第二新卒の転職はどこに相談すべき?よくある悩みも紹介します!
# 転職で失敗しないために
第二新卒で転職を検討している方の中には、初めての転職に不安を感じていながら、どこに相談すべきか迷っている方が多く見受けられます。
第二新卒の転職は一般的な既卒の転職とは扱いが異なるため、適切なサポートを受けることで、企業とのミスマッチの軽減を図ることができます。
そこで、当記事では第二新卒の転職活動の特徴やおすすめ相談先を解説します。
第二新卒として転職活動に成功したい方は、是非お役立てください。
- 第二新卒の転職活動では、現状の実績や経験だけでなく、将来性も考慮される。
- それぞれのサービスの利点をふまえて、自身の状況や希望にあった機関へ相談するとよい。
この記事を読めば以下のことが分かります
第二新卒の転職活動について
第二新卒という言葉を聞いたことがあっても、具体的に詳しく知らない人もいるのではないでしょうか。
はじめに、この章では第二新卒の定義を確認し、転職市場での需要について簡単に説明します。
また、第二新卒の転職についてさらに知識を深めたい方は、以下の記事も参考にしてください。
合わせて読みたい:第二新卒とは?第二新卒の強みや企業ニーズ、転職などについて解説
1.第二新卒とは?
実は第二新卒に明確な定義はありません。
一般的に言われているのは新卒3年目くらいまでの社会人のことをいい、年齢でいうと25歳頃までをいいます。
この層は、社会人経験が浅い一方で、新卒採用で得た基礎的なビジネスマナーや実務経験を持ち合わせているため、企業からは即戦力として期待されることが多いです。
2.第二新卒の割合
近年、第二新卒の転職者数は増加傾向にあります。
厚生労働省の調査によれば、3年以内に退職する新卒社員の割合は約30%に上ります。
この背景には、企業とのミスマッチによる不満もあればキャリアアップへの期待もあり、いずれにせよ第二新卒者の転職活動は活発に行われているようです。
3.転職市場での需要
第二新卒者は、転職市場で高い需要を誇ります。その理由は主に以下の2点です。
- ・若く柔軟な考え方を持っており、新しい環境や技術に適応する力が高い
- ・すでに社会人としての基礎が身に付いているため、短期間で戦力化できる
多くの企業が「若手を育てたい」「新たな風を吹き込んでほしい」といった理由で、第二新卒者を積極的に採用しています。
しかしながら、「第二新卒で転職はやめとけ」と言われることも中にはあるようです。その理由について以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
合わせて読みたい:第二新卒で転職はやめとけ…それってホント?元人事が真相を徹底解説
第二新卒の転職|おすすめの相談先5選
さて、ここからは第二新卒の転職におけるおすすめの相談先として、以下の5つをご紹介します。
- ・転職エージェント
- ・キャリアコーチング
- ・ハローワーク
- ・大学のキャリアセンター
- ・知人や先輩社員への相談
重要なことは、それぞれのサービスの特徴をふまえて、自身の転職の状況や目標に合った機関に相談することです。
ここでは、それぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.転職エージェント
まず、転職エージェントは、第二新卒の転職活動において非常に役立つ存在です。
特に、専門的なアドバイスを提供してくれる点が大きなメリットです。
また、履歴書の書き方や面接対策など、実践的なサポートも充実しており、安心して転職活動を進めることができるでしょう。
しかし、エージェントとの相性が悪い場合、スムーズに転職活動が進まないことがあるため、担当者選びが重要です。
また、特定の業界や職種に求人が偏ることがあるため、自分の希望に合った求人が見つからない可能性があります。
転職エージェントは転職者を転職させて初めて利益が出るビジネスモデル。
そのため、転職を急かしたり、本当は合っていないと思っていても、おすすめの転職先として紹介されることがあります。
もちろん全てのエージェントがそうではありませんので、ご利用の際はうまく利用するようにしましょう。
2.キャリアコーチング
次に、キャリアコーチングは、自己分析を徹底的に行いたい人にとって非常に有益な選択肢です。
コーチングでは、自己のキャリアビジョンを明確にし、将来の方向性を見定めるためのサポートが受けられます。
オーダーメイドのアプローチで個々のニーズに対応するため、自分に合った客観的な助言を得ることができるでしょう。
ただし、このサービスは通常有料であり、若手社会人にとっては経済的負担になる可能性があります。
また、キャリアコーチングは求人紹介を目的としたサービスではないため、転職先を探すには別の手段を併用する必要があります。
キャリアコーチングについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にすると良いでしょう。
