【採用担当者必見】採用動画の目的とポイントをプロが解説!

# 採用動画

新型コロナウイルスの出現により、企業の採用方法にも大きな変化が生じ、オンラインでの採用活動が一般的な時代になりました。

それに伴い、多くの企業で「採用動画」の導入が進みつつありますが、目的やそのポイントをイメージできない人もいるでしょう。

そこで当記事では上記のような悩みを解決すべく、採用動画制作の目的とポイントについて解説します。

採用活動をスムーズに進めたい担当者は、ぜひ最後まで目をお通しください。

採用動画を活用し、企業文化やチームの魅力を直感的に伝えましょう。 しかしただ闇雲に動画を制作するだけでは費用対効果を高められません。ポイントを絞った効果的な動画制作が必要です。 弊社の「無料相談」では、魅力的な動画テーマの選定から避けるべき内容まで、ポイントを絞って成功への秘訣をご提案します。
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採用動画を制作する目的とは?

まずは、採用動画を制作する目的について解説します。
大きく分けると、以下の3点が挙げられます。

  • 1.採用におけるミスマッチの軽減
  • 2.求職者の応募数アップ
  • 3.採用における費用対効果の上昇

下記にて、詳しく解説します。

1.採用におけるミスマッチの軽減

1つ目の目的は、採用におけるミスマッチの軽減です。

採用におけるミスマッチとは、採用側と求職者の認識にズレが生じることであり、早期の離職にもつながると言えます。

そのため採用側としては、マッチング率を高めて、安定的な雇用を行いたいものです。

こうした願いを叶えられるツールが「採用動画」であり、以下の理由から、ミスマッチの軽減が期待できます。

  • ■ テキストが中心ではない
    テキスト中心の採用媒体は、伝えられる情報が限られ、読む人によって解釈の違いも出るため、ミスマッチにつながりやすいと言えます。 一方で採用動画では、視覚的に訴えることで、テキストでは伝えきれない細かな情報を提供できるため、求職者がよりイメージを掴みやすくなります。

  • ■ 実際の雰囲気を伝えられる
    退職理由として多い内容は、「人間関係」や「社風」が合わないことです。 つまり「人間関係」や「職場の雰囲気」をリアルに伝えることができれば、ミスマッチを軽減できると言えます。

動画はテキストよりも情報量が多く、その情報量の差は5,000倍とも言われています。

アメリカの調査会社であるForrester Researchの McQuivey博士によると、1分間の動画で伝えられる情報量は、テキスト(文字)の180万語の量に匹敵するとのこと。

つまり、ミスマッチを軽減するための情報を伝達する手段としてはテキスト情報よりも適していると言えます。

2.求職者の応募数アップ

2つ目の目的は、求職者の応募数アップです。

実際に採用動画を見て応募意向度が上がったかを調査したデータは以下の通り。

採用動画が応募のきっかけになったか 出典:採用動画のトレンドに関する調査 - moovy

上記データの通り、採用動画を見ることで、応募のきっかけになったという人は半数以上。 昨今ではTikTokやYouTube、インスタグラムのストーリーといった動画のシェアが流行しており、若い世代を中心に「動画」自体が大きな影響力を持っています。

曲を例にすると、今まではテレビや口コミで人気が出ることが主流でしたが、現在ではTikTokやYouTubeなどの「動画」から有名になる事例も多いと言えます。

採用活動においても、この法則をあてはめることで、実際に求職者の応募数がアップするケースが多く見受けられます。

また下記ポイントを意識することで、より多くの応募が期待できるでしょう。

■ 短い動画を複数作成する
短い動画の方がSNSでシェアしやすく、長い動画よりも視聴完了率が高くなります。1テーマ1動画が基本。短い動画サクサク見てもらいましょう。

■ 自社のありのままの魅力を押し出す
自社の魅力をきちんと伝えられなければ、自社にマッチする人の応募が望めません。無理に良く見せようとするのではなく、ありのままの魅力を動画に収めることが、自社に合った応募者の数を増やすポイントだと言えます。

