エンジニアの職務経歴書の書き方!コピペできる例文付き
# エンジニア # 応募の準備|職歴書・履歴書など
- 「職務経歴書にどのような情報を記載すべきかわからない」
- 「経験やスキルをどのように記載するべきか」
- 「せっかくの求人に応募して書類選考で落ちたくない」
そこでこの記事では、エンジニア転職における職務経歴書の書き方をわかりやすく解説します。エンジニア転職における職務経歴書の重要性や、ダウンロードできる職務経歴書のサンプルも用意しているので、ぜひ最後までご覧ください。
- エンジニア転職における職務経歴書に書くべき内容がわかる
- 職務経歴書の重要性やポイントが理解できる
この記事を読んで分かること
エンジニアの職務経歴書の書き方ポイント
まずは、エンジニア転職における職務経歴書の書き方やポイントを詳しく紹介します。職務経歴書の書き方におけるポイントは、5つあります。
- 1. 見やすいフォーマットで書く
- 2. わかりやすく簡潔に書く
- 3. 応募企業での業務に活かせる経験を書く
- 4. 応募先企業への熱意を書く
- 5. 応募先企業へ自身の課題解決力や主体性を伝える
1.見やすいフォーマットで書く
職務経歴書を作成する際は、適切なフォントと文字サイズを選び、見やすいフォーマットで書くことが重要です。
一目で内容が分かるようなフォーマットで書かれていない場合、そもそも読んでもらえない可能性もあります。見やすいフォーマットで書くことで、採用担当者は応募者の情報を素早く把握でき、能力と経験を正当に評価できます。
冒頭に略歴を3行程度で記載し、伝えたい内容をシンプルかつ分かりやすく書きましょう。必要な情報を要約し、主な業績やスキルを強調して伝えることが重要です。
また、最近は書類選考官や面接官も応募書類をプリントアウトせずに、画面上で確認することが増えてきています。そのため、カラーを使うことで見栄えをよくすることもできます。
※ただし、まだ印刷する企業もあるため、白黒印刷時では見えにくい黄色やグレーなどの薄い色を使うことはNGです。
最後にフォーマットを1つ配布しているので、そちらをご参考にしてください。
2.わかりやすく簡潔に書く
分かりやすく簡潔な文章で書くことも非常に重要です。
採用担当者は短時間で職務経歴書を読み、応募者を判断しなければなりません。そのため、わかりにくい文章は採用担当者にとってストレスで、最後までしっかり読んでもらえない可能性が高くなります。
それに対して、わかりやすい文章で書かれていれば、最後まで読んでもらえる可能性が高まります。
自分のスキルや能力の整理をおこなった上で、何をアピールしたいのかを意識しながら作成しましょう。
提出前に家族や友人、キャリアアドバイザーなど、第三者の目を通してチェックしてもらうのも有効です。
詳しい自己分析のやり方は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
合わせて読みたい:転職に必要な自己分析のやり方を徹底解説|3つの方法を紹介します
3.応募企業での業務に活かせる経験を書く
自分のこれまでのスキルや経験の中から、応募先企業の業務に活かせる経験を書くことも重要です。
開発規模や業務内容、開発システム、開発環境、身に着けた知識などを棚卸して整理し、どの経験が応募先企業で活かせるかを考えた上で記載しましょう。
職種を変更しない場合でも、SIer・自社サービス・社内SEではアピールポイントを変えるのが有効です。
例えばSIerの場合、顧客関係性構築、提案力を強調して記載します。
また自社サービスを開発している企業を志望する場合では、システム企画力や技術レベル(専門知識)、(開発サービスに関連する)業務知識などを記載します。
社内SEの場合であれば、他部門との連携力やIT戦略策定力、ベンダーコントロールスキルなどを記載しましょう。
どの業界のIT職種にも共通するスキル・経験として、PM力、開発構築力、開発システムなどが挙げられます。
今までの経験を踏まえ、応募企業の業務においてどのように貢献できるかを書くことで、より説得力のある文章になります。