合わせて読みたい:キャリアコーチングとは?怪しいって本当?転職エージェントとの違いと特徴
3.ハローワーク
ハローワークは、地域に密着した求人情報を提供する公的機関で、誰でも無料で利用できる点が大きなメリットです。
また、国家資格キャリアコンサルタントの資格を持ったカウンセラーに相談に乗ってもらえる点は安心感があります。
特に、地方での転職を希望する場合には、ハローワークを活用することで、地域特有の求人情報を効率よく収集できるでしょう。
ただし、第二新卒向けの専門的なサポートが不足していることがあり、すべての相談員が十分な知識を持っているわけではありません。
また、担当者によってはサービスの質にばらつきがあるため、期待したサポートが得られない可能性もあります。
失業保険などでハローワークを利用する場合は必ず通う機関ですので、ついでにキャリアアドバイスを求めるなどの利用方法が良いでしょう。
しかしながら、希望の求人を紹介してもらえるわけではないため、他の求人サービスと併用して利用することをおすすめします。
4.大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターは、卒業後も利用できることがあります。
メリットとしては、卒業生のネットワークを活用して転職活動をサポートしてくれる点を挙げることができるでしょう。
特に、名門大学の卒業生であれば、そのブランド力を活かして企業にアピールすることができる可能性があります。
しかし、大学のキャリアセンターは主に新卒向けのサポートが中心であり、社会人経験のある第二新卒向けの支援が限定的であることが多いです。
また、大学によって利用できる年齢に制限がある場合が多いので、一度調べてみる必要があります。
5.知人や先輩社員への相談
知人や先輩社員に相談することも、第二新卒の転職活動において非常に有益です。
彼らはあなたの性格やこれまでの仕事ぶりをよく理解しているため、パーソナルで具体的なアドバイスをもらえます。
例えば、転職活動における自己PRの方法や、転職先企業の文化にどう適応できるかなど、実践的な視点からの意見が得られるでしょう。
一方で、デメリットもあります。
知人や先輩社員は転職の専門家ではないため、アドバイスの内容が限られている場合があります。
特に、幅広い市場情報や最新の転職トレンドについては、十分な知識を持っていない可能性があります。
また、先輩社員に相談する際は転職を考えているという情報が社内に出回らないように十分注意しましょう。
現職の仕事に悪影響になる場合があります。
以上の注意点に配慮する必要はありますが、知人や先輩社員は転職の相談先としては有益となります。
ここまで第二新卒のおすすめの相談先を紹介してきました。moovyでもキャリア相談サービスを無料で提供しています。
客観的なアドバイスを受けたい方、キャリアの専門によるアドバイスを聞きたい方。
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第二新卒の転職活動のポイント
第二新卒の転職活動においては、一般的な既卒の転職活動とは異なり、現状の実績や経験だけでなく将来性も考慮されます。
したがって、第二新卒の転職活動では社会人経験と将来性の両方をアピールする必要があります。
この章では、上記のような特徴をふまえた第二新卒の転職活動のポイントを解説します。
- 1.前職のミスマッチの原因を振り返る
- 2.自己分析を再度行う
- 3.転職理由を明確にする
- 4.社会人経験を言語化する
- 5.キャリアプランを練り直す
1.前職のミスマッチの原因を振り返る
転職を考える際、まず最初に前職のミスマッチの原因を振り返ることが重要です。
なぜ前職での仕事に不満を感じたのか、どの部分が自分に合わなかったのかを整理することで、次の転職をより納得のいく形で終えることができます。
このプロセスを経ることで、キャリアアップを目指す際の明確な基準が見えてくるはずです。
転職のミスマッチについては以下の記事が非常に参考になるので、一度を通しておくことをおすすめします。
合わせて読みたい:転職ミスマッチの防ぎ方と原因をキャリアコンサルタントが解説!
2.自己分析を再度行う
第二新卒としての転職活動では、自己分析の再確認が欠かせません。
ここまでの社会人経験を通じて、当初の自己評価が変わっていることも珍しくないからです。
自己分析でおすすめなのがWill-Can-Mustのフレームワークで考えることです。
Will-Can-Mustを活用することによって、「やりたいこと・できること・すべきこと」を整理することができます。
Will-Can-Mustについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
合わせて読みたい:【図解】Will-Can-Mustとは?転職の自己分析にも使える!
