【新卒採用担当者向け】採用動画の事例と作り方を徹底解説!コツやポイントも!

# 新卒 # 採用動画

  • 新卒の印象に残るような、パッとした採用コンテンツを作りたい!
  • 採用動画って聞いたことあるんだけど、実際どうなんだろう?
  • こんな悩みを抱える新卒採用担当者も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 本記事では、魅力的な事例を紹介しながら、”新卒採用動画”をつくる方法を全てお伝えします!

      この記事のまとめ

    • 採用動画は、新卒世代の志望度向上やミスマッチ予防に最適!
    • 採用動画は「安く」「短く」作るべき
    • 求職者にはカッコイイより「身近な」動画が効果的

    新卒向けに”採用動画”を創る必要性と効果

    近年、大手企業をはじめとする数多くの企業が、「採用動画」を新たな採用手法として積極的に取り入れています。

    広く受け入れられるのには、何か理由があるはず。本章では、新卒向けに採用動画を作る必要性とその効果について深掘りしていきます。

    1.新卒採用はHPの充実がカギ

    まずは、就職活動において、新卒が一体何を情報源として活用しているのかを、分析する必要があります。

    就活で利用した情報源 グラフから、新卒の6割以上が企業HPを情報源として利用していることがわかります。

    企業HPをリッチに作り込むことが、新卒に対して企業理解を促すうえで非常に重要な要素であると言えます。

    2.新卒世代は動画世代

    新卒に響きやすいHPにするには、情報収集における新卒の習性や特徴を捉える必要があります。

    その大きな特徴の一つが、「動画世代である」ということです。

    採用動画を参考にしているか グラフから、7割以上が「企業選びで採用動画を参考にしている」ことがわかります。

    新卒が最も参考にする企業HPを充実化させることに対して、新卒の習性に合わせて「採用動画」を作ることは、非常に効果的であると言えるでしょう。

    3.新卒の志望度向上

    実際、新卒の企業選びの際の志望度に、「採用動画」は大きな影響を与えています。

    採用動画による志望度の変化 採用動画を視聴後に志望度が上がったと回答した学生は、合計で70.8%という回答となりました。

    テキストでは分かりづらい「定性的な内容」を、採用動画によってポジティブに伝えられたことが、新卒の企業志望度の向上に繋がったと予想されます。

    4.新卒入社の定着度向上

    また、動画というコンテンツ自体に、新卒に限らず広く我々人間の記憶に強烈に残るという作用があります。

    以下のグラフをご覧ください。

    ラーニング・ピラミッド これは、アメリカの国立訓練研究所が、人間のある行為ごとの記憶の定着度を示すグラフとして発表した、ラーニング・ピラミッドという指標です。

    グラフからは、単なるテキストよりも、動画のような視聴覚素材の方が、約2倍記憶に残りやすいことが見て取れます。

    つまり、ただ一方的に文章や画像などでメッセージを発信するより、動画を通して情報発信をすることで、圧倒的に新卒の記憶に残りやすくすることができるのです。

    5.新卒採用のミスマッチ予防

    最後に、採用動画は新卒が企業に対してもつ採用前と後のイメージのギャップを埋め、企業と新卒双方のミスマッチを予防する効果があります。

    見たいと思う採用動画のコンテンツ グラフからも、「一日の流れ(61.9%)」や「仕事紹介(57.4%)」、「社員インタビュー(57.4%)」等、企業の実態を知りたがっている新卒が多い事がわかります。

    新卒に対して有効な動画というコンテンツを通して、企業や社員の実際の様子を伝えることで、ミスマッチを予防することができると期待できます。

    また動画はテキストと比較して5000倍も多くの情報量を伝えることが可能だと言われています。このほかにも採用動画には様々なメリットがあり、導入する価値は高いと言えます。

