転職相談は誰にするべき?おすすめの相談先7選
# 転職で失敗しないために
でも、相談せずに偏った情報だけで転職を進めてしまうと、後々こんなはずじゃなかったと後悔することも。
私はキャリアコンサルタント資格を取得し、これまで1,000名以上の転職相談を実施してきました。
様々な悩みを聞くなかで分かったのは、相談先は幅広く選択すべきということです。
そこでこの記事では、相談先の選択肢を増やせるよう、おすすめの転職相談先をご紹介します。
自分に合った相談先を見つけられれば、転職で希望を叶えやすくなります。この記事で自分に合った相談先を見つけてください。
- 転職相談はキャリアコーチングや公共サービスなど、幅広く利用するべき
- 会社の同僚や家族など、身近な人に転職相談をするときは注意が必要
この記事のまとめ
【キャリアコンサルタント厳選】おすすめの転職相談先7選
キャリアにお悩みの方へまずは、キャリアコンサルタントおすすめの転職相談先7選をご紹介します。
キャリアにおいて納得した選択をするには、まず幅広い情報を得る必要があります。
いくつかの相談先を作れれば情報も獲得しやすくなるため、自分に合った選択肢を探してみてください。
- 1. キャリアコーチング
- 2. ハローワーク
- 3. サポステ
- 4. ジョブカフェ
- 5. 転職エージェント
- 6. 同業の知り合い
- 7. 先に転職した人
1.キャリアコーチング
キャリアコーチングは仕事に関する個別相談サービスです。
コーチングの手法を取り入れ、キャリアの実現に向けて具体的な行動をしていくことを重視するのが特徴で、転職を目的にサービスを利用する方も多くいらっしゃいます。
他サービスとも併用しながら転職に関する相談を幅広く行うことができる
【デメリット】
利用料が高額になりやすい
キャリアコーチングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。キャリアコーチングのメリット・デメリットや受ける上での注意点を解説しています。
合わせて読みたい:キャリアコーチングとは?怪しいって本当?転職エージェントとの違いと特徴
2. ハローワーク
ハローワークでは転職に関する相談を受け付けています。
転職に関する全般的な相談や、ハローワークインターネットサービスに掲載されている求人の検索、職業訓練の選び方の相談等をすることができます。
・公的機関のためサービスはすべて無料で受けられる
・地元の求人が豊富
【デメリット】
・求人が検索しづらい
・自己アクションが必要
相談員は基本的にキャリアコンサルタント資格を保持しているため、寄り添った相談をしたい場合にも安心して利用できるでしょう。
3.サポステ
サポステは地域若者サポートステーションの略称で、厚生労働省の委託機関です。
フリーターやニートなど、働くことに悩みを抱えている方に向けて無料で就労支援を行なっています。
パソコン講座やコミュニケーション講座、ビジネスマナー講座など独自の支援講座も随時開催しているため、相談と合わせて効果的に活用すると良いでしょう。
詳しくは厚生労働省のHPサポステのページをご覧ください。
4.ジョブカフェ
ジョブカフェは都道府県が設置した、若者向けの就業支援施設です。
ジョブカフェでは地域の特色を活かしたサービスを展開しており、カウンセリングや職業相談も実施しています。
ハローワーク同様無料で利用できるため、気軽に使えるのも大きなメリットです。
詳しくは厚生労働省のHPジョブカフェのページをご覧ください。
5.転職エージェント
転職エージェントは具体的な求人がすぐに紹介され、応募書類の添削や面接対策が無料で受けられるメリットがあります。
またエージェントを利用する企業は採用に積極的なため、質の高い求人に出会いたい場合には利用するといいでしょう。
・応募書類の添削や面接対策が無料で受けられる
・非公開求人を紹介してもらえる
・推薦状を送ってくれる
【デメリット】
・担当者の質によって左右される
・転職斡旋の圧がすごい
・自分のペースで転職活動を進められない
転職エージェントは便利な反面、デメリットも多くある点には注意が必要です。
サービスの特性上、転職エージェントの担当者は転職希望者を転職先に紹介して、成果報酬という形でサービスが成り立っているという点はしっかり理解しておきましょう。
