FinTech(フィンテック)スタートアップを徹底解説!厳選企業5選もご紹介
# ベンチャー企業を知る
FinTechは社会的な変化を背景に、キャッシュレス決済など、社会にインパクトのあるサービスが数多くローンチされてきました。
この記事ではFinTech台頭の背景を解説し、代表的な企業を5つ紹介します。
求められる経験についても解説するので、FinTechに関わってみたい方はぜひチェックしてください。
- FinTechは金融と技術を組み合わせた造語
- FinTechは様々なサービスが登場し、社会的にインパクトのある企業が増加している
この記事のまとめ
FinTech(フィンテック)とは
FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語です。
日本銀行の解説によれば「金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動き」をfintechと呼ぶため、様々なサービスがこれに含まれています。
参照:「Q.FinTech(フィンテック)とは何ですか?」|日本銀行
FinTechには様々なサービスが登場してきましたが、代表的なものはキャッシュレス決済が挙げられます。
スマートフォンを介して決済が可能になるサービスは、コロナ流行期に一般化し、生活になくてはならないものになりました。
FinTechは決済サービス以外にも、後払いシステムのBNPL(Buy Now Pay Later)、AIを活用した全自動の個人資産運用、SaaS型の会計・財務サービス、仮想通貨・ブロックチェーンなど様々なサービスが登場しています。
これらのサービスが注目されるのは、「金融機関以外の事業者も、新たな金融サービスを作り出せる時代が到来」しているためです。
デジタル社会における新たなビジネスモデルが登場する潮流として注目を集め、今後も新たなサービスが現れていくのではないかと期待されています。
参照:FinTech(フィンテック)| NRI
FinTech(フィンテック)の厳選スタートアップ5選
FinTechのスタートアップを5つご紹介します。
FinTechには様々な種類のサービスがあり、すでに生活になくてはならないものになっているサービスも数多く登場しています。
代表的な企業を解説するので、FinTechに関する具体的なサービスを知って、ぜひFinTechに対する理解を深めてください。
- 1. BASE株式会社
- 2. ウェルスナビ株式会社
- 3. フリー株式会社
- 4. 株式会社bitFlyer
- 5. 株式会社デジタルワレット
1.BASE株式会社
- ・業種:その他、IT・インターネット・ゲーム
- ・創業:2012年11月
- ・社員数:100名〜500名未満
BASE株式会社は、ネットショップ作成サービス「BASE」を代表的なサービスとして持つ企業です。
この他にもショッピングサービス「Pay ID」、即座に資金調達ができるサービス「YELL BANK」も提供しています。
これらのサービスを提供しているのは、同社が「Payment to the People, Power to the People」をミッションに掲げ、世界中の人々が自由に経済活動ができる社会を目指しサービス展開をしているためです。
これらのサービスは支持を集めており、「BASE」はネットショップ開設実績7年連続No. 1を獲得、購入者向けショッピングサービス「Pay ID(ペイ アイディー)」の累計ID登録者数が1,200万人を突破しています。
BASE株式会社が提供する「Pay ID」を動画でより分かりやすく紹介しています。
2.ウェルスナビ株式会社
- ・業種:その他金融・ネイティブアプリ
- ・設立:2015年4月
- ・社員数:100名〜500名未満
ウェルスナビ株式会社は全自動の資産運用サービス「WealthNavi」を提供しています。
全自動で取引や資産バランス調整などを行うことができ、NISAも自動で活用できるようになっています。
投資に対する関心の高まりとともに同社のサービスも話題を集め、2024年5月には預かり資産1兆2,000億円を突破、2024年 オリコン顧客満足度®調査 ロボアドバイザーランキングで4年連続1位を獲得しています。
3.フリー株式会社
- ・業種:情報・通信業
- ・設立:2012年7月
- ・社員数:1,000名以上
フリー株式会社は「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、統合型業務ソフトを提供している企業です。
従来の業務ソフトは、会計や労務、販売管理、受発注などの業務ごとに異なったシステムが作られていましたが、freeeではこれらを統合し、データ連携しながらすすめることが可能になっています。
サービスの使いやすさと業務効率化への貢献から支持をあつめ、2017年には経済産業省後援「第2回 HRテクノロジー大賞」にて「労務・福利厚生サービス部門」の優秀賞を受賞しています。
4.株式会社bitFlyer
- ・業種:情報・通信業
- ・設立:2014年1月
- ・社員数:100名〜500名未満
株式会社bitFlyerは国内最大級の仮想通貨取引所を運営しています。
他にも、ブロックチェーンを用いたシステムの提供、ビットコイン決済サービスなどを提供しています。
現在、仮想通貨取引は様々な事業者がサービス提供していますが、bitFlyerは業界の先駆けとしてユーザー数を大きく伸ばしてきました。
現在ユーザー数は250万人超、預かり総資産は7,000億円を突破しており、日本最大級の仮想通貨取引所となっております。
5.株式会社デジタルワレット
- ・業種:インターネットサービス
- ・設立:2014年11月
- ・社員数:100名〜500名未満
株式会社デジタルワレットは、日本最大のモバイル国際送金サービス「Smiles」を提供しています。
従来の銀行や国際送金サービス事業者よりも手数料が安く、ユーザー登録から送金までスマホアプリのみで完結する簡便なサービスを提供しています。
同社が発行する国際送金カードは全国のローソン銀行ATMで使用可能となっており、生活に必要なインフラとして機能しています。
FinTech(フィンテック)が拡大してきた理由
