エンジニアを辞めたいと思ったら。取るべき3つの選択と思考法

# エンジニア # 仕事で悩んだら

  • エンジニアを続けるか悩む…
  • エンジニアを辞めるにしてもベストな選択をしたい!
  • エンジニアになりたいけど、悩みなどを事前に知っておきたい!
  • このようなお悩みや疑問を抱えてはいませんか?

    エンジニアを辞めたいと悩み、今後の選択に悩む人は多く見受けられます。とは言え、自分にとって最適な方法は、なかなか分からないですよね。

    そこで当記事では、エンジニアを辞めたい時の対処法をはじめ、ベストな選択ができる方法も紹介します。

    エンジニアを辞めたいと悩む人、これからエンジニアになろうとしている人も、ぜひ最後までチェックしてください。

      この記事のまとめ

    • エンジニアを辞めたい時は取り得る選択肢を挙げ、それぞれのメリットデメリットを考えて判断する
    • 次の4つのステップで考えると思考が整理されるのでおすすめ
      STEP1.自己分析
      STEP2.理想と現実のギャップの精査
      STEP3.エンジニアを続けるかを判断
      STEP4.ミスマッチの無いように転職先を探す

    企業タイプ診断

    エンジニアをやめたい理由でよくあるのは?今の職場環境が原因かも!

    エンジニアは人気の職業ですが、一方で辞めたいと思っている人がいるのも事実。ここでは辞めたいと思う理由を事例を交えて紹介します。

    1.残業が多くハードワークである

    エンジニアは人手不足な職種であるため、1人に課される業務量が多くなりがちです。

    また、自分はスケジュール通りに進めているにもかかわらず、他の影響に巻き込まれる形で「不可抗力的な残業」をするケースも多く見受けられます。

    特に派遣で常駐のエンジニアや受託開発のエンジニアに多い傾向にあるようです。

      ~不可抗力的な残業(例)~

    • ・そもそも、営業がスケジュールを読み誤っており、納期が厳しい
    • ・他者の「要件定義書の作成」が遅れた
    • ・急な仕様変更

    いつまでも終わらない残業や、会社での寝泊まりなども重なると、プライベートの時間が確保できず体力の回復もなかなかできません。

    2.給料と仕事内容が見合わない

    業務量・内容に対して給与(評価)が低いケースでは、不満がつのり「辞めたい」という考えにつながります。

    やりがいがあれば、ある程度は我慢できるでしょう。しかし、やりがいも無く給料面でも不満がある場合には、仕事を続ける理由が見出せなくても仕方ありません。

    また仕事ができる人ほど、他メンバーの作業を割り当てられることがあります。その光景が日常的になり、他メンバーと評価が同様であれば、辞めたい気持ちが増幅します。

    3.スキルアップができない

    向上心があり、さらに高みを目指したいエンジニアにとって、スキルアップできない環境では辞めたくなるでしょう。

      ~スキルアップできない環境(例)~

    • ・日々「マニュアル通り」の単純作業をおこなう
    • ・会社の体制が古く、昔のやり方を続けている
    • ・改修作業や保守ばかりで、新しい言語に挑戦する機会がない

