スタートアップの残業は多い?リアルな事例と調べ方を解説
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結論、スタートアップの残業は多い傾向があります。
その理由は業務量の多さだけでなく、自分で働き方をコントロールする文化が強いためです。
残業は自発的にしているパターンが多いのです。
この記事ではスタートアップの残業について解説します。社員のリアルな声も紹介するので、スタートアップのリアルな働き方についてもぜひ理解を深めてください。
- スタートアップでは残業は自発的にするもの
- 残業自体の情報より、何のためにするのか考えることが大事
この記事のまとめ
スタートアップにおける残業の傾向
スタートアップの残業は多い傾向にあります。
スタートアップは会社自体が立ち上げ期、成長期にあるため、多岐にわたる業務が発生します。
社員も幅広い業務を担当することが多く、仕事量が増えて残業をすることになるケースが多くなっています。
この業務量に関して、スタートアップは自分で働き方をコントロールすることができる傾向にあります。
スタートアップは社員の裁量が大きいため、仕事の進め方や働き方の決定権は社員に一存されていることが多いです。
残業も多いとはいえ、社員一人一人が自分でコントロールしながら働くことができます。
これは大手とは対照的な環境といえるでしょう。
大手の残業の特徴は、自分でコントロールしづらいことです。
仕事の量や進め方についての裁量が社員にはないことが多いため、残業も自分で調整することが難しくなる傾向が強いのです。
大手といっても残業が多い部署もあるため、注意が必要です。
残業に関して、大手とスタートアップではこのような違いがあります。スタートアップの残業の特徴を理解した上で転職を検討しましょう。
また、大手とスタートアップには残業以外にも給料や風土、仕事内容など、いくつか違いがあります。
こちらの記事では、大手とスタートアップの違いをまとめました。転職前にチェックしてみてください!
合わせて読みたい:【多くの人が勘違い】大手企業とベンチャー企業の向き不向きを転職のプロが解説
残業が多くても問題なし!?スタートアップの社員が自発的に残業する理由とは?
前述の通り、スタートアップは働き方を自分でコントロールできることが多く、残業も社員が自発的にしている傾向があります。
ここではスタートアップの社員がなぜ自発的に残業を行っているのか、その理由以下の3点について解説します。
- 1.いち早くスキルアップしたいから
- 2.裁量があるためメリハリをつけて仕事ができるから
- 3.会社と自分の成長が実感できるから
1.いち早くスキルアップしたいから
スタートアップ社員が残業をする大きな理由は、いち早くスキルアップしたいと思うためです。
早く結果を出したり事業を前に進めたい、できることを増やしたいと思う気持ちが仕事の稼働時間を伸ばしているのです。
そもそもスタートアップへ入社する理由として、早期にスキルアップできることを挙げる社員は多いです。
このように、スキルアップしたい意欲を持って入社していることが、残業を含めて熱心に業務に取り組む姿勢に繋がっているのでしょう。
2.裁量があるためメリハリをつけて仕事ができるから
スタートアップは自分で仕事のコントロールができ、メリハリのある仕事ができます。
たとえば結果をしっかり出すために締切間近は残業を少し多めにこなし、落ち着いた段階で早く帰る日を設定する、ということもできます。
これは働き方を自分でコントロールするスタートアップならではのメリットと言えるでしょう。
実際にスタートアップで働いている方は、フレックス制度などワークライフバランスを重視した働き方ができているようです。
3.会社と自分の成長が実感できるから
スタートアップは会社が成長している実感を持ちやすく、前向きに仕事に取り組んでいる社員が多いです。
自分が関わった事業に愛着を持ち、長期的に育てていきたいと思っています。
そのため必要な業務にしっかりと取り組みたい意欲が高くなり、残業が発生しても前向きに働いている人が多いのです。
また、スタートアップで働くことで成長を実感できる方は多いですが、スタートアップでの経験が自身のキャリアにプラスになるのかは気になるところです。
その疑問に対して、以下の記事でお答えしています。気になる方はぜひご確認ください。
合わせて読みたい:スタートアップのキャリアって実際どう?今後のキャリアにプラスになります!
