ガクチカでアルバイト経験って書いてもいいの?採用のプロが解説

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  • ガクチカでアルバイト経験をアピールする書き方がわからない…。
  • そもそも、ガクチカでアルバイト経験を書いても良いの?
  • このようなお困りごとはありませんか?

    初めての就活、ガクチカで何を書いたらいいか分からなくても当然です。

    アピールできる何か特別な経験をしていれば書きやすいかもしれませんが、そうでない学生も多いです。

    実際、ITmediaビジネスの調査によると、「学生生活、力を入れたい/入れたこと」で多いのは、勉学やアルバイトといった、ほとんどの学生が経験する内容でした。

    しかし、就活で一般的なガクチカを書くより、魅力的なガクチカをアピールした方が当然印象は良くなります。 そこで今回は、ガクチカでアルバイト経験を魅力的にアピールする方法を徹底的に解説します。

      この記事のまとめ

    • ガクチカでアルバイト経験を書くことはNGと言う人もいるが内容がしっかり考えられたものなら全然OK
    • アルバイト経験を書く時のポイントはその経験から何を得たかが重要
    • 担当者が見ている点は本人の資質とマッチ度。ガクチカを通じてどんなことができるようになったのかを記載しよう

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    ガクチカでアルバイト経験を書く5ステップ

    ガクチカでアルバイト経験を書く5ステップは、以下の通りです。

    • 1.アルバイトで何をしたかを述べる(結論)
    • 2.なぜ行動したかを述べる
    • 3.苦労したこととその対処法を述べる
    • 4.結果はどうなったのかを述べる
    • 5.その経験から何を学んだのかを述べる

    具体例を用いながら、上記の流れに沿って、ガクチカの書き方を解説していきます。

    今回は、マクドナルドでのバイト経験で回答する場合の例文を活用します。学生にとってポピュラーなアルバイト先なので、理解しやすいかと思います。

    また今回はアルバイトに関するガクチカの書き方を解説していますが、ガクチカは多いに越したことはありません。

    ぜひ大学のゼミやボランティアなど別のエピソードでも書き、企業によって使い分けましょう。

    こちらの記事で「評価されるガクチカ」の例文を紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。

    合わせて読みたい:【例文あり】絶対に真似したいガクチカの書き方4ステップ!

    1.アルバイトで何をしたかを述べる(結論)

    ガクチカでアルバイト経験を書くステップ1は、アルバイトで具体的に何をして、何を身に付けたのかを述べることです。

    これは、ガクチカにおける結論にあたります。そのため、できるだけ端的に書く必要があります。

    あなたがバイト先でどういう立場で、具体的に何をして、どんなことを身に付けたのかを相手に伝わるように書きましょう。

    STEP1:アルバイトで経験したことを記載する

    私はマクドナルドのアルバイトに力を入れていました。頑張りが認められ、アルバイトメンバーの育成・マネジメントを任せられるようになりました。結果としては、顧客満足度20%アップを達成することができました。

    ガクチカでは、あなたの実績はあまり重要ではなく、その背景となるあなたの思考や行動、何を身に付けられたかが重要です。

    冒頭の結論部分は簡潔に記載しましょう。

    2.なぜ行動したかを述べる

    ガクチカでアルバイト経験を書くステップ2は、なぜ行動したかを述べることです。

    また、自分が考えたことは「」をつけると、より伝わりやすくなります。

    STEP2:なぜ行動したのかを記載する

    私が働いていたマクドナルドは郊外の住宅街に立地していたため、ファミリー層のリピート率の向上が最も重要な変数だと思い、「キッズだけでなく、保護者への接客の質を高めることが顧客満足度・リピート率の向上につながるのではないか」と考えたからです。