    上記のような環境では、時代の流れにそった新しいスキル・技術も身に付きにくく、知識もなかなか増えません。

    エンジニアは技術の進歩が非常に早い職種です。新しいスキルや言語を習得できないと、いつの間にか自身の市場価値が下がっているなんてことも。

    4.人間関係で不満がある

    「周囲の人間が個性的すぎてついていけない」や「上司とコミュニケーションが取りにくい」など、人間関係で不満があるエンジニアは多いです。

    エンジニアは職人気質の人も多く、気難しいタイプも存在します。こうしたメンバーとのやり取りにギャップを感じるケースも少なくありません。

    また取引先に出向する「常駐のエンジニア」は、他社で働くという立場上、疎外感をおぼえやすいと言えます。

    先方の都合で契約が数か月で終了するケースもあるため、新たな人間関係の構築でストレスを抱えるケースも見受けられます。

    もし人間関係が原因で仕事を辞めたいと思っていたら、以下の記事も参考になるかもしれません。あわせてご覧ください。

    合わせて読みたい:職場の人間関係が辛い原因とは?気持ちが楽になるヒントもご紹介



    5.希望の業務に着けず仕事がつまらない

    自分がやりたいことができると思って入った会社なのに、入ってみたら思っていたのと違ったということはあり得る話。

    希望した業務につくことができず、仕事がつまらなくなってしまったというもあります。

    エンジニアの中には、自分のスキルが生かせない業務や、単調な業務ばかりで、仕事がつまらないと感じている人も多いです。

    新卒エンジニアで発生しがちですが、自分が習得したプログラミングスキルを使わない業務を与えられることもあります。

    辞める前にチェック!エンジニアに向いていない人の特徴とは?

    エンジニアを辞めたいと思っているあなた。そもそもエンジニアに合っていないのか、それ以外の問題なのかを把握する必要があります。

    ここでは、「エンジニアに向いていない人の特徴」をお伝えします。

    そもそも自分がエンジニアに合っていないようなら、エンジニア以外の職種に転職するのも選択肢として挙がってきます。

    まずはチェックしてみましょう。

    1.物事を体系的に捉えられない人

    エンジニアはオブジェクト指向で開発を進めることが多いです。このオブジェクト指向とは「コードをものの集合体として捉えること」です。

    その集合体同士が集まって一つの要素に構成されます。

    そのオブジェクト指向の考え方ややり方がどうもうまくできない人は中にはいます。

    そのような人はエンジニアには向いていないかもしれません。

    2.数学の証明問題が苦手な人

    プログラミングはA = B、B = C、そのため、A = Cが成り立つ。のような証明問題のようなものです。

    中学生の数学で習ったことがあるのではないでしょうか。

    このような問題を見ると拒否反応をしてしまう人はエンジニアには向いていないかもしれません。

    3.効率を重視していない人

    そもそもエンジニアの仕事で面白い部分は、今まで手動でやっていたことを自動化するシステムを組むことにあります。

    そのため、どうしたらもっと効率化できるかを考えることが楽しいと感じられる人ほど、エンジニアの仕事をやりがいを持ってできるでしょう。

    逆に言えば、効率化をすることに対して興味が薄い人は、エンジニアを楽しめないかもしれません。

    4.トラブルに弱い人

    エンジニアの仕事はトラブルがつきものです。エラー解消を繰り返し、一つのプロダクトが出来上がっていきます。

    時には、納期ギリギリまでトラブル対応に追われることも。さらには急な変更点やトラブルが起きると、昼夜問わず対応する時もあります。

    トラブルに弱い人にとっては、毎回トラブルが起きるたびに胃が痛く、仕事が辛く感じる可能性があります。

    エンジニアを辞めたい時の選択肢は3つある!

    エンジニアを辞めたいと思った時の選択肢は大きく3つあると考えます。まずは以下のような選択肢を並べ、メリット・デメリットを比較検討しながら、ベストな選択ができるよう準備しましょう。

    • 1.辞めずに現職を続ける
    • 2.別の職場に転職する
    • 3.他職種として転職する

    1.辞めずに現職を続ける

    エンジニアを辞めたい時に選べる1つ目の選択肢は、辞めずに現職を続けることです。 この方法は、エンジニアを辞めたい理由について把握し、改善できる方法があった場合に有効だと言えます。

      【メリット】
    • ・引き続き経験を重ねられる
    • ・給与や待遇が変わらない
      【デメリット】
    • ・別の世界を見られない
    • ・再び「辞めたい」と思う可能性がある

    もし辞めたいと思っても、様々な弊害により踏み出せない時もあると思います。 そのような場合の対処法を解説した記事がありますので、気になる方はご覧ください。

    合わせて読みたい:新入社員が仕事を辞めたいと人間関係で悩んだ時に取る対処法とは?



