【事例あり】Webマーケターのキャリアプラン5つを解説|あなたはどれにする?
# Webマーケティング # 職種の選び方
現在急成長のWebマーケティング業界。Webマーケティング業界で働くためには様々なスキルが必要になることからも、自己成長したい人におすすめの業界です。
とはいえ、「Webマーケティング業界で働くと、どのようなキャリアプランを描けるの?」という疑問を抱えている人も少なくないはずです。
そこで本記事では、Webマーケティングのキャリアプランについて説明していきます。現役Webマーケターのキャリアパスについても紹介しますので参考にしてみて下さい。

Webマーケティングは将来性のある業界

「テレビ離れ」について指摘されることは今日において少なくありません。若年層はテレビよりもスマホから情報を得ることを好む傾向にあり、ミドル層以上の世代についてもスマホのニーズが高まっています。
こうした事情から、多くの企業がテレビや広告チラシよりも、Webサイトに広告を出稿することを検討しています。(以下データ参照)
Web社会といわれる昨今、Webマーケティング業界は急成長しており、Webマーケティングで起業する人や、Webマーケターに転職したいと考える人も増えています。
日本を含め世界各国で、Web関連のモノは将来的にさらに普及すると見込まれています。
Webマーケティングは現在急成長中ですが、今後も成長し続けることに加え、将来性があるという見方をされることがほとんどです。
急成長の最中にあるWebマーケティング業界に入り、実績を積み上げていくことで、将来的に重要なポジションに就ける見込みも十分あると考えられます。
現在成長中のベンチャー・スタートアップ企業で活躍しているWebマーケターもたくさんいらっしゃいます。
以下の動画は、ベンチャー・スタートアップ企業でのWebマーケターの仕事とそのやりがいをインタビューしたものです。気になる方はぜひご覧ください。
デジタル(Web)マーケターの平均年収

ここではデジタル(Web)マーケターの平均年収を見てみましょう。(上記グラフ参照)
デジタル(Web)マーケターの平均年収約594万円と、一般的な平均年収よりも高い傾向にあります。
一般的に、成長業界であり、独立もしやすいため、稼ぎやすい職種だとされています。
しかし、経験やスキル、企業の規模や業種により、この範囲は大きく変動する傾向が強い職種です。
どれだけ実績を残せるか、どれだけスキルを有しているかが重要なポイントとなります。そのため、常にトレンドに敏感になり、スキルや知識を積み重ねる必要があります。
Webマーケティングは急成長している業界であり、実は平均以上の年収を稼げる可能性が高いです。Webマーケティングの給料事情や年収アップの方法は、こちらの記事をご覧ください。
合わせて読みたい:Webマーケティングの平均年収はいくら?|年収アップの方法も紹介
Webマーケティングとデジタルマーケティングの違い

Webマーケティングとデジタルマーケティングはよく混同されがちですが、実は明確な違いがあります。
簡単にいうと、上記の図のように、Webマーケティングはデジタルマーケティングに包括されるようなイメージです。
Webマーケティングとデジタルマーケティングは、どちらもオンライン上で商品やサービスを宣伝することを目的としています。
しかし、デジタルマーケティングは、Webマーケティングを含むより広範な範囲をカバーしています。
Webマーケティングは、Webサイトやインターネット上での広告やプロモーションなどを中心に展開されます。
一方、デジタルマーケティングは、Webマーケティングに加えて、アプリやマーケティングオートメーション、AIなどのデジタルテクノロジーを活用する方法を指します。
デジタルマーケティングでは、ユーザーの行動履歴を蓄積することができます。
たとえば、WebサイトやECサイトでの購入履歴や、ポイントカードやアプリでの利用履歴などがあります。
これらのデータを分析して、個々の顧客に合わせた最適なコミュニケーションを行うことができます。
このように、明確な違いがありますが、デジタルマーケティングを行うために、まずはWebマーケティングの知識は必須とも言えます。
Webマーケティングでキャリアを積み、デジタルマーケティングにキャリアアップしていくことが良いでしょう。
デジタルマーケティングも気になるという方は、以下の記事でより詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご確認ください。
合わせて読みたい:デジタルマーケティングの転職で失敗しないポイントとは?
未経験からWebマーケティング業界に入る方法

Webマーケティング業界には異業種からの転職も可能です。新卒の場合はスキルなしの状態で採用されることがほとんどですが、転職の場合はスキルや即戦力が求められることも少なくないでしょう。
Webマーケティング業界で働きたいと思ったら、以下のスキルを習得することをおすすめします。
- ・マーケティングの基礎知識
- ・SEO(内部対策、外部対策、コンテンツ)
- ・プログラミング(HTMLやCSSなど基礎的な知識)
- ・アクセス解析(Googleアナリティクスの使い方や分析方法)
- ・Webライティング
転職の時点でこれら全てのスキルを求められることは基本的にありませんが、どれか一つでもスキルがあれば、採用面接時に有利になるはずです。
未経験からWebマーケターを目指す場合の、自己PRのポイントやコピペ可能な例文を以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。
合わせて読みたい:コピペ流用可能!未経験からマーケターを目指す自己PR例文!
Webマーケティングのキャリアプラン5選