その上で、うまく利用していくと良いでしょう。
moovyでも履歴書や職務経歴書の添削、キャリア面談を実施しています。基本無料で受けることができ、希望によって求人の紹介や面接対策も実施しています。
ぜひ転職相談の選択肢のひとつとして加えてみてください。
6. 同業の知り合い
同業の知り合いがいれば、具体的な相談がしやすくなるでしょう。
他社で近しい経験をしている人であれば、同じような悩みを持っているため共感が得やすくなります。
一方で会社により戦略や評価体制が違うため、様々な企業の取り組みを幅広く知る機会にもなります。
近しい経験を持つ人に相談したい場合には、同業の知り合いの繋がりを広げておけると良いでしょう。
7. 先に転職した人
先に転職していった知り合いがいれば、繋がりを作っておくと良いでしょう。
同じ経験をした人が他社でどのような仕事に取り組み、評価されているのか知る機会にもなります。
また社外からの視点で客観的な相談ができる点や、すでに退職しているため社内政治に影響しづらい点もメリットです。
身近な経験を持つ人に具体的な相談をしたい場合には、先に転職した人に相談ができると良いでしょう。
moovyの採用動画でも、その企業へ転職した先輩のインタビューが見られます。リアルな声が参考になるかもしれません。
転職相談で注意すべき相談相手
身近な人に転職相談をするときには注意が必要です。関係が深いほど発言が強く感じられ、自分の選択が左右されてしまうことも。
具体的な事例もご紹介するので、同じような状況にならないように気をつけてください。
現職の同僚、先輩
現職の同僚や先輩に相談したい場合には慎重になりましょう。
具体的な事例として、同僚に転職相談をしたところ社内で噂がまわってしまい、仕事を辞めるまで気まずくなってしまうことも。
感情的に相談せず、冷静に相談相手を選ぶようにするべきです。
同じ環境を経験した人に相談したい場合には、先に退職した人であれば社内政治に影響は出ません。
先に繋がりを作っておくと、いざという時に相談しやすくなるでしょう。
友人
友人に相談するときには、仕事に対するモチベーションの違いに注意しましょう。
具体的な事例として、友人に相談したところ仕事へのモチベーションの違いが露呈し、逆にモヤモヤしてしまうこともあります。
身近に相談しやすい点はメリットですが、相談する内容を充実させるためにも、仕事に対する熱量が同じタイプの人を選ぶようにしましょう。
家族、恋人
家族や恋人に相談するときには特に注意しましょう。
生活を共にする人ではありますが、キャリアにおいての価値観が違うことも多く、すれ違ってしまうことが多いためです。
事例として、古くからの価値観を大事にする両親から転職を反対された、恋人が転職先の企業選びにかなり介入してきて自由に転職先を選べなかった、ということがありました。
ただし家族や恋人については、転職の話を隠してしまうと後々トラブルになることも。
しっかりと関係を続けていくためにも、相談をするときは慎重にしっかりと話し合うようにしましょう。
転職相談のポイント3選
転職相談を効果的に進めるためのポイントを3点ご紹介します。
転職は、相談すれば勝手に進んでくれるものではありません。相談する側が主体的に考えて行動しなければ上手く進まず、良い転職先が見つからなくなってしまいます。
より良い転職にするためにも、ポイントをしっかり押さえておきましょう。
- 1. 自分で価値観を整理する
- 2. 愚痴が多くならないようにする
- 3. ひとつの相談先に頼りすぎない
1.自分で価値観を整理する
転職相談をするときは、まず自分の価値観を自分で整理しましょう。
漠然としたイメージのままで相談をしてしまうと、相手も何をアドバイスしたら良いか分からず、情報を上手く引き出せなくなってしまいます。
事前にできるだけ価値観を整理しておくと、話がスムーズに進み、転職の方向性が見えやすくなるでしょう。
価値観の整理には、棚卸しツールの活用もおすすめです。転職においては応募書類の作成にも役立つため、一度経験の棚卸しをしておくと良いでしょう。
合わせて読みたい:キャリアの棚卸しのやり方!便利なワークシート付で徹底解説!
