ベンチャー企業に新卒で入ると、年収って実際どうなの?
# ベンチャー # ベンチャー企業を知る
ベンチャー企業を志したことのある就活生なら、一度は思ったことでしょう。
しかし、ここで問いたい。
本当に全てのベンチャー企業は給料が低いのだろうか?
この記事では、「ベンチャー企業に新卒で入ると、年収はどうか」を、さまざまな観点から深掘りしていきます。
また、ベンチャー企業について知るのと同時に、就活のスケジュール感もしっかり押さえておきましょう。
特に中小企業やベンチャー企業などの経団連に非加盟の企業は、選考や内定時期が早まる傾向にあります。詳しいスケジュールはこちらの記事でご確認ください。
合わせて読みたい:【26卒】早い人は就活をいつから始めてる?就活スケジュールとポイント
結論:ベンチャー企業の年収の高さは会社によって違う
結論から言うと、ベンチャー企業の年収の高さは、入社する会社によります。
考えてみれば当然ですが、多くの人は一様にベンチャー企業の年収ってどのくらいなのかと考えてしまうのが実状です。
その会社がどれだけ売上・利益を伸ばしているか、そしてどのフェーズにいるかによって、社員に支給できる給料は変わります。
例えば、創業からまだ資金を調達せず、プロダクトマーケットフィットもままならない「シード期」と呼ばれるベンチャー企業では給料すら払うのが大変です。
一方で、サービスが拡大しており、人を入れれば入れるほど売上が伸びるような状況の「ミドル期」〜「レイター期」のベンチャー企業は高いお金を払ってでも優秀な社員を確保しようとします。
それにより社員の給与は高くなります。
このように、ベンチャー企業の年収の高さは、会社によります。(フェーズによって傾向あり)
逆に言えば、大企業に入社したからと言って、必ずしも給料が高いとは言えません。
場合によってはベンチャー企業のほうが給料が高い場合もあります。
では、どのようなベンチャー企業の年収が高いあるいは低いのか、詳しく解説します。
1.メガベンチャー企業は年収が高い
メガベンチャー企業は年収が高いです。メガベンチャー企業とは、ITやインターネットのような成長速度の早い業界で、たくさんの先行投資をしながら、大企業と同程度の規模まで成長したベンチャー企業を指します。
ただ、メガベンチャー企業には厳密に定義がないため、どこがメガベンチャー企業で、どこがそうでないかは、それぞれの解釈によって分かれることがあります。
メガベンチャー企業は、昔からある大企業よりも数倍早く成長することが求められるため、給料を高くして、優秀な人を集めにいく傾向があるからです。
例えば、メガベンチャー企業の中でも有名なサイバーエージェントの初任給は408万円(年棒制)と、日本の初任給の平均を大きく上回っています。
サイバーエージェントの他に、メガベンチャー企業と呼ばれる企業は以下の通りです。
- ビズリーチ…大手転職サイト「ビズリーチ」を展開
- レバレジーズ…インターネットメディアや人材サービス
- コロプラ…モバイルゲームやVRサービスを展開
- マイクロアド…アドテク領域で事業を展開
もちろん、メガベンチャー企業の給与がすべて高いというわけではありません。しかし、高い傾向にあるというのは事実のため、気になるメガベンチャー企業があるという人は調べてみると良いでしょう。
こちらの記事ではメガベンチャー企業について詳しく解説しています。気になる方はご覧ください。
合わせて読みたい:【注意】メガベンチャーに転職する人が知っておくべき6つのこと
2.創業10年近く・社員数百人の中堅ベンチャー企業は年収がまちまち
次に、創業10年近く・社員数百人の中堅ベンチャー企業の年収についてですが、この時期の企業の年収はまちまちです。
企業によって一番ムラが出るのはこの規模のベンチャー企業といえます。
創業してある程度経っている企業の中でも、売上や利益が伸びている企業の年収は高い傾向にあります。
一方で、創業してある程度年数が経っていたとしても、売上や利益が伸びてない企業も当然あります。そして、売上や利益の伸びがそうでもない企業の年収はそこそこになっているようです。
ここでも、結局はそれぞれの会社がどのくらい売上や利益を伸ばしているかどうかが、年収に関係してきます。
企業の売上や成長度合いを見極めるには、企業のマーケットサイズや競合の有無などを確認する必要があります。
その他にも、これから伸びるベンチャー企業を見きわめるポイントはありますが、詳しくはこちらの記事でご覧になれます。
合わせて読みたい:これから伸びるベンチャー企業を見極める方法とおすすめ企業7選
3.創業数年・社員数人のベンチャー企業は年収が安い
最後に、創業数年・社員数人のベンチャー企業の年収について解説します。創業数年・社員数人のベンチャー企業は、基本的に年収が安いです。