    上の文章では、逆算して論理的に課題を解決する能力があることをアピールできます。

    3.苦労したこととその対処法を述べる

    ガクチカでアルバイト経験を書くステップ3は、苦労したこととその対処法を述べることです。

    行動しているときの苦労や、それをどのように対処したかを述べることで、あなたの課題解決能力をアピールすることができます。

    STEP3:苦労したこととその対処法を書く

    私がマネジメントをしていて苦労したことは、チームメンバーのモチベーションをコントロールすることです。そこで、各メンバーのモチベーションの源泉がどこにあるのかを考えて、その人に合ったマネジメントを心がけました。

    具体的には、めんどくさがりの人には、「めんどくさい」と感じるラインを把握し、そのメンバーが「めんどくさい」と感じないようなお客様に喜んでもらえる工夫を優先的に教えたり、コミュニケーションが苦手なメンバーには、「どうぞ」や「かしこまりました」など、 短い言葉だけど、表情やイントネーションで、相手の受け取り方に大きな違いが出ることを伝えました。

    上の文では、どんな企業や職種においても重要な「相手の立場になって考える能力」や「状況に応じて課題を解決する力」をアピールすることができます。

    自分が行った対処法に具体例をつけると、よりわかりやすくなります。

    4.結果はどうなったのかを述べる

    ガクチカでアルバイト経験を書くステップ4は、先ほどの対処法をしたことで、どんな結果になったのかを述べることです。

    ステップ1と同様に、もう一度結論を述べるイメージです。

    STEP4:結果どうなったのかを書く

    メンバーそれぞれのモチベーションの源泉やスタイルに応じて、マネジメントを心がけたことで、彼らの接客態度に変化が生まれ、結果として顧客満足度が20%アップしました。

    5.その経験から何を学んだのかを述べる

    ガクチカでアルバイト経験を書くステップ5は、その経験から何を学んだのかを述べることです。 この時に述べることは、企業に入ってからも活用できる汎用的なスキルです。

    ガクチカにおいて、最も重要な部分になります。

    STEP5:その経験から何を学んだのかを書く

    この経験から私は、相手のタイプや気持ちを考慮・想像して、相手のモチベーションを最大限に引き出す力を得ました。また、組織の中では一人で取り組んでもいい結果は得られず、チーム全体で取り組むからこそ、大きな結果につながるのだと改めて実感しました。

    学んだことや得たものが、特別なものである必要はありません。あなたが得た能力を、簡潔に、素直に述べることができれば十分です。

    ここまでガクチカの書き方について解説しましたが、ガクチカはいつ頃書いたら良いのか、そもそも就活はいつから始めれば良いのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

