採用担当者必見!エンジニア採用でスキルを見極める方法を徹底解説
# エンジニア # 職種の選び方
スキルは数値化できないため、採用面接での判断は難しい部分があります。
人事担当者が実施するのであれば、なおさらです。
とは言え、採用面接を実施するのであれば、エンジニアのスキルを見極めたうえで、採用を成功させたいですよね。
そこで当記事では、人事担当者がエンジニア採用面接を行う場合に、スキルを見極める方法について紹介します。
スキルの見極め方でお困りの人は、ぜひ参考にしてください。
こちらも合わせてチェック!エンジニア採用について徹底的に解説しています。
合わせて読みたい:【採用担当者必見】ITエンジニア採用ノウハウ。採用のポイントを徹底解説
- エンジニアの実績や、仕事に対する「理解度」をチェック
- 自社の良い面だけでなく、悪い面も事前に伝える
- 採用面接を行う際は、先入観を持たない
この記事のまとめ
【重要】エンジニアのスキルを見極める5つの方法
エンジニアのスキルを見極める方法は、GitHubへの連携やスキルチェックテストなど、さまざまな方法があります。
しかし、費用や工数が多くかかるため、自社内でできる方法がベストです。
たとえば「開発経験3年」などと、スキルの基準を定める企業もあるでしょう。
採用基準を設けるのは良いことですが、開発経験が3年未満でもスキルを持つエンジニアは存在するため、人材を逃すことにもなります。
つまり、スキルのある人材を逃さないよう、的確に判断することが重要です。
上記を踏まえたうえで、エンジニアのスキルを見極める「5つの方法」を解説します。
1.現場のエンジニアにも面談や面接に参加してもらう
エンジニアのスキルを見極める1つ目の方法は、現場のエンジニアにも面談や面接に参加してもらうことです。
エンジニアのスキルは、同じ立場のエンジニアが一番よくわかります。
また現場のエンジニアに参加してもらうことで、以下がスムーズに実施できるため、企業と求職者の双方にとってプラスに働きます。
- ・スキル面のヒアリング
- ・求職者の疑問への回答
とは言え、現場のエンジニアは日々の業務もあり多忙なことから、頼みにくいと感じる人もいるでしょう。
そのため、上司や役員なども巻き込み、会社全体としてエンジニア採用を行うという意識づくりが重要です。
2.スキルによって得られた実績をチェックする
エンジニアのスキルを見極める2つ目の方法は、エンジニアが保持するスキルによって「得られた実績」をチェックすることです。
そうすることで、応募者の「今後の可能性」や「仕事への意欲」がわかります。
実績については、以下の手順で確認すると良いでしょう。
- 1、なぜ、そのスキルを習得したのか?
- 2、保持するスキルを使い、作ったものは何か?
- 3、保持するスキルによって、どのような結果が得られたか?
ワクワクした顔で、話が止まらない様子であれば、スキルの習得によって自信が得られ、責任を持って取り組んだ証拠だと言えます。
3.仕事の背景に対する「理解度」をチェックする
エンジニアのスキルを見極める3つ目の方法は、仕事の背景に対する「理解度」をチェックすることです。
なぜなら、仕事への理解度が高い場合には、現状のスキルが不足していても、将来的に伸びる可能性があるからです。
また仕事への理解度の高さは、積極的に業務に取り組むことも意味するため、企業の業績につながるような仕事をしてくれる可能性も高いと言えます。
以下に、理解度をチェックする際の質問例を紹介します。
質問例:〇〇のスキルは、どういった背景によって習得できたのでしょうか? |
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【OKな回答例】 お客様が困っている点を自分なりに考え、別のコードを使用した方が、懸念点を解消できると思ったからです。 |
【NGな回答例】 エンジニアリーダーから、別のコードを使用した方が良いと言われたからです。 |
以上のことから、スキルがあっても「仕事の背景に対する理解度」がなければ、企業の業績やサービスへの貢献度は低いと言えます。
4.先入観を持たない
エンジニアのスキルを見極める4つ目の方法は、先入観を持たないことです。
先入観は固定概念であり、自由な発想を邪魔することもあります。
先入観を持って採用面接を行うと、自分の思い込みで決めつけてしまい、スキルのある人材を適切に採用できないこともあるでしょう。
- ・〇〇社の出身だから、これくらいできるだろう。
- ・エンジニア経験が1年だから、ここまでのスキルはないハズ。
~先入観を持った例~
とは言え、面接中は候補者の「話し方」や「話す内容」などに注力し、コミュニケーションを取るなど、頭の中でさまざまな処理を行う必要があります。
そのため、ついつい先入観での判断をしがちです。
先入観を取り除くには、あらかじめスキルへの「要件定義」をすることが大切です。
5.技術的なアウトプットを確認する
エンジニアのスキルを見極める5つ目の方法は、技術的なアウトプットを確認することです
技術的なアウトプットには、以下のような方法があります。
- ・個人ブログやSNSでの情報発信
- ・ポートフォリオの作成
以上のような内容をチェックすると、エンジニアのスキルを確認することが可能です。
またスキルの確認にとどまらず、スキルの習得に苦労した点や、スキルへのこだわりなども聞くことで、プロダクトへの知識や熱量もはかれます。
エンジニア採用面接でありがちな失敗
つづいて、エンジニアのスキルを見極めるうえで、採用面接でありがちな失敗を紹介します。
