30代になって仕事にやる気が出ない時に「無理をしないでできる」解決法
# 転職 # 仕事で悩んだら
ただでさえ憂鬱な月曜の朝に「嫌がらせのようだ」とネットで炎上し、広告主が謝罪し広告を停止する騒動となったことが、記憶に新しいのではないでしょうか。
このように、会社生活も30代に入った人には特に、結婚などライフスタイルの変化も多い時期であるため、ストレスを抱えてどうしても仕事にやる気が出ない日があることでしょう。
では、なぜそのような気持ちになるのでしょうか。この広告の背景にある心理と絡めて、無理をしない範囲でできる解決策まで一緒に見ていきましょう。
つまらない→楽しいまでハードルを上げることは、さらにストレスを生むかもしれないので、ちょっとしたことでできる解決策に絞ります!
- 変化がないと感じる仕事は、自分で変化をつけてみる
- 業績を評価してもらうには相手に見える形で示す
- 転職という選択肢を作ることで気も楽になる
この記事のまとめ
海外ではあり得ない?!日本独自の文化が影響
まず最初に、転職が当たり前な海外であれば、この広告を見ても何も感じないかもしれません。
同じ会社で、長く働く概念がないからです。従って、”長い将来にわたって不快な日が続く”と感じなければ、嫌味と捉えない可能性もあるでしょう。
特にアメリカでは、1社あたりの平均勤続年数は4.1年と日本の約1/3となっております。以下の表をご覧ください。
国名 | 勤続年数(年) |
---|---|
日本 | 11.9 |
アメリカ | 4.1 |
イギリス | 8.1 |
ドイツ | 10.8 |
韓国 | 6.0 |
上記データから1人が人生で何回転職するかを計算するとアメリカ人は人生で平均10回前後転職している計算になります。
転職回数が多い理由は、ジョブ型の雇用形態が社会的に一般化していることが挙げられます。
このようにそもそも1社だけで勤務し続けるという考えではないため、このような反応はなのではないでしょうか。
実際に外国人の友人にこの炎上事件を話すと、そこまでの憤りはなく、「日本人は会社への忠誠心が高いし、あの満員電車は苦痛だし、ワーカホリックだから嫌味に感じるんだね」という程度でした。
物事に対する反応は、その人が元々持っている価値観を反映したもの。自分の思い、というフィルタを通して見た結果が反映されているだけなのです。
では、どのようにしたらつまらない気持ちが軽減するのでしょうか?
今回ご紹介する解決策のほかにも、30代で仕事やキャリアに悩んだ際は、キャリア相談をするのもおすすめです。
誰かに話すことで自分の考えも整理され、解決策が浮かぶでしょう。30代におすすめのキャリア相談先は以下の記事でまとめています。
合わせて読みたい:30代で仕事に悩んだらキャリア相談を利用しよう!メリットや相談先を解説
仕事にやる気が出ないと感じる理由とは?
やる気が出ない理由① 変化のない仕事の繰り返し→自分で変化を作り出す
30代になって仕事のやる気が出ない理由として、仕事に変化がなく単調に感じられることが挙げられます。
この場合、「自分でちょっとだけ変化を作り出す」「どうしたら楽しくできるか」に思考をシフトしてみましょう。
例えば、文房具発注担当になったとします。毎月、ボールペンやメモ帳の在庫管理をし、不足する前に発注する。
一見単調でつまらない仕事に見えるかもしれません。使いたい時に在庫が足りない時には、部員から文句が出ることもあるでしょう。
しかし、リサイクルを促す啓蒙活動をするために、文房具のあるキャビネットにインパクトのあるポスターを作って、貼るアイデアはどうでしょうか?