創業まもない企業は、十分なお金がないため、給料も安くなる傾向にあるからです。
ただ、このフェーズの企業で年収をもらいすぎては、後で損する可能性が高いです。「え?」と思った方も多いと思うので、その理由を解説します。
結論からいうと、創業初期フェーズで給料を高くしすぎてしまうと、事業に投資できる金額が減ってしまうため、投資額が減った分に応じて、成長が鈍化してしまうことが理由です。
そのため、創業初期のベンチャー企業に入って、その企業の成長を望むのであれば、売上や利益がしっかりと上がるまで、給料を上げることに対して固執しない方が、のちに得られるリターンが大きくなります。
また、創業初期のフェーズでは給料こそ高望みできないものの、のちに会社が伸びた後に得られるリターン、会社を伸ばす過程で得られるスキルや経験にものすごく価値があります。
具体的にどのような経験やスキルが得られるかは後述しますが、専門内外を問わず多くのことを吸収でき、圧倒的な自己成長が見込めるでしょう。
このようにベンチャー企業にはたくさんのメリットがあり、同時にデメリットも存在します。
こちらの記事では、ベンチャー企業で働く現役社員がベンチャー企業のメリット・デメリットを解説しています。
合わせて読みたい:スタートアップ・ベンチャーのメリットとデメリット - 現役社員が激白!
新卒でベンチャー企業に入って、年収を上げる方法
新卒でベンチャー企業に入って、年収を上げる方法は以下のような方法があります。
- 1.事業の売上を伸ばす
- 2.スキルをつけて転職する
- 3.独立・起業する
1.事業の売上を伸ばす
新卒でベンチャー企業に入って、年収を上げる方法の1つ目は、事業の売上を伸ばすことです。
なぜなら、事業の売上を伸ばせば、会社に入るお金が多くなるので、給料は増えやすくなるからです。
ベンチャー企業の年収が低い要因は、売上が十分にないため、給料を上げることができないのです。
そのため、ベンチャー企業からの給料を増やすためには、会社の売上を伸ばす必要があります。
言い換えれば、事業の売上を伸ばせば伸ばすほど、自分の給料は増えやすくなるということです。
これは大手企業と比べ、自分の頑張りが会社に貢献していると肌で感じることができ、やりがいにも繋がります。
実際に、事業の売上を伸ばして、大手企業の年収を超えるようなベンチャー社員が何人もいます。
ベンチャー企業にしかないチャンスと言えるでしょう。
2.スキルをつけて転職する
新卒でベンチャー企業に入って、年収を上げる方法の2つ目は、スキルをつけて転職するということです。
ベンチャー企業は、人が足りない分、スキルが必要とされる仕事に挑戦しやすいです。
結果として、汎用性の高いスキルが身につき、転職しやすくなるため、転職したら給料が上がることもあります。
現に、新卒で新規事業を担当し、年収300万円だった人が、転職して年収が600万円近くになったという事例があります。
汎用性の高いスキルが身につくということは、自分の市場価値が上がるということなので、キャリア選びの選択肢も広がります。
これもベンチャー企業にしかない魅力ですね。
3.独立・起業する
新卒でベンチャー企業に入って、年収を上げる方法の3つ目は、独立・起業することです。
新卒でベンチャー企業に入ることで、独立や起業も選択肢にいれられます。
自分で考えて仕事をした経験や、経営者の近くで働いた経験があるので、ビジネスの全体像を把握し、それを活かして独立・起業することができ、成功する可能性が高まります。
もちろん、全員が全員稼げるようになるわけではないものの、リスクを取りすぎない限り、稼げるようになります。
実際、起業した人の前職はベンチャー企業であることが多いです。
将来起業をしたいと考えている人は、ベンチャー企業に入社することをオススメします。
たとえ給料が安くても、ベンチャー企業で得られる5つのもの
たとえ給料が安かったとしても、ベンチャー企業に入社することで以下の5つのものが得られます。
- 1.のちに給料を跳ね上げるだけのスキルと経験
- 2.マネジメントスキル
- 3.経営者の近くで働く経験
- 4.成果を追い求める姿勢
- 5.ゼロから自分で考えて仕事をする経験
では、それぞれについて解説していきます。
1.のちに給料を跳ね上げるだけのスキルと経験
ベンチャー企業に入社することで得られるもの1つ目は、のちに給料を跳ね上げるだけのスキルと経験です。
ベンチャー企業では、仕事量が多く、与えられる仕事の質が高いため、スキルと経験が身に付きます。
結果として、のちに必要とされる人材になりやすいです。つまり、自分の市場価値が高まります。
それによって、転職や起業をよりしやすくなります。
また、実際に新卒でベンチャー企業に就職した方の声を聞いてみると参考になるでしょう。
ベンチャー企業では若い頃から幅広い領域の仕事ができ、一人一人の裁量権が大きいことが分かる動画がありますので、ぜひご覧ください。
