第二新卒とは?第二新卒の強みや企業ニーズ、転職などについて解説
# ベンチャー企業 # 転職で失敗しないために
第二新卒と言っても、社会からどう見られているのか。企業側のニーズは?など、悩みや不安もあると思います。
そこで当記事では、「第二新卒とは?」について解説します。
当記事を読むことで、「第二新卒」について理解が深まると思います。ぜひ最後まで読み進めてください。
第二新卒とは
ここでは第二新卒の基本的な情報について、以下の観点で解説いたします。
- 1.第二新卒の定義
- 2.第二新卒転職市場の状況
- 3.なぜ、今第二新卒が増えているのか
1.第二新卒の定義
第二新卒とは、明確に定義されている訳ではありませんが、一般的に「新卒として入社した会社を3年以内に退職した人」を指します。
「短期間でも社会に出たことがあり、一般的なビジネスマナーが身についている」と捉えられています。
年齢は明確に定められていませんが、25歳前後の若手が多い事が特徴です。
よく比較される、社会人経験のない「新卒・既卒」と経験を活かすことのできる「社会人」の中間の扱いになります。
「新卒で入社した会社を早期にやめて大丈夫?」と不安に思われるかもしれません。
不安を感じる人は多く、社会人経験も浅い第二新卒。この記事を読んで、その不安が少しでも払拭されれば幸いです。
2.第二新卒の状況
2015年ごろから企業の第二新卒に対するニーズは高まっており、その背景には採用/求人市場の活性化があります。
リーマンショック以降、採用/求人市場は売り手市場に以降しており、それに伴い企業の採用ニーズも高まり多様化。
コロナの影響で近年は少し下がったものの、この流れは少なくとも2030年までは続くと見られています。
しかし、一方で「第二新卒で転職はやめとけ」と言われることもあるようです。
賛否ある発言ですが、この点について以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。
合わせて読みたい:第二新卒で転職はやめとけ…それってホント?元人事が真相を徹底解説
3.なぜ、今第二新卒の転職が増えているのか
社会人3年以内で辞める人の数は年々増加。採用/求人市場が活性化しつつあるのを背景に、以下のような理由で辞める人が増えています。
- 1.将来の目指す方向に近づくため
- 2.人間関係が良くないため
- 3.スキルが身に付かない環境のため
- 4.入社前に聞いていた条件と違っていたため
- 5.パワハラ・セクハラが酷かったため
1位の理由はキャリアを見据えたポジティブな決断。新卒の際に希望の企業に入れず、またここでチャレンジする人もいます。
それ以外に関してはネガティブな理由で離職されています。ここに求職者と採用者とのミスマッチが起きていると思われます。
定量的な情報だけでなく、定性的な情報をしっかり確認し、就職活動をする事が重要です。
また、3位の理由は、職種選びに問題を抱えているケースが多いです。実際、スキルが習得しやすい職種とそうではない職種があるのが事実。
そのようなミスマッチを防ぐためにもしっかり調べてから職種を選ぶことが重要です。20代の転職におすすめの職種について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
合わせて読みたい:20代転職でおすすめな5職種を大公開!選ぶポイントや注意点とは?
企業が第二新卒に求めているものとは?
企業が第二新卒の人材に求めているものは以下のようなものになります。
- ・熱意、ポテンシャル
- ・入社意欲の高さ
- ・志望動機
このように企業は第二新卒にはスキルや経験を求めているのではなく、熱意やポテンシャル、入社に対する意欲を持った人材を重視するようです。
新卒よりも手間が掛からず、新卒と同じぐらい将来性があるという点でむしろ第二新卒を欲しがる企業も増えてきています。
また、即戦力が求められる30代前後の転職者と比べ、そこまでの即戦力を求められていないので、採用ハードルが下がって、
新卒の就活時よりも高いレベルの企業に入社できる可能性があるのかもしれません。
あわせて読みたい:第二新卒でベンチャー転職の際の注意点3つ|後悔したくない人へ
第二新卒は転職に有利?不利?
