【26卒向け】広告の業界研究!仕事内容や就活成功のコツを徹底解説!

# 企業の選び方

  • 広告業界に興味がある
  • 広告業界について知りたいけど、何から調べるべきか分からない
  • このようにお悩みではありませんか?

    広告業界には、代理店や制作会社、メディア媒体などさまざまな企業があり、各企業が連携することで、商品やサービスを世に知らせることができています。

    それぞれの仕事内容が異なり、業務領域も多岐に渡るため、どのように業界研究を行うべきか迷う方も多いでしょう。

    そこで本記事では、広告業界の概要や業態ごとの仕事内容、さらに広告業界への就活を成功させるコツをご紹介します。

    広告業界を志望している方は、ぜひ参考にしてください。

      この記事を読んで分かること

    • 広告業界の仕組みが分かる
    • 広告業界の内定を獲得するコツが分かる

    企業タイプ診断

    【広告業界の研究】はじめに業界の仕組みを理解しよう

    広告業界とは、企業や商品を多くの人に知ってもらうための情報発信を行う業界です。

    広告の種類は大きく分けて2つあります。

    まず、テレビやラジオ、新聞、雑誌などのマス広告です。

    マス広告は、多くの人に一斉に情報を伝えることができるため、幅広い層にアピールするのに適しています。

    次に、インターネットを利用したWeb広告です。

    Web広告には、SNSや検索エンジン、動画サイトなどで見られるバナー広告や動画広告があります。

    Web広告は、ターゲットを絞って情報を伝えることができるため、効率的に広告を打つことができます。

    広告業界では、これらの広告手法を組み合わせて、最適な広告戦略を立てることが求められます。

    業界の仕組みをきちんと理解し、今後の就活にも役立てていきましょう。

    広告業界の企業の種類

    広告業界にはさまざまな企業がありますが、ビジネスモデルによって以下のように分類されています。

    • 1. 広告代理店
    • 2. 広告制作会社
    • 3. メディア媒体企業
    • 4. メディアレップ

    業態によって仕事内容も異なるため、広告業界の中でも自分がどのような仕事がしたいのか、軸を持っておきましょう。

    以下ではそれぞれの仕事内容や、代表的な企業を紹介します。

    1.広告代理店

    広告代理店は、広告主からの依頼を受けてプロモーションやキャンペーンを企画し、さまざまな広告活動を行う企業です。

    広告代理店は、まず広告主と打ち合わせを行い、どのようなメッセージを伝えたいのか、どのターゲット層に向けて広告を出すのかを確認します。

    その後、広告主の要望を基に具体的なプロモーションプランを提案します。

    たとえば、新製品の発売に合わせたキャンペーンを実施する場合、Web広告を利用してターゲット層にリーチし、同時にテレビCMで広範囲に認知度を高めるといった戦略を立てます。