3.採用における費用対効果の上昇

3つ目の目的は、採用における費用対効果の上昇です。

これまでに、採用媒体に多額の費用を投じても、良い人が見つからなかったという経験をお持ちの人もいるでしょう。

その理由には、以下の内容が関係しています。

「テキスト中心の採用媒体は、有名企業の方が圧倒的に有利である」

誰もが知っている有名企業であれば、テキストでの募集広告であっても、自ら興味を持って求人内容をチェックするものです。

しかし名前の知られていない「認知度の低い企業」に対しては、求人内容のチェックまで至らないケースが多いことも現実です。

さらにテキスト中心の採用媒体では、以下のような問題も発生します。

  • ・自社の魅力を伝えきれない
  • ・対象としたい求職者への、アプローチが難しい

この問題を解決できるのが、今注目を集めている「採用動画」だと言えます。

その理由は、以下の通りです。

【認知度が低くても勝負できる】

前述の通り、テキストが中心の採用媒体に「認知度の低い企業」が掲載をしても、求人内容のチェックまで至らないケースが多いと言えます。

一方で採用動画の場合には、視覚情報が先行するため、認知度に関わらず「あれ、この会社が気になる」と感じると、思わずチェックする人も増えます。

【雰囲気を伝えるのに適している】

求職者が応募の判断をする際に、会社の雰囲気は大きなウエイトを占めます。

雰囲気が合うと感じれば「この会社に入社したい」と思う傾向にあるため、この部分の伝達は、極めて重要だと言えます。

テキストが中心の採用媒体では、会社の雰囲気の伝達には限界がありますが、採用動画は視覚的に訴えられるため、ターゲットへのアプローチがしやすいと言えます。

実際にスタートアップ企業で採用動画を活用し、エンジニア採用に成功した企業の事例もあります。

以上のことから、ベンチャー企業などの認知度がまだ高くない企業にとっては、文章の採用媒体より採用動画に力を入れる方が、費用対効果が高いことが分かります。

採用動画について、より詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。「【注目度上昇中】採用動画とは?なぜ今、採用動画なのか?|プロが解説」もご参照ください。

基本的な採用動画制作の流れ

1.ヒアリング

動画制作のファーストステップは、ヒアリングの実施です。

ヒアリングでは、下記などをしっかりと打ち合わせます。

  • ・企業のビジョン
  • ・採用での困りごと
  • ・ターゲットとしたい人物像

この段階で動画の方向性を決めるため、要望などは積極的に挙げていきましょう。

2.企画提案

次に、企画提案を実施します。

企画提案では、ヒアリングした内容をもとに、具体的にどのような動画にするかを綿密に話し合います。少しでも気になることがあれば、担当者にしっかりと伝えましょう。

3.打ち合わせ(ロケハン)

続いて、打ち合わせ(ロケハン)を行います。

ロケハンを実施しないケースもありますが、ここでは一般的な例としてロケハンの内容を説明します。

まずは撮影場所を決め、実際の状況を確認したうえで、カメラアングルの調整や当日の注意点・持ち物などもチェックします。

4.撮影

いよいよそして撮影の当日の流れです。

事前に擦り合わせた内容に基づき撮影を行います。

動画の上映時間が数十秒~数分を予定していても、実際の撮影は半日〜1日にわたることが一般的です。

また台本を用意しても良いですが、企業の採用動画に関しては、実際の雰囲気や人間関係の伝達が重要なため、敢えて台本を用意しないケースも多いです。

その方が、よりリアルな「職場」や「社員」の撮影が可能だと言えます。

撮影方法ついてより詳しく知りたい人は、「かっこいい採用動画にする為に事前に考えておくべき5つの事!(中級編)」をチェックしてみてください。

5.編集

撮影が終了すると、編集の工程に移ります。

動画のクオリティを左右するため、重要なステップだと言えますが、ここでは適度な編集を心がけると良いでしょう。

なぜかというと、編集しすぎることにより、求職者が知りたい「リアルな職場」を伝えられなくなる可能性があるためです。

前述の通り、採用動画の目的の1つは「ミスマッチの軽減」であることから、手を入れすぎない方が本来の魅力を映せるため、マッチング率が高まると言えます。

採用動画には、色々な活用方法があります。採用動画の活用方法について知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

