【例文付き】ガクチカで部活の経験をアピールするコツと書き方

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  • ガクチカで部活の経験を書くのってアリなの?
  • みんなと同じようなガクチカにならないかな…?
  • このようなお悩みはありませんか?

    就職活動で部活をガクチカに選ぶ大学生は多いです。ただし、構成や書き方のコツをおさえておかないと面接官の心には刺さりません。

    そこで今回の記事では、ガクチカで部活をテーマにしようとしている大学生に向けて、書き方やポイントを解説していきます。

    例文も紹介するので、部活をガクチカでアピールしようとしている方はぜひ参考にしてください。

      この記事のまとめ

    • ガクチカで部活をアピールすることは差別化できれば非常に有効になる!
    • 結論から伝えることで内容がわかりやすくなる!
    • エピソードは1つに絞って書く

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    ガクチカで部活をテーマにするのはオススメ

    結論から言うと、ガクチカで部活をテーマにするのはオススメです。「体力がある」「協調性がある」「目標に向かって取り組む」など、部活を通して得られた能力や経験はアピールしやすいため、おすすめのテーマともいえます。

    ただ一方で、エピソードとして弱いのではないか、他の学生と差別化をはかることが難しいのではないか、と不安に感じる方もいるでしょう。

    もちろん、先述の通り、ガクチカに部活を選ぶ学生は多いため、珍しいガクチカにはならないでしょう。

    しかし、ガクチカにおいて重要なのは、エピソードが特別だったり強烈だったりすることではなく、その経験において何を考えてどんな行動をしたのかです。

    部活をテーマにしてこれらをしっかり書くことができれば、他の就活生と十分な差をつけることができます。

    また、部活以外にも、アルバイト経験はガクチカに書いても大丈夫なのかと疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    結論から言うとアルバイト経験もガクチカにおすすめです!以下の記事ではバイトの経験からガクチカを書く際のポイントや書き方を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

    合わせて読みたい:ガクチカでアルバイト経験って書いてもいいの?採用のプロが解説



    ガクチカで部活を選ぶメリット

    大学生活で部活を一番頑張ってきたという人は、ガクチカで部活を選びたいと思うのではないでしょうか。

    ここからはガクチカで部活を選ぶ具体的なメリットについてお伝えします。

    • 1.目標に対しての取り組み方をアピールできる
    • 2.周囲とのかかわり方をアピールしやすい
    • 3.他の就活生と差別化できる

    1.目標に対しての取り組み方をアピールできる

    人事の担当者は、ガクチカを通して、目標に対してどのように取り組んできたかも確認しています。

    そのため、特に部活動で優秀な成績を収めた方はメリットが大きいです。

    どのように取り組んでその結果を出してきたかをうまく伝えることができれば、部活のエピソードは十分強いものになるでしょう。

    また、目標に向かって継続して努力できるという点も一緒にアピールできるため、ガクチカで部活を選ぶメリットはあるといえるでしょう。

    2.周囲とのかかわり方をアピールしやすい

    部活のエピソードは入社後にチームの中でどのように活躍するかが想像しやすいためメリットは大きいです。

    部活動は同じ部活の仲間と同じ目標に向かって努力をするという点で、会社組織と似ています。

    そのため、会社に入って、活躍するかを見ている採用担当者にとって、部活のエピソードは入社後の周囲との関わり方がイメージできます。

    つまり、部活のガクチカで、チームにどのように貢献してきたかという視点でエピソードを話すことができれば、より良いものになるでしょう。

    3.他の就活生と差別化できる

    ガクチカで部活を選ぶメリットとして、他の就活生と差別化できる点も挙げられます。

    なぜなら、サークルなどの団体に所属している大学生は多いものの、部活に所属し、引退まで続けるという人は意外と多くないからです。

    就職ジャーナルの「学生×シゴト総研」によると、大学1年生の時に部活に入った人の割合は約2割であるという結果が出ています。

    部活動に入る人の割合 出典:NHK「部活にまつわるエトセトラ ~「中学生・高校生の生活と意識調査2022」から~【研究員の視点】#508」
    就活ジャーナル「先輩たちに聞きました。サークルや部活にいつ入った? 決め手は何だった?」
    (画像はmoovy編集部作成)


