ChatGPTの注意点!転職に使うときはこれは絶対にしてはダメ!
# 転職 # 転職で失敗しないために
ChatGPTは非常に有用なツールですが、正しい使い方や注意点を把握している方はまだまだ多くはありません。
楽をしようと適当に使っても他の人に差をつけることはできないでしょう。
そこで本記事では「ChatGPTの使用方法と注意点」を詳しく解説します。
- ChatGPTの使い方には注意が必要!
- ChatGPTに具体的に指示をや条件を伝えることで精度が上がる
- 作成された文章は、必要に応じて編集や修正を行うべき
この記事のまとめ
転職や就活でChatGPTを活用する際の注意点
ChatGPTは入力された質問に対して迅速に回答を提供するAIチャットツールです。
しかし、ChatGPTを活用する際にはいくつかの注意点があります。安易に使用しても転職・就活に有効活用はできません。
ここでは、転職や就活におけるChatGPTの活用方法について注意すべき点について紹介します。
1.【注意!】企業や業界の情報は間違えがあるかも!
ChatGPTは一般的な情報を提供するため、特定の企業や業界に関する最新の情報や具体的な要件については確認が必要です。
そのため、コーポレートサイトや信頼性のある情報源で情報を補完するなどの事実確認をしましょう。
加えて、ChatGPTはモデルが過去のデータに基づいて訓練されており、最新の情報やトレンドについては限定的な側面もあります。
IT企業のような最新トレンドに敏感な業界に関してはしっかり情報収集をしましょう。
企業の情報収集をする際には、企業のホームページだけではなく、採用動画を視聴するのもおすすめです。テキスト情報よりも分かりやすく、企業理念や求める人物像を知ることができます。
2.ガクチカや志望動機作成は特に注意
ChatGPTは一般的なアドバイスを提供するだけであり、個別の状況や要件に合わせた最適なアドバイスを提供するわけではありません。
そのため、具体的なエピソードに弱く、オリジナリティにかける傾向にあります。
特に、ガクチカや志望動機は自身の経験や目標に基づき、ChatGPTのアドバイスを参考にしながら修正することが大切です。
注意点はあるものの、全く使えない訳ではありません。注意点を意識して使えば非常に有用なツールになります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
合わせて読みたい:【プロンプトあり】ChatGPTで受かるガクチカの作り方
合わせて読みたい:ChatGPTで志望動機は作成できる?爆速で作成するコツと注意点を解説
3.面接練習にも使えるが限界がある
ChatGPTは対話の練習にも非常に役立つツールで、面接練習を行うことも十分可能です。しかし、あくまでもAIが行うコミュニケーション。
そのコミュニケーションには限界があり、全て頼るのは危険です。実際の面接や面接練習での経験を積むことが重要です。
頼りっきりになるのではなく、うまく利用するということを忘れないようにしましょう。
4.専門家のアドバイスを参考にする
ChatGPTは優れた機械学習モデルであり、多岐にわたるトピックに関する幅広い情報を提供してくれます。
しかしながら、ChatGPTは専門家の知識や経験を持っているわけではありません。
したがって、特にキャリアに関する専門的な相談が必要な場合は、大学の人事担当者やエージェントのキャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。
ChatGPTは便利な情報ツールとして一般的な質問に答えることができますが、キャリアの重要な決定や個別の状況までは網羅できないことを覚えておきましょう。
あくまでも転職・就活を支援するツールとして利用するように留めておきましょう。
5.個人情報は入れない
ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTの精度を高めるためにAIモデルを訓練する学習データに使われる可能性があります。
そのため、個人を特定するような情報は入力しない方が良いでしょう。
OpenAI側は入力された情報は学習データに利用することはないと言っていますが、サイバー攻撃などによる情報流出のリスクがないとは言い切れないことから、APIを経由する外部サービスの場合であっても、プライバシー情報や守秘義務がある情報の入力はなるべく控えることが無難といえます。
転職や就活でChatGPTを有効活用するポイント
