「やりたいことがない」人でも大丈夫!転職で自己発見する方法とは

# 転職 # 転職で失敗しないために

「やりたいことを仕事にしている」と自信を持って言える人は、実際に、どのくらいいるのでしょうか?

「サッカー選手になりたい」「客室乗務員になりたい」と目をキラキラさせて夢を語っていた子どもが、大人になると、現実と夢の折り合いをつけていきます。

大学を卒業し、就職したのはいいけれど、これがやりたかった仕事かと言えばそうでもない……。

転職したいけど、やりたいことがない……という、もやもやした気持ちを抱えている読者もいるのではないでしょうか。

衝撃的かもしれませんが、”やりたいことがない”って、当たり前なんです。

これは、個人課題である前に、戦後50年にわたる新卒一括採用の歴史も関係しています。

そこで、今回の記事では、目から鱗の視点と共に、どのようにして、転職を通じて自分のやりたいことに出会い直していくのか、ヒントをご紹介します。

    この記事のまとめ

  • やりたいことがなくても、焦る必要はない
  • 自分の強みや過去を整理し、自己理解を深める
  • 視野を広げて、転職先を探すことが重要

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やりたいことがなくても大丈夫!ゼネラリスト育成教育

今、やりたいことがわからなくても、大丈夫。

当たり前です。

社会の一般的なレールに乗れば、ゼネラリストになるべく教育を受けてきたからです。

新卒一括採用・終身雇用制度は日本独自のもので、海外の人に説明すると驚かれる仕組みです。

新卒一括採用が社会に浸透したのは第2次世界大戦後のことで、戦後の高度成長期はこの制度によって支えられました。

高度経済成長期において、大学数や学生数が増加する中、大卒人員を安定して採用する仕組みとして企業が取り入れたのです。

終身雇用の前提で、幹部として期待する新卒人員を数年ごとに部署異動させ、ゼネラリストを育成していくこの制度。

そこに向かっていくレールでは、下記引用の通り、教育も自己主張を激しくするより周囲と歩調を合わせることが重視されました。

「戦後日本の教育は,平等主義を基調としながらも能力主義を徹底し,しかも内部に分断された社会層を極力形成しない社会をつくりあげるうえで多大な貢献をなした」
引用:『教職という仕事の社会的特質』国立研究開発法人
もちろん、全ての人がそうではありません。

しかし、この結果自分が本当にやりたいことに気づくきっかけが少なく今までなんとなくやって来た、というケースもあり得るのではないでしょうか。

50年以上もの間ほとんどの企業で採用されてきた歴史ある仕組みですが、2021年に26年春入社の学生から新卒一括採用廃止から通年採用へのシフトが発表されました。(下記図表参照)

出典:「新卒一括」見直しへ半歩 政府、専門人材の採用柔軟に - 日本経済新聞
ジョブ型雇用、通年採用への過渡期にある今、私たちは「自分が何を仕事にしたいか」を本気で考える良いタイミングです。

そんなこと言っても、「何をしたいかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。次項より、やりたいことの見つけ方のヒントをお伝えします。

自分のやりたいことを見つける方法

今やりたいことがわからない人でも大丈夫と聞くと、少しほっとしましたか?

では実際に、以下の①、②のステップに従って、自分のやりたいことを見つけるフレームワークをしてみましょう。

  • ①強みをリストアップ
  • ②過去の洗い出し

強みをリストアップ

自分がやりたいことがわからなくても、自分の”強み”は分かりますよね?