    採用動画のメリットについてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

    合わせて読みたい:採用動画の効果やメリット!採用動画のプロが事例も含めて徹底解説



    魅力的で印象に残る採用動画事例集

    前章では、動画の効果について解説しましたが、本章では早速その効果を実際に体験していただきたいと思います。では、ここから選りすぐりの4つをご紹介していきます。

    • 1. 佐川急便
    • 2. リクルート
    • 3. 東京消防庁
    • 4. Deloitte Japan

    1.佐川急便

    運送業ならではの軽快なイメージが伝わってきます。デザインも一貫性があり、理解しやすい構造になっていますね。

    2.リクルート

    インタビューでの「正直きついです。」というワードが衝撃でした。

    リクルートに対する”憧れ”だけで入社しようとしている人に対して、会社の実態を伝えていますね。

    ミスマッチを防ぐという観点から優れた動画となっています。また、7分と長尺なのについ見入ってしまう、このカット割りの良さも特筆すべき点です。

    3.東京消防庁

    こちらは、公務員という一般企業とは毛色の異なる組織体の動画です。特筆すべき点は、「仕事の様子」に徹底的にフォーカスしている点です。

    消防という仕事の緊迫感、使命感を臨場感たっぷりに表現するため、敢えてナレーションやインタビューを取り入れない構成になっています。

    4.Deloitte Japan

    こちらは外資系コンサルの代表格Deloiteの採用動画です。

    「私たちの自己実現」という一つのテーマを、一貫性をもたせてスタイリッシュに表現しています。

    インタビューも言わされている感がなく、本心を飾ることなく語っている印象を受けます。そんな飾らない彼らに、つい「憧れ」を抱いてしまうような動画ですね。

    採用動画の費用相場は?

    ここまで、魅力あふれる事例を4つ紹介してきました。採用担当の皆さんも、このような動画を作ってみたい、そんな風に思っていただけたのではないでしょうか。

    しかし、皆さん心配されるのは、「結局いくらくらいかかるの?」という費用の面ではないかと思います。

    結論から言うと、これらの動画を作成するには、安くとも50万円、下手したら100万円以上かかります。

    動画の費用は「動画の長さ」と「カット数」によって大きく変動します。

    カメラ2台で別角度の動画を組み合わせながら、動画を作成することで動きのあるリッチな動画になります。しかしその分費用が上がります。

    一方でカメラ1台で固定した場合は費用を安く抑えることができます。採用動画の費用相場についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

    合わせて読みたい:採用動画の料金相場やかかる費用について専門家が徹底解説!



    ここまでの説明で、採用動画は高いと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、ご安心ください。後ほど紹介する工夫により、採用動画作成を10万円以下に抑えることも可能です。

    【注意】初めての採用動画は、できる限り「安く」「短く」作成するべき!

    初期投資の費用として、「最低50万円」はリスクが高すぎる、そう考える担当者様も多くいらっしゃるかと思います。

    まさしくその通り、初めの一歩は、できるだけ「安く」、そして動画的には「短く」が鉄則です。ここで改めて、初めて作る際の注意点とそうすべき理由について説明します。

    「安く」作る意義

    「安く」作る意義は「リスクヘッジ」、これに尽きます。もし仮に、200万円以上の高いお金をかけて動画を作ったとしても

    • ①予想していた程の効果がなかった
    • ②演者として出た人が退職して、せっかく作った採用動画がお蔵入りしてしまった

    等の問題は往々として起こります。

    これらの問題は、実際我々が動画作成の事業を行う上で実際に、度々起こるものです。

    とりわけ、②に関しては、特にスタートアップ・ベンチャー企業など人材の流動性が高い業界でよく見られる失敗例です。

    最初の一歩のためというのは勿論、「動画」という息の短いコンテンツを継続的に、効果的に創っていくためにも、「安さ」は重要な要素です。

    「短く」作る意義

    「短く」作る意義は、「沢山の人にちゃんと全部見てもらうため」です。

    当たり前のことと思われるかもしれませんが、実はこれができていないケースが多く見られます。

    なぜなら、企業側は伝えたいこと、知ってほしいことが沢山ありすぎるがゆえに、動画に盛り込みすぎてしまいがちだからです。

    動画の受け手である新卒は実際どう感じているのでしょうか?元々興味・接点がある企業の採用動画で新卒が見ようと思える時間は、以下の通りです。

    興味のある採用動画 一方、興味・接点がない企業の採用動画で新卒が見ようと思える時間は以下の通りです。

    興味のない採用動画

    興味・接点のある企業とそうでない企業では、当然新卒の姿勢は変化します。

    もし、より多くの新卒に届くような動画を届けたいと思うのならば、「短く」作ることは、新卒視点から見ると大変重要なことなのです。

    また、このような興味深いデータもあります。

    興味のない採用動画 画像出典:YouTube動画広告の効果的な使い方

    これは、Yahoo!JAPANが、動画を見た時間と想起率(企業や製品・サービス等の手がかりが与えられたとき、特定のブランドを思い起こせること)の関係を調査したものです。