採用動画は鮮度が命!活用方法を採用動画のプロが伝授



応募に結び付く「採用動画」を制作する4つのポイント

つづいて、応募に結び付く採用動画を制作するポイントについて解説します。

以下に挙げる4つのポイントを取り入れることで、より効果の高い採用動画を制作できます。

1.テキストでは表現が難しいものを制作する

1つ目のポイントは、職場の雰囲気・社員などの「テキストでは表現が難しいもの」を制作することです。

労働条件や、年収などの定量的な情報は、テキストで伝えれば十分です。

その理由は、誰が見た場合にも、捉え方に変わりが生じない内容だからです。 しかし、数値や数量で表現ができない定性的な情報は、テキストで伝えるには限界があります。

例えば以下のような情報は、人によって受け取り方が異なるため、テキストでの伝達は適していません。

  • ・従業員たちの人柄
  • ・職場の印象
  • ・社長の特徴

こうした情報を動画で伝えることによって、テキストでは伝えきれない詳細を示せると同時に、求職者の企業に対する理解の手助けになると言えます。

2.NGシーンや周囲の声も敢えて残す

2つ目のポイントは、NGシーンや周囲の声などのリアルな情報をあえて残すことです。

一般的な動画であれば、NGシーンなどは使用しません。しかし採用動画に関しては、それを残すことで「リアルな職場」を伝えるのに有効な場合があります。

例えば、話の途中で噛んでしまい、笑った出演者の表情をそのまま使用することや、周囲の笑い声をそのまま残すことが挙げられます。

こうした部分を見て、その会社らしさを気に入った人が、応募をするケースもあります。

3.SNSへの拡散まで考慮する

3つ目のポイントは、SNSへの拡散まで考慮することです。

SNSは気軽にシェアができることから、良いコンテンツは瞬時に拡散されるケースも多いと言えます。

また利用および拡散に対して、費用はかかりません。

以上のことから、費用対効果を上げたい企業にとって、SNSは積極的に活用したい手段の1つだと言えます。

また実際に採用動画を作成する際には、以下のポイントを踏まえ、SNSの拡散まで考慮すると良いでしょう。


■良質なコンテンツを作る

→拡散したいと思えるだけの「良質なコンテンツ」を作ることはマストです。

素人でも作成できる可能性はありますが、動画作成のプロに依頼することで、良質なコンテンツをスムーズに作れると言えます。


■30秒程度の動画にする

短すぎず長すぎない動画が、最も拡散しやすいため、30秒程度の動画が理想的です。

またこの長さだと、必要な情報を盛り込めるうえに、視聴者を飽きさせないため、動画の視聴完了率も高くなります。

短尺の採用動画について知りたいという方は「【 採用担当者向け 】短尺の採用動画のコツと採用動画を使う4つのメリット!」を読んでみてください。

4.質にこだわりすぎず、量を意識する

4つ目のポイントは、質にこだわりすぎず、量を意識することです。

もちろん、かっこいい動画を制作する事は悪い事ではありません。しかし、そこにこだわりすぎることで制作費が高額になることや、制作期間が長くなることは避けましょう。

多くのコスト・時間をかけて作ったものと、ある程度のクオリティで作ったものを比較した際に、結果に大差がないケースは往々にしてあります。

むしろ採用動画の目的は「採用のミスマッチを軽減するために、リアルな職場を伝える」ことです。

質よりも量を意識し、多くのテイクを撮影した方が、職場の良さを伝える素材を撮れる確率が高まります。さらに撮影を通して、試行錯誤を重ねながら改善することで、より効果の高い動画を制作できると言えるでしょう。

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この記事を書いた人
平石 武

1986年生まれ。大阪出身。大学卒業後、タイ・バンコクで日本語教師として活動。帰国後は旅行代理店におけるイベント企画やWebデザイン・マーケティングに従事。現在は、企業PRのための動画コンテンツの企画提案から撮影編集までワンストップで行う。モットーは「動画制作でアイデアを感動価値に変える」

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会社名 株式会社moovy
代表 三嶋 弘哉
設立 2020年4月13日
住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階
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URL https://company.moovy.jp/
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