異業種転職は難しい?成功させるポイントと注意点を解説
# 転職 # 転職で失敗しないために
転職の際に、これまで携わった業界ではなく、未経験業界に転職する異業種転職を選択することもあると思います。
しかし、未経験業界への転職は不安や分からないことが多いと思います。
そこで今回の記事では、異業種転職を成功させるポイントと注意点を紹介していきますので、業界を変えて転職を検討している方、成功させるコツを知りたい方はぜひ参考にしてください。
- 異業種転職は企業・転職者双方にとってメリットがある
- キャリアプランや志望理由は明確にする!
- 20代後半と30代前半では、求められるスキルが異なる
この記事のまとめ
異業種転職が難しいのは本当か
株式会社リクルートキャリアの報告によると、ここ10年の中途採用市場における異業種への転職は「67.4%」と決して低くはありません。
出典:【転職決定者データから見る】2020中途採用市場 中途採用においては「越境採用力」もカギに - リクルート
また、異業種転職の推移も年々増加傾向であることがわかります。そのため、一概に「異業種転職は難しい」とは言い切れません。
もちろん、即戦力を求める背景より転職のスタンダードは同業種です。その一方で、求職者の経験スキルやポテンシャル等を採用基準としている企業もあります。
特にベンチャーやスタートアップなどは、まだ見ぬ領域へのチャレンジをしているのでこれまでの業界を打ち壊せる人材を求める傾向が強いです。
異業種転職は企業・転職者双方にとってメリットが大きい
異業種転職は双方にとってメリットが大きいです。
- ・企業:業界特有の慣習や風土を客観的に捉えられるチャンス
- ・転職者:新しい知見を得ることができ、これまでのスキルを有効に使うことでさらなる成果を上げられる可能性がある
以上のように双方にとってメリットは大きいため、これまでの豊富な経験・スキルが評価されれば、異業種転職を成功させることは十分に可能です。
ただし、中には年収が下がってしまうケースもあるので企業選びや情報収集などはしっかり行いましょう。
異業種転職を成功させるポイント
メリットが大きい、異業種への転職。異業種成功させるためにはどのようなポイントがあるのでしょうか。
ここでは3つのポイントをお伝えします。今後の活動にお役立てください。
1.異業種で活かせそうなスキルのアピール
これまでに培った経験やスキル・実績を整理し、異業種であっても貢献できることを明確にしておきましょう。
採用担当の抱く「なぜ異業種なのか」という疑問に対し、「自分を採用する価値がどこにあるのか」を説明できるようにするのです。
そのためにも自己分析は丁寧に行う必要があります。職務経歴書を書く際のアピール内容にもつながる部分なのでしっかり記載しましょう。
例えばマネジメント経験は大きな評価ポイントです。「社内プロジェクトやコンペなどでリーダーシップを発揮したことがある」「メンバーの管理・監督を行ったことがある」などは、異業種でも活かせるマネジメントスキルです。
職務経歴書の書き方を詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
合わせて読みたい:職務経歴書の書き方マニュアル!ダウンロード可能なテンプレ付き!
2.キャリアプランを明確にする
入社後に活躍できるイメージを描いてもらえるように、自分が今後どのようなキャリアを積み上げていくかを明確にしましょう。
あえて異業種転職をするのですから、将来的にキャリアをどのように積み重ねていくかを話せるようにしておくことが大切です。
例えば、「ずっとIT業界でシステム開発の仕事に従事していたが、サービス業界という異業種に転職することでサービス業界のペインを解消したい」
のように、転職理由と志望動機に統一性を持たせることがポイントです。
3.採用動画を視聴して企業とのミスマッチを防ぐ
採用動画を視聴して希望する企業とのミスマッチを事前に防ぐことも、異業種転職の成功ポイントです。
転職活動中に得られる情報としては、年収や勤務地、福利厚生などの定量的なものが多いと思います。一方、同じくらい大切な企業の風土や一緒に働く仲間の雰囲気、そしてキャリアパスなどは実際に入社してみないと知りえません。
異業種転職は未知の世界。分からないことが多いと思います。そのため、仕事以外のことはできるかぎり事前に把握しておきたいものです。
そこで、企業が公開している採用動画を視聴し、企業の風土や慣行が自身にマッチしているかどうか確認しましょう。
職場の雰囲気や、実際にそこで働いている方の様子を知るには、以下のような動画がおすすめです。
異業種転職3つの注意点
転職活動には面接の失敗や入社後のミスマッチなど、さまざまな不安がつきまとうものです。
ここでは異業種転職における注意点をご紹介します。失敗するリスクを下げるためにも、しっかりおさえておきましょう。
1.退職理由や志望動機を曖昧にしない
「異業種転職を叶えた後、何をしたいのか」このような問いに対して、目的や動機が曖昧な方は採用担当の心に響きません。
もちろん、具体的な商品名や技術名など具体的に出す必要はありません。
ただ、何となくネームバリューだけで選んだ人や、前の職場が嫌だったという理由だけで転職をした人などは、早期退職につながりやすい傾向にあります。
退職理由を尋ねられた際も、あまりにも正直すぎる回答では、失敗のリスクが高まります。以下の記事では、退職理由の効果的な伝え方を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
合わせて読みたい:【回答例文あり】面接で退職理由を聞かれた時の上手い答え方
2.希望条件を絞りすぎない
希望する企業の年収や福利厚生などの条件が自分に合っているかどうかは大切ですが、絞りすぎると求人が減ってしまいます。
理想とする条件が全てそろっている企業を求めすぎた結果、応募先がなくなってしまうのです。このように自分で自分のチャンスを潰さないためにも、希望条件には優先順位をつけて求人を探しましょう。
企業ブランドや社会トレンドなどに流されず、「自分が異業種転職で活躍できる未来が見えているか」「これまでの経験・スキルを活かせるか」といった視点で見極めてください。
その際に重要なものが転職の「軸」を決めること。転職における「軸」をしっかり持っておくと、この条件は外せないという点が見えてきます。
転職の軸の決め方に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はご覧ください。
合わせて読みたい:【例文30選】仕事選びの軸はこれ!決める際の重要な5つの基準とは?
