面接で落ちる人の特徴5選とその理由|ESは通るのになぜ?

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  • ESは通るのに、面接では毎回落ちてしまう…。
  • 面接が通らなくて、自信をなくすわ…。
  • このようなお悩みはありませんか? 毎年、就活の時期になれば、面接で苦しむ人はたくさんいます。

    人気な企業であればあるほど、競争する相手のレベルも高いため、面接で落ちる確率は上がります。

    そこで今回は、面接に落ちる原因とその対処法を徹底的に解説します。

      この記事のまとめ

    • 面接は印象が9割
    • 効果的にアピールするには自己分析が必須
    • 入社後の活躍をイメージしてもらうことが重要!

    企業タイプ診断

    ESは通過するのに、面接で落ちる人の特徴5選

    ESは通過するのに、面接で落ちる理由は、以下の通りです。

    • 1.印象がよくない
    • 2.コミュニケーションがスムーズでない
    • 3.活躍イメージができない
    • 4.企業との相性が合ってない・社風がミスマッチ
    • 5.自己分析が不十分

    では、それぞれについて解説していきます。

    まずは自分に当てはまる面接で落ちる原因を見つけることで、解決策が明確になります。 もし転職活動で行き詰まった時や、うまくいかないと感じた時は以下の記事をぜひご覧ください。成功に向けたマインドセットを解説しています。

    合わせて読みたい:転職にうまくいく人が実践する「自分軸マインドセット」を大公開!



    1.印象がよくない

    面接は印象が9割と言われます。

    どれだけアピールしている内容が素晴らしくても、印象が悪ければ、面接官の心理的にもネガティブな評価になってしまい、非常にもったいないです。

    相手に与える印象には様々な要素がありますが、面接の場合は、「目」と「耳」から入る情報にフォーカスできればと思います。

    また、最近はオンライン面接が多いので、Web面接で与えてしまう印象にも注意して確認しましょう。


    ◆目から入る情報

    目から入るネガティブな印象には、暗い・身だしなみが悪い(だらしない)・余計なものが映っているなどがあります。

    そのような印象を与えないためにはどのような準備が必要か確認してみましょう。

    まずは服装です。

    スーツ・ネクタイ着用、頭髪の乱れなどなどの基本的なことはもちろん、オンラインであれば視線にも注意してください。

    どうしても画面を見がちですが、カメラ目線であれば相手に好印象を与えられます。

    また、オンラインの場合にも対面と同様、ところどころ「首を立てに振りながら聞く」ことで、しっかり聞いていることが伝わります。

    スマートフォンをデスクに置いてWeb会議をすると、斜め下からのアングルになり、表情が分かりづらく、目線も合いづらいので、PCをオススメします。

    また、背景に余計なものが映り込んでいないかなども確認してください。


    ◆耳から入る情報

    面接では、ゆっくりハキハキと話すように心がけましょう。

    緊張すると、どうしても早口になったり、回答に自信がないと、声がどもってしまったりしますが、これはマイナス印象を与えます。

    回答に自信がないときは、「あまり自信がありませんが、」や「これまで深く考えたことはありませんが、」などと、前置きしながら、今回答できる精一杯で自信をもって発言してください。

    また、カメラと同様、余計な音(雑音)が入らないようにしてください。

    例えば、自宅でオンライン面接を受ける場合に、洗濯機などを回していると、面接官は面接に集中できませんし、恐らくその印象だけでお見送りになる可能性も十分考えられます。

    Web面接に関してもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

    合わせて読みたい:【Web面接マナーガイド】意外と知られていないWeb面接の注意点



    2.コミュニケーションがスムーズでない

    2つ目は、コミュニケーションがスムーズでないことです。

    スムーズではないとは、「受け答えが成立しない(質問と答えがずれる)」「因果関係がおかしい」「話が長すぎてまとまっていない」などがあります。

    緊張が原因ということもありますが、緊張とは関係なく単なる練習不足ということも多いと思います。

    練習して準備すれば、克服できるケースが多いです。本番で失敗したらもったいないので、面接前に必ず周囲に練習してもらいましょう。

    練習するポイントは以下のような形です。

    ◆質問に対して端的に「回答→理由(ワンポイント)」で答え、追加情報は聞かれたら答える。

    例えば、「学生時代に取り組んだことは?」という問いに対して、「私は将来マーケティングの担当者になりたいと思っています。だから、マーケティングの講義にとどまらず、自習も重ね、SEO対策など、Webマーケティングに関する学習も行いました。」と回答したら、どう感じますか?

