エンジニアに学歴って必要?エンジニアと学歴の相関関係について解説
# エンジニア # 職種の選び方
エンジニアに興味を持っている人の中には、学歴が気になって応募に踏み出せない人も少なからずいます。
結論を先に述べると、エンジニアには学歴がなくてもなれます。
エンジニアになる上で学歴が必要なケースも一部ありますが、学歴不問の募集の方が多いと見受けられます。
エンジニアは技術職なので学歴よりも、業務に必要なスキルが求められているのです。
本記事ではエンジニアと学歴の相関関係についてデータを確認した上で、エンジニアに学歴が求められるケースや内定を得る上での重要なポイントについて説明します。
エンジニアに学歴は関係ない!?エンジニアと学歴の相関関係
リクナビNEXTが運営するTech総研は、20代から30代のエンジニア1,000人に「学歴は出世や給与に影響するか?」という調査を行いました。
学歴と出世や給与との影響について以下の結果が導き出されました。
IT系とハード系では学歴と出世や給与への影響関係についての認識に多少差が見られるものの、5割から6割のエンジニアがエンジニアとして働く上で学歴が重要だと考えています。
以下挙がった意見をまとめると、
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学歴は相関関係があると考える人の声
- 「専門的知識がある人とない人ではコミュニケーションの取りやすさが違う」
- 「高卒8年目と大卒4年目では大卒の方が給与が高い」
- 「最初の配属が学歴を考慮して決まる」
- 「出世には入った会社で努力できるかが重要」
- 「年齢が上がると成果主義になる」
- 「入社してからでも知識や経験を増やせる」
学歴は相関関係がないと考える人の声
といった意見が出ています。
学歴とエンジニアの仕事の影響関係について上記の意見から見えてくることは、ある程度の学歴がある人は好スタートを切ることができるということです。
しかし、その差はわずか。入社後の頑張り次第でなんとでもなる差だとは考えられないだろうか?
そして、同調査データにエンジニアの学歴別年収データがあります。(以下の表)
上記のデータから、年齢による差はあるものの、学歴による特徴はそれほど見られません。入社後に努力したり、スキルを磨いたりすることで、学歴を補うことはできるといえます。
大学院卒や難関大卒のエンジニアだけでなく、高専卒や専門卒のエンジニアの中にも活躍している人は多くいます。
IT業界は新しい言語や技術がどんどん登場し、求められるプログラミングスキルの移り変わりが激しいという特徴があります。
つまり、上記の「学歴は相関関係がないと考える人の声」にもあるように、学歴に関係なく、エンジニアとして意欲的に学習できるかが重要であると言えるでしょう。
IT業界はスキルの移り変わりや情報のスピードが早く、自分で新しい言語を勉強したり、サービスについて考えたりすることが必要となってきます。
エンジニアに求められるスキルの詳しい説明や、その効率的な習得方法はこちらの記事をご覧ください。
合わせて読みたい:現役エンジニアが暴露…エンジニアに必要ない無駄スキルと必須スキル5選!
文系卒はエンジニアになるために不利?
エンジニアの求人において「文系可」という記載を見たことがある人も多いでしょう。
「エンジニアになるためには理系よりも文系は不利なのでは?」という気持ちになった経験がある人もいるはずです。
エンジニアの仕事に直結する勉強をしてきた人は採用時に有利になるケースもありますが、エンジニアになるためには理系である必要はありません。
しかし、前項の出典2で紹介した「学歴別年収データ」によると、文系卒と理系卒で年収に差が出ています。
これは理系出身の人の方がより専門的な知識を持っているため、文系の人よりも専門的なこと(例えば深層学習や機械工学)をやっていると推測できます。
専門的なもの以外のエンジニアスキルは学歴に関係なく、コミュニケーション力をエンジニアの最も重要なスキルと見做すエンジニアもいます。
エンジニアはクライアントの要望を理解し、プログラムに起こす仕事。クライアントの話に耳を傾け、正しく理解できる力が仕事を円滑に進める上で大前提となります。
また、変化が激しく、新しい技術が次々と出てくる業界のため、向上心や学習意欲なども重要になります。
エンジニアとして希望する企業から内定を得るための3つのコツ
転職時、学歴に悩み、応募に踏み出せないのはもったいないことです。また、繰り返しになりますが、エンジニアになるためには学歴がなくても大丈夫なことも多いといえます。
重要なことは学歴に悩むのではなく、今の自分に何ができるのか考えること。
以下、エンジニアとして希望する企業から内定を得るための3つのコツを見ていきましょう。
1.エンジニアとしてのポートフォリオを作成
ポートフォリオはエンジニアとしての技術力を武器に転職したい人だけでなく、エンジニアになるための勉強を独学でしており未経験から転職したい人にもおすすめです。
採用担当者からポートフォリオを求められることはあまりないでしょう。だからこそ、ポートフォリオを提出することで、他の応募者と差をつけることができます。
また、独学で行なった姿勢を評価されることも多く、入社後のスキル習得をイメージしてもらえるという副産物も得られます。
ただし、指定された書類以外の提出が認められない場合、ポートフォリオの提出は控えるようにしてください。
ポートフォリオのおすすめの作成方法を以下に記載します。
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①制作するプロダクトを決める
