転職ミスマッチの防ぎ方と原因をキャリアコンサルタントが解説!

# 転職で失敗しないために

  • 転職したいけれど、企業とのミスマッチが起きたらどうしよう
  • ミスマッチを防ぐ方法を知って、良い転職にしたい
  • こんなお悩みをお持ちではないでしょうか。

    せっかく転職ができても、ミスマッチが起きてしまうと退職に追い込まれ、転職がやり直しになってしまう恐れも。

    しかし転職前にしっかり対策すれば、ミスマッチは減らすことができます。

    どのように防ぐべきか詳細に解説しますので、ぜひ参考にして下さい。

      この記事のまとめ

    • 転職ミスマッチは企業の情報収集と自己分析で減らせる
    • ミスマッチの主な原因は労働条件、人間関係、仕事内容の3点

    企業タイプ診断

    転職ミスマッチの防ぎ方5選

    転職ミスマッチの具体的な防ぎ方について解説します。

    そもそも転職のミスマッチは、企業側の情報提供不足や、求職者側のイメージと実際のギャップで起こります。

    「こんな環境なんて知らなかった」「思っていたのと違った」という状態になると転職ミスマッチが起こるのです。

    これを防ぐためには、転職する前に企業からしっかり情報を引き出すこと、自分の価値観を詳細に分かっておくことが重要になります。

    企業側と自分側、両面から防ぐことがポイントです。

    • 1.求人内容を詳細にチェック
    • 2. 企業情報を細かく調べる
    • 3. 気になる点を面接で確認
    • 4. 自分の価値観を整理する
    • 5. 転職で叶えたい優先順位(軸)を決めておく

    1.求人内容を詳細にチェック

    転職ミスマッチを防ぐ基本として、まずは求人に書かれている情報を詳細にチェックしましょう。

    求人は企業の公式HP、求人サイト、ハローワークなど様々な媒体に掲載されています。

    それぞれ情報の内容が違うこともあるため、気になった求人は複数媒体でチェックしたり、情報量が多いサイトで調べると理解度が高まるでしょう。

    特に違う情報が載っていサイトを複数チェックすると良いでしょう。

    求人ごとに内容が違っていたり、イメージにギャップがある企業は要注意です。

    企業側の情報提供にムラがあるため、ミスマッチが起きやすい企業と言えるでしょう。

    特にミスマッチが起こりやすい業界として、変化が早い「スタートアップ」「IT業界」や世間のイメージが先行している「広告業界」などに多く起こりがちです。

    これらの業界を志望する際は特に注意して情報を収集しましょう。

    ベンチャー企業を探したい場合は、こちらの記事でおすすめの求人サイト等を紹介していますので、ご確認ください。

    合わせて読みたい:【厳選】ベンチャー転職におすすめの転職サイト・エージェント20選!

    2.企業情報を細かく調べる

    転職ミスマッチを防ぐために、企業情報は求人以外にも詳細に調べておきましょう。

    公式HPも企業側が提供する重要な情報源になるので、しっかり目を通すべきです。

    また口コミサイトを活用する手もありますが注意が必要です。

    口コミサイトに書き込むのは、その企業を退職した人、つまりミスマッチだったと感じる人だということです。

    相性は人によるものなので、自分自身は合うかどうかをしっかり確認するようにしましょう。

    口コミサイトに振り回されないようにするためには、自己分析を行ってからチェックすることをお勧めします。

    自己分析のやり方が知りたいという方は、こちらの記事で3つの方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

    合わせて読みたい:転職に必要な自己分析のやり方を徹底解説|3つの方法を紹介します

    3.気になる点を面接で確認

    転職ミスマッチを防ぐために、面接でも気になる点を確認するようにしましょう。

    求人や公式HPなどの情報はあくまで媒体の情報になるため、実際の雰囲気や生の情報を得づらくなります。

    面接であればその企業の担当者から生きた情報を得ることができるため、入社前の確認の場としてしっかりと活用するようにしましょう。

    よくいただく質問として、「面接で質問をしたい時どのタイミングで聞けばいいかわからない」と聞かれます。

    おすすめのタイミングは、「内定が出た後」です。企業側からの評価ももらった後であれば、聞きやすい環境になっているはずです。

    内定が出た後にやるべきことをまとめた記事が以下にございますので、気になる方はどうぞ。

    合わせて読みたい:転職内定後の流れを徹底解説。思わぬ落とし穴に注意が必要です。

    4.自分の価値観を整理する

    転職ミスマッチを防ぐために、自分の価値観をしっかり整理しておきましょう。

    企業側の情報を集めるのも大事ですが、そこで働く自分自身のことも知っておかなければ、相性がいいか判断できなくなってしまいます。

    「条件が良ければ」「ホワイト企業であれば」良い環境とは一概に言えません。

    自分が何を求めているのか分かった上で転職すれば、納得した上で次の職場を選べるようになります。

    自分の価値観を整理するには、今までの経歴や成果、そのときの思いなどを棚卸しましょう。詳しいやり方やワークシートはこちらをご確認ください。

    合わせて読みたい:キャリアの棚卸しのやり方!便利なワークシート付で徹底解説!