    2.別の職場に転職する

    エンジニアを辞めたい時に選べる2つ目の選択肢は、別の職場に転職することです。 現職を辞め、新たな転職先でエンジニアとして再スタートします。エンジニアとして働いた方が良いと思うものの、現職では自分の理想を叶えられない時に有効な方法です。

      【メリット】
    • ・新たな経験を積める
    • ・より良い環境で働ける可能性がある
      【デメリット】
    • ・一からスタートすることになる
    • ・待遇や給与が悪くなる可能性がある

    転職に失敗したいために、以下の記事を読むことをおすすめします。転職に関するノウハウが詰まっています。

    合わせて読みたい:【転職ノウハウ】転職に失敗しない為の10のチェックリスト!



    3.他職種として転職する

    エンジニアを辞めたい時に選べる3つ目の選択肢は、他職種として転職することです。 エンジニアではない仕事につき、再就職をします。

    「エンジニア」という職種が、自分の将来においてベストではない場合には、他職種を選ぶという選択肢もありでしょう。

      【メリット】
    • ・別の世界を経験できる
    • ・適職であれば前向きな気持ちで続けられる
    • ・希少なスキルセットを身につけることができる可能性がある
      【デメリット】
    • ・未経験でのスタートになるため、給料は最低ラインの可能性がある
    • ・現職とは違うベクトルの悩みを抱える可能性がある

    未経験の他職種は年収を大きく下げる可能性があります。

    しかし、将来性のある業界やまた違ったスキルセットを身につけることができ、自分の市場価値を高めるチャンスでもあると捉えることができます。

    エンジニアのスキルはどの職種でも役に立つ可能性が高いスキルです。 例えば、以下のようなスキルセットが考えられます。

    • ・エンジニア ✖︎ マーケティング = SEOに強いマーケター
    • ・エンジニア ✖︎ カスタマーサクセス = カスタマーサクセスエンジニア
    • ・エンジニア ✖︎ 営業 = セールスエンジニア

    このように異なるスキルを掛け合わせることで、より市場価値の高いスキルを得ることが可能となります。

    つまり、エンジニアが他の職種に転職することは決してマイナス面ばかりではないということです。

    エンジニアを辞めたいと思った時におすすめの思考法

    エンジニアを辞めたい人と思った時にどのように考えを整理したらいいか分からないですよね。 そこでここでは考えを整理するために取るべきSTEPについて解説します。

    以下のようなSTEPにそって考えることで、自分にとってベストな道を見つけやすくなるでしょう。

    • STEP1.自己分析をする
    • STEP2.自己分析結果と現職とのギャップを精査する
    • STEP3.エンジニアを続けるかを判断する
    • STEP4.ミスマッチの無いよう転職先を探す

    STEP1.自己分析をする

    STEP1では、自己分析をします。
    自己分析では、自分が将来的になりたい「理想像」を把握し、理想を叶えるための方法を考えます。

    (例)自分の理想像は「ITによって、新しいサービスを提供すること」である。 理想を叶えるためには、新しいサービスを提供する会社で、IT技術を活かせる仕事につくことだと分かった。

    自己分析の方法を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

    合わせて読みたい:【図解】Will-Can-Mustとは?転職の自己分析にも使える!



    STEP2.自己分析結果と現職とのギャップを精査する

    STEP2では、STEP1の自己分析結果と「現職」とのギャップを精査します。
    ギャップを精査することで、抱えていた悩みを冷静に見つめられるでしょう。そのうえで、現職を辞めずに改善できる方法が見つかれば、続けることをオススメします。

    STEP1で紹介したケースをもとに、現職とのギャップを精査する例について挙げます。

    (例)現職で提供するサービスは、人々の役に立つものである。 しかし、すでに多くの企業が参入しているサービスなため、新しいサービスではない点に違和感があると分かった。 つまり、新しいサービスを展開する企業に転職することで、自分の理想を叶えられる。

