20代で転職回数が多いと不利?内定を勝ち取るポイントを徹底解説!
# 転職 # 転職で失敗しないために
20代ですでに転職経験があると、次の転職は不利になると思い込んでいる方は多いです。
しかしながら、転職回数が多いと、必ずしも転職で不利になるわけではありません。
実際、ベンチャーやスタートアップのように転職回数よりも個人のスキルを重要視する企業もあります。
そこで、今回の記事では、転職回数が多いと不利といわれる理由や20代の平均転職回数の実態、転職を成功させるポイントをお伝えしていきます。
これから転職活動を開始しようと思っている20代の方は、ぜひ参考にして下さい。
- 転職回数が多くても不利とは限らない!
- 重要なことは面接でスキルや実績をアピールすること
- 退職の理由を会社や他人のせいにしない
この記事のまとめ
20代で転職回数が多いと不利なのは本当?
一般的に、転職回数が多いことは転職に不利といわれているのは事実です。とはいえ、退職回数や理由についてきちんと説明できればマイナス評価にはならないという企業もあります。
そのため、応募企業に対しては「次の会社では腰を据えて仕事をする」という強い決意をみせることが大切です。
ただ、「最低3年は同じ企業でキャリアを積むべき」という考えを持つ企業もまだまだ存在します。
また、1社での就労期間が短く、離職を繰り返しているのはマイナスイメージが強くなる可能性があるので注意が必要です。
20代の平均転職回数はどれぐらい?
実際のところ、20代の平均転職回数はどのくらいなのでしょうか。
リクナビNEXTによると「20代の転職回数は平均で1回~2回」と報告されています。つまり20代で転職回数が多いと面接官が感じるのは3回以上からと考えておいてよいでしょう。
出典:転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態 - リクナビNEXT (画像編集:moovy編集部)
一方で海外ではあまり転職回数は気にしない傾向にあります。実際、平均勤続年数において、日本はアメリカの約3倍の11.9年です。
国名 | 勤続年数(年) |
---|---|
日本 | 11.9 |
アメリカ | 4.1 |
イギリス | 8.1 |
ドイツ | 10.8 |
韓国 | 6.0 |
このように、アメリカは日本よりも転職回数が多く、転職活動において転職回数が不利になることはほとんどありません。
ワークライフバランスを重んじたり、ジョブ型雇用が増えたりなど、日本国内でも海外企業の働き方は浸透しつつあります。
このことから、転職回数に対する考え方が海外のようになってくることが十分考えられます。
20代で転職回数が多い人に面接官が感じる3つの印象
面接官は求職者に対し先入観は持たないように心がけていても、どうしても20代で3回以上の転職は多いと感じてしまう人はまだいます。
ここでは、具体的にどのような印象を抱いているのかを解説します。面接官が感じる印象を知ることで、どんな面接対策が効果的かどうかについて理解を深めましょう。
1.またすぐに転職するのではないか
転職回数が多かったり、短期離職をしている方に対して面接官は「入社してもすぐにやめるのではないか…」「辞め癖はついていないか」と不安視します。
また、前職を早い段階で辞めているため、面接時に基本的なビジネスマナーができていないと、仕事に必要なスキルが身についていないと判断されてしまいます。
2.忍耐力がない
退職理由次第ではありますが、1社に対する在籍期間が短いと、「仕事が大変になると投げ出してしまう」「組織のルールを守れない」など、忍耐力にかける人材だと思われるうこともあります。
たとえば、退職理由を聞かれた際に、しっかりとした理由を説明できなかった場合に、そう思われる可能性は十分にあります。
そのため、特に前職の在籍期間が短い場合は、退職理由はしっかりと用意しておきましょう。
3.本人に問題がある
過去の転職理由が人間関係である場合、「トラブルが多い」「協調性がない」など、本人にも問題があるのではと思う面接官もいます。
面接官は限られた時間の中で求職者の人柄を見極めようとしているので、人間性に不安な点がある方を評価するのは難しいでしょう。
ここまで説明したように、面接官が感じてしまう懸念点をどう払拭できるかが、ポイントになります。
特に退職理由に関しては、注意して回答しましょう。退職理由の答え方に関してもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
合わせて読みたい:【回答例文あり】面接で退職理由を聞かれた時の上手い答え方
20代で転職回数が多くても内定を勝ち取るポイント
ここまで、20代の転職回数が多いと不利と言われる理由や、面接官が不安に感じることについて解説しました。
転職回数が多い方にネガティブな印象を抱く面接官は一定数存在します。そのため、20代で転職回数が多い方は面接で不利になる可能性を前提に、しっかり準備することが大切です。
ここからは内定を勝ち取るためのポイントを3つ紹介しますので、しっかりおさえましょう。
1.転職理由と志望動機に一貫性を持たせる
面接では必ずといっていいほど企業を志望した理由を聞かれます。そのため、転職理由と志望動機に一貫性を持たせることが重要です。
「転職先で何をしたいのか」「どのように活躍したいと思っているのか」これらを具体的にすることで、前の職場では叶えられなかったので可能性のある企業を希望した、とつながりを持たせることができます。
転職理由と志望動機に一貫性をもたせることができると、面接官の納得を得やすくなるでしょう。
もしあなたがスタートアップ・ベンチャー企業を志望する場合、以下の記事が参考になります。
合わせて読みたい:【例文あり】ベンチャーに受かる志望動機の書き方を徹底解説!
