ChatGPTは自己分析にどう活用できる?爆速で作成する方法

# 自己分析のやり方

  • ChatGPTが自己分析に活用できるって、ほんと?
  • 機械的で客観的な意見も取り入れながら自己分析をおこないたい
就活前の方や、転職を検討している方の中には、自己分析について上記のような考えをお持ちの方もいるでしょう。

ChatGPTは、様々な活用ができることで注目されています。しかし、流石に就活や転職の自己分析に役立つことは、広く知られていないので、「本当にできるのか」と懐疑的に感じるのも当然です。

結論から言うと、ChatGPTだけで自己分析を完結させることはできませんが、うまく活用すれば自己分析の精度を高められます。

本記事では、自己分析にChatGPTを活用するための方法や、実際のプロンプトを紹介しています。また、実際に使用する際の注意点やコツについても解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。

    この記事をざっくりまとめると

  • ChatGPTを自己分析に活用する方法がわかる
  • 自己分析に活用できるプロンプトを知れる
  • ChatGPTを自己分析に活用する際の注意点とコツがわかる

企業タイプ診断

ChatGPTは自己分析にどう活用できる?

ChatGPTは就活や転職活動時の自己分析において、さまざまな場面で活用できます。

例えば、自己分析のコーチングをChatGPTにしてもらえば、自己分析に役立てることが可能です。

また、作成した自己分析の文章を添削してもらったり、修正点のアドバイスをもらったりすることもできます。

自己分析では、自分がそれまで経験してきたことや感情の変化に対し、自分への質問を繰り返していくことで、質や精度を上げられます。

また、自問自答を繰り返す中で、自分が気づいていなかったことに気付くことができ、徐々に言語化され、他人に伝える内容の整理も可能です。

自問自答し考えを深めていく段階において、ChatGPTをうまく活用すれば、自己分析のための問いを補ってくれたり、言語化の手助けになったりします。

自己分析は就活や転職活動において必須ですが、それ以外にも様々な準備が必要です。実はChatGPTは自己分析のほかにも、例えば自己PRの作成や面接対策にも活用できます。

効率よく就活や転職活動を進めたい方は、ぜひ『ChatGPTを就活に活用する方法』や『ChatGPTを転職活動に活用する方法』をそれぞれご確認ください。

また、以下の記事では「転職や就活に失敗しないため」に、やるべきことをチェックリストにまとめています。

各項目で元転職エージェントによるアドバイスが満載ですので、ぜひお役立てください。

合わせて読みたい:【転職ノウハウ】転職に失敗しない為の10のチェックリスト!



ChatGPTを使って自己分析をやってみた!

ここでは、実際にChatGPTを使用して自己分析をおこなうための方法やプロンプトを以下のような流れで紹介します。

  • 1.過去の経験を棚卸して自分史を作る
  • 2.エピソードを掘り下げる
  • 3.自分の価値観や信念を明確化する
  • 4.弱み・強みを整理する
  • 5.分析内容を整理してまとめる

どのように活用できるかを把握すれば、自身の自己分析の際にも役立てられるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.過去の経験を棚卸して自分史を作る

自己分析では、まずは自分の過去の経験や感情の変化などを棚卸しし、自分史を作成します。

自分史とは、自分がこれまでの人生で努力してきたことや、好きなもの、過去に掲げた目標などを洗い出し、時系列に整理してまとめたものを指します。

自分史の作成により、自己認識の確認や、自分はどのような価値観の持ち主なのかを理解しやすくなるでしょう。

入力内容:

