キャリアアップ転職は業界選びが重要!選び方のコツを徹底解説
# 転職 # 企業の選び方
転職を考える理由の一つに、収入を上げたいというものがあります。 収入を上げる転職をするためには、業界選びが重要です。
なぜなら業界によって大まかな給与水準があるからです。 同じ業界内の企業間で大きく給与が変わることはそう多くはありません。
そこで当記事は、キャリアアップに重要な業界選びのコツを中心に解説していきます。
会社選びは業界選びから始まる
長い間同じ業界にいると、他の業界に行くことを恐れ、自然と同じ業界しか見えなくなってしまいがちです。業界にいる時間が長ければ長いほど、その傾向が強くなります。
さらには「同じ業界で転職した方が成果を出しやすい」とする俗説まで聞かれます。
そのせいで「自分は〇〇の業界しか知らないから他の業界では通用しないだろう」と思い込んでしまいます。
この思い込みに縛られ、「とにかく今の会社を抜け出せればそれでいい」というスタンスで転職活動をすると転職先の選択肢は極端に狭くなってしまいます。
このような思い込みを開放し、視野を広げて伸びている業界を選べば、年収アップも十分に期待できます。
しかし、転職したい業界や業種がよくわからないという方もいるのではないでしょうか。そのような場合は、自分の強みや過去を整理し、自己理解を深めましょう!
以下の記事では、やりたいことがない場合の転職先の探し方を詳しく解説しています。気になる方はご覧ください。
合わせて読みたい:やりたいことがないけど転職したい!そう思う原因と自己発見する方法
転職は大きく4パターン!異業種同職種がおすすめ!
転職は次のように大きく4つに分けることができます。
- ①同業種同職種…同じ業種・同じ職種
- ②異業種同職種…異なる業種・同じ職種
- ③同業種異職種…同じ業種・異なる職種
- ④異業種異職種…異なる業種・異なる職種
この中で特におすすめなのは、②の異業種同職種です。なぜなら、今自分の持っているスキルを他の業界に活用することで、業界内での自分の価値が高まるとともに、思わぬシナジーを生み出す可能性があるからです。
例えば、これまでITに全く力を入れていないかった業種があったとしましょう。そこに新しくエンジニアが入ることにより、ITとその業種で大きなシナジーを生むことができます。
このように、異業種同職種の転職は自分のスキルを異業種で活用することで大きなシナジーが生まれる可能性があるので、おすすめです。
もしあなたが転職に失敗したくないと思っているなら、こちらの記事もおすすめです。きっと転職に役立つと思います。
合わせて読みたい:【転職ノウハウ】転職に失敗しない為の10のチェックリスト!
キャリアアップのための業界の選び方のコツ
前の章で転職をする際は異業種同職種がおすすめだとお伝えしましたが、そもそもどのように業界を選べば良いのか分からない方もいるでしょう。
ここからは、おすすめの業界の選び方を5つ紹介します。
- 1.自分の市場価値が高められる業界を選ぶ
- 2.伸びている業界を選ぶ
- 3.自分が仕事をする際に重視する項目を挙げる
- 4.キャリアコンサルタントを利用する
- 5.定期的に求人情報を検索する
ここで挙げた5つの方法はあくまで一例です。これら全てを行ったからといってキャリアアップが実現するかはわかりませんが、少なくとも確率が上がることは間違いありません。
一番ダメなことは「色々考えたが、結局何も動かないこと」です。考えて動いた結果、転職はしないという判断は良いと思います。
しかし、考えるだけというのは何も生まれません。自分が市場にどう評価されるのかもわかりません。この記事を読んでいる方はキャリアに少しでも悩みを抱えている方だと思います。
まずは動いてみることをおすすめします。そしてその方法は以上に挙げた5つです。それでは各項目について詳しく解説します。
1.自分の市場価値が高められる業界を選ぶ
自分の市場価値の一つであるスキルは、掛け算によって価値が高まります。なぜなら、スキルとスキルが掛け合わさる事で、希少性が高まり、シナジーを発揮する可能性があるからです。
法人営業職を例に考えてみましょう。一般的にどの会社にも営業職はありますが、「業界によって今までやっていた方法と全く違ったやり方をしている」なんていう事はよくある事です。
そのやり方を習得すれば、自分の行ってきた営業のやり方と新たなやり方をかけ合わせ、もっと良い営業方法を身につけることができます。
そのため、業界を変えることで違ったやり方を覚えられる可能性があり、それらを組み合わせる事で自身の営業成績を高めることができるかもしれません。
2.伸びている業界を選ぶ
あなたが気になっている業界がどれくらい伸びているのか知りたいときは、業界1位の企業の有価証券報告書を見ると良いでしょう。
有価証券報告書とは、株式を発行する上場企業などが開示する企業情報のことを指します。主に企業の概況、事業の状況、財務諸表などが開示されています。
業界1位の企業の有価証券報告書を見ることで、今その業界が伸びているのか、新たな脅威があるのかなど、どのような状況にあるかを知ることができます。
ここで注意しなければならないのは、業界1位の企業だけだという事。業界2位の企業ではダメです。
業界2位の企業は業界1位になるためにどうするべきかを考えるため、業界1位の企業の動向が書かれる傾向にあるからです。
そのため、業界を調べる際は必ず1位の企業の有価証券報告書を見て、業界の動向を見るようにしましょう。
ベンチャー企業を狙っている場合にはこの限りではありません。なぜなら、有価証券報告書が開示されていないからです。もしこれから伸びるベンチャー企業を知りたければ、こちらの記事を参考にしてみてください。
合わせて読みたい:これから伸びるベンチャー企業を見極める方法とおすすめ企業7選
3.自分が仕事をする際に重視する項目を挙げる
業界選びでは、自分が仕事をする際に最も重視する項目を知っておくことも大切です。仕事で重視する項目を3つ挙げ、その中から一番大事だと思う項目を絞り込んでみましょう。
ここで一つに絞ることが重要で、人は一つに決められず悩んでしまうと結局選ぶことができず、「面倒だからこのままでいい」となりがちです。
また、一つに絞ることができれば、それが現時点での自分のキャリアの軸となります。
軸が明確になれば、自然と方向性が見えてきます。「最も重視する項目を、一番簡単に実現できる業界」を考えてみればよいのです。
例えば以下の項目を挙げたとします。
- ・仕事のやりがい
- ・給料
- ・アクセスの良さ
そこから「一番大切なことは給料である」と絞り込んだなら、残りの項目である仕事のやりがいやアクセスの良さも視野に入れつつ、給料の高い会社を優先して選んでいけばよいわけです。
このように求める項目に優先順位をつけることで、何を重視すべきか明確化するとともに会社とのミスマッチの可能性を下げることができます。
キャリアの軸は年々変化するものなので、定期的に見直すことも重要です。
とはいえ、軸を決められない!という方もいらっしゃると思います。
そこでこちらの記事では「軸」の決め方について詳しく解説しています。気になる方はご覧ください。
合わせて読みたい:【例文30選】仕事選びの軸はこれ!決める際の重要な5つの基準とは?