    上記の例では最終的には、回答しているように思えますが、不要な発言が多く、面接官にフラストレーションを与えてしまう可能性があります。

    理由や背景、詳細などはあとで補足し、まずはシンプルに問いに対して1文で回答しましょう。

    この問いの場合は、

    「学生時代には、Webマーケティングの勉強に注力しました。」

    などのシンプルな回答からスタートするのが無難です。そのあとに、具体的な情報を補足するようにしましょう。

    3.活躍イメージができない

    活躍するイメージができない(強みが他の候補者と差別化できない)方の共通点として、自己PRが具体的でないということが挙げられます。

    自己PRは学生の個性や強みを最大限アピールする場です。

    しかし、実際には多くの学生が似たようなアピールをしてしまい、個性が沈んでしまうケースもよくあります。

    では、しっかり個性や強みをアピールしきれている方と、そうでない方とでは何が違うのでしょうか。

    それは、エピソードの具体性・リアリティによる説得力・納得度の違いです。

    自己PRはエピソード(状況+課題or目的+行動+結果)で、面接官にあなたが入社後に働いているイメージを与えられるように伝えましょう。

    例えば、先程のように、学生時代のWebマーケティングの学習経験をアピールしようとする学生が2名いるとします。

    1人目(Aさん):「Webマーケティングの授業には積極的に参加しました。授業前にはしっかりと準備を行い、グループディスカッションでも積極的に意見を出しました。 これらの取り組みを繰り返すことで、Webマーケティングについて幅広い知識を得ることができました。」

    2人目(Bさん):「私は、所属している災害支援ボランティアサークルの取り組みを学内にとどまらずもっと社会に発信し、支援者を募りたいと考え、Webサイトとクラウドファンディングを立ち上げることにしました。 そのために大学の授業でWebマーケティングの基礎知識を身につけながら、Webサイトを立ち上げ、SNSでの発信やブログの更新、取り組みに賛同いただけるインフルエンサーにも発信してもらうなどの取り組みを行いました。その結果、クラウドファンディングを通じて、数十万という単位の活動費の支援もしていただきました。 Webマーケティングというものを実際に体験し、その力の大きさを体感したと同時に、考えが共鳴し、そこにお金・支援が集まり、実際に現場で支援を行われるというサイクルを体験することができました。」

    Aさんの自己PRはいろいろと積極的に学んだ姿勢は伝わってきますが、どれも与えられた場の中であることと、具体的に何を学んだかがわかりません。

    面接官にとっては「学生生活を通じて、Webマーケティングを学んだ方」という印象しか残らず、これでは他のライバルよりも頭一つ抜けることはできません。

    重要なのは、これが成功だったかどうかではなく、この体験を通じて「Webを活用した大きな学びを得ているはず」であることが明確に伝わることです。

    1人目と2人目では、たとえ取り組んだ内容が同じだったとしても、伝わった情報の具体性が全く異なるため、2人目の方が評価しやすいと言えます。

    より具体的に自己PRのポイントを知りたい方は以下の記事をご覧ください。コピペ可能な例文もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
    合わせて読みたい:【コピペ可】新卒のための自己PR例文集!書き方のポイントも解説