2.愚痴が多くならないようにする
転職相談で気をつけたいのが、愚痴が多くならないようにすることです。
転職のことを考えているつもりが、現職への不満が先に出てしまうのはよくあること。
しかし愚痴が多い相談で前向きな情報は得られません。不満が出たら、それをどう改善したいのか考えてから相談すると良いでしょう。
3.ひとつの相談先に頼りすぎない
相談し始めたら、ひとつの相談先に頼りすぎないようにしましょう。
情報が偏ったり、相談相手に依存してしまう危険があるためです。
頼りすぎていると感じたら、相談先との距離感を見直すようにすると良いでしょう。
結局、仕事に取り組むのは自分です。転職は人生を左右するので、自立した選択ができるように気をつけましょう。
【タイミング別】転職相談での注意点
転職相談のタイミングによって注意すべきことが異なります。
進め方や相談する人を変える必要もあるため、状況に合わせて判断できるようにしましょう。
ここでは転職を迷い始めた時、転職活動中、内定をもらったときの3つのタイミングに分けて注意点を解説していきます。
転職を迷い始めた時
転職をするか迷ったら、幅広い人に相談するようにしましょう。
実際に転職活動を始めてしまったら、途中で方針転換するのは大変になります。
事前に幅広い情報を検討できるようにするため、相談をして意見を集められると良いでしょう。
また相談する中で、信頼できる意見を持っている人を見極め、いざという時に相談できる環境を作っておきましょう。
また、この段階で事前に転職準備の流れを確認しておきましょう。こちらの記事では、転職に失敗しないためにやるべきことをチェックリスト形式でまとめています。
合わせて読みたい:【転職ノウハウ】転職に失敗しない為の10のチェックリスト!
転職活動中
転職活動が始まったら、相談するのは信頼できる人に限った方が良いでしょう。
特に選考中はメンタル面が乱されると、面接で前向きな姿勢が見せづらくなるなどのマイナスが現れることがあります。
また最終的な転職先を決める際に、相談が必要な人を確認しておきましょう。
家族や恋人などへの報告が必要な方は、先に転職活動の情報を共有し、適宜相談できると内定獲得後もスムーズに進めやすくなります。
内定をもらった時
内定をもらったら、最終決断に向けて相談を進めましょう。
内定受諾にあたって迷いがある場合には、その仕事や業界に詳しい知り合いに早めに相談しましょう。
また周囲の山道が必要な環境の場合、家族や恋人に早めに報告と相談を済ませておきましょう。
ただし内定を受諾した後、その仕事で実際に働くのは自分です。
自分でこの仕事を選んだ納得感が得られるよう、自分の価値観に合っているか最終確認も忘れずにしておきましょう。
内定をもらった後の流れも、事前に確認しておくと良いでしょう。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
合わせて読みたい:転職内定後の流れを徹底解説。思わぬ落とし穴に注意が必要です。
転職にお悩みのすべての方へ
ここまで転職相談を誰にすべきか解説してきました。
実際に働くのは自分なので、事前に価値観を整理する必要があります。
仕事に対して前向きな気持ちを持って相談できると、プラスな情報が得やすくなります
転職相談は様々な相談窓口がありますので、状況に合わせて幅広く相談できると良いでしょう。
相談することで自分だけでは得られない様々な情報が手に入り、思いがけないキャリアが開けることも。幅広く相談をするようにしましょう。
moovyではキャリア相談を受け付けています。履歴書や職務経歴書の添削もできるので、価値観の整理にも役立ちます。
またmoovyの求人ページに掲載されている求人に応募すれば、面接対策も受けることができます。相談先の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
- 井崎 麻結
- 国家資格キャリアコンサルタント。キャリアコンサルタント技能士2級取得。大学院を卒業後、専門学校の授業企画・スクール運営を経験後、人材系ベンチャー企業に転職し人材紹介業と派遣事業に携わる。主に、個人営業・法人営業・採用業務に携わる。現在はフリーランスとしてキャリア系メディアのライティング、キャリアコーチなどに従事。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
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