2.スキルや実績をアピールする
転職回数の多さで不利と感じるのであれば、過去の仕事内容や経験から自分の強みをしっかり伝えることが大事です。
いくらやる気をアピールしても、すでに転職経験があることからうまく伝わらない可能性があります。
前職で担当してきた業務やそこから得られたスキル、周囲に評価された仕事などを振り返ることで、強みとなるポイントが見つかるはずです。
さらに、強みを生かして入社後どのように貢献したいかまで伝えられると、より好印象を与えられるでしょう。
3.転職回数が増えた経緯を他人のせいにせずに伝える
1社で続けていこうと思わずに転職をした過去経緯を、他責せずに話せるようにしておくこともおすすめです。
仮に人間関係のトラブルや残業の多さが転職の原因だったとしても、他責な転職理由として面接官に伝えてしまうと、印象が悪くなってしまいます。
そのため、転職理由の説明の際には、会社に問題があったとしても、その際の自分の振る舞いを反省し、次の会社でどのように貢献していけるかを伝えられれば、面接官にも好印象を残せます。
その言葉に説得力を持たせるために、自分が積極的にどんな取り組みや心がけをしているのかを伝えるのです。
「ネガティブ」を「ポジティブ」に転換すること。ネガティブな要素もポジティブに伝えることで、面接官の印象が良くなります。
ネガ:「仕事が単調で飽きた」
→ポジ:「もっと仕事の幅を広げて、自己研鑽したい」など
転職回数が多くなってしまった経緯をポジティブに原因自分論で語り、今後のビジョンを明確に伝えることで面接官も転職回数よりあなた自身を見てくれるでしょう。
今後のビジョンを語った先輩社員のインタビュー動画がありますので、こちらもぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
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転職回数が不利になりにくい業界とは?
転職回数を気にする企業は一定数存在しますが、IT系や外資系、スタートアップ・ベンチャー企業などは個人のスキルを重視する傾向にあります。
転職回数を不安に思う方はこれらの業界分析や企業研究をしっかり行い、採用の可能性が高い求人に応募するのも一つの手段です。
ベンチャー・スタートアップ企業の情報収集方法や企業の探し方が分からないという方は以下の記事をご覧ください。
合わせて読みたい:優良ベンチャー企業の探し方9選|新卒と中途ならではの探し方も解説
特に、ベンチャーやスタートアップは未経験を歓迎しているケースや、年功序列ではない企業も多いため、若くてもスキルが高く、成果を出せれば若くしてどんどん昇進することも可能です。
20代で転職回数が気になる方へ
転職回数が不利に働くと感じている方は、自分ならではの強みをアピールし、入社後に貢献できるポテンシャルを示すことが重要です。
個人の能力を重要視する企業を探して、そのニーズにどう応えていけるのかを伝えられれば、転職回数の多さを克服して内定を勝ち取ることもできるでしょう。
そのためには企業の選定とその企業が求める人物像がどのようなものかを知る必要があります。
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- 今林 智宏
- 国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
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