4.キャリアコンサルタントを利用する
自力で転職活動を続けることは、とても難しいことです。そのように一人で悩んでしまったときは、キャリアコンサルタントに相談することも一つの方法です。
キャリアコンサルタントは企業から依頼を受けて人材を探す仕事をしています。そのため、今どんな人材が求められているのかという最新の情報を持っている立場であると言えます。
個人の能力や適性、興味、価値観などをもとに、それぞれに適した職業選択や能力開発の援助、スキル活用の指南など、キャリア選択の助言を行ってくれます。
キャリアコンサルタントを利用する際には、どの会社がいいかを確認するよりどの業界がいいかを確認するといいでしょう。
なぜなら前述の通り、業界によって給与などの大まかな水準は決まっており、その中から自分に合った企業を選ぶことができるからです。
5.定期的に求人情報を検索する
求人も需要と供給で成り立っています。
求人情報を見ることは需要を確認することにつながります。
どの業界の求人が多いのかを知ることにより、業界の流行り廃りが分かります。
例えば、この業界の求人数が異様に伸びているな。この業界で何が起きているか調べてみよう。などといったように情報を絞り込んで収集することが可能となります。
情報は瞬間を切り取るよりも定点観測のように継続して動向をチェックした方がより正確な判断材料が手に入ります。
定期的に求人情報を調べていると「ずっと出続けている求人がある」ことに気付きます。
これには以下のような理由が考えられます。
- ・ハードルが極端に高すぎて応募や合格者が少ない
- ・待遇がブラックで入れ替わりが激しい
- ・その会社が特別な条件を求めている
つまり求人情報は業界の状態を知ることができるだけでなく、会社そのものを知ることができる重要な情報源となります。
業界選びに困ったら…
「伸びている業界は分かったけど、自分に合う業界ではないと感じてしまって上手く選べない・・・」
「自分が優先したい項目を絞れたのは良いけど、結局自分にあっているのかいまいち分からなくて決心がつかない…」
そのように思った方もいるかもしれません。そんな時は深く考えすぎずに、とりあえず行動していきながら整理していくという方法もあります。
気になる業界をいくつか受けていき、その業界の人と話していく中で自分の考えが整理されていくことがあります。
そして、話していくうちに「思っていたのと違う、この業界は合わないな」「今まで興味が無かったけど、この業界も良いかも!」といったように、新たな気づきに出会えることがあるかもしれません。
また、フィードバックが貰える可能性もあるので、客観的に自分を見つめ直すことができます。
自分の考えを整理し、また自分自身を見つめ直すためにも、考えるよりまず行動することを意識してみましょう。
また、一旦自分の今までの経歴を言語化してから、行きたい業界を選ぶのも1つの手かと思います。
そのため、以下の記事を参考にして、職務経歴書を書いてみて、自分の経歴を俯瞰してみてはいかかでしょうか。
合わせて読みたい:職務経歴書の書き方マニュアル!ダウンロード可能なテンプレ付き!
キャリアアップ転職の業界選びでお悩みの方へ
ここまで、転職をする際はまず業界から考えれば良いということをお伝えしてきました。
いい業界が見つかったとしても、そこから自分にとって良い会社はどんな会社なのかを見極めるのは難しいですよね。その見極めに必要なものは、企業の「定性情報」です。
定性情報とは、数値やデータにあらわせない情報のことです。例えば、企業の雰囲気、一緒に働く上司やメンバーの特徴など、「誰と働くのか?」というリアルな情報がそれにあたります。
これらの情報は、人によって解釈が異なるため、テキストでの表現が難しく、求人票などを見てもよくわからないことが多いです。
そのため、企業内の定性情報は、実際にその企業の人に会ってみたり、インタビュー動画などを通してチェックすることが大切です。
でも、そんな社員にフォーカスした動画がどこにあるのかわからないという人もいることでしょう。
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- 今林 智宏
- 国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
メールアドレス | moovy_support@moovy.co.jp |
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