいつ?年収アップのコツとポイントも解説!

# 第二新卒 # 転職で失敗しないために

  • 第二新卒の転職でベストな時期はいつなのだろうか?
  • 第二新卒として転職する場合、仕事を1年で辞めても問題ないのかな?
  • このような疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。

    第二新卒に明確な定義はないものの、22歳から25歳くらいまでを一般的に第二新卒と言います。

    しかし、第二新卒と一括りにしても、転職における有利・不利は前職の継続年数や経験によって大きく変わるため注意が必要です。

    本記事では、第二新卒の転職でベストな時期について解説します。

    あわせて、転職で年収が最も上がりやすい年齢や第二新卒の転職期間の目安などについても解説します。

      この記事のまとめ

    • 第二新卒の転職時期は一般的に2年目、3年目が有利となる。
    • 社会人1年以内に転職することは、社会人としての基礎力や定着性に懸念をもたれる可能性があるため注意が必要。
    • 年収アップのためには、これまでの経験をアピールするとともにポテンシャルのアピールも大事。

    企業タイプ診断

    第二新卒の転職時期はいつがいい?

    第二新卒の転職において年齢が若ければ転職に有利というわけではありません。

    第二新卒で転職活動を開始する時期は入社1年目よりも3年目、早くとも2年目以降の人の方が転職活動でうまくいきやすい傾向にあります。

    一つの企業での在籍期間が1年未満の場合、応募先企業から社会人としての適性を懸念されることもあるでしょう。

    また、企業の多くが第二新卒に対して30歳以降のように即戦力としての働きを求めてはいないものの、ある程度の業務経験や社会人としての基本的マナーが身に付いていることを前提としています。

    25歳前後で転職がうまくいかなかったとしても、過度な不安や焦りを感じる必要はありません。

    30歳頃までを第二新卒として扱っている企業も珍しくないようです。

    第二新卒として転職で成功したい人は、社会人としてある程度の経験を積んでおくようにしましょう。

    20代の転職におすすめの職種は以下の記事でご覧になれます。気になる方は確認してみてください。

    合わせて読みたい:20代転職でおすすめな5職種を大公開!選ぶポイントや注意点とは?



    自身にとって適切な転職の時期とは?

    転職において最も重要なことは、自分にとって転職の適切な時期を見極めることと言えるかもしれません。

    確かに、転職活動では年齢によって有利・不利があるものの、若いうちに転職すればよいというわけでもありません。

    つまり、歳を重ねると転職において条件が厳しくなるとは限りません。

    企業の採用基準は年齢を重ねるごとに変わるため、自分が転職において何をウリにしたいのか明確にしておくことが大切です。

      年齢によって変わる重視されるポイント!

    • ・20代前半…社会人としての基礎力やポテンシャルの高さ、意欲が重視される
    • ・20代後半…ポテンシャルに加え、即戦力・経験もある程度問われる
    • ・30代…即戦力として働けることはもちろん、マネジメントスキルやリーダー経験などもポイントに

    また、よりよい待遇を目指したい人は自分に不足している要素を客観的に捉え、足りないものがあれば補うよう努力する必要があります。

    転職の時期を考える際は「現職を続けることで、次のキャリアで活かせる専門スキル・即戦力性を高められるかどうか」を一つの着目点にするとよいでしょう。

    例えば、大手IT企業から、ITベンチャーに転職を検討されているエンジニアの方は、ベンチャーでは【アプリ開発スキル】【クラウド構築スキル】など、高い専門性を要求されます。

    その場合、任せられる仕事に限りがある大手の環境にいると、ベンチャーで裁量の大きい仕事を任されている同世代に比べ、時間が経てば立つほどスキルレベルが離されていく可能性があります。

    合わせて読みたい:ベンチャーに入ったら成長できる?ベンチャーで身に付くスキルとは?



