人材業界の志望動機の書き方を解説!強み別の志望動機例文も紹介

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  • 人材業界に刺さる志望動機の書き方を知りたい!
  • 志望動機にどんなことを書けば良いのか分からない…。
  • このようなお悩みはありませんか?

    初めての転職だったり、経験したことのない業界への転職であれば、志望動機に何を書けば良いか分からないと感じる人が多いはずです。

    そこでこの記事では、人材業界への転職を考えている方に向けて、志望動機をうまく書くポイントや人材業界の特徴、職種を解説します。

    強み別の志望動機例文も紹介しているので、人材業界への転職を考えている方は参考にしてみてください。

      この記事を読めば以下のことが分かります

    • 人材業界の特徴が分かる
    • 人材業界の分類が理解できる
    • 人材業界の志望動機を書くポイントが分かる

    企業タイプ診断

    人材業界の特徴

    出典:人材ビジネス市場に関する調査を実施(2022年)

    矢野総合研究所によると、人材業界の2022年市場規模は10兆1,567億円(前年比6.6%増)の見込み。年々市場規模が拡大していることが分かります。

    少子高齢化や人材のミスマッチによる企業の人材不足が増加傾向にあり、今後も拡大することが予想されています。

    人材業界の存在意義は、優秀な人材を求める企業と求職者の求める労働環境を結び付けることです。人材業界では、求職者や企業との密なコミュニケーションや関係構築が求められます。また、求職者と企業のニーズをマッチングさせるのも重要な役割です。

    さらに、労働市場の動向や産業トレンドを把握し、常に最新の情報や市場動向を追いながら適切なサービスを提供することも必要です。

    人材業界は求職者と企業の双方にとって重要な役割を果たし、労働市場の発展に貢献している業界とも言えます。人材業界を志望する場合、まずは業界についての知識を深め、特徴を把握することが重要です。

    人材業界の分類

    人材業界は大きく4つに分類できます。それぞれの業種によって、業務内容はもちろん、必要とされるスキルも異なるため、まずは業種への理解を深めましょう。

    • 1.求人を掲載する媒体を運営する「求人広告事業」
    • 2.求職者と企業を直接つなぐ「人材紹介事業」
    • 3.派遣会社の社員を他企業に派遣する「人材派遣事業」
    • 4.企業向けにアドバイスをする「人材コンサルティング事業」

    1.求人を掲載する媒体を運営する「求人広告事業」

    求人広告事業とは、企業や採用担当者がWebサイトや雑誌などで求人情報を提供し、求職者とのマッチングを図るための広告媒体を運営する業種です。主な業務は、求人広告の企画・制作・掲載・配信などです。

    求人広告を掲載すれば、企業にとってはより多くの人に自社の求人を見てもらえるというメリットがあります。求職者にとっては、ひとつの媒体でさまざまな企業や業界の求人を集約された状態で見ることができ、幅広い選択肢から自分に合った仕事を探せます。

    求人広告事業では、採用担当者に広告掲載の提案を納得してもらう必要があるため、論理的に話を組み立てられるスキルを持つ人が向いているでしょう。

    2.求職者と企業を直接つなぐ「人材紹介事業」

    人材紹介事業とは、求職者と企業を直接つなぐ業種です。求職者と企業の間にエージェントが入り、求職者の仕事探しや選考対策のサポートを行います。

    主な業務は、企業の求人ニーズの分析や求職者のスキルや経験の評価、面接のセッティングとフォローアップなど多岐にわたります。人材紹介業では、採用を検討している企業に対して適切な候補者を紹介し、雇用契約が結ばれた場合に成功報酬が支払われるというシステムです。

    さまざまな立場の人とやり取りを行う必要があるため、情報収集力があり、コミュニケーション能力の高い人に向いているでしょう。

    3.派遣会社の社員を他企業に派遣する「人材派遣事業」

    人材派遣事業とは、派遣会社が自社の社員を他の企業に派遣する業種です。

    派遣事業を手掛ける会社は、派遣元と呼ばれる派遣会社が派遣社員を雇い、就業先企業である派遣先に人材を派遣します。この仕組みにより、企業は必要な時に必要な人員を雇えます。

    主な業務は、派遣会社が自社の登録社員を派遣先の企業に派遣することです。派遣社員にとっては、様々な企業で経験を積むことができ、自身のスキルやキャリアの向上につながる可能性があります。ただし、派遣期間中に退職しないようにサポートが必要です。

    派遣事業では、企業と派遣社員の両方にこまめなフォローが欠かせないため、マメな性格の人が向いていると言えます。

    4.企業向けにアドバイスをする「人材コンサルティング事業」

    人材コンサルティング事業は、企業に対して人材に関わるアドバイスや支援を提供する業種です。業務内容は多岐にわたり、研修・教育プログラムの提供や人材戦略の策定、採用支援、人材評価・育成などが含まれます。

