転職活動がバレる原因6選!会社にバレずに成功させる方法とは?
# 転職で失敗しないために
退職をせずに転職活動をする時
「在職中の転職活動は、現職にバレるのか?」
「転職活動がバレたら現職をクビになるかも・・・」
という疑問や不安を感じている方も、いるのではないでしょうか。
特に現職へ残留する可能性がある場合は、これらの疑問や不安は大きくなると思います。
今回は転職活動がバレるのか、バレる原因と対策、バレたらどうなるかを、解説していきます。
バレるかもという不安を感じて、転職活動がアクティブにできない方は、参考にしてください。
この記事のまとめ
- 転職活動は基本的にバレることはない
- 転職サイトの登録時には、ブロック機能活用する
- 自分の言動から転職活動がバレる原因は主に6つ
- 転職活動がバレてもクビにはならないが、待遇や人間関係に影響する
- 転職活動がバレたら理由はポジティブに伝え、結論はにごす

在職中の転職活動は基本的にバレない

まずは「在職中の転職活動がバレるのか?」という疑問にお答えします。
その答えは、「在職中の転職活動は基本的にバレない」です。
転職活動がバレる可能性は低いと考えて大丈夫ですが、「基本的に」とあるように100%バレない、というわけではありません。
バレる原因を考えた時に、登録した転職サイトなどが思い当たるかもしれませんが、登録時に注意をすれば、可能性は非常に低いです。
実は意外なことに、転職活動がバレる原因の多くは、自分自身の言動です。
言動については後ほど詳しく解説をしていきます。まずは次項にて転職サイトへ登録する際の注意点をお伝えします。
また、スムーズに転職活動を進めるためにも、転職活動の流れを押さえておきましょう。
以下の記事では、転職に失敗しないためにやるべき準備を、元転職エージェントのアドバイスと共にまとめています。ぜひ参考にしてください。
転職サイトやエージェントに登録する際の注意

転職活動を行うにあたって、ほとんどの方は転職サイトや転職エージェントを活用するのではないでしょうか。
現職の求人が出ている転職サイトへ登録すると、現職の採用担当にバレるかもしれないと、不安を感じる方もいると思います。
現職の求人が出ている転職サイトが一つなら、そのサイトに登録をしないことで、不安を感じずに転職活動が出来ますが、複数のサイトに求人が出ていた場合、転職活動がやりづらくなってしまいます。
この不安は転職サイトのみならず、エージェントも同様です。
しかし、転職サイトへの登録時に以下の2つのポイントを押さえて登録をすれば、転職活動がバレる可能性は、ほとんどなくなります。
- 1. 現職への情報公開はブロックする
- 2. 職務経歴の企業名を明記しない
ポイント1.現職への情報公開はブロックする
転職サイトにはブロック機能というものがあります。
ブロック機能とは、自分の職務経歴などのプロフィールを、公開したくない企業が閲覧できない状態にする機能です。
このブロック機能を活用して現職をブロックすることで、採用担当があなたを発見してしまうことはなくなります。
採用担当が転職サイト登録者のプロフィールを検索、閲覧するのは、スカウトメッセージなど、登録者へアプローチをする時です。
転職サイトの多くは仕様として、検索時には氏名や住所などはわからず、経歴などのプロフィール情報のみが閲覧できる仕組みになっています。
そのため、氏名を見て発見されることはありませんが、プロフィールで本人だと推測されてしまう可能性のみ残ります。
ブロック機能をオンにしておけば、ブロック企業に対しあなたの経歴は検索に乗らない仕組みとなっていますので、安心です。
またエージェントの場合は、登録時や面談などのタイミングで、現職へプロフィールを公開しないように依頼をすれば大丈夫です。
基本的に現職の求人を扱っているエージェントであっても、個人情報保護の観点より、目的外の個人情報利用は禁止されているので、むやみに登録者情報を伝えるということは無いので安心してください。
moovyでもブロック機能を利用して情報を非公開のままベンチャー・スタートアップ企業の求人を探すことができます。
実際に企業で働く社員のインタビュー動画で、企業のリアルを知ることもできるため、非常におすすめです。ぜひ以下のような動画を見てみてください。
ポイント2.職務経歴の企業名を明記しない
ブロック機能を活用したけど、もしかしたら取引先が自分のプロフィールを見て、転職活動を知られるかも、という不安があるかもしれません。
そんな時は、職務経歴に記載する企業名をイニシャルなどにして、明記しないようにすれば大丈夫です。
そうすることで、在籍企業が明確に分からないので、バレる可能性はほとんどありません。
注意点として、応募をする際には登録情報とは別で企業名を記載した職務経歴書を準備しておき、送付をすることをお勧めします。
私もスカウト送信のために、登録者のプロフィールを見ることもありましたが、取引先の社名が記載されていても、誰なのか個人を特定することは、基本的に出来ないと思います。
そのため、ブロック機能を活用するだけで大丈夫ですが、それでも不安な場合は、企業名をイニシャルにするくらいの感覚がいいと思います。
これから転職サイトやエージェントを検討するという方は、以下の記事でベンチャーへの転職に強い転職サイト・エージェントを紹介していますので、ぜひご確認ください。
自分の言動で転職活動がバレる可能性が高い原因6選