    以上のグラフを見ても高校生までは、7割から8割と部活に入る割合は高いですが、大学生になるとかなり割合が低くなっていることが分かります。

    このように、ただでさえ、部活に入る人が少ない上に、引退まで部活を続けたという経験は他の就活生との差別化につながるため、メリットは大きいです。

    ガクチカで部活をテーマにしたときの書き方

    面接官に伝わりやすく印象に残るガクチカは、きちんとした構成で書くことが重要です。ブラッシュアップする際も、できるだけ構成は変えないようにすると読み手に伝わりやすくなります。

    ここでは、部活をテーマにしたガクチカの書き方の流れを解説していきます。以下のような流れで書くと、読み手に伝わりやすいでしょう。

    • 1. 結論
    • 2. 理由・具体例
    • 3. 変化・行動
    • 4. 結果

    なお、STAR法という書き方も参考になりますので、詳しく知りたい方は次の記事をご参照ください。

    合わせて読みたい:【例文あり】絶対に真似したいガクチカの書き方4ステップ!



    1.結論

    ガクチカに限らず何事も結論ファーストで伝えることが大切です。結論を先に伝えることでこれから話す内容がわかりやすくなり、聞き手の興味を引くことができます。

    たとえば、

    • 「私は体育会水泳部で大学初の県大会優勝を目標に、日々活動をしてきました。」

    と冒頭で伝えることで、この後には何を頑張ったのか、どのように活動したのかという話に繋げやすくなります。

    2.理由・具体例

    ガクチカで部活をアピールする際に必要なのは「なぜ一生懸命取り組んだのか」「なぜ優勝という目標を立てたのか」という理由や具体例です。

    冒頭で伝えた結論の裏付けを語ることで、面接官は学生の価値観や人柄を知ることができます。

    目的をもって努力をし、結果につながったのであれば「目標達成へのプロセスを立てられる人材」「忍耐力と努力を惜しまない人材」と評価され、面接官に好印象を残すでしょう。

    3.変化・行動

    理由や頑張ったことの具体例を伝えたら、次はどのような取り組みをしたのか、目標に向かって何をしたのかを説明しましょう。

    「部員同士のコミュニケーションを増やすために月に1回、練習以外に集まった」など、具体的なエピソードを添えるのがおすすめです。成績を伝える際には数字を用いることで説得力がアップします。

    また、行動だけではなく、「部員みんなの気持ちがひとつになった」「部員の状況をしっかり見るようになった」など、部員やあなた自身の変化を記載するのも効果的です。

    4.結果

    冒頭で伝えた結論につながるよう、最後でも改めて結果を書きます。ただ、「優勝した」という成果だけを伝えるのではなく、「優勝するために部員と取り組んだ経験から何を学んだのか」をアピールしましょう。

    さらに、「部活を通して得た経験をどのように仕事で活かすのか」を加えることで、過去の経験を貴社にどのように活かすのかを伝えられます。

    また、行動だけではなく、「部員みんなの気持ちがひとつになった」「部員の状況をしっかり見るようになった」など、部員やあなた自身の変化を記載するのも効果的です。あなたの志望動機とポテンシャルをしっかりと面接官にアピールすることがガクチカでは大切です。

    面接官はガクチカであなたを合格させた場合の活躍イメージを面接の中でしています。活躍する姿をよりイメージしてもらえるように、ガクチカからアピールしていきましょう。

    ガクチカで部活を選んだときの注意点

    構成を理解しても、ただその通りに書けばいいというわけではありません。ここではガクチカで部活をテーマにした際の注意点3つをお伝えしていきます。これから準備する方はしっかりおさえましょう。

    • 1. ウソはNG
    • 2. 専門用語は控える
    • 3. エピソードを絞る

    1.ウソはNG

    当然ながらウソを書いてはいけません。当然ながらウソを書いてはいけません。

    「あれ、本当に書いてあることに取り組んだのかな」と面接官が疑念を抱いてしまう可能性があるので、たとえ華々しい成果がなくても正直に書きましょう。ウソは必ずバレます。そして、バレた際には、必ず不合格となります。

    2.専門用語は控える

    部活でよく使われていた言葉とはいえ、一般的ではない通称や略語を用いるのは控えた方が無難です。また、面接官が必ずしもスポーツに精通しているとは限らないので、スポーツに関する専門用語もできるだけ使わず、わかりやすい言葉に置き換えましょう。

    わからない言葉を使われてしまうと、他の重要な内容が入ってこない可能性もあります。エントリーシートや面接では、誰にでも伝わる書き方や話し方を意識することが重要です。