4.応募先企業への熱意を書く
企業は、自社への志望度が高い人材を採用したいと考えるものです。そのため、応募先企業への熱意や思いを伝えることも重要なポイントです。
志望度の高さだけでなく、業務にどのように貢献したいかを具体的に書けば、採用担当者にも熱意を伝えられます。
SIerから自社サービスや社内SEなど、業界を変える場合は、志望理由をより具体的に書くのがおすすめです。
また、応募業界が複数ある場合、業界ごとに職務経歴書を分けて作成すれば、強調したいスキルや経験を的確に伝えられます。
5.応募先企業へ自身の課題解決力や主体性を伝える
課題解決力や主体性を伝えることも重要です。企業はITエンジニアとしての専門スキルのアピール以外に、書類選考においても企業は主体性や課題解決力を確認しています。
開発・構築などを受け身でおこなったのか、もしくは能動的に、更に自分で課題を特定して取り組んだのかを、分かりやすく記載するのが大切です。
自身の主体性や業務への姿勢が伝わるように、担当プロジェクトの課題と、それに対し自身がどう向き合ったか記載すれば、課題解決力や主体性をアピールできます。
これら5つのポイントを意識して自己PRを実際に書いてみましょう。まだ企業を探している最中という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下がおすすめの企業の求人です。moovyでは他にもスタートアップ・ベンチャー企業の求人を多数掲載していますので、一度サイトをご覧さい。
エンジニア転職における職務経歴書の重要性
転職を考える方にとって、職務経歴書の作成は必須です。エンジニアとしての転職を考える方にとって、職務経歴書を作りこむことは、技術的なスキルや経験を採用担当者に明確に伝えることにつながります。
ここでは、エンジニア転職における職務経歴書の重要性について詳しく解説します。
書類選考の合否に関わる
書類選考の合否はほぼ100%職務経歴書の内容によって決まるため、内容を作りこむことが重要です。
採用担当者は多くの応募者の中から候補者を選ぶ必要があるため、職務経歴書は最初のスクリーニングとして使用され、応募者の基本的な情報やスキルを把握するものとして使用されます。
また、職務経歴書の内容を通して求人の要件と応募者がマッチするかを判断し、応募先企業が求める業務に対応可能かを判断します。
職務経歴書の内容が曖昧だったり、わかりにくい記載がされていたりする場合、適切な判断が難しく見送りとなってしまう可能性も少なくありません。
その後の面接でも職務経歴書の内容をもとに質問されるため、丁寧に作りこむことが大切です。
面接でのPRにつながる
採用担当者は、職務経歴書に書かれた情報をもとに質問する傾向があります。そのため、職務経歴書がどれだけ見やすく、詳細に書かれているかで、聞かれる内容も変わってきます。
アピールしたいスキルや経験を記載しておけば、応募者が聞いてほしい内容やアピールしたい内容を質問してもらえるように誘導することも可能です。
具体的な成果やプロジェクトでの経験、使用した技術やツールの習熟度など、協調したいポイントを明記しておけば、面接の場でより詳細に話すことができ、面接官にも強みやスキルを理解してもらえます。
自分の経験やスキルを伝えられる
職務経歴書は、自分の経験やスキルを採用担当者に伝えるための重要なツールです。わかりやすくかつ具体的に書けば、しっかりとアピールできます。
たくさんの候補者の中から自分の職務経歴書を見てもらうには、自分の経験やスキルにオリジナリティを持たせることが大切です。見本や例文を参考にしつつも、最終的には自分の言葉で文章をまとめることで、経験やスキルをより詳しく伝えられます。
オリジナルの職務経歴書を作成し、応募先企業でどのように活躍できるかをアピールすれば、入社への意気込みや熱意を伝えられます。
エンジニアの自己PRの書き方に関しては以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
合わせて読みたい:【コピペ可】未経験ITエンジニアの自己PRの例文!内定率を上げる!