誰にとって、どのように便利なのかを明確にしておくことがポイントです。 ②搭載する機能を決める
プロダクトに必要な機能を書き出します。また、実際に作成できるプロダクトなのかもよく考えておくようにしましょう。③作成方法、及び使用する言語の検討
搭載する機能を制作するにはどういった方法があるのか、どの言語を利用できるのか勉強し、決めます。⑤ 実際にデプロイして運用する
一つのサービスとしてリリースします。 インフラ的な問題の調整を行います。
④プロダクトの制作
プロダクトを制作します。分からないことはネットや本などで調べてみましょう。 失敗した場合にもあきらめず、調整を繰り返すことが大切です。
ポートフォリオを提出した場合、面接でポートフォリオの話題になるはずです。ポートフォリオについて口頭でどれだけ説明できるかも重要になります。
ポートフォリオを作成した理由、利用した技術などについて説明できるようにしておきましょう。
未経験からエンジニアを目指す場合、どのようなポートフォリオを作れば良いのかと疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、未経験の場合のポートフォリオを作成するポイントやエントリー前にやっておくべきことを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
合わせて読みたい:未経験からエンジニア転職する為に…現役エンジニアが経験談を語る!
2.業務に関係する資格を取る
エンジニアとして働く上で資格は必須ではありません。しかし、業務に直結する資格を保有していることで、エンジニアとしての実力や仕事内容との相性の良し悪しを客観的に示すことができます。
エンジニアの転職におすすめできる資格として、以下の資格が挙げられます。
- ・基本情報技術者
- ・情報セキュリティマネジメント試験
- ・応用情報技術者(AP)
- ・データベーススペシャリスト試験(DB)
- ・ネットワークスペシャリスト試験
難易度は下にいくほど高くなります。
未経験からエンジニアに転職したい人には、基本情報技術者や情報セキュリティマネジメント試験がおすすめです。
エンジニアに必要な資格についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください。
合わせて読みたい:まずはこれ!エンジニアにおすすめの厳選資格5選!
3.企業研究・業界研究をしっかり行う
エンジニアといっても、企業や業界によって扱っている商品やサービスの内容は大きく異なります。
エンジニアの求人にとりあえず応募するのではなく、「エンジニアとしてどのようなサービスや商品の開発に関わりたいか」を明確にしておくことが大切です。
エンジニアとしてやりたいことが漠然としている人は、扱っているサービスに興味を持てる企業や、企業理念に共感できる企業にアプローチしてみてもよいかもしれません。
企業研究・業界研究の有無は、面接での受け答えの質や志望動機の厚みにおいて大きな差になります。その企業に入社したい理由や、入社して何をしたいのかもしっかりと答えられるようにしておきましょう。
企業研究には企業のホームページはもちろん、以下のような採用動画もおすすめです。テキスト情報からは分からない企業の雰囲気や、実際にそこで働く社員をご覧になれます。
特にベンチャー企業では、段階を経ると社長面接がある場合が多いです。社長のインタビュー動画を事前に見ておくことで、あまり緊張せずに臨めるでしょう。
エンジニアへの転職を考えているあなたへ
ここまで見てきて分かるように、エンジニアになる上で学歴はさほど関係しないといえるでしょう。
ではエンジニアになるために最も重要なことは何か?それは、「企業選び」です。エンジニアを採用したいと思っている企業は多くあります。
その中から、自分がやりたいこと、自分ができること、企業が目指していることの3点がが合致する企業を選択することが重要です。(will-can-mustの考え方)詳しくはこちら。
上記3点の条件が分かったら、実際に「定性情報」を確認しましょう。
定性情報とは、数値やデータにあらわせない情報のことです。例えば、企業の雰囲気、一緒に働く上司やメンバーの特徴など、「誰と働くのか?」というリアルな情報がそれにあたります。
これらの情報は、人によって解釈が異なるため、テキストでの表現が難しく、求人票などを見てもよくわからないことが多いです。
そのため、企業内の定性情報は、実際にその企業の人に会ってみたり、インタビュー動画などを通してチェックすることが大切です。
でも、そんな社員にフォーカスした動画がどこにあるのかわからないという人もいることでしょう。
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スカウトが届いた企業に関しても、採用動画で定性情報をチェックし、相性が合う企業かを判断すると良いでしょう。
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- 今林 智宏
- 国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
この記事を書いた人
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
メールアドレス | moovy_support@moovy.co.jp |
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