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2.マネジメントスキル
ベンチャー企業に入社することで得られるもの2つ目は、マネジメントスキルです。
成長ベンチャーに入社すると成長スピードが早いため人の入れ替わりが激しくなります。それにより、マネジメントを行う機会が多くなり、必然的にマネジメントスキルが身に付きやすいです。
出世スピードも早いので、人の上に立ち、人を動かす経験を若いうちにできる可能性も高くなります。
結果として、人をマネジメントするスキルを若いうちから得られます。
起業を考えている人にとってはかなり必須のスキルですよね。
3.経営者の近くで働く経験
ベンチャー企業に入社することで得られるもの3つ目は、経営者の近くで働く経験です。
ベンチャー企業は小規模なので、仕事をする際に経営者の近くで働くことができます。
そのため、経営者が何を考えて行動しているのかを知ることができます。
経営者の近くで仕事をすると視座の高さや資金に対する考え方を実際に見て学べます。
大企業にはない、ベンチャー企業ならではの魅力ですね。
この経験も、起業を志す人にとってはとても重要な経験となるでしょう。
4.成果を追い求める姿勢
ベンチャー企業に入社することで得られるもの4つ目は、成果を追い求める姿勢です。
ベンチャー企業が一番求めていることは、やはり成果を上げることです。
ベンチャー企業の社員も同様に、成果を貪欲に追い求めます。
なぜなら、自分の年収は会社の売上で決まるからです。
そのような、成果を追い求める人が集まる環境で仕事をすれば、嫌でも成果を追い求める姿勢が身に付きます。
それに対して、大企業では、「成果を上げること」ではなく、アルバイトと同じように「○○時間働くこと」が目的になっている人もいる現状です。
このように、大手と比べて、ベンチャー企業は成果を追い求めるので、自然とやりがいのある働き方になります。
何より、成果を追い求める姿勢がつくことで、自分の市場価値も上がり、転職や起業が有利になります。
5.ゼロから自分で考えて仕事をする経験
ベンチャー企業に入社することで得られるもの5つ目は、ゼロから自分で考えて仕事をする経験です。
大企業の特徴として、すでに会社の売上を伸ばす方法が確立しています。
そのため、新しい試みをすることはあまり多くなく、上司の教えを聞き、言われた通りの仕事をやり続けることが多いのが現状です。
それに対して、ベンチャー企業の特徴として、現在進行形で売上を伸ばす方法を社員みんなで考えています。
そのため、ベンチャー企業が社員に求めることは、どうやったら売上を伸ばすことができるかを一緒に考え、試行錯誤していくことです。
このように、大手企業とベンチャー企業では社員が求められる仕事に大きな違いがあり、ベンチャー企業のほうがゼロから自分で考えて仕事をする経験を得られます。
そのため、ベンチャー企業に入社することで、自分で考えて仕事をする力がつくので、起業や独立がしやすくなります。
ここまで新卒でベンチャー企業に入社すると得られるものについて、お伝えしてきました。
結論を言えば、新卒にもベンチャー企業はおすすめです。では、「どのような企業が良いの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
ベンチャーに就職をするなら、現在伸びている企業や今後伸びる企業を選びたいですよね。
そこで、こちらの記事では新卒におすすめの優良ベンチャー・スタートアップ企業を紹介していますので、ぜひ就活にお役立てください!
合わせて読みたい:【厳選】新卒におすすめの優良スタートアップ・ベンチャー企業5選
新卒で入社するベンチャー企業を探すおすすめの方法
ここまで、新卒でベンチャー企業の年収や、新卒でベンチャー企業に入社して年収を増やす方法、ベンチャー企業で得られるものなどを解説してきました。
最後に、新卒で入社するベンチャー企業を探すためにおすすめの方法を解説します。
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- 高橋 圭佑
- 早稲田大学卒。現在、教育系スタートアップにてマーケターとして勤務しながら、副業で複数企業のマーケティング支援を行う。前職はマコなり社長が経営する株式会社divにて新規事業開発を担当。大学在学時には、LINE株式会社のBLOGOS編集部にて勤務していた経験や、ブログサイトを立ち上げ2年近くで月間80万PVまでグロースした経験を持つ。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
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