あなたはプロのキャリアコンサルタントです。

これから私にさまざまな質問をおこない、私の自分史を作成してください。

・質問は下記の順番でおこなってください。
1.小学生時代
2.中学生時代
3.高校生時代
4.大学生時代
5.社会人になってから

・1つの時代につき質問は最大10問までとします
・質問は1問ずつ聞いてください

・質問は答えやすいものにしてください。

・質問が全て終了したら、表形式でまとめてください。


上記プロンプトを入力した回答はこちら。

ChatGPTからの質問

これらの質問に答えていき、最終的に出力された表がこちらです。

ChatGPTによる自分史のまとめ

興味や趣味欄に別の時期の部活動が混ざっていたり、行きたかったが行っていないと回答した大学院が入っていたりと、少し間違っている箇所も見られます。

しかし、印象的な出来事や、考えていた将来の職業をこのように表でわかりやすく示してもらえると、情報が可視化され自分への理解も深めやすくなるでしょう。

ここで書き出した経験や経歴を、履歴書職務経歴書にまとめましょう。

またmoovyでは、AIで職務経歴書を作成できるサービスを展開していますので、こちらもぜひご活用ください。

AI職務経歴書

2.エピソードを掘り下げる

自分史の作成がある程度完了したら、次に過去のエピソードを丁寧に掘り下げていく作業をおこないます。

自分史は過去の出来事や成果を振り返り自己認識を深めるのに役立ちますが、自己分析はそれだけでは不十分です。

過去の経験を詳細に分析し、その背景にはどのような感情があったのかを理解することが大切です。

エピソードを掘り下げることで、失敗したことや後悔していることから学び、新たに成長の機会を見つけることもできます。

入力内容:

私の自分史をもとに、過去のエピソードを掘り下げて振り返ります。

・質問は下記の順番でおこなってください。
1.小学生時代
2.中学生時代
3.高校生時代
4.大学生時代
5.社会人になってから

・1つの時代につき質問は最大10問までとします
・質問は1問ずつ聞いてください

・質問は答えやすいものにしてください。

・質問が全て終了したら、表形式でまとめてください。


ChatGPTからの質問

自分史の作成時と同じような質問もありましたが、異なる質問の方が多く、1問ずつ問いに答えていくことで、自分の経験を振り返りやすいです。

経験の棚卸しをご自身で丁寧にやりたいという方は、経歴やその間に心がけていたこと、周りからの評価などを詳しくまとめるのがおすすめです。

詳しいやり方は以下の記事をご確認ください。棚卸し用のワークシートもありますので、ぜひご活用ください。

合わせて読みたい:キャリアの棚卸しのやり方!便利なワークシート付で徹底解説!

3.自分の価値観や信念を明確化する

自己分析では、自分の価値観や信念を改めて明確化し、文章に落とし込むことも大切です。

なぜなら価値観や信念は、行動や意思決定に大きな影響を与えるからです。

自分の価値観を理解すれば、「自分にとってなにが本当に重要で意義のあることなのか」を把握でき、キャリア目標を設定するのに役立ちます。

また、自分の信念や大切にしていることを明確化すれば、どのような環境で働きたいかを選びやすくなり、転職後のミスマッチ防止にもつながります。

上記で示した手順をおこなったうえで、下記のプロンプトを入力すれば、価値観や信念をまとめたものを出力してくれます。

入力内容:

上記の自分史や過去の経験をもとに、私自身の信念や価値観を明確にし言語化してください。


ChatGPTによる信念や価値観の言語化

ChatGPT以外での転職の軸の考え方は、以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

合わせて読みたい:【例文30選】仕事選びの軸はこれ!決める際の重要な5つの基準とは?

4.弱み・強みを整理する

過去の経験の棚卸しや、自分の価値観や信念がある程度見えてきたら、自身の弱みと強みは何なのかを考えます。

明確になった弱み・強みを、他人にわかりやすく説明できるよう、言語化をおこないましょう。

入力内容:

上記の自分史や過去の経験、価値観や信念をもとに、私自身の弱み・強みを言語化してください。


ChatGPTによる弱み・強みの言語化

自身の弱みと強みを言語化できたら、面接でも話せるように文章にしておきましょう。

面接で長所・短所を聞かれた際の答え方や例文は、以下の記事をご確認ください。

合わせて読みたい:【例文あり】面接で長所・短所を聞かれたら?回答ポイントを徹底解説!

5.分析内容を整理してまとめる

ここまでのステップで分析した内容を整理し、表などでわかりやすくまとめれば、自己分析の内容を可視化でき、理解しやすくできます。

表形式にまとめる際は、SWOT分析というフレームワークを用いてまとめるのがおすすめです。

SWOT分析とは、下記の単語の頭文字をとったものです。

  • ・Strengths(強み)
  • ・Weaknesses(弱み)
  • ・Opportunities(機会)
  • ・Threats(脅威)

SWOT分析を用いてまとめることで、キャリアデザインの方向性を考える際の参考にもできます。

入力内容:

ここまでで作成した自分史・過去の経験・信念や価値観・弱みと強みを、世の中のトレンドも加味した上で、SWOT分析で表形式にまとめてください。

指標は、下記の4つでお願いします。

・Strengths(強み)
・Weaknesses(弱み)
・Opportunities(機会)
・Threats(脅威)


ChatGPTからの質問

自己分析は1度やればそれで終わりというものではありません。何度も繰り返しおこない、自分の内面と対峙することで、質の高い自己分析をおこなえます。

そのためには、ChatGPT以外の自己分析の方法も知っておくと良いでしょう。時間があれば、他の方法も試してみましょう!

