出口戦略(イグジット)

# 資金調達

出口(イグジット)戦略とは、大きな損失が見込まれるために市場や経営から撤退する際、できるだけ損失を最小限にして撤退するための戦略のこと。

もともとは、ベトナム戦争のときにアメリカ国防総省が、敗勢あるいは損害が甚大な状況下において、いかに人命や物資の損失を最小限に抑えて軍を撤退させるかを検討し、実施することに対する戦略として用いた言葉です。

そこから転用され、市場や企業経営から撤退するときに、経済的損失を最小限にする戦略のことを意味するようになりました。 現在は、投下した資本を、いかに最大限で回収するのかという戦略のことを指す言葉として使用されています。

スタートアップ界隈において、スタートアップ創業者や投資ファンドが株式を売却​​して利益を得ることを指す意味合いとして使われることが多い言葉です。

スタートアップのイグジット戦略は大きく2つ。
  • IPOを狙う
  • ・大企業からM&Aされる
この2つのどちらかを達成することが創業者の目標になります。

どちらの方法にもメリットとデメリットがあります。そのため、事業計画を策定する段階からどちらを目指すのかを考えておく必要がありますが、多くの創業者はまずはIPOを目指すことが多いようです。

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