では、注意点を押さえたところで、有効に使うポイントをお伝えします。
ここまで解説したように、ChatGPTは有効なツールです。うまく使えば爆速で職務経歴書や自己PR、志望動機まで作成できてしまいます。
しかも超簡単に、質の高いものが作成できるようになります。
ここで挙げるポイントを押させて有効に使用しましょう。
1.ChatGPTに具体的に指示を出す
ChatGPTは与えられた指示には忠実に回答しますが、それが曖昧だと気持ちを組んでいい感じの答えを出してくれることはできません。
そのため、具体的に指示を出すことで、より思っている回答を引き出すことができます。例えば、
転職を考えているけど、企業の情報を教えて。
○ 良い例
30歳の私が転職を考えているけど、〇〇業界の企業について情報を教えて
最初は曖昧に質問し、順々に具体的に指示を出していくことも有効です。
2.ChatGPTに具体的な役割を与える
ChatGPTに有効な回答を求める際には、明確な役割を与えることが重要です。具体的な役割を与えることで、ChatGPTはその専門家として回答します。
例えば以下のような役割を与えます。
このように与えられた役割の立場でアドバイスや回答をしてくれますので、それぞれに合った立場を与えてあげると良いでしょう。
3.ハッシュタグなどの区切り文字を使う
ハッシュタグやなどの区切り文字は、指示の構造を明確にするために非常に役立ちます。
特定の条件を付記したり、特定の要素を明確に示したりする際に用います。以下の例を参考にしてみてください。
・20代後半
・IT企業
・年収500万以上
このように条件を指定することで、得たい情報を絞ってChatGPTに回答させることが可能となります。
4.「情報が不足している場合は質問してください」と記載しておく
「情報が不足している場合は質問してください」と記載しておとChatGPTに対して自由に質問する権限を与えることができます。
ChatGPTが自ら質問することで、以下のメリットが得られます。
- ・ユーザーとChatGPTのコミュニケーションが深まる。→ユーザーは自分のニーズをより明確に伝え、ChatGPTはそれに合った回答を提供することができます。
- ・回答の精度が上がる。→ChatGPTが不明点を確認することで、回答がユーザーの意図により密接に合致します。
以上のようにこれらのポイントを押さえることで、よりスムーズに効果的にChatGPTを利用することが可能となります。
就活・転職でChatGPTを使って失敗する事例3選
ChatGPTのようなAIを活用した転職や就活の支援は、便利な面もありますが注意も必要です。ここでは、過信や誤解によって失敗した事例を3つ紹介します。
1.全く刺さらない自己PRができてしまった
ChatGPTを使って自己PRを作成しようとしても、面接官の心をつかまない文章になることがあります。
次のキャプチャはIT企業を志望する際の自己PRを、ChatGPTに生成してもらった内容です。
文章の意味は通じますし、非常に高度なスキルが書かれています。しかし、「私の強みは…」から始まる文章が具体性にかけてます。
そのため、ChatGPTで生成した文章に、どんなチームで協力し、どのようなコミュニケーション能力が活かされたのか具体的なエピソードを補完しましょう。
▼自分の手で修正した自己PR
私の強みは、チームでの協力やコミュニケーション能力です。
私は以前、ゲーム開発チームの一員として、人気のあるモバイルゲームの新しいアップデートプロジェクトに参加したことがあります。
このプロジェクトでは、ゲームの機能追加やバグ修正、パフォーマンスの向上など、多岐にわたる課題に直面しました。
そこで、私の柔軟な思考力と問題解決能力を活かし、効率的な作業フロー構築、各メンバーが持つ専門的なスキルを最大限に活用することで無事ローンチにたどり着きました。
チームでの協力やコミュニケーションの重要性を意識することで、貴社のゲーム開発プロジェクトにおいても高い成果を上げることができると自信を持っています。
最終的に自分の手で修正するのはもちろんですが、ChatGPTへの指示も一度で終わりにするのではなく、何度も追加で指示をし修正してもらうことで、より質の高い自己PRになります。
ChatGPTを使って自己PRを書く方法はこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
合わせて読みたい:【簡単】ChatGPTを使って自己PRを爆速で作成する方法とは?