自己分析を再度行うことで、自分がやりたいことやできることなどが考えやすくなり、将来のビジョンやキャリアが見えてくるでしょう。
3.転職理由を明確にする
転職理由を明確にすることは、面接において最も重要な要素の一つです。
キャリアアップや職場環境の改善を目指している場合、それをどのように企業に伝えるかが成功の鍵となります。
また、退職理由については、ネガティブな表現を避け、前向きな理由に転換することが大切です。
具体的には、「さらなる成長を求めている」や「新たな挑戦をしたい」といった形で伝えると、企業側に好印象を与えられます。
4.社会人経験を言語化する
経験年数が少ないとはいえ、社会人としての経験はあります。
この点が新卒との差別化できるポイントです。
社会人として経験した点を具体的に話せるようにまとめておきましょう。
また数値として残した結果があれば、それを伝えられるとなお良いです。
例えば、営業職の経験があれば、「顧客のニーズを引き出す力」や「目標達成に向けた行動力」といったスキルを、具体的な成果や事例と共に紹介すると効果的でしょう。
5.キャリアプランを練り直す
ここまでの振り返りや自己分析を行ったことにより、様々な原因が見えてくると思います。
それが自分のキャリアにおいて必要だったか、次に必要な経験はどんなものかを考えてみましょう。
就職活動の際に立てたキャリアプランをもう一度見つめ直す機会です。
ここで重要な点は「将来のキャリアから逆算して考えること」
将来のキャリアプランに対して、足りている部分、足りていない部分を考えることができれば、次に経験すべきキャリアが見えてくるはずです。
第二新卒の転職でよくある悩み・質問
第二新卒として転職活動を考える際、多くの人にとって初めての転職で様々な不安を感じています。
この章では、多くの人に共通して見受けられる悩みや質問を5つ紹介します。
Q.3年以上は現職で働くべきか
この悩みは第二新卒者によく見られるものです。
多くの人が、短期間での転職がキャリアに悪影響を与えるのではないかと不安に感じます。
しかし重要なのは、自分にとって最適なタイミングで転職することです。
必要以上に長く同じ職場に留まることが必ずしも良いわけではありません。
転職は何年目にするのが良いか?については以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はご覧ください。
合わせて読みたい:転職は何年目が多い?転職する時期を判断するポイント!
Q.未経験の業界にも転職できるのか
異業種への転職は挑戦が伴いますが、若さと柔軟性を武器に新しい業界でも活躍できる可能性があります。
しかし、新卒の就活よりも自己分析や適切な準備が不可欠になります。
特に、業界研究や必要なスキルの獲得は、必ず必要になると考えておきましょう。
未経験業界への転職について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
合わせて読みたい:異業種転職は難しい?成功させるポイントと注意点を解説
Q.退職理由の伝え方が難しい
この悩みもまた、多くの第二新卒が直面する課題です。
正直さを保ちながらも、前向きな理由を強調することがポイントです。
退職理由は転職の際の面接でも必ず聞かれます。
しっかり答えられるように深みを持たせられるまで考えましょう。
退職理由の伝え方のコツに関して、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
合わせて読みたい:【回答例文あり】面接で退職理由を聞かれた時の上手い答え方
Q.転職先の企業文化に適応できるか
この悩みを解消するには、事前に転職先の企業文化をリサーチすることが重要です。
企業のホームページやSNSを活用して、企業の価値観や働き方について情報を集めましょう。
企業研究や仕事内容の理解には口コミサイトや採用動画の閲覧が有効です。
口コミサイトでは偏った口コミや内部の方の書き込みもあるので、利用には注意が必要ですが、うまく利用することで非常に参考になる情報です。
また、採用動画に関しては、企業のリアルな情報を得ることができるためおすすめです。
以下のような動画を見ることでさらなる理解を深めることができます。
Q.第二新卒での転職は不利?
第二新卒での転職は一概に不利ではありません。
企業によっては第二新卒という枠で採用している企業もありますし、新卒と同等な扱いで採用をしている企業もあります。
第二新卒のメリットは「将来性」です。
それも「一定の社会人経験をしている」点が新卒とは違います。
企業にとっては「社会人の基礎」のような研修を行う必要がないため、新卒よりも積極的に採用を行う企業もあります。
つまり、第二新卒での転職は企業によって有利に働きます。
重要なのは自分がこれまでの経験を振り返り、得たスキルや伸びしろを次に活かすことです。
第二新卒で転職を考えている方へ
当記事では、第二新卒の転職活動の特徴やおすすめ相談先を解説しました。
しかし、転職活動の中で出会った企業が、本当に自分にとって良い企業かどうかを判断するのは難しいですよね。
そこで最後に、自分にマッチした企業を判断するヒントをお教えします。
それは採用動画プラットフォーム moovyを活用することです。
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- 今林 智宏
- 国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
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