ここからは、転職サイトやエージェント以上に、転職活動をしていることがバレる可能性が高い、自分自身の言動についてお伝えします。
転職サイトやエージェントには、バレないように注意する意識を持って対応することができますが、普段の言動では注意する意識が薄くなり、バレる可能性が高くなります。
今回は自分の言動でバレる可能性が高い原因をお伝えします。主な原因は以下の6つです。
- 1. 転職活動していることを話す
- 2. 残業が少なくなる
- 3. 有給休暇の取得頻度が増える
- 4. たまにスーツで出社する
- 5. プライベートのSNS
- 6. 会社支給のPCやスマホで転職活動をする
原因1.転職活動していることを話す
当たり前のことですが、自分から転職活動していることを話すとバレます。
業務時間中は注意していても、ランチやお酒の席などで、転職活動していることを話さないように注意してください。
業務時間中は言動に注意していても、ランチやお酒の席などは、気が緩みがちなってしまいます。
この時に自分から話してしまうということが多くなるので、注意をしてください。
また、取引先に転職活動中であることを話す場合は、注意をしてください。 もしかしたら、なんらかのタイミングで、現職に転職活動が知られるかもしれません。
そのため社内外問わず仕事の関係者には、転職活動していることを話さないのがおすすめです。
原因2.残業が少なくなる
残業時間にも注意してください。
在職中の転職活動では、面接などの選考は業務終了後に行うことが多くなります。 そのため、定時になったらすぐに退社し、面接へ向かうという状況が発生します。
普段からあまり残業しないのであれば大丈夫ですが、残業が当たり前になっている方は注意が必要です。
いつも残業をしている人が、残業をしなくなると、何かあったのかと、不審に思う人もいます。
そうならないように、定時退社日などに面接を調整する、週1回くらいのペースで面接を入れるなど、残業が過剰に少なくならないようにしましょう。
もしくは、始業時間より早く来て仕事をして、周囲には「朝型に切り替えた」など、と伝えて定時退社を目指すのもいいかもしれません。
原因3.有給休暇の取得頻度が増える
残業が減るに近いイメージですが、有給休暇を活用して面接を調整する場合にも注意が必要です。
体調不良の時にしか有給休暇を取得しない人が、月に2、3回の頻度で有給休暇を活用し始めたら、残業と同様に周りは不審に感じると思います。
そのため、有給休暇を活用して面接を調整する場合は、できるだけその日のうちに複数社の面接を調整する、最終面接のみに有給休暇を活用する、といった工夫が必要です。
無理に面接などのスケジュールを詰め込むと、早く転職活動は進みますが、周囲にバレないようにスケジュール調整するのは大変です。
残業と有給休暇を考慮した場合、バレないように転職活動を進めるには時間がかかりますが、スケジュール管理をしっかりとして、無理にスケジュールを詰め込まないことがポイントです。
転職活動のスケジュール感や目安の期間が知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
原因4.たまにスーツで出社する
普段、カジュアルな服装で勤務をしている場合は、服装にも注意が必要です。
先ほどもお伝えした通り、業務終了後に面接を実施することが多いです。
面接があるからといって、普段カジュアルな服装なのにスーツでの勤務が増えると、周りも不審に思います。
そうならないよう、面接のある日は駅や社内のロッカーなどにスーツを隠しておき、退社後に着替えるのがおすすめです。
応募先の企業によりますが、カジュアルな服装で面接に臨んでも問題がない場合もあります。
その場合、第一印象を考えるとジャケットは必要になるので、かっちりとしたスーツでなくても、ジャケットを着用できるカジュアルな服装で勤務をするのもいいかもしれません。
原因5.プライベートのSNS
プライベートのSNS(X、Instagramなど)に転職活動中と、投稿しないようにしましょう。
自分のSNSアカウントは現職の同僚に知られていないし大丈夫、と思って転職活動中であることを投稿すると、そこからバレることがあります。
同僚に知られていないと思っていても、自分が知らないだけで、周りに自分のSNSアカウントが知られている場合があるので注意してください。
また、LINEなどのメッセージツールも気を付けてください。 応募企業やエージェントによっては連絡ツールとして、LINEなどを活用している場合があります。
そのため、同僚や上司に誤送信をしないように、送信前には必ず宛先を確認するようにしましょう。
原因6.会社支給のPCやスマホで転職活動をする
会社支給のPC、スマホは転職活動に絶対使用しないでください。
具体的には、
- ・自宅にPCがないため、応募書類や転職サイトへの登録を会社支給PCで行う
- ・個人所有のスマホの調子が悪いから、会社支給のスマホでエージェントへ連絡する
といったことはしないでください。
会社はログなどから使用状況を把握できるので、転職活動がバレる可能性が高いです。
なにより、会社支給品の私的利用は禁止されていると思います。
転職活動に限らず、会社支給品を私的利用した場合、懲戒処分の対象になることも充分に考えられます。
そのため、どんな場合であっても、転職活動で使用することは絶対にしないでください。
転職活動がバレたらどうなる?クビになる?