    分析結果と現職とのギャップを精査できたら、次のステップに進みます。

    STEP3.エンジニアを続けるかを判断する

    STEP3では、エンジニアという仕事を続けるかを判断します。
    自己分析結果と現職とのギャップを精査した結果、ギャップを埋める方法が見つかれば、引き続き現職で「エンジニア」を続けると良いでしょう。

    一方、エンジニアという職種では理想を叶えられないと分かった場合には、他職種での再就職がオススメです。とは言え、他職種で一からのスタートは、エンジニア時代とは異なる悩みが生じる可能性も大いにあります。

    そのため、エンジニア時代の経験が活かせる業界を選ぶことや、現職で状況を変えられる要素が本当に無いか?を考える点も忘れてはいけません。

    STEP4.ミスマッチの無いよう転職先を探す

    最後のステップでは、ミスマッチの無いよう転職先を探します。
    エンジニアを続ける・続けないにかかわらず、転職がベストだと判断したケースでは、新たな転職先を探す必要があります。

    また、転職先選びでミスマッチが生じると、再び「辞めたい」と思う可能性があるでしょう。そのため、新たな転職先を探す際には、ミスマッチを防ぐ点について意識します。

    転職先選びでは以下のような【動画】などを活用し、職場環境や人間関係といった「定性情報」も確認することで、ミスマッチを未然に防ぐ効果があります。

    エンジニアが転職しやすいタイミングとは?

    エンジニアが転職しやすいタイミングは、以下の通りです。

    • 1.プロジェクトが終わったとき
    • 2.転職先が見つかったとき
    • 3.新しい人材が入ってきたとき

    エンジニアを辞めたいと思っていても、タイミングが悪くて辞められないなんてことも。

    例えば、受託した案件で開発を進めているときに辞めてしまうと、クライアントや社内の人間にまで迷惑をかけてしまうので、タイミングとしては良くないでしょう。

    そのようなタイミングではなく、担当するプロジェクトが終わってから転職しましょう。

    また、エンジニアに限らずですが、転職活動は在職中に始め、転職先が見つかってから退職することをオススメします。

    転職先が見つかる前に辞めてしまうと、退職期間が長くなればなるほど不安を感じてしまい、転職先を妥協してしまうことになりやすいからです。

    このようにタイミングはとても重要です。タイミングを逃さないようにすぐに動けるように準備しておくことが肝要です。

    エンジニアを辞めたいと悩んでいる方へ

    エンジニアを辞めたい人にとって、自己分析と現職とのギャップの精査は欠かせません。 精査した結果、現職にとどまれる方法があれば、続ける選択もアリでしょう。

    一方転職をする人は、エンジニアを続けるか否かを考えたうえで、自分に合った転職先を選ぶ必要があります。

    転職先を選ぶ際には、職場環境や人間関係といった定性情報を必ずチェックしましょう。

    本当に自分にとって良い会社はどんな会社なのかを見極めるのためには、企業の「定性情報」を確認することが最も有効です。

    定性情報とは、数値やデータにあらわせない情報のことです。例えば、企業の雰囲気、一緒に働く上司やメンバーの特徴など、「誰と働くのか?」というリアルな情報がそれにあたります。

    これらの情報は、人によって解釈が異なるため、テキストでの表現が難しく、求人票などを見てもよくわからないことが多いです。

    そのため、企業内の定性情報は、実際にその企業の人に会ってみたり、インタビュー動画などを通してチェックすることが大切です。

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    今林 智宏

    この記事を書いた人

    今林 智宏
    国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。

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    会社名 株式会社moovy
    代表 三嶋 弘哉
    設立 2020年4月13日
    住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
    電話 050-3701-3401
    メールアドレス moovy_support@moovy.co.jp
    URL
    事業内容
    • ・採用動画プラットフォーム「moovy」の運営事業
    • ・動画クリエイティブの企画・制作事業
    • ・採用コンサルティング事業