スタートアップの残業事情〜働き方の事例3選
スタートアップの残業について、社員の働き方について具体的な事例を紹介します。
担当業務によって残業の内容には違いがあり、人によって受け止め方も違います。
具体的な事例を通して、スタートアップで働く人のリアルを知ってくださいね。
営業職Aさんの場合
職種:営業職
仕事内容:法人営業、個人営業
残業時間:月30〜40時間
コメント:法人対応は早い時間に終わりますが、個人の顧客対応が19〜20時くらいになることも多いです。
でも遅くまで残るメリットもあって、社員同士のコミュニケーションが取りやすいのが夜の時間なんです。
仕事に熱い社員が多いので、いろいろ情報交換しながら仕事をするのも楽しいですよ。
残業が続けば早く帰れるようにコントロールもできますし、裁量が大きい分、自分で調整できるのは良いところですね。
スタートアップの営業職について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。大手との違いやメリットなどを紹介しています。
合わせて読みたい:スタートアップの営業職への転職!大手との違いやポイントを解説
エンジニアBさんの場合
職種:エンジニア
仕事内容:自社プロダクトの開発、プロダクトの運用保守、新規プロダクト開発など
残業時間:月40~60時間
コメント:エンジニアの業務ですが、プロダクト設計からシステム要件定義、コーディング、インフラ整備など上流から全てフルスタックで行っています。
残業については会社の中でも多い方だと思いますが、私の場合はプロダクト開発の上流から全て携われるため、やりがいや満足感につながっています。
実は、前職では請負開発を行っており、納期に追われ、いつもギリギリの状態で業務を行っていました。
今では自分のペースで仕事をやれるので、残業時間は多いですが、全く苦ではありません。どうしたらもっと喜んでもらえるかを考えて開発できるため、今の環境は本当に楽しいです。
スタートアップのエンジニアについては、以下の記事でメリットや転職時の注意点を解説しています。
合わせて読みたい:エンジニアはスタートアップ転職を狙うべき?メリットや注意点を解説
マーケティング職Cさんの場合
職種:マーケティング
仕事内容:リサーチ、分析、クリエイティブ
残業時間:月30~50時間
コメント:主にリサーチや分析、クリエイティブを考えることに時間をかけています。
リサーチから宣伝まで多岐に渡る業務を手がけている分、多くのチームと打ち合わせが必要になるため、業務時間も長くなりがちですね。
そんな環境で心掛けているのは、会社の数値を上げるために詳細に分析を行い、素早くPDCAを回すことです。
こうすることで、施策が良かったか悪かったかの評価も行いやすくなります。
PDCAを回した分だけ自身の成長につながると思うので、今後もしっかり取り組んでいきたいと思っています。
スタートアップのマーケティング職については、以下の記事をご確認ください。仕事内容や必要なスキルなどを紹介しています。
合わせて読みたい:スタートアップのマーケティング職とは?役割や魅力を紹介
スタートアップの残業を事前に調べる方法
スタートアップの残業について、入社する前に調べる方法を解説します。
調べ方によって注意点が異なるので、情報収集の目安にしてください。
求人情報をチェックする
まずは求人に掲載されている情報をしっかりチェックしましょう。
残業時間の情報だけでなく、仕事内容や働き方の基本情報を押さえておくことも重要です。
求人情報は企業HPだけでなく求人サイトにも掲載されていることがあり、いずれかの媒体のみに載っている情報があることもあります。
基本の情報収集として、幅広く求人情報は調べておきましょう。
moovyでも優良ベンチャー・スタートアップ企業の求人を多数掲載しています。
気になる求人がないかぜひチェックしてみてください。
口コミをチェックする
スタートアップの社員の口コミサイトもチェックすると、残業時間が掲載されていることがあります。
注意点としては、口コミは辞めた社員が書くものということです。
何かしらの不満があって退職に至った人は感情的な口コミを書く傾向があり、マイナスの情報が多く掲載されていることも多々あります。
このため口コミの情報は一意見として受け止めることをお勧めします。
エージェントに協力を仰ぐ
転職エージェントからスタートアップの残業情報を得ることもできます。
私が勤務していた転職エージェントでは、エージェントを経由して企業に入社した方からリアルな残業時間の情報をいただく機会が多々ありました。
その情報はこれから転職する方に提供することも。公式の情報だけではないリアルな働き方を知っていることもあるため、転職エージェントに一度相談してみるのも有効な方法でしょう。
注意点としては、転職エージェントは候補者を転職をさせて報酬を受け取るビジネスモデルです。
そのため、悪い情報でも良く見えるように伝える可能性があるということを理解しておく必要があります。
全て鵜呑みするのではなく、複数の情報を収集し、それを比較した上で、ご自身で判断していくことが重要です。
とはいえ、どんなエージェントやサイトを使えばスタートアップの情報が載っているかわからなくて困ることもあるようです。
そんな方は「【厳選】ベンチャー転職におすすめの転職サイト・エージェント20選!」でご確認ください。
選考過程で質問する
選考過程で質問をして、残業時間を聞き出すのも有効な手段です。
おすすめは内定を獲得後に質問をすることです。
内定を獲得した後であれば、選考評価を気にせずに情報を聞き出すことができるので、気になるスタートアップはまず内定を獲得できるように動きましょう。
内定以前の選考でどうしても残業を聞きたい場合には、聞き方に注意をしましょう。
選考の早い段階で残業時間など働き方の質問をたくさんしてしまうと、勤務に対して前向きではない印象がついてしまうことがあります。
前向きな姿勢を示すために、下記のような聞き方を検討してみてください。
- 残業を含め、仕事への覚悟がある姿勢をアピールする
- 「繁忙期はあるか」など、忙しさの波についての質問に変える
- 「結果を出している方はどれくらい働いているか」など具体的な事例を質問する
面接中に質問をすることはよくありますので、上記のように聞くことは大事なことですが、反面、聞いてはいけないこともあるので注意が必要です。
注意点が気になる方は以下の記事をご覧ください。面接における逆質問の注意点などを詳しく解説しています。
合わせて読みたい:えっ!面接の逆質問でこれやったら落ちる!?逆質問の事例とポイント
スタートアップへの転職を考えている方へ
ここまでスタートアップの残業について解説しました。
結局、スタートアップの社員は残業時間の数字よりも、その時間で何ができるのかを重視しています。
スキルアップしたい方向性や、仕事の目的や姿勢が合っているかどうかの方が、働く上で重要になるためです。
このためスタートアップへの転職は様々な情報収集をすることが必要です。
スタートアップの情報収集で特におすすめなのが、「採用動画で」企業の情報を収集することです。
moovyは30秒の採用動画プラットフォームで、スタートアップを厳選してご紹介しています。
実際に働いている人や会社の雰囲気など、テキストではわからないリアルな情報まで知ることができます。
ぜひ、自分に合ったスタートアップを探してみてくださいね。
- 井崎 麻結
- 国家資格キャリアコンサルタント。キャリアコンサルタント技能士2級取得。大学院を卒業後、専門学校の授業企画・スクール運営を経験後、人材系ベンチャー企業に転職し人材紹介業と派遣事業に携わる。主に、個人営業・法人営業・採用業務に携わる。現在はフリーランスとしてキャリア系メディアのライティング、キャリアコーチなどに従事。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
メールアドレス | moovy_support@moovy.co.jp |
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