    企業のビジョンや目標に基づいて、適切な人材戦略を策定し、人材の採用・配置・育成・評価などの方針や方法を提案する場合もあります。また、求人広告の作成や採用プロセスの改善、適性評価や面接の支援なども業務の一つです。

    人材コンサルティング事業には、人事に関わる情報収集力や採用担当経験がある人が向いているでしょう。

    以上のような種類がある人材業界では以下のような求人があります。moovyではこのほかにも、様々なスタートアップ・ベンチャー企業の求人を掲載していますので、ぜひ一度求人ページをご覧ください。



    人材業界の志望動機のポイント

    ここまでで、人材業界の職種とその事業内容について解説しました。自分がどの業種に入りたいか、イメージできましたでしょうか。

    ここでは、人材業界へ転職する際の志望動機のポイントを3つ紹介します。

    • 1.なぜ人材業界を志望するのか
    • 2.なぜ応募先企業を選んだのか
    • 3.入社後どのように貢献できるか

    1.なぜ人材業界を志望するのか

    志望動機を書く際に「なぜ人材業界を志望するのか」を明確に述べることは重要です。志望理由と聞くと、企業への志望理由と捉える方も少なくありません。

    しかし企業側は、業界を志望している理由を尋ねることで、業界への理解度を確認している場合があります。また、業界への理解度が低いと志望度が低いと思われる場合もあるため、注意が必要です。

    志望動機を書く際には、人材業界でなければならない理由を伝える論理的なアピールが重要です。他の業界ではなく、人材業界でしかできないことを考え、自分の価値観と照らし合わせた志望動機を作成しましょう。

    2.なぜ応募先企業を選んだのか

    「なぜ応募先企業に入りたいのか」を明確にした志望動機は非常に重要です。

    人材業界の中には数多くの企業があり、それぞれで強みや特徴は異なります。そのため、応募先企業のどのような部分を魅力に感じたのか、応募先企業でなければいけない理由を明確に伝えることが大切です。

    応募先企業への志望動機が曖昧な場合、人材業界であればどこでもいいと捉えられてしまう場合もあります。

    応募先企業へ入りたいという熱意を伝えられれば、入社後も真面目に業務に取り組んでくれると採用担当者から思ってもらえます。事前に企業研究をおこない、企業の特徴や強み、カルチャーなどをしっかりと理解し、応募先企業がよいというロジックをつくりましょう。

    応募先企業でなければいけない理由を明確に伝えるために重要なのが、企業研究です。 例えばその企業がどのようなビジネスモデルを持つのかなど、様々な情報を調べる必要があります。

    以下の記事では企業研究のポイントを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

    合わせて読みたい:企業研究のやり方とポイントを解説|おすすめツール6選も紹介



    3.入社後どのように貢献できるか

    それまでの経験やスキルを活かし、入社後どのように貢献できるかを具体的に書くことも重要です。

    自分のスキルや経験を活かしどのように貢献できるかを伝えれば、採用担当者に入社後の働き方をイメージしてもらえます。実際に働いている姿がイメージできた方が、適正も正確に判断してもらいやすくなります。

    どのように貢献できるかを伝えるためには、まずは徹底的な企業分析が重要です。企業分析によって、応募先企業の強みと弱みを把握できれば、応募先企業の課題に対し自分の経験やスキルがどのように活かせるかが分かるはずです。

    自分の業務の中での経験やスキルを細分化し、実際の経験を交えて伝えられれば、より納得感をもってもらえるでしょう。

    自身のスキルややりたいことなどは、自己分析で明らかにすることが可能です。以下の記事では自己分析の方法やポイントを詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

    合わせて読みたい:転職に必要な自己分析のやり方を徹底解説|3つの方法を紹介します



    コピペ流用可!人材業界の志望動機例文

    志望動機を書く際はPREP法を使って書くと、相手に分かりやすく伝えられます。

    • ・結論(Point)
    • ・理由(Reason)
    • ・具体例・根拠(Example)
    • ・結論(Point)

    ここでは、コピペですぐに使える人材業界への志望動機例文を3つ紹介していきます。強み別で例文を作成しているので、自分なりのアレンジを加えて志望動機を作ってみて下さい。

    また、志望動機はChatGPTを使用しても作成することができます。詳しい作成方法や注意点を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