    ただ、とはいえ大手のほうが給与が高い場合も多々あるため、一概に転職が正解というわけではありません。

    また、営業職からITエンジニアにキャリアチェンジを考えているケースも、営業職として長く経験を積むことが、後のITエンジニアとしてのキャリアの専門性にプラスに働くとは言いにくいです。

    一方、営業職はコミュニケーションスキルなど、社会人としての基礎力を早く高めてくれる職種ではあるため、所作・周囲との連携など、基礎力を身につけてから、転職するのも良いと思います。

    それは後にITエンジニアとして、リーダーや要件定義など、顧客・チームメンバーといっしょに仕事をする際に必ず活きてきます。

    このように、今のキャリアで身につくことと、次のキャリアで求められることを比較することで、転職の時期が見えてきます。

    転職にお困りなら、まずこちらの記事をお読みください。きっと参考になると思います。

    合わせて読みたい:【転職ノウハウ】転職に失敗しない為の10のチェックリスト!



    第二新卒で転職するなら4月か10月の入社を目指すべき!

    第二新卒で転職を考えている人の中には、転職時期について気にしている人も多いのではないでしょうか。

    dodaの調査によると、第二新卒が転職活動を行うにあたって有利、もしくは不利になる月は基本的にないことが分かります。

    第二新卒転職者の月別人数 引用:第二新卒が転職しやすいタイミングはいつ?~新卒何年目、何月、有効な時期ってあるの?~|転職ならdoda(デューダ)

    上記の表のとおり、いずれの月においても内定者の人数はほとんど変わりません。

    そのため、転職活動を始める際は、時期を気にする必要はあまりないでしょう。

    ただし、あえて言うのであれば、4月入社、もしくは10月入社を目指すと多少有利であると考えられます。

    その理由は、企業の入社時期が関係します。企業は新年度から働く従業員を揃えるため、2月と3月において採用を強化している傾向にあります。

    また、夏から秋にかけても、10月の秋入社に向けて他の月よりも採用を強化している企業が多いです。

    秋入社は新卒採用が落ち着く時期でもあるため、第二新卒を含めた中途採用に力を入れる企業も多くあります。

    第二新卒は転職時期のこだわりすぎにも注意

    転職スケジュール

    第二新卒にとって、転職は新たなスタートを切る大きなチャンスです。しかし、転職時期にこだわりすぎることには注意が必要です。

    なぜなら、新卒を予定数確保できなかった企業がその補填として第二新卒を採用するケースが多いからです。

    自分の転職の最適な時期を見極めることは重要です。しかし、時期にこだわり過ぎるあまりに、タイミングを逃し、結局転職のチャンスを逃してしまった。なんてことはよくある話です。

    ただし、転職時期にこだわらないことは、自分自身の事情や状況を軽視することではありません。

    求人情報をしっかりと調べ、自分が適切な職種や企業を見つけるためには、自己分析や企業研究をしっかりと行う必要があります。

    以上のことから最もおすすめする方法は、「常日頃から転職活動をしておくこと」です。

    転職をする気がなくても構いません。重要なのは自分に合う企業に出会えない、機会損失を少なくすることが目的です。

    例えば、転職サイトに登録しておいたり、SNSで発信されているイベントやセミナーなどに参加してみたり。

    転職時期にこだわり過ぎず、常にアンテナを貼っておくことで、いざという時に役立ちます。

    中には第二新卒の転職はやめとけと言われることもあるようですが、その理由はなんなのでしょうか。

    一部ではすぐ辞めるレッテルを貼られると囁かれていますがその真相はどうなのでしょう。詳しくは以下の記事でご覧ください。

    合わせて読みたい:第二新卒で転職はやめとけ…それってホント?元人事が真相を徹底解説

    第二新卒の転職活動は一般的に3カ月~半年かかる

    転職スケジュール

    第二新卒として転職活動を行う場合、次の職場で働き始めるまでに3カ月〜半年程度の期間がかかることを想定しておきましょう。

    ただし、前職を辞めてから転職活動をすることはおすすめできません。時間的な制約ができますが、働きながら転職活動をすることをおすすめします。

    なぜなら、辞めてから転職活動をすると、以下のような問題が発生します。

    • ・精神的な焦りや発生しやすい
    • ・生活費など金銭的な問題が発生する可能性がある
    • ・焦って転職先を決めてしまい、入社後後悔する可能性がある