FinTechが拡大してきた背景について解説します。
FinTech拡大の背景は2点あり、新たな技術の普及と、中央集権的な金融環境の崩壊が挙げられます。
中央集権的な金融環境の崩壊の代表例として挙げられるのが、2008年のリーマンショックです。
当時金融機関による融資が減少したため、金融機関に頼らない資金調達ニーズが高まるなど、従来の金融環境とは違った潮流が現れてきました。
法定通貨によって裏付けされない仮想通貨の支持拡大なども、この現象の一つとして捉えられるでしょう。
特に2020年に新型コロナウイルスの流行により、非接触でのサービスが注目され、キャッシュレス決済が急速に広まりました。
FinTechは一部の人のための技術ではなく、もはや生活に欠かせない、今後の金融環境を作り上げるものとして注目を集めています。
FinTech(フィンテック)スタートアップが求める人材
FinTechスタートアップで求められる人材について解説します。
FinTechは金融とテクノロジーを組み合わせたサービスであるため、エンジニアが求められるイメージが強くなっています。
しかし実際にはエンジニア以外の職種のニーズも高く、業界未経験で転職する人もいます。
FinTechスタートアップが必要としているのは、主に以下の4つの人材です。
- 1. エンジニア
- 2. 営業職
- 3. カスタマーサポート
- 4. UIUXデザイナー
- 5. ディレクター
エンジニアをはじめとして、以上5つの人材がどのような場面で求められているか解説します。
1.エンジニア
FinTechスタートアップで求められる人材として代表的なのはエンジニアです。
FinTechのテクノロジーの側面を支える、非常に重要なポジションとなります。
金融業界の経験がない場合でも、他業界でのWebアプリやスマートフォンアプリの開発経験は重宝されやすいでしょう。
またサービスの仕様変更や新規開発が活発なため、スピード感を持って業務をしてきた経験があれば評価されやすくなります。
ITエンジニアへの転職における自己PRが知りたい方は、以下の記事をご覧ください。アピールする強み別に自己PRの例文を紹介しています。
合わせて読みたい:【コピペ可】未経験ITエンジニアの自己PRの例文!内定率を上げる!
2.営業職
FinTechスタートアップで求められる人材として、営業も求められやすくなっています。
サービスを作り上げる過程やローンチ後においても、他金融機関との連携、ユーザーとなる法人との折衝の機会が多く求められます。
このため営業として交渉や調整ができる方は重宝されるでしょう。
金融業界の経験がない方であっても、無形商材の営業経験がある方は活躍しやすくなっています。
営業職への転職における自己PRが知りたい方は、以下の記事をご覧ください。アピールする強み別に自己PRの例文を紹介しています。
合わせて読みたい:【例文付き】法人営業への転職で魅力的な自己PRの作り方
3.カスタマーサポート
FinTechスタートアップで求められる人材として、カスタマーサポートが挙げられます。
顧客が個人か法人かはサービスの内容によっても変わってきますが、いずれにしても顧客向けの対応は必須となるため、ホスピタリティが高い方は活躍しやすくなります。
またサービスの顧客からの問い合わせに応えるだけでなく、意見を取りまとめてサービスのブラッシュアップに活かす分析も必要となる重要な役割です。
分析力を高めたい方にとっては、良い経験が積めるポジションと言えるでしょう。
4.UIUXデザイナー
FinTechスタートアップではデザイナーも重要な役割を担っています。
Webサービスやアプリにおいて、ユーザーの目にふれる部分をデザインするUI(ユーザーインターフェイス)デザイナー、ユーザーが商品やサービスを通じて得られる体験をコーディネートするUX(ユーザーエクスペリエンス)デザイナーは無くてはならない存在です。
これらのデザインは顧客のサービス満足度を上げて継続を促し、離脱を防ぐ大きな役割を果たしています。
Webデザイナーへ転職する際の自己PRは、以下の記事で紹介しています。例文もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
合わせて読みたい:【例文あり】Webデザイナーの自己PRを作成するときのコツを徹底解説!
5.ディレクター
FinTechスタートアップではディレクターが全体のサービス進行を俯瞰から見る役割として重要な役割を果たしています。
ディレクターはサービスに関わるエンジニア、営業、カスタマーサポートやデザイナーの進捗を把握し、サービス制作が適切に進行しているか管理する役割です。
客観的にサービスを見渡しながら、人の取りまとめが得意な方は活躍しやすいポジションでしょう。
魅力的なスタートアップを探している方へ
FinTechスタートアップが提供するサービスは生活に欠かせないものとなり、社会に大きなインパクトを与えてきました。
今後も新しいスタートアップが現れ、FinTechは私たちの生活を変えていく可能性を秘めています。
社会にインパクトがある仕事がしたいと考えている方は、ぜひ注目していただきたい分野です。
魅力的なサービスを提供するスタートアップを探したい方は、ぜひmoovyを活用してみてください。
moovyでは厳選したスタートアップを動画で紹介しています。魅力的なサービスを展開するスタートアップが数多く紹介されているため、新しい企業との出会いがあるはずです。
サービスの理解だけでなく、理念や働く人の雰囲気など、幅広く情報収集が可能になるので、ぜひ自分に合った企業に出会ってみてください。
- 井崎 麻結
- 国家資格キャリアコンサルタント。キャリアコンサルタント技能士2級取得。大学院を卒業後、専門学校の授業企画・スクール運営を経験後、人材系ベンチャー企業に転職し人材紹介業と派遣事業に携わる。主に、個人営業・法人営業・採用業務に携わる。現在はフリーランスとしてキャリア系メディアのライティング、キャリアコーチなどに従事。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
メールアドレス | moovy_support@moovy.co.jp |
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