    乗り遅れたくないという方はぜひ、こちらの就活スケジュールを参考にしてみてください。企業のタイプ別の選考スケジュールも紹介しています。

    合わせて読みたい:【26卒】早い人は就活をいつから始めてる?就活スケジュールとポイント

    採用担当が見ているガクチカのポイント

    採用担当が特に見ているポイントは、以下の通りです。

    • 1.仕事に取り組む姿勢
    • 2.課題解決能力
    • 3.社風に合うかどうか

    1.仕事に取り組む姿勢

    採用担当が見ているポイントの1つ目は、仕事に取り組む姿勢です。

    同じアルバイトでも、仕事に取り組む姿勢は1人1人違うはずです。

    例えば…

    • ・教わったことを愚直にコツコツ取り組んだ。
    • ・1人でじっくり考えて取り組んだ
    • ・仲間とうまく協力して取り組んでいた

    などなど…。 あなたがどのように仕事に取り組むかを見ることで、会社に入った後の仕事への取り組み方を想像しています。

    実際、アルバイトでも会社でも、仕事に取り組む姿勢は相関することが多いです。

    そのため、採用担当は、アルバイトにおける仕事に取り組む姿勢に注目しています。

    2.課題解決能力

    採用担当が見ているポイントの2つ目は、課題解決能力です。

    どんな会社でも、課題を解決するのが主な仕事になります。

    例えば、リピート率が低いという課題を解決するために、店舗全体の子連れに対する接客レベルを高めるための育成をするなど。

    そのため、採用担当は、課題解決能力が高いことも、1つの大きな判断基準と考えています。

    3.社風に合うかどうか

    採用担当が見ているポイントの3つ目は、社風に合うかどうかです。

    実は採用担当は、あなたが会社の社風に合うかどうかをかなり重視しています。

    なぜなら、社風が合わなければ、会社にとって最も大きな損失である早期退職につながっていしまうからです。

    そのため、会社の社風に合わないなと少しでも思われれば、比較的優秀な人材だとしても落ちてしまうかもしれません。

    担当者はミスマッチを避けるためにも社風に合うかを見ていますが、受ける側も社風が合うかどうかは事前に確認したいですよね。

    社風を確認するためにおすすめなのが、採用動画です。採用動画では、社内の雰囲気やその企業で実際に働いている人のインタビューを見ることができます。

    ガクチカでアルバイト経験を書くのはNG?

    ガクチカでアルバイト経験を書くのがNGと言われているのをご存じですか? その理由は、以下の3点だと言われています。

    • 1.似たようなエピソードになりがちだから
    • 2.成果が伝わりづらいから
    • 3.業界や職種が異なり、経験が自社で活きるか見えづらいから

    これらの理由を把握し、こうならないようにアルバイトで得た特徴的な経験や経験から学んだこと、それが会社でどう活きるのかを考えてガクチカを書くことができれば良いのです。

    1.似たようなエピソードになりがちだから

    ガクチカでアルバイト経験を書くのがNGと言われる理由の1つ目は、似たようなエピソードになりがちであることです。

    先述の通り、ガクチカとしてアルバイト経験をアピールする就活生の割合は多いです。

    また、学生時代のアルバイトは、カフェなどの飲食店や、塾講師スタッフなど、同じような業務内容になる可能性が高いです。 そのため、ガクチカにアルバイト経験を書く就活生が多いことで、面接官から見てアルバイト経験を書いたガクチカは、陳腐なものになりがちです。

    そのため、ガクチカにアルバイト経験を書くのであれば、差別化を考える必要があります。

    つまり、自分ならではの考え方や経験をアピールすることができれば、評価されやすくなるということです。 以上の点に注意して、ガクチカを作成してみてください。

    似たようなエピソードになりがちというのは、部活やサークルでのガクチカにも言えることでしょう。

    部活やサークルでもガクチカを考えているという方は、こちらの例文を参考にして他の人との差別化を図りましょう。

    合わせて読みたい:【例文付き】ガクチカで部活の経験をアピールするコツと書き方

    2.成果が伝わりづらいから

    ガクチカでアルバイト経験を書くのがNGと言われる理由の2つ目は、成果が伝わりづらいということです。

    なぜなら、アルバイトは個人の仕事によってもたらされる成果が小さいので、その実績がどれほどすごいことなのかをイメージしにくいからです。

    そのため、先述の通り、実績をアピールするのではなく、どんな考えをもっていて、どんな力を得たのかをアピールするとよいでしょう。

    3.業界や職種が異なり、経験が自社で活きるか見えづらいから

    ガクチカでアルバイト経験を書くのがNGと言われる理由の3つ目は、業界や職種が異なり、経験が自社で活きるか見えづらいことです。

    例えば、マクドナルドにおいて、ハンバーガーを早く作る力がついたとアピールしても、サービス業以外の会社でどのように活かせるのかわかりません。

    そのため、会社で活かせるような汎用的なスキルに言い換える必要があります。

    例えば…

    • ・ハンバーガーを早く作るスキル→単調な作業をいかに効率的にこなすかを考える力
    • ・各メンバーに丁寧に接客してくれるように導く力→相手の気持ちを想像して、相手のやる気を引き出す力
    • ・上司に気に入られる力→年齢関係なく信頼関係を築く力

    そのアルバイトで得た力や学んだことが、会社でどう活きるのかを考えてガクチカを書かなければ、その経験が会社で活きるかがあまり伝わりません。

    アルバイト経験のガクチカを魅力的に書くためのポイント

    アルバイト経験のガクチカを魅力的に書くためのポイントは、以下の通りです。

    • 1.伝えたい自身の魅力は何かをじっくり考える
    • 2.上記の魅力が伝わる具体的なエピソードを示す
    • 3.その結果から得たもの・学んだもの(大切にしている考え方やポリシー、信念など)

    では、それぞれについて解説していきます。

    そもそもアルバイトを通じた魅力的な人物像とは?