2.ガクチカがおかしな文章になってしまった
ChatGPTは使用したデータに基づいて文章を生成しますが、特定のトピックに関する情報が不足しているケースがあります。
結果、間違った言葉の使い方や、意味の通じない回答が生じおかしな文章になってしまうのです。
自然な文章にするためには依然として人間の判断と校正が必要といえます。
それでは、就活のガクチカを書くためにChatGPTを使用したケースをみていきましょう。
キャプチャの通り「ガクチカ」の使い方がおかしいことがわかります。
学生時代にバスケ部の練習に力を注いだことや練習内容は正しくても、見直さずにこのまま使ってしまっては面接官にネガティブな印象を与えます。
AI利用を禁止していない企業であっても、「そのままコピペしたな」と評価が下がりかねません。
正確な意図を伝えられない場合があるので、面接官に伝わる文章かを確認して修正しましょう。
▼自分の手で修正したガクチカ
私が学生時代に力を入れたことはバスケ部の練習でした。
全日本大学バスケットボール選手権大会での優勝を目標に、厳しいコンディショニングやトレーニング、集中的な戦術練習によって体力と技術を磨き続けました。
試合前の練習では、監督からの厳しい指導に涙することもありましたが、それが成長への大きな原動力となったと思います。
仲間と共に乗り越えた辛さや喜びは忘れられません。
私のバスケ人生の経験を糧に貴社でも常に目標を掲げ、達成に必要なインプットを続けていきたいと思ってます。
ChatGPTでガクチカを書く方法や注意点はこちらの記事で紹介しています。コピペ可能なプロントの例もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
合わせて読みたい:【プロンプトあり】ChatGPTで受かるガクチカの作り方
3.志望動機に事実と反する内容が記載されてしまった
ChatGPTは間違った情報を元に文章を生成してしまうことがあります。企業情報などで間違った情報を参考にして作成してしまうと、面接官にあなたが勘違いしていると思われてしまいます。
そのため、適当な企業研究をしていると認識され、志望度が低いと判断されてしまいます。
それでは、次の例をみてみましょう。
この学生はエンジニアリングスキルなど持ち合わせておりません。そのため、「どんなスキルなの?」と面接官に聞かれても答えることができません。
さらに、「協力とコミュニケーションを重視する」と記載しておりますが、一般的な企業ではどこにでもあてはまる概念です。
ここでは、DeNAの「ミッション・ビジョン・バリュー」をちゃんと確認し、修正するのがよいでしょう。
▼自分の手で修正した志望動機
私はDeNAのゲームアプリが大好きです。
先進的なテクノロジーと多様なアプリ開発に魅了され、新しいサービスを創造したいと強く思っています。
さらに、「発言責任、傾聴責任」という貴社の共有の価値観に強く共感しています。
私自身、ユーザーの生活を豊かにするアプリ開発のためにも、立場にかかわらず自分の考えを誠実に発言し、意見には真摯に耳を傾けることを心に置いて、先端技術に挑戦したいと考えています。
ある程度自分の意図に合った文章を書いてもらうには、自身の状況や文章の条件を細かく指示する必要があります。
こちらの記事では、志望動機を書く際のプロントの例やChatGPTで志望動機を書く際の注意点を解説しています。
合わせて読みたい:ChatGPTで志望動機は作成できる?爆速で作成するコツと注意点を解説
まとめ:ChatGPTを上手く使いこなし転職活動を有利に進めよう
ChatGPTは有効なツールですが、注意点も多く存在します。上手く利用することで、転職・就職活動の助けとなるでしょう。
最後に重要な点をお伝えすると、
ことが重要です。
あくまでもChatGPTは自己PRや企業研究に使う手助けとなるツールに過ぎません。ChatGPTから返ってきた答えが全て正しいとは限りません。
転職や就職は人と人との関わりからは切り離せません。そのため、実際に人と会って話したり、雰囲気を確認することは非常に重要なことです。
そこで、有効なものが採用動画です。採用動画は、企業の文化や価値観、雰囲気をリアルなビジュアルを通して伝えることができます。
求人情報のようなテキストだけでは伝わりにくい雰囲気や社員の様子を映像と音声で実感できるため、自身が求める職場環境や文化に合うかどうかを直感的に判断することができます。
ChatGPTは一般的な情報は提供してくれますが、企業や人材の雰囲気といったリアルな内容を追求するにはまだ足りません。
転職・就活で企業とのミスマッチを防いで自分を正確にアピールするためにも、ぜひmoovyの採用動画も有効活用しましょう。
- 今林 智宏
- 国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
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