    5.転職で叶えたい優先順位(軸)を決めておく

    転職ミスマッチを防ぐために価値観を整理したら、優先順位も決めておきましょう。

    自分の価値観を知ろうとした際に、様々な条件が気になって理想が高くなり過ぎてしまうことがよくおきます。

    全てを求めすぎると、転職先を決められなくなる可能性も出てきます。

    条件を考える際には優先順位を決め、自分に合った環境を冷静に考えられるようにしましょう。

    転職における軸をしっかり決めておくことで、ミスマッチを防ぎつつ、企業選びもスムーズにいくでしょう。

    転職の軸の決め方に関しては、以下の記事で紹介していますので、気になる方はご覧ください。

    合わせて読みたい:【例文30選】仕事選びの軸はこれ!決める際の重要な5つの基準とは?

    転職ミスマッチの原因3選

    ここでは、転職のミスマッチが起きる原因を解説します。

    厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概要」によると、「転職入職者が前職を辞めた理由 」で最も多いのは以下の3点です。

    • ・労働時間、休日等の労働条件が悪かった
    • ・職場の人間関係が好ましくなかった
    • ・仕事の内容に興味を持てなかった

    出典:令和2年雇用動向調査結果の概要|厚生労働省

    ミスマッチを感じるのは、これらが主な原因になりやすくなっています。この原因を防ぐ方法、対策もご紹介します。

    労働条件が悪かった

    企業が元々提示していた労働条件より悪かった、という理由です。

    このミスマッチが起きる原因は企業側にあるパターンと、転職者側にあるパターンがあります。

    企業側が労働条件を詳細に開示しないために起こってしまうこと、転職者側が十分に詳細を調べなかったために起こってしまうことの2パターンです。

    いずれのミスマッチも起こらないようにするには、事前の情報収集を怠らないようにしましょう。

    人間関係が好ましくなかった

    入社してみたら人間関係が良くなかったというパターンです。

    これを事前に防ぐのは難しいですが、特に気になる方は内定が出た後に職場見学をさせてもらい、雰囲気を事前に知れるようにするという手段があります。

    また求人サイトの中でも動画が掲載されている情報量が多いサイトを使うと、ミスマッチを防ぎやすくなるでしょう。

    このような社員のインタビューや、職場の雰囲気が分かる動画を探してみてください。

    仕事内容が合わなかった

    実際に仕事をしてみたら合わなかったという理由です。

    この理由も実際にやってみないと分からないため、完全に防ぐのは難しい理由でしょう。

    しかしできるだけ防ぐには、事前に仕事内容の良い部分も悪い部分もしっかり知っておくことが重要になります。

    特に面接で繁忙期や仕事のトラブルの乗り越え方などを聞いておくと、乗り越え方も想定した上で仕事に取り組むことができるでしょう。

    ここでは、ミスマッチの原因をお伝えしましたが、上記からもわかるように、定性的な情報(数値では表せない感覚的な部分の情報)でミスマッチに繋がっていることがわかります。

    逆を言えば、これらの情報を取得できれば、ミスマッチを軽減できると言えます。

    定量情報は取得しようとすれば、求人票に書いてあるため、取得しやすいですが、定性情報はなかなか手に入りづらい情報です。

    定性情報を入手するには採用動画がおすすめ!採用動画moovyではベンチャー・スタートアップ企業の採用動画が多数掲載されているため、職場の雰囲気などを知りやすいです。

    ぜひ一度採用動画を見てみてください。きっと新たな発見があるはずです。

    転職後ミスマッチを感じて辞めたいと思ったら・・・?