    見てわかる通り、動画を最後まで見るのと、そうでないのとでは、動画について思い起こすという観点から見て、歴然たる効果の差があることがわかります。

    つまり、動画を「沢山の人にちゃんと全部見てもらう」ことは、動画を採用コンテンツとして扱う上で重要な考え方であり、この実現のためには、「短く」作ることが大事なのです。

    新卒向け採用動画はどんな内容のものを作れば良い?

    費用と作成における注意点について解説してきました。

    では、いざ作っていくにあたって、どんな内容で作ればよいのでしょうか?ここでは、内容の「かっこよさ」と「身近さ」に焦点を絞って考えていきます。

    かっこよさより”身近さ”が大事

    「かっこいい動画を作るには!」「スタイリッシュに見せるためには!」と、”かっこよさ”を強調する記事がしばしば見られます。

    確かに、企業側が、新卒に良く思われたい、かっこいい企業だと思われたい、そういう気持ちをもつことは当然です。

    ただ、果たしてターゲットとなる新卒が、採用動画に対して本当に”かっこよさ”を求めているのでしょうか?

    以下に興味深いデータを示します。

    興味のない採用動画 このように、"身近さを感じる動画"は"かっこいい動画"よりも志望度が上がった割合が5倍も違いました。

    必ずしも新卒が採用動画に”かっこよさ”をもとめているわけではない事がわかります。

    つまり"かっこいい"動画を作るよりも"身近さ"を感じられる動画作る方が効果が高いと言えます。

    ”身近さ”が大事なわけとは?

    では、動画の内容で”身近さ”を出すには、何が必要なのでしょうか?キーワードは「生っぽさ」です。

    綺麗で整理されたものを見せたい、そう考えるのは企業として以前に人として、当然の事であります。しかしながら、新卒のニーズが必ずしも綺麗なものであるとは限りません。

    興味のない採用動画 新卒の方が転職経験者に比べてその企業が実際に何をしているか、自分が入ったらそこで何ができるかを気にしていることがわかります。

    そんな彼らが求めるのは、綺麗な知りされた情報でしょうか?それ以上に新卒は、「実は…」という、現場の本音、生の情報を求めているのです。

    ”身近さ”を出すには?

    では、この”身近さ”、つまるところ「生っぽさ」を演出するには何が必要なのでしょうか?その答えは、↓の実際の新卒の声から見て取れます。

    興味のない採用動画 動画出演者の話し方(表情・カンペを読んでいないなど)」が61.8%「動画出演者の雰囲気」が52.7%と、動画の出演者の雰囲気が、「身近さ」の演出に大きく影響しています。

    また、「動画の短さ」も「身近さ」の演出材料になることが分かります。

    要するに、身近さを出すためには、動画の「出演者」と「短さ」に工夫を凝らす必要があるのです。

    「身近さ」を動画に取り入れることで、普段は伝えることのできない自社の魅力を伝えられる訳ですが、作り方がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    moovyが誇る動画のプロにお任せいただくことも可能ですが、もちろん自力で作成することも可能です。こちらの記事では採用動画の作り方を紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

    合わせて読みたい:【採用動画の作り方】制作のコツ3選と手順|外注の場合も解説



    安く作成するコツ|最初の採用動画は、20万円以内に

    では、実際に作成していくうえで、安くつくるコツを5つ紹介します。

    • 1. 制作期間を短くする
    • 2. 動画の尺を短くする
    • 3. 高度な撮影技術や機材は使わない
    • 4. 出演者は社内の人間を選ぶ
    • 5. 動画編集は極度にこだわらない