    そもそも、採用担当にとって、アルバイトを通じた魅力的な人物像とは何かを解説します。

    例えば…

    • ・仕事を楽しめる
    • ・言われたことだけでなく、ひと工夫している
    • ・辛い経験を乗り越える
    • ・責任感がある
    • ・経験から学びを得る、思考が深い

    このような人物像であることが伝われば、企業は採用しやすくなります。このことを心にとめて、記事を読み進めれば、より良いガクチカが完成するはずです。

    また、企業研究で「企業が求める人物像」を把握しておき、関連させて書くことでより企業にとって魅力的な人材に映るでしょう。

    1.伝えたい自身の魅力は何かをじっくり考える

    魅力的なガクチカを書くためにやるべきことの1つ目は、伝えたい自身の魅力は何かをじっくり考えることです。

    基本的に、採用担当はあなたの考え方や、どんな力があるかを知りたいと思っています。

    そのため、考えるべきことは、「がんばったこと」ではなく、「なぜやったのか」や、アルバイトを通じて「どう感じたか」「何を得たか」「辛さをどう乗り越えたか」などです。

    がんばったことは他の方と共通しやすく、陳腐化してしまうのに対して、感じたことなどは、個性が際立ちやすく差別化しやすいからです。

    これらについて振り返って、自分の魅力をじっくり考えましょう。

    詳しくはこちらの記事で自己分析のやり方を3つ紹介していますので、参考にしてみてください。

    合わせて読みたい:転職に必要な自己分析のやり方を徹底解説|3つの方法を紹介します

    2.上記の魅力が伝わる具体的なエピソードを示す

    魅力的なガクチカを書くためにやるべきことの2つ目は、上記の魅力が伝わる具体的なエピソードを示すことです。

    先述の通り、魅力的な実績は必要ではありません。

    書き方を工夫することで、魅力的なエピソードを書くことができます。

      *推奨の構成*
    • ・状況説明(なぜそのエピソードが生まれたのか、状況が伝わる内容を記載)
    • ・アクション前の次自分の気持ち/考え
    • ・実際のアクション、結果

    3.その結果から得たもの・学んだもの(大切にしている考え方やポリシー、信念など)

    魅力的なガクチカを書くためにやるべきことの3つ目は、その結果から得たもの・学んだものを述べることです。

    その結果から得たもの・学んだものとは、大切にしている考え方やポリシー、信念を示します。

    企業にも、それぞれミッションやビジョンがあります。

    企業の価値観に、あなたの価値観がマッチしていれば、あなたのガクチカに一貫性が生じ、採用したいなという気持ちになります。

    まとめ:ガクチカの書き方に悩むあなたへ

    ここまで、アルバイト経験をアピールするガクチカの書き方や、そのコツを解説しました。

    しかし良いガクチカを書いて終わりではありません。 そのガクチカをあなたと社風が合う企業に提出し、マッチする企業に入社することが最終的な目的なはず。

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    原田 隆司

    この記事の監修者

    原田 隆司
    立命館大学MBA修了。キャリアアドバイザーとして、営業職・管理部門を中心に累計800名ほどのキャリア支援を経験。その後、リクルーティングアドバイザーとして、採用競争の激しい中、累計約200名のITエンジニアの採用を実現。IT企業の事業フェーズや組織にあった活躍人材の定義に強み。

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    会社名 株式会社moovy
    代表 三嶋 弘哉
    設立 2020年4月13日
    住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
    メールアドレス moovy_support@moovy.co.jp
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    事業内容
    • ・採用動画プラットフォーム「moovy」の運営事業
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    • ・採用コンサルティング事業