    もし転職後にミスマッチを感じて辞めたいと思ったらどうすればよいのでしょうか。具体的な改善策として以下の3つが挙げられます。

    • 1.本当にミスマッチが起きているのかを考える
    • 2.ミスマッチの原因を解決できるかどうかを考える
    • 3.再度転職を考える

    1.本当にミスマッチが起きているのかを考える

    転職後にミスマッチを感じた場合、本当にミスマッチが起きているのかをよく考えましょう。

    感情的な要因や初期の環境への適応不足で、最初はミスマッチを感じやすくなります。

    例えば、新しい仕事で最初の数週間は職場の文化や仕事内容に慣れるのに時間がかかることが多く、そこでミスマッチを感じることがあります。

    しかし、これは単に慣れるまでの過程である場合が多く、実際には時間が経つにつれて徐々に解消されることがあります。

    そのため、転職後にミスマッチを感じた場合は、冷静に状況を分析し、一時的な適応の問題か根本的なミスマッチかをしっかり見極めるべきです。

    2.ミスマッチの原因を解決できるかどうかを考える

    本当にミスマッチが起きていると判断した場合、その原因を解決できるかどうかを考えましょう。

    ミスマッチを感じても、それが自分のスキル不足やコミュニケーションの問題、業務の進め方の改善によって解決できる場合もあります。

    解決可能な問題であれば、職場環境の改善や成長のチャンスに繋がる可能性もあります。

    したがって転職後にミスマッチを感じたときは、まず原因を明確にし、解決策を見つけることができるかどうかを慎重に考えることが大切です。

    社風が合わないと感じたら以下の記事をお読みください。原因の見つけ方や対処法を詳しく解説しています。

    合わせて読みたい:社風が合わないを理由に転職はアリ?自分に合った企業を見つける方法

    3.仕事内容が合わなかった

    転職後のミスマッチを感じた時に、その原因が解決できないと判断した場合は再度転職を考えるのも一つの選択肢です。

    なぜなら、ミスマッチの改善ができないまま仕事を継続することは、精神状態にも影響を及ぼす可能性があるからです。

    しかし、短期離職にもつながり今後のキャリアに悪いイメージが付くリスクがあることをいうことも理解しておく必要があります。

    再度転職するという選択肢を取る場合は、再びミスマッチが起きないように十分な情報収集から始めましょう。

    仕事内容を事前に詳しく知ることは重要です。選考過程でしっかり確認しておくことは当然ですが、選考前でも確認できる方法があります。

    それは、求人票をよく読み込むことと、採用動画を見ることです。

    前者はこれまでの転職活動方法として普通のことですが、後者は近年増えてきた方法です。

    企業はミスマッチを軽減するために、自社の仕事内容や雰囲気を伝えようとさまざまな方法をとってきています。

    その一つが採用動画という手法です。採用動画を発信している企業は近年増えてきていますので、転職ミスマッチを軽減するためにも積極的に探してみてください。

    詳しくは次項で紹介しています。

    ミスマッチせずに転職を成功するためには

    転職のミスマッチを防ぐには、しっかりと情報収集することが重要です。

    特に企業の情報を調べることが重要ですが、上司やメンバーの特徴、会社の雰囲気や風土など言語化しづらい部分の情報もかなり重要になります。

    自分のキャリアを構築しやすい環境か、左右する条件が非言語の領域に詰まっているからです。

    そのためには、求人サイトの中でもより雰囲気を知ることができるサイトを活用するようにしましょう。

    そこでおすすめなのが、採用動画メディアのmoovyです。

    moovyは企業の情報を動画で紹介しており、社員の人となりや会社の雰囲気がわかりやすく紹介されています。

    面接前に活用いただければ、どんな雰囲気の人と面接をするのか、面接対策にも役立ちます。例えば以下のような動画です。

    ぜひmoovyの採用動画で企業の雰囲気をしっかり掴み、ミスマッチを防ぎ、自分に合う企業を見つけてみてください。

    井崎 麻結

    この記事を書いた人

    井崎 麻結
    国家資格キャリアコンサルタント。キャリアコンサルタント技能士2級取得。大学院を卒業後、専門学校の授業企画・スクール運営を経験後、人材系ベンチャー企業に転職し人材紹介業と派遣事業に携わる。主に、個人営業・法人営業・採用業務に携わる。現在はフリーランスとしてキャリア系メディアのライティング、キャリアコーチなどに従事。

    スタートアップ企業の求人動画をお探しならmoovyへ

    会社名 株式会社moovy
    代表 三嶋 弘哉
    設立 2020年4月13日
    住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
    メールアドレス moovy_support@moovy.co.jp
    URL
    事業内容
    • ・採用動画プラットフォーム「moovy」の運営事業
    • ・動画クリエイティブの企画・制作事業
    • ・採用コンサルティング事業