一概に正解はありませんが、傾向として第二新卒は転職に有利である事が多いです。 その理由は2つあります。
- ・採用コスト、育成コストが安い
- ・柔軟性が高く仕事、職場に馴染みやすい
【採用コスト・育成コストが安い】
新卒者に比べ、社会人経験がある分一定のビジネススキルを持っている点や新卒ほど獲得競争が激しくないため、 企業としては安価で採用できるというメリットがあります。 特に新卒採用が難しい中小企業においては積極的に求めているようです。
【柔軟性が高く仕事・職場に馴染みやすい】
第二新卒は前職を早く辞めたという点が逆にメリットとなることもあるようです。
理由は前の会社のやり方が染み付いておらず、他の会社でも柔軟に対応できるということです。
前の会社はこうだった。やりづらいなどと言った事が少なく、採用した後のフィットが早いというメリットがあります。
第二新卒の転職の考え方について、より詳しく解説した記事はこちらになります。あわせてご覧ください。
あわせて読みたい:第二新卒転職のススメ|第二新卒で転職するのってどうなの?
第二新卒で転職をする際の重要な考え方
第二新卒で転職を考える際は重要な考え方があります。
それは以下のようなものです。
- ・転職する理由を明確にする事
- ・前職のキャリアを振り返る事
- ・今後のキャリアはどうしたいか
自分は今後どのようなキャリアを積んでどうなりたいか。そのために今いる状況ではダメか。もしダメなら、そこで培ったものは何で、何が足りないのか。
このように考えることで、次の転職先を決める際のポイントとなります。志望動機などを作る際や面接対策をする時はこの考えを元に作成すると良いと思います。
また、そこで選択した企業をまたすぐ転職してしまうような事態を避けることにもつながります。
こちらは第二新卒の転職で、失敗しないための方法などをまとめた記事です。気になる方はぜひご覧ください。
あわせて読みたい:第二新卒の転職で失敗しない為に重要な3つの事|辞める原因を考える
第二新卒でよくある質問
- Q.第二新卒が転職する上で重要なポイントは?
- A.社会人経験とポテンシャルの両方をアピールするべきです。
- 新卒と社会人の中間に位置する第二新卒。一見、新卒の良さも社会人の良さもない中途半端な存在です。
よってしっかりアピールしないと転職市場において不利な存在になってしまう恐れがあります。
そこで社会人経験で得たマナーや知識と将来のポテンシャルを面接でアピールすることで、第二新卒のメリットを最大限活かす事ができます。 - Q.第二新卒はいつ辞めるのがいい?
- A.3年目までが第二新卒として扱われますので、3年目が一番印象は良くなります。
- 第二新卒の懸念点として、早期退職への懸念と、スキル不足の2点が挙げられます。その2点を少しでも払拭するために3年目で辞める事です。
あまりに早い転職では、採用してもすぐに退職してしまうのではと思われてしまいます。
スキル不足という点では、在籍期間が長い分ビジネススキルが身についているのが一般的なため、どうしても3年目の評価が高くなります。 1年目で「今すぐに辞めたい」と考えている方も、少し立ち止まって今の職場で経験を積むことで、選択肢が広がる可能性があることも念頭に置いておきましょう。
第二新卒での転職がどうなのか知りたいあなたへ
第二新卒とはを知ることで、第二新卒は最低限の社会人経験とポテンシャルが重要だと理解できたのではないでしょうか?
前職を辞める理由を考えた際に、企業の定量的な情報だけでなく、いかにその会社のリアルな空気感を知るかも重要です。
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- 高橋 圭佑
- 早稲田大学卒。現在、教育系スタートアップにてマーケターとして勤務しながら、副業で複数企業のマーケティング支援を行う。前職はマコなり社長が経営する株式会社divにて新規事業開発を担当。大学在学時には、LINE株式会社のBLOGOS編集部にて勤務していた経験や、ブログサイトを立ち上げ2年近くで月間80万PVまでグロースした経験を持つ。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
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