    3.エピソードを絞る

    部活で多くの経験をしたからと言って、多くのエピソードを詰め込みすぎるのはよくありません。理由は以下の通りです。

    • 1. 単純に長くなる
    • 2. 何をアピールしたいのか伝わりづらくなる
    • 3. 話が下手だと思われてしまう

    以上の理由から、伝えるエピソードは1つに絞ることが良いでしょう。伝えたいエピソードが複数ある人は、自身の強みを最も伝えられるエピソードに厳選し、突っ込まれた時用や予備のエピソードにしておきましょう。

    【例文紹介】ガクチカで部活を選んだ時の例文

    それでは構成や注意点をおさえた上で、部活をテーマにしたガクチカの例文をみていきましょう。

    目標に向かうプロセスをアピール

    私が学生時代に力を入れていたことは、水泳部での練習です。

    水泳部で25m背泳ぎの選手をしていた私は、選抜メンバーに選ばれるために、タイムを22秒から20秒に縮めるという目標を立て、達成に向けて日々練習に取り組みました。

    たとえば、筋トレのメニューを腕中心から背筋中心にしたり、大学の講義前に必ず1時間泳ぎこんだりなどです。

    また、定期的にタイムの進捗状況を確認し、練習メニューの見直しを顧問とともに行いました。その結果、無事20秒をきることができ、選抜メンバーになることができました。

    リーダーシップをアピール

    私は学生時代、弓道部の主将として日々努めておりました。

    当時の弓道部は、ゆるく活動しており、たまに大会に出場しても全て1回戦で負けていました。そのため、部員の練習意欲も決して高いものとはいえませんでした。

    そこで私は部員全員にヒアリングを行い、思っていることを聞く時間を設けました。

    その結果、「実は優勝をめざしたい」「勉強が忙しい」などの本音や課題が浮き彫りになり、部員全員で練習時間の調整や練習メニューを作ることができました。その後、部員の練習意欲も徐々に高まり、県大会に初めて出場することができました。

    部員のモチベーションをあげるためにリーダーシップを発揮しましたが、貴社入社後も、同期や先輩・後輩の意見に耳を傾けて、チームで成果を出する存在として活躍できたらと思います。

    目標に向かうプロセスをアピール

      私は大学生活において、陸上部の活動に力を入れていました。リレーで最も大切なのはチームワークです。

      当初、バトンパス以外は全員がバラバラに練習し、お互いの記録にもあまり関心を持っていませんでした。そのため、団体で大会に出場しても大きな成績を上げることができませんでした。

      しかし、他校の選手は互いにアドバイスをしあったり励ましあったりしていたため、私たちも練習に取り入れるようになりました。お互いのフォームを確認しあったり、動画を撮ってアドバイスしあったりする中で、自然と練習以外の会話も増えたのです。

      その結果、今まで以上にコミュニケーションが増え、チームメイト全員の気持ちも一つになり、全国大会に出場するまでに至りました。

      私が陸上部で培った協調性を入社後も発揮し、積極的にコミュニケーションを図りながら組織として成長していきたいと思います。

    以上の例から分かるように、自身のスキルや経験を志望する企業でどのように活かせるか、またどのような活躍をしたいかを述べる必要があります。今後のビジョンを明確に伝えるようにしましょう。

    今後のビジョンを語った先輩社員のインタビュー動画がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

    ガクチカは採用動画を見てブラッシュアップさせよう

    いかがでしたでしょうか。

    ガクチカの構成や注意点、例文を紹介してきましたが、ガクチカは書いて終わりではありません。面接を終える度に見直しをかけ、志望企業に合わせてバージョンアップさせていくことが大事です。

    そのためには会社研究をしっかり行い、その企業がどのような価値観を持ち、どのような人材を求めているのか把握することが大切です。

    企業の想いや社風は就活サイトや企業のホームページで把握するのは難しいので、動画で企業の理念や社風がわかるmoovyを活用するといいでしょう。

    moovyの動画は1本30秒と短く、転職活動の隙間時間にも手軽に見ることができます。ベンチャー、スタートアップ企業を探すのに最適なサイトです。ぜひ一度ご覧ください。

    今林 智宏

    この記事を書いた人

    今林 智宏
    国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。

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    会社名 株式会社moovy
    代表 三嶋 弘哉
    設立 2020年4月13日
    住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
    メールアドレス moovy_support@moovy.co.jp
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    事業内容
    • ・採用動画プラットフォーム「moovy」の運営事業
    • ・動画クリエイティブの企画・制作事業
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