    また、戦略の立案だけでなく、実際の広告制作やメディアとの交渉も行います。

    たとえば、Web広告の場合、広告のデザインやコピーを制作し、検索エンジンやSNSに広告を出稿します。

    テレビCMを出す場合は、制作会社と連携して映像を作成し、放送局と交渉して放送枠を確保します。

    このように、広告代理店はプロモーションやキャンペーンの全体を管理し、広告主の目標達成に向けてプロジェクトを実行していく役割を担っています。

    仕事は多岐にわたりますが、その分やりがいも大きく、多くのスキルが求められます。

    以下は代表的な広告代理店です。

    • ・株式会社電通
    • ・株式会社博報堂
    • ・株式会社サイバーエージェント

    2.広告制作会社

    広告制作会社は、広告コンテンツを制作する会社です。

    テレビCMやWeb広告の制作、チラシのデザインなど、様々な媒体に対応する広告を作り上げます。

    広告代理店が企画したプロモーションプランを基に、実際の広告を形にするのが広告制作会社の役割です。

    たとえば、テレビCMを制作する場合、広告制作会社はまず企画書をもとにストーリーボードを作成し、どのような映像にするかを具体化します。

    その後、撮影スタッフや出演者を手配し、ロケ地を選定して撮影を行います。

    映像が完成したら編集作業を行い、最終的にCMが完成します。

    また、広告制作会社には「ハウスエージェンシー」と呼ばれる特定企業の広告制作だけを専門に行う会社もあります。

    たとえば、自動車メーカーのハウスエージェンシーは、新車の発売に合わせて魅力的なCMやプロモーション映像を制作し、そのブランドイメージを強化します。

    このように、広告制作会社は広告コンテンツの制作を担当し、広告主や広告代理店の要望に応じた広告を提供することが役割です。

    以下は代表的な広告制作会社です。

    • ・株式会社博報堂プロダクツ
    • ・株式会社東北新社
    • ・株式会社東急エージェンシー(ハウスエージェンシー)

    3.メディア媒体企業

    メディア媒体企業は、広告を掲載するための場を提供する会社です。

    テレビ局や新聞社、雑誌社、Webサイトなどがメディア媒介企業に該当します。

    たとえば、テレビ局は番組の間に流れるCMの枠を広告主に売ります。

    人気のある番組や視聴率が高い時間帯の広告枠は特に高額で取引されることが多いです。

    テレビCMは多くの人に視聴されるため、商品の認知度を一気に高める効果があります。

    Webサイトの場合は、多くの人が利用するポータルサイトやニュースサイト、SNSなどは、バナー広告や動画広告を掲載することで収益を上げています。

    新聞社や雑誌社も同様に、紙面の広告スペースを広告主に提供します。

    雑誌であれば、特集記事に関連する広告を掲載することで、読者の興味を引く効果があります。

    メディア媒体企業は、広告主が商品やサービスを効果的に宣伝できる場を提供し、その対価として広告収入を得ています。

    提供する広告枠が、多くの企業のプロモーション活動を支えているため、メディア媒体企業の役割は非常に重要です。

    以下は代表的なメディア媒体企業です。

    • ・株式会社フジ・メディア・ホールディングス
    • ・株式会社NHK出版
    • ・ヤフー株式会社

    4.メディアレップ

    メディアレップはMedia Representativesの略で、広告媒体が保有する広告枠や広告商品を管理し、広告主や広告代理店に対して広告枠を仕入れ、販売する会社です。

    メディアレップは、広告媒体と広告主をつなぐ橋渡しの役割を果たしています。

    たとえば、テレビ局が保有する広告枠を管理するメディアレップは、視聴率データを基に広告主に対して効果的な放送時間帯を提案します。

    また、Webサイトの広告枠を管理するメディアレップは、サイトのアクセスデータを基に、広告主のターゲットに最適な表示タイミングや場所を提案します。

    こうして、広告主は効率的に広告を出稿し、より高い効果を得ることができます。

    また、メディアレップは広告代理店とも密接に連携することが多いです。

    広告代理店が立案したプロモーションプランに基づき、最適な広告枠を提供することで、広告代理店の戦略が効果的に実行されるようサポートします。

    メディアレップは広告媒体と広告主の間をつなぎ、広告枠の販売を通じて広告活動を支える重要な存在です。

    以下は代表的なメディアレップです。

    • ・D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社
    • ・GMOアドパートナーズ株式会社
    • ・株式会社サイバー・コミュニケーションズ

