【例文付き】人事の転職で魅力的な自己PRを作成する方法

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  • 未経験で人事に転職したいけど、自己PRの作成方法が分からない
  • 人事にはどのようなスキルが必要なのか知りたい
このようにお悩みではありませんか?人事にはさまざまなスキルが求められるため、未経験での転職は難しいと思われがちです。

しかし、異業種の経験でも人事の仕事に活用できるスキルは多数あります。

本記事では、人事に求められるスキルや自己PRを作成するコツ、自己PRの例文を解説します。

ポイントを押さえれば、採用担当者に刺さる自己PRを作成でき、内定獲得にもつながります。

人事への転職を成功させたい方は、ぜひ最後までお読みください。

    この記事を読んで分かること

  • 人事に求められるスキルが分かる
  • 人事の自己PRを作成するコツが分かる
  • 人事の自己PRの例文が分かる

企業タイプ診断

未経験でも人事に転職することは可能?

結論から言うと、人事未経験の方でも、転職することは可能です。「未経験歓迎」と謳っている人事の求人も珍しくなく、異業種からの転職も受け入れている職種です。

人事は採用や労務管理、社員教育や制度設計など、多くの社員と連携する機会があるため、コミュニケーション能力やタスク管理能力が求められます。

そのため、他の職種でも人事の仕事に活かせる能力を持っていれば、転職時のアピールポイントになるでしょう。

また、業務内容によっては法律の知識も必要となりますが、働きながら覚えることも可能なので、転職時に知識がなくても問題ありません。

未経験で人事への転職は難しいと思われがちですが、前職で得た能力をうまくアピールできれば、転職することが可能です。

また、わざわざ異業種へ転職する理由が何なのかは明確にするようにしましょう。異業種転職を成功させるポイントは、こちらをご覧ください。

合わせて読みたい:異業種転職は難しい?成功させるポイントと注意点を解説


中には、転職自体が初めてという方もいらっしゃるかもしれませんがしっかり転職準備をすれば大丈夫です。転職成功のためには、まず逆算してスケジュールを立てておくと良いでしょう。

以下の記事では、転職に失敗しないためにやるべきこと10選をチェックリスト形式でまとめています。

受ける順番の選定方法や、企業分析に使える企業タイプ別のおすすめアプリなど、元転職エージェントだからこそ知っている情報も満載ですので、ぜひご活用ください。

合わせて読みたい:【転職ノウハウ】転職に失敗しない為の10のチェックリスト!



自己PRを作成する前に人事に求められる4つのスキルを理解しよう

自己PRを作成する前に、まずは人事に求められるスキルを理解しましょう。具体的には、以下の4つが重要なスキルです。

  • 1. コミュニケーション能力
  • 2. スケジュール管理能力
  • 3. 情報収集力
  • 4. 問題解決力

あわせて、これらのスキルがご自身にあるかどうか、自身の経験を振り返り自己分析をしてみましょう。自己分析のおすすめのやり方はこちらをご覧ください。

合わせて読みたい:転職に必要な自己分析のやり方を徹底解説|3つの方法を紹介します


さて、ここからはそれぞれのスキルについて、具体的に必要となる場面を詳しく解説していきます。

1.コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、人事の仕事において非常に重要なスキルです。

採用業務では、初対面の求職者と面接をすることになります。面接では限られた時間の中で、相手のキャリアや性格、会社との適性を見極めなければなりません。そのため、自分から質問を投げかけ相手の話を聞くコミュニケーション能力が重要です。

また、人事は社内のさまざまな部署の採用に携わるため、社員と関わる機会も多々あります。採用活動を成功させるには、社内でのコミュニケーションもスムーズに取らなければなりません。

さらに採用以外の業務においても社内のメンバー、特に役職者との会話が発生することが多いためコミュニケーション力は必須となります。

人事の仕事は社内外で人と関わることが多いため、コミュニケーション能力は必須といえます。前職でコミュニケーション能力を培った経験があれば、アピールするとよいでしょう。

2.スケジュール管理能力

人事はマルチタスクをこなす職種なので、スケジュール管理能力も重要なスキルです。

たとえば、採用計画は年単位でスケジュールを組むことがあります。いつまでに何名採用したいのか、面接はどのタイミングで設定するのかなど、計画通りに進めるにはスケジュール管理能力が欠かせません。

また、採用業務以外にも、人事制度設計や社員研修など、決められた期日までに業務を調整することや、社内外のスケジュールを調整する機会も多々あります。

採用や社内外の業務は多くの人が関わるため、無理のないスケジュールを組む必要があります。

それぞれの業務をミスなく進行するためには、スケジュール管理能力が重要です。他の職であっても、自身が担当する案件やプロジェクトのスケジュールを管理した経験は、人事の仕事にも活用できるでしょう。