Webマーケティング業界に興味のある人の中には、「Webマーケターのキャリアプランってどんなかんじ?」「Webマーケターとして転職したら、将来的にどのような働き方ができるの?」といった疑問を抱えている人もいるでしょう。
そこでここでは以下の5つのキャリアプランをご紹介します。
- 1.自社内でキャリアアップを目指す
- 2.事業会社に転職
- 3.Webマーケティングコンサルタントに転職
- 4.フリーランス・経営者(起業)
- 5.会社員をしながら副業
Webマーケターとして働きたい人や、Webマーケターとして働く中でキャリアプランに悩みを抱えている人は参考にしてみて下さい。
1.自社内でキャリアアップを目指す
自社内でのキャリアアップはWebマーケティング業界における最もベターなキャリアプランといえるかもしれません。いわゆる「インハウス」自社でマーケティングを行う部署があるパターンです。
入社して間もない時期は任せてもらえる仕事は限られており、上司の指揮下で仕事を行います。
実績を増やし、できる仕事を増やしていけば、任される仕事の範囲が広がるだけでなく、部下の教育を担当することもあるでしょう。
また、未経験から入社しても日々の努力や勉強によって、経験を積んで、実績を残すことができれば、数年で経営層までキャリアアップする人もいます。
ただし、Webマーケティング業界は新鋭で意欲的な人が多く、競争が激しいことも事実です。
そのため、社内で管理職に就くためにはWebマーケティングのスキルのほか、マネジメントスキル、人間力も必要になります。
Web制作会社に入社した当初の年収は350万円程度といわれています。マネジメント的立場になれば、500万円以上の年収も期待できます。
未経験からWebマーケターへ転職する方は、ここからのスタートが多いでしょう。
実際にWebマーケターとして働いている方の、仕事内容やそのやりがいの話が参考になると思いますので、ぜひ以下の記事もご覧ください。
合わせて読みたい:業界経験者が語るWebマーケターの仕事のやりがいとは?
2.事業会社に転職
Webマーケターとして実績を積んだ人の中には、事業会社で最高マーケティング責任者になる人もいます。
事業会社でWebマーケターとして働く場合、企業のマーケティング部などに所属してWebマーケティングなどに主に携わります。自社製品、及び自社サービスの宣伝や広報活動に従事します。
マーケティング責任者になるには高いスキルが求められますが、事業会社の多くがWebマーケターの不足に悩んでいます。そのため、求人自体は多くあるといえるでしょう。
事業会社に転職した場合の年収は約400万~1,000万円と幅広いです。
moovyでもベンチャー・スタートアップ企業のWebマーケターの求人を多数掲載していますので、気になる求人がないかぜひチェックしてみてください。
3.Webマーケティングコンサルタントに転職
Webマーケターとして高い成果を出すことができれば、コンサルタントとして働くこともできます。
WebマーケティングコンサルタントはWebサイト、Webサービスを用いて、クライアントの利益をアップさせるための施策を提案する仕事です。クライアントには法人のみならず、個人事業主も含まれます。
また、WebマーケティングにはYouTube、Twitter、InstagramなどのSNSマーケティングを始め、コンテンツマーケティング、Web制作など、いくつかの種類があります。
全分野についてノウハウを広く浅く理解しているというよりも、一つの分野についての深い知識のあるコンサルタントもしくは2つ以上の得意分野があるコンサルタントの方が高いニーズがあります。
Webマーケティングコンサルタントの年収は約600万~700万円が相場です。大企業であれば1,000万円前後の年収も期待できます。
4.フリーランス・経営者(起業)
Webマーケティングの高いスキルがある人は独立して働くこともできます。企業や公的機関に属せずフリーランスとして働くことや、法人化して起業することも可能です。
Webマーケティングはパソコン一台あればできる仕事のため、フリーランスや起業との相性も非常によいです。フリーのWebマーケターとして生活費を継続的に稼ぐことは容易ではありません。
しかし、子育てや介護との両立が必要になった場合や、ライフワークバランスを重視した働き方を求めるようになった場合には、フリーランスという働き方もおすすめです。
独立して働く場合、年収に仕事量やスキルが直接的に反映されるでしょう。仕事があまりないWebマーケターがいる一方、サラリーマン時代の年収の数倍稼ぐ人もいます。
5.会社員をしながら副業
Webマーケティングは副業、及び複業との相性もよいです。在籍している企業で副業が認められているのであれば、Webマーケティングの副業をしてもよいでしょう。
副業をすれば会社員としての安定した立場を維持しながら、年収がアップし、余剰資金が増えるのでおすすめです。ただし、会社員をしながら、副業をすることは体力的にも精神的にも厳しいものです。
また、Webマーケターはクライアントと直接打ち合わせを行うことも求められる仕事のため、企業をクライアントとする場合には平日の日中に打ち合わせを要されるケースもあるかもしれません。
Webマーケターの副業をする場合、会社員の給与にプラスして副業収入を得られます。副業でWebマーケターをしている人の多くが、5万~10万円の副業収入を得ているといわれています。
副業や転職先におすすめなのがベンチャー・スタートアップ企業です。融通が利く場合が多く、自分に合った働き方が可能です。
Webマーケターのキャリアパスの実例を紹介