エンジニア転職で職務経歴書に書くべき必須項目
エンジニア転職において職務経歴書に書くべき必須項目は以下の通りです。
- ・職務概要
- ・職務詳細
- ・開発履歴
- ・今までの経験から応募先企業で活かせること
- ・取得資格
- ・応募先企業への思いや自己PR
ここでは、それぞれについて詳しく解説します。
職務概要
職務概要とは、自分自身の職務経歴全体の要点を簡潔にまとめたものです。一般的に、職務経歴書の冒頭に3~4行程度で簡潔に記載します。
採用担当者は、はじめに職務概要を読みます。そのため、採用担当者に興味を持ってもらえるような内容を書くことが大切です。具体的には、求人内容に関連する技術や経験、スキルを記載しておけば、その先も読みたいと思わせられます。
ここでは自分の思いや意気込みは書かず、事実ベースで内容をまとめ、客観的な評価ができるような情報を記載しましょう。
職務詳細
職務詳細とは、それまで取り組んできた職務内容や役割のことです。
書き方に決まった書式やフォーマットはありませんが、ポジションや役割、具体的な仕事の内容、どのような成果を出したのかを書くのが一般的です。5W1Hが伝わるよう、具体的な内容を記載しましょう。
文章の羅列だけでは、読みにくいものになってしまいます。見出しを付けたり、箇条書きや表を利用したりして、何が書かれているかを分かりやすく工夫するのも大切です。
職務詳細には、それまでのすべての職歴と入社・退社・部署移動の年月を記載します。また、雇用形態や退職理由も事実を正確に伝えるため記載しましょう。
開発履歴
エンジニア転職において開発履歴は職務経歴書の中でも最重要項目だと言えます。
採用担当者が求人内容に合うかを判断するために、最も注目する部分でもあるため、簡潔かつ具体的に記載することが大切です。経験したプロジェクトを以下にまとめて記載すると選考官も見やすくなります。
- ・プロジェクト概要(開発システム、開発期間、プロジェクト規模)
- ・担当フェーズ(営業、要件定義、詳細設計、基本設計、開発(プログラミング)、テスト、運用保守など)
- ・担当機能(システムの中で全体を担当していない場合、特に担当した機能部分を記載する)
- ・開発環境(言語、サーバーOS、DB、クラウド環境など)
- ・使用ツール(Teams・SlackなどのコミュニケーションツールやRedmineなどの管理ツールなど)
- ・プロジェクトにおける実績、成果
- ・プロジェクトにおける課題と自身が取り組んだ課題に向けた解決方法
このような情報を具体的に記載することで、書類選考官が自社との共通点や活かせる経験・強み・魅力を見出し、採用したい人材として判断できます。
職務経歴書には、過去のすべての経験を記載するのではなく、応募先企業で活かせる経験やアピールしたい経験を重点的に記載します。
今までの経験から応募先企業で活かせることを具体的に記載すれば、自身のスキルや経験が応募先企業の求めるニーズにどれだけマッチしているかを示すことができ、採用担当者は応募者の適性評価が可能です。
また、応募者にとっては自身の価値提案にもつながります。応募先企業で活かせる経験やスキルを記載し、採用担当者に自社で活躍している姿をイメージしてもらうことが重要です。
取得資格
取得資格の欄には、応募先企業や職種との関連性があるものだけでなく、持っている全ての資格を記載しましょう。多くの資格を持っていることで、「勉強熱心な人」「努力できる人」という印象を持ってもらえる可能性があります。
資格欄には、取得日が古いものを一番上に記載し、時系列で書きましょう。資格名は省略せず正式名称で書きます。保有資格がない場合は「なし」と記載します。
転職後にチャレンジしたいことや応募先企業への思い、自己PR
応募先企業への思いや自己PRの欄では、応募先企業に向けた自分の思いや熱意を記載し、入社への意欲の高さを示しましょう。
また、時間の制約上、職務経歴書を1社ごとに作成することが困難な場合は、「今後チャレンジしたい領域」を記載することで、意欲をアピールすることができます。
一般的な職務経歴書では、こうした自己PR欄を設けないケースが多い傾向です。しかし、他の人との差別化ができ、応募先企業へ優先度が高いことをアピールできるため重要な項目だと言えます。
自分を採用すべき理由や、入社後どのように貢献できるかを積極的に自分から提示すれば、採用判断の後押しにもなります。
応募先企業への思いを書くためには、企業のホームページはもちろん、以下のような採用動画を視聴するのもおすすめです。テキスト情報よりも分かりやすく、企業理念や事業内容について知ることができます。
エンジニアの職務経歴書_サンプルのダウンロード
職務経歴書の作成時には、サンプルの活用がおすすめです。ここでは、エンジニア転職における職務経歴書のサンプルを用意しました。以下のURLよりサンプルのダウンロードが可能です。ぜひご活用ください。
>職務経歴書ダウンロード
また、職務経歴書の添削サービスもmoovyユーザーなら『無料』で承っています。職務経歴書の作成にお困りでしたら、お気軽にご相談ください。
職務経歴書のご相談はこちらから!(moovyへの登録が必要です) → 職務経歴書の書き方や自己PRについて相談する。
また、中には「エンジニアの応募先はたくさんあるけど、自分に合う企業がわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。以下の記事では転職先の決め方や、転職に失敗しないためのポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
合わせて読みたい:転職を失敗したくないエンジニアは必見!成功への準備とポイント
職務経歴書を提出する前に必ずセルフチェックを!