得意分野から、思考をリードしていくのが第一ステップです。

自分の強みをリストアップしてみましょう。

それが自然に出てこない場合は、友人や信頼できる同僚に意見を求めるとよいでしょう。

自分の得意なことや、性格を積極的に見つめ直すことは、その強みを生かしたキャリアパスを発見する有力な方法です。例えば……

  • ・書くことが好き→コンテンツ制作者、ライター、企業PRなど。
  • ・自分は開拓者精神がある→新規事業でゼロから仕組みを作っていく仕事。ベンチャースタートアップ企業など。
  • ・細かい作業が好きで統計学や数字に強い→会計士だけでなくメーカーの需給調整業務など。

そして、数学が苦手だと思い込んでいた人が、論理的に問題を解決するのは好きである場合はWeb開発など、これまで敬遠していたことが意外に合う可能性もあります。

先入観にとらわれず、時間をかけて自分の強みを見つめ直せば、発見があるでしょう。

自分の強みを見つけ出すには、自己分析が必須です。

自己分析のやり方は、以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

合わせて読みたい:転職に必要な自己分析のやり方を徹底解説|3つの方法を紹介します



過去の洗い出し

転職先で満足するために、過去の洗い出しをしましょう。

これは、前職に対する自分の気持ちを明確にすることで、次に避けるべきことや、その逆を認識するためです。

ここまで読んで、何かピンと来た人はいますか?

転職活動は、ある意味、失恋から次の恋愛を見つける過程と、どこか似ているのではないでしょうか。

  • ・会社のどこが一番好きで、どこが一番嫌いだったか?
  • ・上司のどこが一番好きで、どこが一番嫌いだったか?
  • ・一緒に働いていた人たちのどこが一番好きで、どこが一番嫌いだったか?
  • ・その会社で働いていて、最も困難だったことは何か?
  • ・最も幸せだった時は?
  • ・最大の功績は何ですか?

自分の過去を評価することで、仕事に満足していないことを明らかにするような、見落としている重要事項を思い出すのにもこのワークが役立ちます。

もし、過去を振り返ってみて、ある種の仕事やキャリアに関する否定的なパターンが明らかになった場合は、それもまた良し。

自分についての理解が深まるだけでなく、その気づきを転職先探しで活かすことができます。

将来ビジョンの考え方についてもっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。

合わせて読みたい:転職における「将来ビジョン」の考え方を知る!転職のプロが解説!



やりたいことがない人は行動あるのみ!どんな会社があるのかを調査してみよう

自己分析と過去の洗い出しができたら、あとは行動あるのみ!

①、②で洗い出した自分の価値観、強みを軸にして、動きながら考えれば良いのです。

どのような転職先にピンとくるか、視野を広げるための方法は色々あります。

例えば、日本だけでなく、海外の情報に触れること。

海外はジョブ型雇用が当たり前。

まだその歴史がない日本で情報を取りにいくより、好きなことや強みを仕事にしやすいジョブ型雇用システムの中で、自分のやりたいことを仕事にしている人の例が多く見つけやすいからです。

例えばLinkedInで海外の人も含めて、様々な人々のプロフィール(職務経歴書)を閲覧することも「このスキルからこの転職があり得るのか!」と気づきになります。

希望の職業に就いている人のインタビュー記事を読むこともいいでしょう。

そして、もう一つのアイデアは、即戦力採用のベンチャーや中小企業について調べてみること。

理由は、自分の強みからできる貢献を、大企業よりダイレクトに感じられるから、やりがいがあるという点が一つ。

また、社長など経営者との距離が近いので、自分の業績や評価のフィードバックを聞く機会が必然的に多くなります。

これはさらなる自己理解、自己成長の役に立つことでしょう。

「自分のやりたいことがわからない」という自分から、完全に卒業できるはずです。

ただ、ベンチャー企業、中小企業は、会社についての情報が巷に溢れていないのも確か。

その場合は、採用動画から会社の情報を取りに行くと早いでしょう。

動画なら、職場、創業者の哲学、実際に働く上司、先輩、同僚となる人たちの映像を通して、雰囲気を十分に感じ取ることができるためです。

①、②で洗い出した価値観や強みをもとに、自分がその会社で働いている姿がイメージできるかを短時間で判断することができるため、効率的な転職活動ができます。

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今林 智宏

この記事を書いた人

今林 智宏
国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。

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