前述したように、Webマーケティングには複数のキャリアパスがあり、キャリアを自身の適性に合わせて選択できます。
ここでは、実際にWebマーケターとして働く二名のキャリアパスを紹介していきます。
30代Aさん(女性)の例
Aさんは新卒でアパレル企業に入社し、店舗スタッフとして働いていました。仕事において店舗紹介や集客を目的にSNS投稿を行う中で、Webマーケティングに興味をもちました。
Webマーケティング業界に入社する前は仕事に活かせるスキルはありませんでしたが、高い意欲やコミュニケーションスキルが認められて、Web系の制作会社に採用されました。
Webマーケティングに関する勉強をしつつ、様々な企業のWebマーケティングに携わりましたが、育児と仕事を両立するためにフリーランスに転身。
フリーのWebマーケターとしてアパレル系のWebメディアやSNSを担当しています。
20代Bさん(男性)の例
Bさんは大学在学中からWeb制作や、Webマーケティングに興味をもっており、Web制作会社でのインターン経験もあります。新卒でWeb制作会社に入社し、Webマーケターとしてのスキルを磨いていきます。
Webマーケティング職とBさんとの相性がよいこともあり、BさんはWebマーケターとして多くの案件に携わります。
30歳を前に「もっといろいろなことにチャレンジしたい」「会社経営に興味がある」といった思いから、Webマーケティング系の会社を起業。
会社規模は小さいものの、経営状況は安定しています。
マーケターの仕事内容や入社理由を見るのもキャリアを知る上でとても重要です。ぜひ参考にしてみてください。
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Webマーケターとしてキャリアアップするための方法

ここまで説明したように、Webマーケターは様々なキャリアプランを描くことができます。しかし、Webマーケターとして成長するためには努力も必要です。
以下、Webマーケターとしてキャリアアップするための方法を紹介していきます。
1.実績をつくる
「Webマーケターとして起業したい」「Webマーケターとして、大手メディアに携わりたい」といった思いをすでに持っている人もいるでしょう。
Webマーケターとして主体的に働けるようになるためには、実績があることが大前提です。特に実績には敏感に反応する業界なので、自身の履歴書になるような具体的な実績があると有利です。例えば、
- ・〇〇というメディアを半年でPV数を5倍にした。
- ・広告運用で、CPAを1/2にして、売上を2倍にした。
- ・〇〇という有名企業のホームページを手掛けた。
などです。Webマーケティングは目に見える資格や、スキルが分かりづらいので、数値実績が非常に有利になります。
はじめのうちは思い描いていた業務との相違を感じることもあるかもしれませんが、できることを増やし、実績を積み上げていくことが重要です。
2.専門分野を複数持つ
Webマーケターと一口でいっても、WebサイトやSNSなど様々な分野があります。自分が得意とする分野をつくることをおすすめします。
スキルにおいても他の人よりも秀でたものがあると、自身をブランディングしやすくなります。もしくは得意なものを2つ以上身に付けることもおすすめです。
例えば、「SEO✖︎プログラミング」、「広告✖︎映像編集」などです。2つの得意分野が掛け合わさる事で、より高度なマーケティングができる可能性が高くなります。
3.日々の学習を怠らない
Web業界には日々新しいモノが出てきています。また、変化も速い業界のため、身につけた知識やスキルが古くなり、役に立たなくなることも珍しくありません。
最新の情報を常に把握し、社会の変化に敏感なWebマーケターは、クライアントにとって高い価値があるでしょう。
Webマーケティング業界への転職を考えているあなたへ

Webマーケティング業界は比較的新しい業界で、20代や30代などの若い世代も多いです。そのため、キャリアプランを描きにくかったり、自身のキャリアプランにおけるモデルが見つかりにくかったりという問題もあります。
しかし、多くの消費者の関心がテレビ、雑誌からWebサイト、SNSに移行していることからも、Webマーケティングは今後さらに成長すると見込まれており、将来性のある業界と見做されています。
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- 高橋 圭佑
- 早稲田大学卒。現在、教育系スタートアップにてマーケターとして勤務しながら、副業で複数企業のマーケティング支援を行う。前職はマコなり社長が経営する株式会社divにて新規事業開発を担当。大学在学時には、LINE株式会社のBLOGOS編集部にて勤務していた経験や、ブログサイトを立ち上げ2年近くで月間80万PVまでグロースした経験を持つ。
この記事を書いた人
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
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