このように転職活動は、どんなに気を付けていても、ちょっとしたきっかけでバレることが多いです。
では、バレたらクビになるのでしょうか。
クビになるかもという不安を感じている人もいるかもしれませんが、クビ(懲戒解雇)になることはありません。
これは職業選択の自由があるためです。
しかし、クビにはならないですが転職活動がバレると、様々な影響が発生する可能性があります。
ここでは転職活動が職場にバレた時の影響について、解説していきます。バレた時の影響は主に以下の2つが考えられます。
- 1. 賞与や昇給に影響する
- 2. 人間関係や仕事内容に影響する
1.賞与や昇給に影響する
賞与が通常より少なくなる、昇給しづらくなる、といった影響が考えられます。
賞与、昇給は、今までの成果や頑張りを評価すると共に、今後の期待も含めて算定されることがあります。
そのため、転職活動をしている場合、転職(退職)する可能性があるので、今後への期待は難しいと判断して、賞与、昇給に影響します。
もし、しっかりと成果は上げてるのに賞与、昇給に影響するのは納得いかないと思ったのなら、自分が賞与や昇給を決定する立場だとして想像してみてください。
同じような成果を上げた人が二人いて、一人は転職活動をしていた場合、同じ賞与、昇給にするでしょうか。
恐らくこれからも頑張ってほしいとの期待も込めて、転職活動をしていない人を評価するのではないでしょうか。
2.人間関係や仕事内容に影響する
転職活動がバレた場合、人間関係や仕事内容に大きく影響する可能性があります。
人間関係は関わりを避ける人が出たり、距離を置くということが考えられます。
多くの場合は、転職活動中の人への接し方が分からないことが理由で、人間関係に影響がでると思います。
そんな時は過剰に気にせず、お互いに無理の無い範囲で、できるだけ自然体で接することを意識した方がいいと思います。
仕事内容は、新しい仕事を任されづらくなります。 理由は明白で、転職の可能性がある人に新しい仕事を任せて、途中で退職されても困るためです。
そのため、新しいプロジェクトが立ち上がる場合でも、メンバーに選ばれないということが考えられます。
メンバーに選ばれないことでネガティブな気持ちになるかもしれませんが、理由は転職活動中だと考えて、割り切って対処するようにしましょう。
転職活動が周囲にバレた時の対処法