失敗を参考にすることで、実際の採用面接での失敗を防げるでしょう。
1.必須条件が多すぎて採用に至らない
エンジニア採用面接でありがちな失敗として、1つ目は「必須条件が多すぎて採用に至らない」ことです。
採用面接を行う際に、条件を設けることは大切です。
しかし、あれもこれもと条件を盛り込みすぎると、採用に至らないケースは多く見受けられます。
スキル面においても、条件に優先順位をつけ、マスト条件とそれ以外に分けることをオススメします。
また、キャリアが「豊富なエンジニア」と「浅いエンジニア」では、キャリアが浅いエンジニアに対してハードルを低めに設定するなど、柔軟な対応も必要です。
2.良い面ばかり伝えすぎて入社後のギャップを生む
エンジニア採用面接でありがちな失敗として、2つ目は「良い面ばかり伝えすぎて入社後のギャップを生む」ことです。
採用面接で、企業の「良い面」を伝えたくなるのは当然だと言えます。
しかし、良い面ばかりを伝えすぎて、悪い面を伝えていないと、入社後のギャップが生じやすくなります。
入社後のギャップは、モチベーションの低下や早期離職につながるため、あらかじめ悪い面も伝えることが大切です。
入社前に、求職者に悪い面も開示することを「RJP(Realistic Job Preview/リアリスティックジョブプレビュー)」と言います。
RJPによって悪い面も伝えることで、求職者の反応もチェックでき、コミュニケーションなどのスキルを見極めることにもつながります。
RJPの効果や、伝え方はこちらの記事で詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。
合わせて読みたい:採用理論「RJP」とは何か?詳しく解説!採用ミスマッチ削減に有効
3.採用基準の擦り合わせができていない
エンジニア採用面接でありがちな失敗として、3つ目は「採用基準の擦り合わせができていない」ことです。
採用面接は、複数の面接官で実施することが一般的です。
そのため、共通した採用基準を用意しないと、「Aさんを採用したい」「いや、Bさんの方が良さそうだ」などと意見が異なり、個人の主観で決めることになります。
また共通した採用基準を用意できても、面接官同士で擦り合わせができていないと、意味がありません。
採用基準に関しても、「開発経験3年以上」という条件だけを共有していると、条件には満たないものの、スキルは十分という人を逃す可能性があります。
そのため、「具体的に〇〇というスキルが必要だから、開発経験3年以上を対象とした」と、詳細に擦り合わせることが必要です。
4.ビジョン・事業内容などの将来性
前項で紹介した通り、エンジニアは転職先に対し「ここに転職することで、どう活躍できるか?」を考えています。
活躍するためには、将来性のある会社で働きたいと考えるものです。
そのため求人サイトに、会社のビジョンや事業内容を掲載することで、将来性を予測してもらえます。
会社のビジョンや事業内容は、以下のような採用動画で紹介するのがおすすめです。
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BASEの事業内容|COO山村が語る、ネットショップ作成サービス「BASE」とは
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電通による『魅力度ブランディング調査』によれば、5年連続で1位に輝いているのが、「人的魅力」です。
その魅力をテキストで伝えようと思ってもなかなか伝わらない。そこで有効なのが「動画」です。
採用動画の有効な利用方法は以下の記事で詳しく解説しています。エンジニア採用にも採用動画は有効なので、気になる方はぜひご覧ください。
合わせて読みたい:採用動画は鮮度が命!活用方法を採用動画のプロが伝授
エンジニア採用面接でスキルを見極める方法まとめ
エンジニア採用面接でスキルを見極めるには、現場のエンジニアに面談や面接に参加してもらうことが大前提です。
そのうえで、応募者のスキルによって得られた実績や、仕事の背景への理解度を確認します。
先入観をもたず、技術的なアウトプットの確認をすることも大切です。
またエンジニアのスキルを見極め、自社に合ったエンジニアを効率的に採用するためには、確度の高い応募者を集める必要があります。
採用動画moovyを利用すると、動画であることから、テキストでは伝えきれない「人間関係」や「職場環境」も伝えることが可能です。
そのため、自社と相性の合う「確度の高い応募者」を集めることにつながります。
また採用動画という特性上、自社の良い面と悪い面をスムーズに伝えることにも適しているため、入社後のミスマッチを防止できます。
moovyで効率的に応募者を募り、当記事で紹介した「スキルを見極める方法」を参考にすることで、スムーズな採用が期待できるでしょう。
- この記事を書いた人
国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
採用動画の制作・掲載ならmoovyへ
会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
メールアドレス | moovy_support@moovy.co.jp |
URL | https://company.moovy.jp/ |
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