    ここまで広告業界の業態の種類を4つご紹介しましたが、広告系のベンチャー・スタートアップが気になるという方は、以下のインタビューで仕事内容等をご確認ください。

    広告業界の市場規模と今後の動向

    2023年、日本の純広告費は過去最高の7兆3,167億円を記録しました。

    日本の総広告費の推移 出典:「2023年 日本の広告費」|電通ウェブサイト

    特にインターネット広告の成長が目覚ましく、前年比で107.8%の増加を見せました。

    インターネット広告が総広告費に占める割合は45.5%に達し、広告市場におけるデジタル広告の重要性が一層高まっています。

    また、アフターコロナの時代に突入し、イベントや展示、映像などのプロモーションメディア広告費も増加しています。

    イベントや展示会が再開され、インバウンド需要の回復に伴い、大規模な催事企画が増加しました。

    これにより、プロモーションメディア広告費は前年比103.4%増加し、1兆6,676億円に達しました。

    日本の総広告費の推移 出典:「2023年 日本の広告費」|電通ウェブサイト

    今後の広告市場はさらなる成長が期待されています。

    特にデジタル広告の成長が続き、動画広告やECプラットフォーム広告の需要が高まると予想されています。

    また、2025年と2026年にはデジタル広告の割合がさらに増加し、2026年には初めて60%を超える見込みです。

    デジタル領域の伸長や、アフターコロナの影響もあり、広告業界は今後も拡大していく市場といえるでしょう。

    参照:電通グループ、「世界の広告費成長率予測(2023~2026)」を発表|電通ウェブサイト

    広告業界への就活を成功させるコツ

    広告業界への就活を成功させるには、以下のコツを押さえておきましょう。

    • 1. 明確な志望動機を持つ
    • 2. 求められる人物像を理解する
    • 3. インターンシップに参加する
    • 4. 個人のSNS運用をしっかり行っておく
    • 5. 個性的なガクチカがあると尚良い

    それぞれのコツについて、詳しく解説していきます。

    1.明確な志望動機を持つ

    広告業界の内定を獲得するには、明確な志望動機を持つことが重要です。

    広告業界は華やかなイメージが強いため、それだけに惹かれて志望する学生も多くいます。

    採用担当者に自分の熱意を伝えるためには、どのような仕事に携わりたいのか、仕事を通じてどのようなキャリアを築きたいのかを明確にすることが大切です。

    たとえば、「多くの人にインパクトを与える広告を制作したい」「企業のブランドイメージを高める戦略を立てたい」といった具体的な目標を持つとよいでしょう。

    そのためには、業界の仕組みや志望企業の強みをしっかりと理解し、自分がどのように貢献できるかを考える必要があります。

    志望企業の過去のプロジェクトや成功事例を調べ、それに基づいて自分の目標やビジョンを語ることで、説得力のある志望動機を作成できます。

    明確な志望動機を持つことで、自分の熱意や適性を採用担当者に伝えられます。

    広告業界での成功を目指すなら、自分がなぜこの業界で働きたいのか、どのような仕事に携わりたいのかを具体的に考え、志望動機をしっかりと準備することが重要です。

    広告業界の志望動機の書き方や例文は、以下の記事で詳しく紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

    合わせて読みたい:広告業界の志望動機作成のコツ4選!有利になるスキルとは?

    2.求められる人物像を理解する

    広告業界での就活は、求められる人物像を理解し、それに基づいて自分をアピールすることが重要です。

    広告業界では、コミュニケーション能力と柔軟なアイデア力が特に求められます。

    多くの人々と関わりながら仕事を進めるため、顧客のニーズを正確に理解し、それを制作チームや媒体社に伝えるスキルが必要です。

    クライアントとの打ち合わせで詳細な要望を把握し、それをもとに効果的な広告キャンペーンを企画し実行していくには、コミュニケーション能力が欠かせません。

    また、広告業界は消費者に直接訴えるメッセージを作る仕事です。消費者の興味を引くためには、常に新しい発想が求められます。

    そのため、新しいトレンドや消費者の嗜好を敏感に察知し、それに基づいてクリエイティブなアイデアを生み出せる人材が重宝されます。

    コミュニケーション能力と柔軟なアイデア力を高めるためには、日常から積極的に他者とコミュニケーションを図り、様々な視点から物事を考える習慣を身につけることが重要です。

    これらの能力を磨くことで、広告業界での就職活動を有利に進めることができるでしょう。

    求められる人物像を知るには、実際の求人票を確認するのも良いでしょう。moovyでも広告業界におけるベンチャー・スタートアップ企業の求人を掲載していますので、ぜひこちらからチェックしてみてください。