転職活動がバレた時の対処法についてお伝えします。 転職活動がバレると、待遇や人間関係、仕事内容など、様々な影響が考えられます。 ここではできる限り、影響を最小限に留める対処法を2つお伝えします。
- 1. 転職活動の理由はポジティブに伝える
- 2. 転職活動中であることは認めつつも結論はにごす
対処法1.転職活動の理由はポジティブに伝える
転職活動がバレて、なぜ転職を考えているのかと、理由を聞かれたときには、ポジティブな理由を伝えましょう。
人間関係が良くない、給与や休日休暇が少ない、残業が多いというネガティブな理由から転職活動をしていても、ポジティブな理由を伝えてください。
- 「新たな職種にチャレンジしたい」
- 「他に興味のある業界がある」
このような形で伝えるといいと思います。
ネガティブな理由を伝えると、転職活動がバレた時の影響が大きくなりますが、ポジティブな理由を伝えることで、転職を応援してもらえる可能性があります。
また、現職が取引先になるなどの思わぬ形で、現職の同僚と仕事をするかも知れないので、悪い印象を与えないようにした方がいいです。
以下の記事で、ネガティブな転職理由をポジティブに変換するポイントをより詳しくお伝えしています。例文もありますので、ぜひ参考にしてください。
対処法2.転職活動中であることは認めつつも結論はにごす
転職を検討中であり、現職へ残留の可能性もある場合は、転職活動中であることを認めながらも、転職するかは明言せずに、結論はにごすこともポイントです。
嘘をつくこともよくないので、うまく濁すことが重要です。
転職を明言してから残留すると、周囲が「近いうちに転職するのでは?」と考えてしまい、様々な影響がでることがあります。
明言せずに結論をにごすことで、残留しても影響が最小限になる可能性があります。
その場合、転職活動中であることがバレたら、ポジティブな理由を伝えつつ、現職にもやりがいを感じており迷っているなど、と伝えてみるのはいかがでしょうか。
また、実際に現職を退職することになった際は、円満退職を心掛けましょう。
円満に退職するまでの流れを以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ 転職活動がバレないために言動に注意することが大切

転職活動がバレる原因と対処法を中心にお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- ・自分の言動からバレる可能性が高い。
- ・転職サイトでは、ブロック機能の活用は必須
- ・言動でバレる原因は、転職活動のことを話す、残業、有給休暇、服装、SNS、会社支給品の私的利用
- ・転職活動がバレてもクビにはならないが、様々な影響が出る可能性がある
- ・転職活動がバレたら、ポジティブな理由を伝え、結論はにごす
転職活動がバレないようにするためには、言動に注意することが何よりも重要です。
そのため、普段から注意するのはもちろんのこと、無理に面接などの予定を詰め込まずに、しっかりとスケジュール管理をして、残業や有給取得は考えて対応しましょう。
さらにSNSを含めて、自分から転職活動していることを伝えないよう、細心の注意をはらってください。
もし、バレてもクビになることはないので、慌てず、過度な不安にならずに、対処法を思い出してください。
そしてポジティブな理由を伝え、結論をにごすなどの対応をし、影響を最小限に抑えましょう。
また、ブロック機能がある転職サイトへの登録を考えている場合、moovy(採用動画プラットフォーム)を活用してはいかがでしょうか。
moovyは社員インタビューなどの動画が多いのがポイントで、どんな社員がいるか、社内の雰囲気などが動画を通してイメージしやすいです。
もちろんブロック機能もあるので、安心して転職活動を進めていくことが出来ます。
さらに企業タイプ診断やAI職務経歴書など、転職活動に役立つツールもあるので是非活用してください。
最後になりますが、あなたが思い描いた通りに転職活動が進み、現職との関係性も良好なまま、新たな環境へ踏み出せることを応援しています。

- 堀内 隆治
- ITを中心に技術者派遣、保育、税理士といった様々な業界で採用(新卒・中途)業務に従事。採用計画から選考、クロージングと、一連の採用業務を経験。キャリアコンサルタント資格を活かし、キャリア相談を通して、キャリア支援も行う。現在はフリーランスの人事コンサルタントとして活動中。
この記事を書いた人
スタートアップ企業の求人動画をお探しならmoovyへ
会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
メールアドレス | moovy_support@moovy.co.jp |
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