    4.企業とのミスマッチ

    新卒の3年後の離職割合 出典:厚生労働省「令和2年度 新規学卒就職者の離職状況」

    上記データによると大卒の新卒が入社後3年で退職する割合はなんと3割を超えているという。

    終身雇用制度が形骸化しつつある中で、早期退職は一概に悪と見るのは時期尚早です。その理由次第だと思いますので、その理由を見てみましょう。

    大卒者の離職理由 出典:厚生労働省「平成30年 若年者雇用実態調査」画像編集:moovy編集部

    上記データによると、1位と3位は条件面が理由となっています。こちらはテキストの求人票をしっかり自分の条件と照らし合わせて考えるべきです。

    一方で、2位の「人間関係」4位の「仕事が合わない」などは、テキストのみの求人票では気づくことが難しい部分です。

    このようにミスマッチが起きる背景としては、お互いの情報のすれ違いにより発生します。

    そこで労働条件や待遇を確認するためのテキストによる求人票と社風や雰囲気を確認するために動画を見るということが重要です。

    近年動画によって社内の雰囲気や社員の人柄、仕事の状況などを発信する企業が増えてきています。もし以下のような動画があれば積極的に確認しましょう。

    5.自己分析が不十分

    最後に、自己分析が不十分であるということです。「自己分析って難しいよね」とよく耳にします。

    そんな方は以下の記事を参考にしてください。自己分析をするための方法を詳しく解説しています。

    合わせて読みたい:転職に必要な自己分析のやり方を徹底解説|3つの方法を紹介します



    自己分析が不十分であれば、自身の強みと志望している企業・職種が合致しない状態や、自己PRが噛み合わない状態に陥ってしまいます。

    特に陥りやすいミスは、「自分が強みだと思っていないことが実は強みであること」です。自分のことは意外と気づかないことが多いのです。

    このように主観的に自己分析するのではなく、就活サイトなどの自己分析ツールを活用して、客観的に(相対的に)自身の強みとなっているところを見つけましょう。

    また、それが活きたエピソードを探したり、親しい友人に「私のことを●●だと感じたことある?」と質問してみるのも良いと思います。

    自己PR同様ガクチカも、面接やエントリーシートで必ずと言っていいほど求められます。

    以下の記事では、面接官に「刺さる」ガクチカのポイントを、例文とともに解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

    合わせて読みたい:【例文あり】絶対に真似したいガクチカの書き方4ステップ!



    面接で落ちてしまう解決策がわからない人の対処法

    面接で落ちてしまう理由をお伝えしましたが、理由はわかったけど、実際どうすればいいかわからない人も多いかと思います。

    ここではその解決策をご紹介します。何度も落ちて悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

    1.もう一度自己分析と企業研究を練り直す

    面接で落ちてしまう人は自分のアピールポイントが弱い可能性があります。

    面接も他者と比べられます。他の人よりも「自社で活躍してくれそうだな」「この人なら自社にマッチするな」と思ってもらうことが重要です。

    そのため、自分の強みがしっかり伝えられていない可能性やその強み自体が実際はそこまで強みになっていない可能性があります。

    自己分析ツールを使ってみたり、知り合いや家族に伝え、それが魅力的かどうかを確認してもらいましょう。

    またベンチャー企業では、特に主体性の高さが求められるなど、ベンチャー企業への就職・転職は大手企業とは異なる点もあります。

    以下の記事では、ベンチャー企業の面接で抑えるべきポイントを詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

    合わせて読みたい:ベンチャー面接でよく聞かれる質問5選と押さえるべきポイント!



    2.面接練習を行い事前に面接官になりそうな人の動画を見る

    自己分析や企業研究などの準備が完璧でも実際の本番で緊張してしまい、その準備してきた内容を十分に伝えきれていない可能性もあります。

    自分が緊張しがちだなと感じる人に多い傾向です。

    そこで面接練習をしてもらったり、面接官になりそうな人のインタビュー動画などがあれば、積極的に見るようにしましょう。

    近年では動画を使って、人柄を発信しているケースが多くあります。

    採用動画プラットフォームのmoovyでは、社員個人へのインタビュー動画を多く掲載していることが特徴です。

    社長や役員などのインタビュー動画はこれまで多くありましたが、いち社員のインタビュー動画がここまで多く掲載されているメディアは稀です。

    そこには面接官になりそうな人事の方のインタビュー動画もあるので、気になる方は探してみてください。

    3.面接で落ちた理由をメールで聞く

    これは奥の手とも言える手法ですが、様々考えてみたが分からない、などの場合に取ってみるのもありです。

    ただ、企業側には応える義務がないので、返答をいただければありがたいというスタンスで連絡してみましょう。

    注意点として、企業担当者も大変忙しくされているため、メールの内容は丁寧に行いましょう。

    以下、メールで問い合わせる際の例文を紹介します。

    件名:【選考結果についてお問い合わせ】〇〇大学▲▲(名前)
    □□株式会社
    人事部 採用担当者 〇〇様

    お世話になっています。
    〇月〇日に選考面接を受けた〇〇大学〇〇と申します。

    選考結果の通知を拝読いたしました。
    差し支えなければ、選考落ちの理由についてお伺いできますでしょうか。

    今後、就職活動を続けるうえで参考にさせていただきたく存じます。

    ご多忙な中恐縮ですが、何卒よろしくお願いします。

    ―――――――――――――――
    ▲▲(名前)
    ○○大学○○学部○○学科○年
    携帯電話:080-○○○○-○○○○
    メール:メールアドレス
    ―――――――――――――――