3.情報収集能力

人事には情報収集能力も必要です。

人事は社内の労働環境を整える役割も担ってます。正しい情報を収集し、社員の異動やトラブルの防止を行うのも人事の仕事です。

そのため、社員の人間関係や労働問題など、社内の情報を常に把握していなければなりません。

情報を集めるには、会社全体に気を配り、時には社員一人ひとりの声を聞くことも重要です。日頃から人間関係を構築しておくと、社内の情報を集めやすくなるでしょう。

さらには社外の法的な情報や最近だと人的資本開示に関わる情報などの収集も必須となります。 社員が働きやすい環境を整えるには、情報収集能力は重要なスキルの1つです。常にアンテナを張り巡らせ、幅広い情報を的確に収集することが求められます。

4.問題解決力

問題解決能力も、人事にとって重要なスキルの1つです。

人事は、長時間労働、離職率の高さ、社員同士のトラブルなど、社内の問題を解決するケースもあります。

社内における人の問題が尽きることはありません。その中で問題を解決するには、原因を分析し適切な解決策を実行しなければなりません。

また、社内の問題だけではなく、たとえば採用活動が上手く進まない場合も問題解決能力が必要となります。なぜ求職者が集まらないのか、なぜ求める人材とマッチしないのかなど、原因を分析して解決策を考え、採用活動を成功させることが重要です

問題解決能力は、人事のさまざまな仕事で必要なスキルです。異業種の仕事でも、問題を解決に導いた経験があれば、積極的にアピールするとよいでしょう。

人事の転職で自己PRを作成するコツ4つ

人事の転職の自己PRを作成するには、以下の4つのポイントを押さえましょう。

  • 1. 人事の業務内容を理解する
  • 2. なぜ人事を志望するのか伝える
  • 3. 人事の仕事に活かせる能力をアピールする
  • 4. 転職後のビジョンを伝える

それぞれのポイントについて、以下では詳しく解説します。

1.人事の業務内容を理解する

はじめに、人事の業務内容を理解しましょう。

採用のイメージが強い人事ですが、評価制度の運用や労務管理、人材の教育など、業務内容は多岐に渡ります。それぞれの業務にどのような能力が必要か、自身の経験をどのように活かすのかを考えるには、業務内容を正しく理解しなければなりません。

また、企業の規模によって、特定の業務のみを担当する人事を募集していることもあります。通常だと100名以下の企業であれば人事の全ての領域を1名で担当することが多いですが、100名を超えてくると業務が細分化されていきます。

たとえば、採用業務のみ担当する職種、労務管理のみ担当する職種などが挙げられます。

そのため、志望する企業では人事業務全般を担当するのか、特定の業務のみを担当するのかを事前に確認しましょう。

人事の中でも、業務によって求められるスキルは異なります。志望する企業の業務内容を理解したうえで、自己PRを作成しましょう。

2.なぜ人事を志望するのか伝える

自己PRでは、他の職種ではなく、なぜ人事を志望するのかを伝えましょう。

特に未経験者の場合、なぜ人事の仕事に魅力を感じているのかを伝えることが重要です。人事への転職を考えるきっかけとなったエピソードを伝えられると、採用担当者もイメージしやすくなります。

たとえば、部下を育成・評価した経験を持っている場合は、

  • 「人材の採用から携わり、会社の経営戦略にも貢献したいと考えるようになった」

というエピソードに言い換えられます。

自己PRの作成時には、自身の経験を振り返り、人事を志望する理由を整理するとよいでしょう。人事の仕事への理解度や熱意も伝わるため、採用担当者の評価も高くなります。

また志望動機自体も、面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問事項です。

上記のような人事の仕事に魅力を感じる理由に加えて、「なぜその企業を志望するのか」も明確にした上で、文章にまとめましょう。詳しい志望動機の書き方や、コピペ可能な例文はこちらをご覧ください。

合わせて読みたい:【コピペ可】人事の志望動機の例文|書き方のコツや企業が見るポイントも紹介



3.人事の仕事に活かせる能力をアピールする

人事の仕事に活かせる能力は、自己PRで積極的にアピールしましょう。人事にはさまざまな能力が求められますが、人事以外の仕事でも身に付けられるものがほとんどです。

たとえば、営業職の場合はコミュニケーション能力や顧客の問題解決能力、チームのリーダーを務めていた場合、部下を育成・評価した経験などは、人事の仕事でも活かせるでしょう。

また、自身の能力や経験は、具体的なエピソードや数値と一緒に伝えると、より説得力が増します

前職での業務を棚卸し、人事の仕事に活かせる能力をまとめてから自己PRを作成しましょう。

4.転職後のビジョンを伝える

自己PRで転職後のビジョンを伝えれば、志望する企業への熱意をさらにアピールできるでしょう。

転職後に成し遂げたいことやキャリアビジョンを伝えることで、採用担当者は入社後の働く姿をイメージしやすくなります。たとえば、どのような軸で人材を評価するのか、どのように育成していくのかなど、自身が人事として働くイメージを持っておくことが重要です。