自分の仕事やリソースを大切に考えていることが上司にも伝わり、部内のリサイクル意識が高まることにも繋がるでしょう。
また、いつ不足するかわからない在庫管理が容易になるように、封筒が最後の5枚になったら「オーダーする時期となりました❤ 担当のXXまでお知らせください」
とくすっと笑える、絵文字やハート入りのリマンダーをくっつけておくなど、インタラクティブなコミュニケーションが生まれる仕掛けを作る。
このようにして、つまらないと感じている仕事を、自分で舵を取ってちょっぴり面白くするのです。
周囲から意外な反応があったり、会話が生まれて「ああ、自分のこのつまらない仕事って、実は部員にとって重要な仕事だったんだな」と思えることでしょう。
それでも、今の仕事にどうしても疲れたと感じる時は、転職に踏み切る前に転職によるメリット・デメリットを考えましょう。
30代で仕事を辞めたいと思った際に検討すべきことを、以下の記事でまとめています。
合わせて読みたい:30代で【仕事辞めたい、疲れた】と感じたら。後悔しない転職方法
やる気が出ない理由② 評価されていないと感じる→見える形にする
一生懸命残業してプロジェクトを完了させたのに、上司から労いや評価がない時や、会議で発言しても自分の意見が通らない時、虚しい気持ちになってしまいますよね。
このように、自分では仕事で結果を出しているのに、精神的な労いや数値に現れる評価がされない場合には、がっかりしてしまいます。
そして、そのような出来事が重なると、仕事そのものをつまらなく感じてしまいます。自分の価値が低いように感じてしまうからです。
では、どうしたら良いでしょうか?
例えば、チームでなく単独で行うプロジェクトであった場合、そしてあなただけが長期間そのプロジェクトに関わっている場合、上司には、成果が見えにくくなっているかもれません。
さらに、あなたが優秀で、仕事を難なくこなすタイプであった場合、難しく見えないから評価につながっていない可能性もあります。
そんな時は、自分がやったことを、上司と一対一で時間を取って、形にして見える化してみると良いでしょう。
仕事の状況を整理・分析し、上司に説明をすることで、上司には見えていなかったことが理解されたり、また、行き詰まっていることには、アドバイスをもらえるかもしれません。自己アピールが苦手な人でも、状況報告と思えば、ハードルが低く対応できると思います。
それでも評価されない場合は、自分でそこまで働きかけたことで、自分に対しては納得できるのではないでしょうか?
そして、残念ながら上司も人間なので、上司と意見が合わない、生理的に合わないなどの理由で、評価したくない対象となっていることも。
この場合、他人は変えられないので、日々気分転換をして自分が割り切れないようなら、部署異動などを視野に入れても良いでしょう。
また、評価されていないと感じるのであれば、一度自分の市場価値を図ってみると良いでしょう。
自分の市場価値を知ったうえで、市場にホットなスキルを身に付けると、スキルアップにも繋がるでしょう。
合わせて読みたい:転職で市場価値を高めたい人必見!測り方や高める方法を解説
やる気が出ない理由③ 周囲に溶け込めない→無理をせず割り切る
職場の同僚が非常に連帯感があったり、自分の大切にする考え方が同僚と違ったりする場合、自分だけ取り残されたような気分になってしまいます。
自分の居場所がないように感じると、「ああ、会社に行くのがつまらないしやる気が出ないな・・・」と暗い気持ちになることも。
同僚と距離を置くようになると、会社や同僚に対する帰属意識が更に薄れてきます。これによって、同僚に対する言動も他人事のようになるため、相手にもそれが伝わり”仕事への熱意が薄い人”のような印象を持たれてしまいます。
同僚とのコミュニケーションが取りにくくなると、仕事がやりにくくなり、さらに仕事がつまらなくなる悪循環に陥ってしまうのです。
しかし、合わないものは合わないと割り切らないと、さらなるストレスを抱えてしまうことになるので、自分の価値観は大事にして”合わないもの”として対処することをお勧めします。
無理に距離を詰めようとするより、挨拶するし、感じよくするけど、敢えてプライベートなことは話さない。そんな、程よい距離感を掴むと良いでしょう。
ほかにも、職場の人間関係で悩んだ際の対処法を以下の記事にまとめていますので、お困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
合わせて読みたい:職場の人間関係が辛い原因とは?気持ちが楽になるヒントもご紹介
仕事のやる気が出ないときの解決方法3選
ここまで、やる気が出ない原因に対しての対処法を解説してきました。
やる気が出のない原因を特定し、てそれに対して対処できればするのが一番良いのですが、30代になってなんとなくやる気が出なくなってしまっていて原因がなかなか特定できないという人もいるかもしれません。