様々な方法を試してみることで、様々な角度から自身のことを理解することができるでしょう。

おすすめの自己分析のやり方をこちらの記事で3つ紹介していますので、ぜひ試してみてください。

合わせて読みたい:転職に必要な自己分析のやり方を徹底解説|3つの方法を紹介します



ChatGPTを自己分析で活用する際の注意点とコツ

自己分析において、ChatGPTはとても便利なツールです。しかし、使用時には注意すべきポイントもあります。

また、覚えておくと出力される内容がより具体的で的確な内容になるようなコツもあります。

本章で紹介する注意点とコツを理解し、より良い自己分析の実施に活かしてください。

  • 1. 職業や職種を指定して質問する
  • 2. 前提条件や背景を伝える
  • 3. 自分の考えや思いと出力された回答が異なる場合も
  • 4. ChatGPTに頼りすぎず自分で考えることも重要

また自己分析に限らず、ChatGPTを活用する際の注意点をこちらの記事でまとめていますので、ぜひ合わせてご確認ください。

合わせて読みたい:ChatGPTの注意点!転職に使うときはこれは絶対にしてはダメ!



1.職業や職種を指定して質問する

ChatGPTに質問をする際、自分の職業や職種を指定した上で質問すると、より具体的で質の高い回答を得られる可能性が高まります。

転職で職業や職種の変更を希望する場合は、希望する方のバージョンで質問してみるのがおすすめです。

例えば、現在カスタマーサポート職に就いている人が、転職後はエンジニア職を希望する場合、プロンプトの頭に「私はエンジニア職への転職を希望しています」と一言加えます。

この条件指定があるかないかで出力される内容も異なるため、自身の現状により近づけられるような条件を細かく指定した上で質問するのが効果的です。

2.前提条件や背景を伝える

前提となる情報や背景を伝えることで、ChatGPTはそれを加味した回答を出力してくれます。

例えば「私はITエンジニアです」「私はITエンジニアから営業職への転職を希望しています」など、詳細に条件を伝えれば、それに沿った回答を得ることが可能です。

また、出力したい文字数や口調に指定がある場合、条件を事前に指定すれば、それに合った内容を出力してくれます。

例えば、文字数の制限を設けたい場合は、プロンプトの最後に「上記の内容を400文字以内で文章化してください」と記載すれば400文字以内で文章を作成してくれます。

さらに、ですます調で文章を出力してほしい場合、プロンプトの最後に「ですます調で文章を作成してください」と記載すると良いでしょう。

3.自分の考えや思いと出力された回答が異なる場合も

ChatGPTはAIなので、どれだけ詳細に条件を伝えていたとしても、自分の考えや想い、価値観とずれた回答が出力されるケースもあります。

そのため、生成された文章をそのまま使用するのではなく、内容を確認し自分の考えとずれていないか、しっかり確認しましょう。

文章をそのまま使用してしまうと、いざその部分を面接で深ぼられた際に上手く答えられず落とされてしまう可能性もあるため注意する必要があります。

4.ChatGPTに頼りすぎず自分で考えることも重要

ChatGPTから出力される文章は、オリジナリティーに欠けた一般的な文章になってしまいがちです。

オリジナリティーを出すためにも、ChatGPTの文章をもとに、自分で考えた内容を肉付けし、自分だけのオリジナルな文章を作ることが重要です。

特に履歴書や職務経歴書などに記載する内容は、そこに書かれている内容を基に面接で話が進められていきます。

そのため、書いてある内容の論理性や、何を伝えたいのかを、自分自身がしっかりと理解し、わかりやすく説明できることが重要です。

少なくとも書類作成等に関しては、最後は自分でしっかりと加筆修正を行いましょう。

ChatGPTを活用して効率よく準備を進めたとしても、就活や転職で成功するためには抜かりない準備が必要です。

以下の記事では、元転職エージェントのアドバイスと共に、転職や就活で失敗しないためにやるべきことをまとめています。ぜひ参考にして準備を進めましょう!