3.転職先の情報収集を怠るとミスマッチが起きる
自分が希望する業種や業界が実際どのような仕事なのか、市場規模はどれくらいなのかといった企業分析は必須です。
コーポレートサイトや採用動画などを見て企業研究をしておくと、ある程度転職を希望する企業の雰囲気がつかめてきます。
年功序列制度が根強くトップダウン方式なのか、ベンチャー気質で誰でも新しいことにチャレンジするチャンスがあるのか、このような風土が見えてくるはずです。
たとえば、昔ながらの年功序列の強い企業に実力主義で活躍しようと転職を考えても、ミスマッチになる可能性が高いです。一方で、未経験社歓迎、まだ見ぬ領域への進出を謳っている企業は異業種でもチャレンジしやすいでしょう。
ですから、希望する転職先の情報収集は時間をかけてしっかり行う必要があります。
企業の情報収集には、以下のような採用動画がおすすめです。テキスト情報とは異なり、リアルな情報を得ることが可能です。
年代によって企業が求めるスキルの違い
異業種への転職理由を明確にしたら、次は企業が求める人物像とマッチしているかどうかも見極める必要があります。
年代によって求められるスキルは異なってくるので、ここでは20代後半と30代前半の違いをお伝えしていきます。
20代後半の採用に求めること
20代後半は将来のポテンシャルだけでなく、社会人時代に培ったポータブルスキルが求められます。
採用担当は、「必要最低限のビジネススキルだけでなく、前職で何を成しえてきたか、その姿勢や思考、行動がどうだったか」を知りたいと思うのです。
入社後、あなたが即戦力になるかを見極めようとしているので、成果に伴う行動や考えをしっかりアピールできるようにしておきましょう。
30代前半の採用に求めること
30代前半になると、業務推進力や専門知識などに加え、リーダーシップやマネジメント力が見られます。
もし、リーダー経験やマネジメント経験がない場合は、前職での具体的な実績や成果をアピールしましょう。
また、30代前半は20代後半よりも一層成果が求められるため、転職後も再現性があることをしっかり説明できることが大切です。
企業分析を通して知りえた企業のサービスや事業の中で、自分が何を学び、どのように貢献していくのかを具体的に話せるよう準備しておきましょう。
異業種転職を成功させるために転職理由とキャリアプランを明確に!
異業種転職するということは、自分の人生における大きな転機です。異業種転職は同業種よりもハードルは高いですが、新しい知識や文化とこれまでのあなたの経験の相乗効果で成果を出す可能性もあります
そのためにも、自己分析と企業研究をしっかり行い、自分のキャリアプランとアピールポイントを明確にしましょう。
事前準備で企業情報をチェックする際には、人間関係や職場環境といった定性情報も必ずチェックしましょう。
定性情報のチェックには、会社説明会への参加の他に、採用動画の活用が挙げられます。忙しいビジネスパーソンが定性情報をチェックする際には、閲覧場所を選ばない「採用動画」が適切です。
そこで、採用動画プラットフォームのmoovyで探してみてはいかがでしょうか。moovyの特徴は以下の3点です。
- ・30秒の短尺動画で手軽に職場のリアルな雰囲気を確認できる
- ・シード〜急成長中の優良スタートアップ・ベンチャー企業が豊富に掲載されている
- ・本当に優良なスタートアップ、ベンチャー企業からスカウトが届く
様々な業種の求人を取り扱っているので、異業種転職でおすすめの転職先を探している人は、ぜひmoovyをご活用ください。
- 今林 智宏
- 国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
この記事を書いた人
スタートアップ企業の求人動画をお探しならmoovyへ
会社名 | 株式会社moovy |
---|---|
代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
メールアドレス | moovy_support@moovy.co.jp |
URL | https://company.moovy.jp/ |
事業内容 |
|