そのような人が仕事のやる気を出すためにどのように行動をして、悩みを解決すればよいのでしょうか。
具体的な解決方法としては以下の3つがあります。
- 1.期限を設定して小さな目標を作る
- 2.環境を変える
- 3.自分の好きな仕事をする
1.期限を設定して小さな目標を作る
30代になって仕事のやる気がでなくなってしまったときには期限を設定して小さな目標を作ると良いです。
長期的な目標は達成されるまでに時間がかかり、モチベーションを維持することが難しくなります。そのため、短期的に達成できる目標を立てることが大切です。
たとえば、一週間ごとに進捗を確認する目標を設定したり、毎日のタスクを具体的に決めてそれらを達成することを目指すのが効果的です。
小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、やる気が徐々に回復していくでしょう。
2.環境を変える
やる気を出すために環境を変えるというのも一つの手です。
やる気が出ない原因として環境のマンネリ化があげられます。
いつも使っているデスクに小物を置いてみたり、配置を変えてみたりすることで気分がリフレッシュされ、やる気が出ることがあります。
もし、会社の制度としてリモートワークが可能な場合はその制度を積極的に活用してみても良いかもしれません。
このように、普段の仕事のスタイルを少し変えることで、新鮮な気持ちで仕事に取り組めるようになるでしょう。
3.自分の好きな仕事をする
自分の好きな仕事をして気分を高め、仕事のやる気を出すこともおすすめです。
なぜなら、30代になって仕事のやる気が出ないのは業務の進め方が影響している場合があるからです。
たとえば、日々のルーティンが決まっていて毎日同じように仕事を進めていると、どうしても苦手な業務や気が進まない仕事に時間を割くことになるかもしれませんが、これがやる気が出ない原因となることがあります。
そのため、まずは自分の好きな仕事や得意な業務から始めることを意識してみましょう。好きな仕事に取り組むことで気分が上がり、その勢いで他の業務にもスムーズに取りかかれることが期待できます。
また、好きな仕事を先に片付けることで、苦手な仕事に対するストレスが軽減され、全体的な生産性も向上するでしょう。
仕事にやる気が出ない時、いざとなれば転職も視野に入れる!
30代になっても仕事に対するモチベーションが全く感じられず、どんなに努力してもやる気が出ないと感じる場合は、転職を視野に入れることをおすすめします。
モチベーションの低下が一時的なものであれば、回復することもありますが、長期間にわたってやる気が戻らない場合、現在の職場や仕事内容が今の自分に合っていない可能性が高いです。
「いざとなったときに転職できる!」と考えることで少しは気が楽になるかもしれません。
状況を変える選択肢があるだけでも精神的なストレスが減るので、転職のための情報集めを今からしておくのは、いかがでしょうか。
また、30代はキャリアの見直しを行う良い時期でもあります。新しい環境や業界に挑戦することで、自分の可能性を広げ、モチベーションを取り戻すことができるかもしれません。
転職を考える際には、自分が本当にやりたいことや、得意なことを再確認し、それに合った職場を探すことが重要です。
焦らず、慎重に情報収集を行い、自分にとって最適なキャリアパスを見つけるために転職活動を進めていきましょう。
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藤原さんの意外な一面 〜顧客志向でヤンチャな方〜
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・社員数:100名〜500名未満
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また、中には転職したいけれど「何をアピールしていいか分からない」「アピールできるスキルが特にない」と思っている方もいらっしゃると思います。
以下の記事では、30代でスキルがなくても転職を成功させるポイントを解説しています。
合わせて読みたい:転職したいけどスキルがない30代は転職できる?転職を成功させる方法
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- 今林 智宏
- 国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
メールアドレス | moovy_support@moovy.co.jp |
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