    通過率アップ!面接に落ちないための7つのポイント

    ここまで落ちてしまう理由やその対処法をお伝えしましたが、ここからは実際に面接に受かるためのポイントを実際の面接の場での立ち回りも含めてお伝えします。

    1.事前準備をしっかり行う

    企業や職種について調べ、自分が応募する職務に必要なスキルや経験を確認しておきましょう。

    また、面接でよく聞かれる質問について事前に考え、自分の経験やスキルをアピールするための具体的な事例を用意しておくことで、いざ面接で聞かれた際にしっかりと受け答えできます。

    面接前日にこのような準備をすると逆に焦ってしまう可能性があるので、余裕を持って準備しておきましょう。面接前日はゆとりを持って過ごすことが重要です。

    面接前日の準備に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はご覧ください。

    合わせて読みたい:【簡単】面接の前日準備でやるべきこと5選|チェックリスト付き



    2.良い印象を与える服装・身だしなみに気を配る

    面接時には、清潔感があり、適切な服装を心がけましょう。男性はネクタイの色やスーツのスタイル、女性は髪型やネイル、アクセサリーなども適切なものを選ぶことが大切です。

    3.自己PRをしっかり行う

    自分自身の強みや長所をアピールすることが大切です。自己PRを書面で伝えることと、面接で伝える場合ではその難しさが全く違います。

    そのため自己PRをする練習を何度も行い、具体的な事例を交えて説明することで、面接官に自分の魅力を伝えることができます。

    また、面接の冒頭に行う自己紹介も自己PRと同様、あなたの印象が決まる重要な要素です。

    自分の「人となり」をしっかり伝えるためのポイントを、以下の記事で解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

    合わせて読みたい:【事例あり】面接での自己紹介のポイント!面接官が期待する回答とは?



    4.相手に興味を持ってもらう

    面接官に自分のことを興味を持ってもらうために、相手の話に耳を傾け、適切なタイミングで質問することが重要です。

    また、逆質問の時間があれば、必ず質問をするように予め考えておきましょう。「特にありません」が1番ダメなパターンです。

    その場で気になったことでもいいのですが、その場合、同じようなことを聞いていないか注意しなればなりません。

    しっかり準備しておくものを質問する方が無難なやり方です。逆質問に関しては以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はご覧ください。

    合わせて読みたい:えっ!面接の逆質問でこれやったら落ちる!?逆質問の事例とポイント



    5.タイムリーな返答を心がける

    質問に対して、即座に的確な返答をすることが大切です。過度に緊張すると返答が遅れたり、答えが曖昧になることがあります。事前に予想される質問を想定し、自分なりの答えを考えておくことが大切です。

    6.無言を避ける

    面接中に無言が続くと緊張してしまうことがあります。相手の話を聞く際には、相槌やうなづき、笑顔でリアクションをとることが大切です。

    7.感謝の気持ちを示す

    面接が終わったら、面接官に感謝の気持ちを伝えることが大切です。丁寧に挨拶をして、自分の意欲や熱意を再度アピールすることも効果的です。

    面接で落ちて悩んでいる人へ

    面接で落ちて悩んでしまうことは多くの人が経験しています。振り返りを行い、次に向けて準備することは必要ですが、落ち込む必要はありません。

    そこで面接対策でも使えるツールのご紹介です。

    採用動画プラットフォームのmoovyは採用動画の掲載数が500本を超え、企業のリアルな雰囲気を動画で確認することができます。

    文中でも少しお伝えしましたが、面接で緊張しないために、事前に動画を見ておくことをおすすめします。

    動画を見ておくことで、実際にオフィスに足を運んでも、「動画で見てたところだ」「雰囲気はこんな感じだったな」など、初めて行くよりも緊張しないことに気づくと思います。

    また、面接官においても、事前に動画で見ていた人だった場合、「この人こんな一面あるんだよな」「あ、動画で見た人だ」など初めての感じがせず、緊張もほぐれると思います。

    ぜひ、動画を事前に確認し、面接に備えて準備しておきましょう。

    原田 隆司

    この記事の監修者

    原田 隆司
    立命館大学MBA修了。キャリアアドバイザーとして、営業職・管理部門を中心に累計800名ほどのキャリア支援を経験。その後、リクルーティングアドバイザーとして、採用競争の激しい中、累計約200名のITエンジニアの採用を実現。IT企業の事業フェーズや組織にあった活躍人材の定義に強み。

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    会社名 株式会社moovy
    代表 三嶋 弘哉
    設立 2020年4月13日
    住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
    メールアドレス moovy_support@moovy.co.jp
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    事業内容
    • ・採用動画プラットフォーム「moovy」の運営事業
    • ・動画クリエイティブの企画・制作事業
    • ・採用コンサルティング事業