合わせて読みたい:【転職ノウハウ】転職に失敗しない為の10のチェックリスト!



ChatGPT以外の自己分析を効率的に進めるのに役立つツール

自己分析においてChatGPTの活用以外に、性格診断ツールの活用もおすすめです。

ツールから出た診断結果は、自分への理解を深めるのに役立つでしょう。ここでは、おすすめのツールを紹介します。

  • キャリタスQUEST
  • トーテム診断
  • 16Personalities
  • 適職診断NAVI
  • AnalyzeU+
  • 企業タイプ診断

キャリタスQUEST

キャリタスQUESTは、「キャリタス就活」が提供している自己分析ツールで、ゲーム感覚で自己分析ができます。

質問される内容が答えやすく、質問数も20問と、そこまで多くはないため、時間がない方でも取り組みやすいのが特徴的です。

また、最後まで進めていくと自分と同じ結果だった先輩就活生の経験やアドバイスを閲覧できるため、今後の活動の参考にもできます。
参考:キャリタスQUEST

トーテム診断

トーテム診断は、、CIY(COLOR INSIDE YOURSELF)が提供している自己分析ツールで、診断を受けた人数が50万人を突破した人気の高いツールです。

設問数は108問で、さまざまな観点から自己分析ができます。また、結果はなんと約27万通りもあり、非常に正確で精度の高い診断結果を得られることが特徴です。
参考:トーテム診断

16Personalities

16Personalitiesは、NERIS Analytics Limited が提供している性格診断テストです。

無料かつ会員登録不要で診断を受けられるため、気軽に試せます。

「ユング心理学」「MBTI性格検査」の2つをもとに作成された診断テストであるため、正確性の高さも魅力的です。

結果は16通り用意されており、それぞれの性格の詳しい解説や、同じタイプの有名人も確認でき、自分がどのようなタイプなのかを知ることができます。 参考:16Personalities

適職診断NAVI

適職診断NAVIは、株式会社Meta Anchorが提供している自己分析ツールです。

会員登録せずに無料で利用でき、用意された35問の質問に答えると診断結果を確認できます。また、一度出た診断結果は、専用のURLからいつでも確認できます。

自己分析において、自分の強みや弱みを手軽に把握したい方や、どのような職業に向いているかを見てみたい方におすすめのツールです。
参考:適職診断NAVI

AnalyzeU+

AnalyzeU+は、オファーボックスを運営する株式会社i-plug が提供している適性診断ツールです。

質問に答えていくと、強みや弱み、自分の価値観などが詳しく言語化されるため、履歴書や職務経歴書の作成にも役立てられます。

質問数が251問と、多めに設定されているため、時間があるときじっくり取り組みたい方におすすめです。
参考:AnalyzeU+

企業タイプ診断

株式会社moovyが運営する企業タイプ診断では、「大手かベンチャーか」と言う疑問を解決できる自己分析ツールです。

自分に合った企業の規模やタイプが、16種類のファンタジー種族になぞらえた性格分析をもとに解説してくれます。

16問に答えるだけで、心理学を用いた本格分析をしてくれる手軽なサービスなので、忙しい方にオススメです!



『大企業に行くかスタートアップに行くか』
度々議論されるこの問題。
大企業に行くかスタートアップに行くかお悩みの方、自分がどんな企業に合っているのか知りたい方は適性診断を受けてみてはいかがでしょうか?
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企業タイプ診断へ ※一部の詳細な結果を見るためにmoovyへの会員登録が必要です

参考:企業タイプ診断|moovy

また自分に合う企業を診断してもらうのも良いですが、ぜひ採用動画で自分で気になる企業がないか探してみましょう!

採用動画ではホームページなどのテキスト情報よりも分かりやすく企業について知ることができます。

ChatGPTを活用し効率的な自己分析を実現しよう

本記事では、ChatGPTを活用した自己分析の方法や、実際のプロンプトを紹介しました。

ChatGPTだけで自己分析を完結させるのではなく、ChatGPTの内容を参考にオリジナルの自己分析を作成すれば、完成度の高いものを作成できるでしょう。

株式会社moovyでは、企業のリアルな社風が動画でわかるプラットフォームを運営しています。

moovyの特徴は以下の3点です。

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今林 智宏

この記事を書いた人

今林 智宏
国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。

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会社名 株式会社moovy
代表 三嶋 弘哉
設立 2020年4月13日
住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
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