    合わせて読みたい:ChatGPTで志望動機は作成できる?爆速で作成するコツと注意点を解説



    コミュニケーション能力を強みとした志望動機

    1つ目の例文は、コミュニケーション能力を強みとした志望動機の例文です。

    (1.志望する理由)
    私が貴社を志望する理由は人々が自身の能力を最大限に発揮し、充実したキャリアを築くことを支援する仕事に就きたいからです。
    (2.どの点に共感したからか(ビジョンの一致など))
    私は人材業界において、個人の成長や能力開発に寄与できることを重視しています。そのため、貴社の「人々の夢や目標を実現させること」というビジョンに共感しています。
    (3.自分のスキルをどのように活かせるか)
    私の強みは、円滑なコミュニケーションを築けることです。人材業界では求職者と企業のマッチングをサポートし、双方のニーズを調整する役割が重要です。私のコミュニケーション能力を活かし、求職者の要望やスキルを的確に把握し、最適な企業に提案できると考えています。
    (4.志望する理由)
    私には人々の成長をサポートする仕事に就きたいという強い意志があります。貴社のビジョンにも強く共感しており、人々の可能性を引き出す仕事に関わりたいです。また、私のコミュニケーション能力や問題解決能力を活かし、貴社の業務に貢献します。

    これまでの経験を強みとした志望動機

    2つ目の例文は、これまでの経験を強みとした志望動機の例文です。

    (1.志望する理由)
    私が貴社を志望する理由はこれまでの経験を生かして人材業界で成長し、人々のキャリア形成のお手伝いがしたいと考えたからです。
    (2.どの点に共感したからか(ビジョンの一致など))
    人材業界での仕事の中で、個々の要望や特性を理解し、最適な人材マッチングを実現するために努力したいと考えています。そこで貴社の掲げる「一人ひとりのニーズや個性に寄り添った仕事の紹介」というビジョンに強く共感いたしました。
    (3.自分のスキルをどのように活かせるか)
    私は過去の経験を通じて、コミュニケーション能力と人材マネジメントのスキルを磨いてきました。これらのスキルを活かし、求職者と企業を結び付ける役割を果たし、双方にとって理想的なマッチングを実現するお手伝いができると考えています。
    (4.志望する理由)
    これまでの経験を活かし、自分自身のスキルをさらに高められる環境が貴社にはあります。その環境を活かし、さらに専門的な知識を身に着けながら一人ひとりに合った仕事を紹介しマッチングさせ、キャリア形成の支援がしたいです。

    責任をもって最後までやり遂げる力を強みとした志望動機

    私が貴社を志望する理由は、求職者と企業の間に立ち、双方の要望やニーズを理解し合うことで、最適な人材マッチングを実現する仕事がしたいからです。

    (1.志望する理由)
    私が貴社を志望する理由は人々が自身の能力を最大限に発揮し、充実したキャリアを築くことを支援する仕事に就きたいからです。
    (2.どの点に共感したからか(ビジョンの一致など))
    人材業界における仕事は、単に求職者と企業を結びつけるだけではなく、社会の発展や個人の成長にも貢献できる重要な役割だと考えています。そのため、貴社の「人と企業との間に良い関係を築き、お互いに成長を促進する」というビジョンに強く共感しています。
    (3.自分のスキルをどのように活かせるか)
    責任をもって最後までやり遂げる力に自信を持っており、厳しい状況下でも責任をもって課題に取り組み、最善の結果を追求できることが私の強みです。
    この強みを活かし、求職者と企業の双方の要望やニーズを的確に把握し、最後まで責任をもって最適なマッチングを実現させるための行動ができます。
    (4.志望する理由)
    私には、求職者と企業の間に立ち、双方の要望やニーズを理解し合い、最適な人材マッチングを実現する仕事に携わりたいという強い意欲があります。
    貴社のビジョンにも強く共感しているため、人と企業の関係をより良い方向へ導くための仕事に真摯に取り組むことができると考えています。


    以上の例文に見られるように企業理念やビジョンと絡めて話をすることで、説得力のある説明になります。

    そこで企業研究におすすめなのが採用動画です。テキスト情報よりもわかりやすく、企業理念やビジョンをご確認いただけます。

    人材業界の志望動機作成のポイントを押さえ本番に臨もう

    ここまでで、人材業界の業種や志望動機をうまく書くポイントを詳しく紹介してきました。

    人材業界にはさまざまな業種や業務があるため、自分の経験やスキルをどのように活かせるかを考えたうえで転職活動を進めるとよいでしょう。人材業界への興味を少しでも持った方は、転職を検討してみてはいかがでしょうか?

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    今林 智宏

    この記事を書いた人

    今林 智宏
    国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。

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    会社名 株式会社moovy
    代表 三嶋 弘哉
    設立 2020年4月13日
    住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
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