職務経歴書の作成が完了したら、必ず提出前にセルフチェックをおこないましょう。きちんと書いたつもりでも、誤字脱字や年月の間違いが見つかることは多々あります。また、間違えている内容によっては合否が分かれてしまうかもしれません。
採用担当者が読んだときに迷わないようにするためにも、最終チェックをおこなった上で提出するのが大切です。
誤字・脱字がないか
職務経歴書は応募者の第一印象を決めるものでもあるため、誤字脱字があるのは良くありません。何か所もミスがあったり、重要な情報に間違いがあったりする場合、評価を大きく落とす恐れもあります。
誤字脱字があるからと言って必ずしも不採用になるとは限りません。採用担当者は、職務経歴書に書かれた内容を重視しているからです。しかし、同程度の能力を持つ他の候補者がいた場合は、誤字脱字がある職務経歴書の応募者が不利になるのは言うまでもありません。
提出前のセルフチェックで誤字脱字を発見した場合は、修正テープや修正液などは使用せず、はじめから作り直すのがマナーです。提出までに時間がない場合は、二重線と訂正印で対応しましょう。
入学・卒業・入社・退社などの年月の間違いがないか
職務経歴書における入学・卒業・入社・退社などの年月は、応募者の信頼性や経歴の整合性に関わる重要な要素です。年月の記載を間違えてしまうと、正確性に欠ける人物だという印象を持たれてしまいます。仕事でもミスをすると思われ、不利に扱われてしまうことも少なくありません。
また、入社日や退社日が正確でないと、実際の経歴と一致しない情報になってしまい、採用担当者は応募者の経歴に矛盾があるのではないかと疑念を抱く可能性もあります。
採用担当者は職務経歴書を通じて、応募者の人となりも見ているため、日付の書き方も含め正確な情報を書くことが大切です。
資格は正式名称で書かれているか
職務経歴書に記載する資格名は、略称ではなく正式名称で記載しましょう
資格には、正式名称ではなく略称で呼ばれるものが多いです。例えば「漢検」「英検」「簿記」などが挙げられます。
しかし、国家資格と公的な資格で似たような名前の資格もあるため、採用担当者は応募者の資格名もしっかりと確認しています。保有資格の誤解を防ぐためにも、資格や免許は全て正式名称で記載するのが基本です。
特にIT関連の資格の場合、資格名は同じでもレベルや階級が複雑に分かれていることもあるため、自分の持っている資格名と階級を確認し、正確な記載が重要です。
わかりやすい文章か
分かりやすい文章を書けば、採用担当者が書類を確認する負担を減らすことができ、好印象を持ってもらいやすくなります。職務経歴書は応募先企業へのファーストコンタクトでもあるので、採用担当者に良い印象を持ってもらえるよう工夫するのは重要です。
実績や成果は文章の羅列ではなく、数字を用いて分かりやすく簡潔に記載されているかが大切なポイントです。また、まわりくどい表現や抽象的な書き方をしていないかも確認しましょう。
また、レイアウトは見やすいか、文章量は適切か、フォントや文字サイズの見やすさに問題はないかを最後に確認します。印刷時、上下左右の余白調整によっても、読みやすさを改善できます。
エンジニア転職で職務経歴書の書き方を理解し転職を成功させよう
ここまでで、エンジニア転職における職務経歴書の書き方やポイント、重要性について解説してきました。
職務経歴書は応募企業へ最初に提出する大切な書類です。読み手を意識し、わかりやすく簡潔な文章で自分のことをアピールできれば、書類選考を突破できる可能性が高まります。
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- 原田 隆司
- 立命館大学MBA修了。キャリアアドバイザーとして、営業職・管理部門を中心に累計800名ほどのキャリア支援を経験。その後、リクルーティングアドバイザーとして、採用競争の激しい中、累計約200名のITエンジニアの採用を実現。IT企業の事業フェーズや組織にあった活躍人材の定義に強み。
この記事の監修者
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
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