    1.制作期間を短くする

    1つ目のポイントは、制作期間を短くすることです。制作期間をかけるほど、良い動画ができるとは限りません。

    通常の業務と並行して動画を制作することから、短期間で高いクオリティの動画を制作できることが、ベストだと言えます。そのため、制作期間が短く済む方法を選ぶことが大切です。

    2.動画の尺を短くする

    2つ目のポイントは、動画の長さを短くすることです。

    長い動画を制作すると、撮影・編集などの制作期間が長くなり、その分の費用と時間がかさんでしまいます。

    長い動画であれば伝えられる情報量が多くなりますが、見る側からすると途中で飽きて見るのを止めてしまい、しっかり伝えたい内容が伝わらない可能性もあります。

    そのため、動画の長さを短くし、簡潔にメッセージを伝えることを意識しましょう。

    3.高度な撮影技術や機材は使わない

    3つ目のポイントは、高度な撮影技術や機材を使用しないことです。

    確かに、高度な機材を使えば綺麗で質の高い映像が撮れます。しかし一方で以下のようなデメリットも発生します。

    • ①動画が重くなってしまい、再生に時間がかかったり、通信量が多くかかる
    • ②費用が非常に高額になる
    • ③制作に時間がかかる
    • ④機材を使いこなすためのスキルが必要

    以前は、動画を制作する際に、高度な撮影技術や機材が必要でした。

    しかし近年ではカメラの技術が発達し、高度な撮影機材を使用しなくとも、スマートフォンやGoProなどできれいに撮影することが可能になりました。

    このように身近で撮影に使用できるものなどを活用することで、費用を抑える事ができます。

    4.出演者は社内の人間を選ぶ

    4つ目のポイントは、出演者に社内の人間を選任することです。

    役者などの社外の人間に出演してもらうと、出演料を払うことから、撮影の費用が高くつきます。

    そのため、社内の人間に出演してもらう方が、低コストで動画の制作を行うことができます。

    また、実際に社内の人間に出演してもらうことで、より会社のリアルな雰囲気を伝えることができます。

    5.動画編集は極度にこだわらない

    5つ目のポイントは、動画編集は極度にこだわらないことです。動画の編集にこだわりすぎると、それだけ編集の工数が増え、費用がかさみます。

    もちろん、編集にこだわることは大切ですが、動画の内容やメッセージを充実させる方が、重要だと言えます。

    採用動画を見る人の記憶に残るのは、動画の質よりも、会社の雰囲気や印象的なメッセージであることが多いからです。

    ここまで採用動画を安く制作するポイントを5つ説明しましたが、応募に結び付く採用動画にするには、職場の雰囲気などテキストでは伝えられない内容を動画にすると良いでしょう。

    採用につながる動画の作り方はこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

    合わせて読みたい:【採用担当者必見】採用動画の目的とポイントをプロが解説!



    動画を「安く」「短く」作るプロへ依頼したい方へ

    ここまで、採用動画の事例や費用、安く作る方法などについて解説してきました。

    しかしここで…

    • 「自社で一から内製するのは、時間的にも人手的にも正直難しい…。」
    • 「外注すると費用が高くなってしまう…。」

    と感じた担当者さんもいらっしゃるかもしれません。

    一般的には50万円はかかるとお伝えした採用動画作成ですが、株式会社moovyでは、”6万円~”皆さんの動画作成をお手伝いすることができます。

    なんでこんなに安いの!?どんなサービスなの!?と気になる方は、こちらの動画やHPも参考にしていただければと思います。



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    株式会社moovy 採用動画資料

    この記事を書いた人
    今林 智宏

    国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。

    採用動画の制作・掲載ならmoovyへ

    会社名 株式会社moovy
    代表 三嶋 弘哉
    設立 2020年4月13日
    住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
    メールアドレス moovy_support@moovy.co.jp
    URL https://company.moovy.jp/
    事業内容
    • ・採用動画プラットフォーム「moovy」の運営事業
    • ・動画クリエイティブの企画・制作事業
    • ・採用コンサルティング事業

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