また、人事は経営戦略にも関わる職務です。自身のビジョンを通じて、企業にどのように貢献できるのかを伝えられると、採用担当者からも評価されやすくなります。

仕事への熱意や前向きな姿勢も伝わるため、自己PRでは転職後のビジョンを伝えましょう。

入社後のビジョンを考えるには、実際に人事で働いている方の入社理由や仕事内容が参考になるでしょう。以下のような採用動画をぜひご覧ください。

人事の転職で使える自己PRの例文3つ

自身が持つ能力や経験を整理し、コツを押さえれば魅力的な自己PRを作成できます。以下では、人事の自己PRで使える例文をアピールする能力別に3つ紹介します。自己PRの作成で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.部下の育成に携わった経験をアピールする場合

1つ目は、部下の育成に携わった経験をアピールする場合の例文です。

(1.自身の強みや仕事において大切にしていること)

私の強みは、育成力です。

(2.強みやマインドを裏付ける具体的な行動や実績)

前職では、新入社員10人が所属する営業のチームをまとめていました。営業スキルを育成するためのトレーニングプログラムを作り、早期に独り立ちできるように指導してきました。

また、定期的に面談を実施し、社員の悩みを解決できるようにサポートも徹底しました。その結果、多くの新入社員が2〜3ヶ月で独り立ちし、私のチームに所属する社員が全社の新人賞にも選ばれました。

(3.なぜ人事への転職を志すのか)

人事になることで、前職よりもチームの成長に注力できると思い、転職したいと考えております。

前職で社員を育成した経験を活かし、組織全体の人材戦略や社員の成長を支援することで、営業部門だけでなく、より汎用的な育成を実施できる環境を整えていきたいと考えています。

トレーニングプログラムの作成や、面談を通して社員の悩みを解決した経験は、人事の業務にも活かせると思い転職を志望しています。


2.コミュニケーション能力をアピールする場合

2つ目は、コミュニケーション能力をアピールする場合の例文です。

(1.自身の強みや仕事において大切にしていること)

私の強みは、営業職を通じて培ったコミュニケーション能力です。

(2.強みやマインドを裏付ける具体的な行動や実績)

前職では新規顧客の獲得を担当しておりました。特に自社製品を提案する際は、顧客にとってどのようなメリットがあるのか、他者との違いは何かなど、顧客に寄り添ったコミュニケーションを取ることを意識してきました。

その結果、新規顧客の獲得率を年間20%向上させ、売上を前年比30%増加させることに成功しました。

(3.なぜ人事への転職を志すのか)

今までは営業として実績を残してきましたが、同期が次々と辞めていく姿をみて営業としてだけではなく人事として、会社を支えていける存在になりたいと思い、人事職への転職を考えております。

コミュニケーション能力を活かし、社内の関係各所とコミュニケーションを計りながら今社員が求めていること、会社として求めていることの双方を把握することで、そのギャップを埋めていき、より働きやすい環境を作っていきたいと思っています。

営業職においては、顧客との関係構築に注力しました。人事の仕事でも社内外のメンバーと関係構築を行い、より会社のために尽力していきたいと考えています。

3.スケジュール管理能力をアピールする場合

3つ目は、スケジュール管理能力をアピールする場合の例文です。

(1.自身の強みや仕事において大切にしていること)

私の強みは、スケジュール管理能力です。

(2.強みやマインドを裏付ける具体的な行動や実績)

前職では、開発プロジェクトのマネージャーとして、各タスクの期限設定と進捗管理を担当しました。タスクの優先順位を明確にし、適切なリソースの割り当てを行うことで、プロジェクトを予定通りに完了させました。

また、柔軟なスケジュール調整やリスク管理も徹底し、予期せぬ問題が発生した際にもプロジェクトの遅延を最小限に抑えました。

(3.なぜ人事への転職を志すのか)

プロジェクトマネージャーの際に業務とは関係のない点での離職が続き、社員が会社から離れていくことに歯痒さを感じました。そのため今後は人事として人事業務全般に携わることで、より自分の計画力を活かした人事施策を実行していきたいと思い、転職を決意しました。

計画に沿った採用活動を実現し、社員が安易に辞めない組織体制を構築して行きたいと考えています。

人事施策においては、スケジュールに遅延なく進めることが重要と認識しております。そのため、前職で培ったスケジュール管理能力を活かし、人事施策の成功に導きたいと思っています。

魅力的な自己PRを作成して人事の転職を成功させよう

人事に求められる能力や、自己PRの作成方法を紹介しました。人事にはさまざまな能力が求められますが、ポイントを押さえれば魅力的な自己PRを作成できます。

未経験の場合でも、自身の経験を振り返り、人事の仕事に活かせる能力は積極的にアピールしましょう。

また、自己PRの作成にはmoovyに掲載されている動画を活用するのもおすすめです。moovyとは、企業の採用動画が掲載されたサービスで、人事を募集している企業の動画も数多くあります。

仕事内容や社員のインタビューも動画にまとめられているため、自己PRの参考にもなるでしょう。ぜひ一度、moovyの動画をチェックしてみてください。

今林 智宏

この記事を書いた人

今林 智宏
国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。

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