    このような状況にならないためにも、働きながらゆとりを持って転職活動をすることがおすすめです。

    以下、第二新卒の転職活動の流れを紹介します。

    転職活動を行う際の注意点は下記の2つです。

    • ①自己分析
    • ②企業研究
    • ③応募・面接
    • ④内定・退職

    それぞれ詳しく解説します。

    ①自己分析

    自己分析は転職活動の土台といっても過言ではないでしょう。

    各種書類の準備や応募企業の選定にも自己分析が深くかかわります。

    自己分析を怠ると、自分に合わない企業にばかり応募したり、いつまでも内定が出なかったりする可能性が高いため注意が必要です。

    また、内定が出たとしても入社後にミスマッチを感じ、早期離職につながる可能性が高いです。

    新卒の就職活動で自己分析を行った方も、転職の際は自己分析を再度行うようにしましょう。

    社会人として働いてみたことで、仕事に対する価値観が学生時代から大きく変化していることも多いです。

    まずは、今なぜ第二新卒での転職を検討しているのか、何が自分とミスマッチなのか、またなぜそれを感じているのか、しっかり自己分析してみてください。

    それが転職先選びの大きなヒントになります。

    自己分析のやり方はこちらの記事で詳しく解説しています。是非ご活用ください。

    合わせて読みたい:転職に必要な自己分析のやり方を徹底解説|3つの方法を紹介します



    ②企業研究

    企業研究では各企業の特徴を細かく見ることが大切です。

    例えば、IT系のベンチャー企業に転職したいと一言でいっても、企業ごとに扱っているサービスや商品の内容、経営方針などは異なります。

    また、社員数や社員の雰囲気、福利厚生なども違います。

    企業研究では同業他社間での比較を行う他、各種条件、社員の雰囲気、平均年齢などについても調べておきましょう。

    合わせて読みたい:企業研究のやり方とポイントを解説|おすすめツール6選も紹介



    ③応募・面接

    履歴書と職務経歴書を興味のある企業に提出します。書類審査に通過した場合、面接に呼ばれます。

    履歴書や面接は自己分析と企業研究がベースになります。

    自己分析や企業研究をしっかりと行っている人であれば、準備に困らないはずです。

    第二新卒の面接についてはこちらの記事で詳しく解説しています。参考にしてみてください。

    合わせて読みたい:第二新卒の面接ポイント!受からない人が内定率をあげる質問回答集!



    ④内定・入社時期の調整

    内定が出たら、条件や仕事内容などを書面で改めて確認するようにしてください。

    条件面などに納得できたら内定を承諾し、入社に向けて各種調整を行います。

    入社時期は転職先の企業に従うのがベターですが、現職の退職時期を考慮してもらえないか相談することもできます。

    転職先が見つかった後で、現職を辞める予定の方は、退職日の2週間、できれば1カ月前には退職の意志を伝えましょう。

    内定後の流れについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

    合わせて読みたい:転職内定後の流れを徹底解説。思わぬ落とし穴に注意が必要です。



    転職で給与が最も上がる年代とは?

    第二新卒での転職でベストな転職時期について、お分かりいただけたかと思います。

    では、さらに年収アップを目指した転職をするためにはどうしたらいいのでしょうか?

    まずは、転職後の賃金変動のデータから見てみましょう。厚生労働省が出している「令和3年雇用動向調査結果の概要」において各年齢の転職による賃金変動データが公表されています。

    転職後の年収データ 出典:厚生労働省-令和3年雇用動向調査結果の概況-18ページ目

    上記の結果をまとめると、

    • ・転職で給与が上昇した人の割合は20代が全年代の中で最も多い
    • ・20代前半の上昇割合は前職の給与が少なすぎた可能性もあるため、捉え方に注意が必要
    • ・年齢を重ねるにつれて賃金上昇割合が低下する傾向