    3.インターンシップに参加する

    インターンシップに参加することも、広告業界への就職を成功させるためには有効な手段です。

    インターンシップに参加することで、広告業界の仕事が具体的にどのようなものかを実際に体験できます。

    たとえば、広告キャンペーンの企画や制作、クライアントとの打ち合わせなど、実際の業務に触れることで、業界の実態を深く理解できます。

    また、インターンシップに参加することで、本選考で優遇される可能性があります。

    企業はインターンシップを通じて、学生の働きぶりや適性を直接観察できるため、良い評価を得ることができれば、採用の際に有利に働くことが多いです。

    さらに、インターンシップを通じて、仕事内容や社風を知れるため、自分がその企業で働く姿をイメージしやすくなります。

    これにより、就職活動でのアピール材料として、自分の強みや志望動機をより具体的に伝えることができます。

    興味のある企業でインターンシップが開催されている場合は、積極的に応募してみましょう。

    ベンチャー・スタートアップ企業が気になっている方は、以下の記事でインターンに参加する方法を解説していますので、ぜひ合わせてご確認ください。

    合わせて読みたい:スタートアップのインターンに参加する方法!手順とメリットをご紹介!

    4.個人のSNS運用をしっかり行っておく

    広告業界への就職を成功させるには、個人のSNS運用をしっかり行うことも重要です。

    広告業界では、仕事でSNSを扱うことが多く、SNSの特性やフォロワーを増やすためのコツを理解していることが求められます。

    たとえば、自分の趣味や興味をテーマにしたアカウントを運用し、フォロワーを増やす努力をすることで、SNS運用の実践的なスキルを養えます。

    旅行が好きならば、旅行記や写真を投稿し、どのような内容がフォロワーの関心を引くかを分析することができます。

    これにより、広告業界で必要とされるコンテンツ作成の能力や、フォロワーの興味を引く技術を習得できます。

    また、個人的に多くのフォロワーを持っている場合、採用担当者に対して自身の適性をアピールする材料にもなります。

    個人のSNS運用をしっかり行うことで、広告業界で求められるスキルを実践的に学び、自分の強みとしてアピールすることができます。

    自分の興味を活かしながらSNSを活用し、その経験を就職活動にも役立てられるでしょう。

    5.個性的なガクチカがあると尚良い

    個性的なガクチカ(学生時代に力を入れたこと)があると、広告業界への就活が有利になる可能性があります。

    広告業界は流行に敏感でクリエイティブな発想が求められるため、他の応募者とは異なる経験や実績を持つことが強みとなります。

    たとえば、海外をバックパックで3ヶ月旅した経験や、自分で企画したイベントに1万人を集客した実績など、他にはないユニークな経験を持つことで、採用担当者に強い印象を与えられます。

    広告業界では、個々の創造力や実行力が重要視されます。

    そのため、自分が過去にどのような挑戦をし、どのような成果を上げたかを具体的に伝えることが大切です。

    個性的なガクチカを持つことで、広告業界での就職活動において他の応募者との差別化を図ることができます。

    自分のユニークな経験や実績を活かし、採用担当者に強い印象を与えることができれば、広告業界の内定につながりやすくなります。

    ガクチカの書き方は以下の記事で詳しく解説しいています。例文もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

    合わせて読みたい:【例文あり】絶対に真似したいガクチカの書き方4ステップ!

    業界研究をしっかり行って広告業界の内定獲得を目指そう

    広告業界の概要や市場規模、就活を成功させるためのコツについてご紹介しました。

    広告業界の中にもさまざまな企業があるため、就活を進める上で業界研究は欠かせません。

    志望する企業の業態をしっかりとリサーチし、機会があればインターンシップにも参加して、内定獲得を目指しましょう。

    また、広告業界を志望している方にはmoovyの活用もおすすめです。

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    今林 智宏

    この記事を書いた人

    今林 智宏
    国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。

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    会社名 株式会社moovy
    代表 三嶋 弘哉
    設立 2020年4月13日
    住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
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