    第二新卒は転職において他の年齢よりも給与が上昇する割合も高く、かつ比較的有利であると考えられます。

    ただし、転職で有利な状況にある第二新卒であっても、現状としては給与がアップした人は半数以下にとどまっています。

    また、転職で給与が下がった人も2〜3割程度いることも見落としてはいけません。

    年収を上げやすいパターンと上げにくいパターン

    年齢以外にも、年収アップを左右する重要な要素があります。

    それが選考での「評価」です。中途採用は新卒のように一律の給与設定にはなっていません。

    面接の評価次第で、社内の給与テーブルのどのグレードに当てはまるかが決まります。

    そのようなケースだと、評価が上がるのでしょうか。

    年収アップのパターン①|  同業界・同職種の場合

    これは当然と思われるかもしれませんが、同業界・同職種であれば、採用企業にとっては教育コストを大きく削減でき、 第二新卒といっても2年程度経験していれば、「即戦力」に近い状態で採用することができます。

    これまでの実績も評価しやすく、アピールさえできれば、年収アップを実現しやすいケースといえます。

    ただ、年収を上げづらい職種は、少なからず存在するかと思います。 そのため、同職種では年収を上げられないと感じている方もいるかもしれません。

    年収を上げるために違う職種に挑戦してみようと考えている方は、こちらの記事を合わせてご覧ください。

    合わせて読みたい:20代転職でおすすめな5職種を大公開!選ぶポイントや注意点とは?



    年収アップのパターン②|  成果主義の社風の場合

    年収制度は、その会社の社風や考え方で大きく異なります。

    インセンティブの有無や賞与への個人成績の反映の度合いなど、様々です。

    もし今の会社が年功序列や、業績に関わらず均一的な給与制度の場合、成果を上げている方にとっては不満があると思います。

    成果を上げているにもかかわらず、給与がアップしない場合は、「しっかり成果や実力が給与に反映される制度の会社」に転職することで、給与アップを目指すことができます。

    ただし、給与制度の詳細は公開していないことが多いため、ベンチャー企業や成長企業などを中心に選考を受ける中で確認してみると良いでしょう。

    年収アップのパターン③|  成長業界/年収の高い業界への転職の場合

    新卒のときにも調べた方が多いと思いますが、業界によって平均年収に差があります。

    ITなどの成長業界や年収水準の高い業界に転職することでアップする可能性が高まります。

    また、同じようにベンチャーのような成長企業への転職でも実現できることもあります。

    参考:厚生労働省「産業別にみた賃金」p.10

    年収ダウンのパターン |  転職変更の場合

    年収アップのパターン①の逆になりますが、職種や業界を変更することは、同時に企業にとっては新卒採用と同様に育成コストがかかるため、給与がダウンするケースがあります。

    場合によっては、新卒同等水準まで下がる場合もあります。

    業界・職種を変更する場合は、入社直後の年収だけを比較するのではなく、数年後に習得できているスキルやその時の給与、キャリア・経験など、長期的な視点で比較するとよいです。

    転職して年収の変化について、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。年収の上げるコツや、転職して年収が上がる人の特徴などを解説しています。

    関連記事:転職で年収が上がりすぎ!?年収アップする人の4つの特徴



    第二新卒で転職を考えているあなたへ

    本記事で解説したように、第二新卒は転職市場で最も有利な年代です。転職しやすいだけでなく、他の年代よりも年収がアップしやすい傾向にあります。

    とはいえ、転職活動がうまくいく、各種条件がアップすると楽観視するのは危険です。

    第二新卒に該当する年齢は他の年齢よりも転職がうまくいきやすいものの、それでも転職がうまくいった人は半分以下です。

    特に、仕事を1年で辞めてしまうと、転職活動に難航する可能性が高いので注意してください。

    第二新卒で転職を検討している方は3年、少なくとも2年は現職を続けることをおすすめします。

    転職で成功するためには時期と同様、自分にマッチした企業を受けているかどうかもポイントです。

    自分の適性や長所を考慮しながら応募する企業を選定することによって、採用担当者から面接時に高い評価を受けやすいです。

    また、転職する理由を明確にしておくことも忘れないようにしましょう。

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    今林 智宏

    この記事を書いた人

    今林 智宏
    国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。

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    会社名 株式会社moovy
    代表 三嶋 弘哉
    設立 2020年4月13日
    住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
    メールアドレス moovy_support@moovy.co.jp
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    事業内容
    • ・採用動画プラットフォーム「moovy」の運営事業
    • ・動画クリエイティブの企画・制作事業
    • ・採用コンサルティング事業