エンジニアに内定辞退されてまった!要因は選考過程に問題あり?
# 採用 # エンジニア
候補者に内定を出すまでには、さまざまな苦労があるため、内定辞退をされると困ってしまいますよね。
実は「内定の辞退」は、コツをつかめば防ぐことが可能です。
そこで当記事では、候補者の内定辞退の防止に焦点をあて、原因や対策方法を紹介します。
候補者から内定を承諾してもらいたい場合には、ぜひ参考にしてください。
また、内定辞退もそうですが、離職も防ぎたいものです。
こちらも合わせてチェック!エンジニア採用について徹底的に解説しています。
合わせて読みたい:【採用担当者必見】ITエンジニア採用ノウハウ。採用のポイントを徹底解説
- 内定辞退は、候補者に対して、動機形成が出来ていないことが要因
- 内定を出した瞬間から、候補者への育成がスタートする
この記事のまとめ
【データで見る】内定辞退の理由5選!
出典:エンジニアの7割以上が、「1ヶ月以内」のスピーディーな選考を希望 - レバレジーズ
まずは、実際に「内定辞退の理由」のアンケート結果を見てみましょう。(上記グラフ参照)
この画像を見てわかるように、「採用担当者からの連絡が遅い」といったよくある理由に加えて、「面接官の印象が良くない」(24.3%)といった期待とのミスマッチによる内定辞退も多く生じているようです。
次に、「内定承諾の決め手」のアンケート結果を見ていきましょう。
出典:エンジニアの7割以上が、「1ヶ月以内」のスピーディーな選考を希望 - レバレジーズ
「社風が良い」(37.6%)、「スキルアップできる環境がある」(28.2%)などと言うように、ワークライフバランスや成長に関する理由が多くあるのがわかります。
このアンケート結果を見たことで、内定辞退してくれる場合と内定辞退されてしまう場合の違いに関して、理解が深まったかと思います。
それでは次に、エンジニアの内定から入社の流れと、採用側・内定者それぞれの気持ちの違いを解説していきます。
エンジニアの内定から入社までの一般的な流れ
エンジニアの内定から入社までの一般的な流れについて、解説します。簡潔な流れを示すと以下の通りです。
- 内定→面談→内定承諾→採用決定(入社)
- 内定→(他の企業にも応募しているため)企業の選定→内定承諾→入社
【企業側の目線】
【候補者側の目線】
以上の通り、候補者は自社以外の企業にも応募していることから、自社からすると「内定を出しても入社してもらえるか分からない状態」だと言えます。
そのため、あの手この手を使い「内定者フォロー」を行う企業もあるでしょう。
しかし、焦った内定者フォローの実施はプラスに働くものでしょうか?
「企業」と「候補者」双方の立場にたって、考えを整理してみましょう。
詳細は以下に続きます。
エンジニアの探し方については、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方はご覧ください。
合わせて読みたい:エンジニアが見当たらない!?有効なエンジニアの探し方5選!
採用側は採用活動を停滞させたくない
採用側は、採用活動を停滞させたくないと考えます。
そのため、内定を出した相手が「入社するかしないか分からない状態」では、以下のような迷いが生じがちです。
- ・他の候補者で選考をすすめるべきか?
- ・内定を出した相手の回答を待ったあとに、採用活動をすすめるべきか?
以上のような焦りから、採用側はつい「内定を出した相手」にプレッシャーをかけてしまいます。
「内定を出した相手」と「他の候補者」について、両者を失うのは避けたいため、焦る気持ちは分かります。
しかし、プレッシャーは時に相手の重荷になり、逃げ出すきっかけになる点には注意が必要です。
内定者は焦って決めたくない
一方、候補者である内定者は、焦って就職先を決めたくないと考えています。
他社からも内定をもらっている場合には、なおさらです。
自社への入社意欲が低い場合には、プレッシャーを与えるほど「煩わしい」と思われるでしょう。
自社への入社意欲が高い場合にも、企業からプレッシャーを与えられると、以下のような気持ちを持たれがちです。
- ・プレッシャーをかけてくるなんて、ブラック企業で人手不足なのかな?
- ・考える時間が欲しいのに、こちらの気持ちを考えてくれないのだな。
つまり内定者にプレッシャーを与えることは、入社意欲の大小にかかわらず、マイナスに転じる可能性が高いと言えます。
エンジニアに内定が辞退される要因
内定が辞退される主な要因は、動機形成ができていないことにあります。
動機形成とは、面接の場を「候補者と面接官とのコミュニケーションの場」とし、面接によって候補者の入社意欲を高めることです。
動機形成ができていると、候補者は「この会社で働いてみたい」と思うため、志望度が上がりやすくなります。
一方、動機形成ができていない状態でプレッシャーを与えると、候補者の気持ちが離れる可能性は高くなるでしょう。
選考の段階で動機形成ができていれば、内定を辞退される可能性も低くなり、プレッシャーを与えなくても内定承諾をしてもらえる確率が高まります。
内定を辞退されないために大事な5つのこと
前述の通り、内定を辞退されないためには、選考の段階から候補者の熱を高めることが大切だと分かりました。
以上を踏まえ、内定を辞退されないために、ここでは大事なことを5つを解説します。
- 1.「関心度」を高める
- 2.「志望度」を高める
- 3.「適応予想度」を高める
- 4.未来の社員として積極的に育成・投資を行う
- 5.前述の4項目を有効に伝えるために動画を活用する
内定者フォローについては以下の記事でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
合わせて読みたい:内定者フォローのやり方を事例を交えて解説!手段とポイントとは?
1.「関心度」を高める
内定を辞退されないために大事なこと「1つ目」は、関心度を高めることです。
ここで言う「関心度を高める」とは、候補者が自社に興味を持つことを指します。
興味を持ってもらうには、募集や選考の段階で、以下を意識すると良いでしょう。
- ・候補者にメリットとなる情報を提供する
- ・共感してもらえるポイントを盛り込む
なぜなら、人は自分にメリットがある話について、詳しく知りたいと思うからです。
また共感する部分があると、心の距離が近くなります。
そのため、「候補者が自社に入社することで得られるメリット」や「候補者から共感してもらえるポイント」を探し、提示や提案することをオススメします。
2.「志望度」を高める
内定を辞退されないために大事なこと「2つ目」は、志望度を高めることです。
志望度が高ければ、内定者フォローをせずとも、入社してもらえる確率が高まります。
志望度を高めるには、以下の意識が大切です。
【求職者の価値観を把握したうえで、合致する自社の特徴を説明する】
人は「物事」に対して自分の価値観と共通する点を見つけると、興味・関心が高まります。
面接においても、候補者の興味・関心を高めると、自社への志望度を高めることにつながります。
そのため、面接で求職者の価値観を把握し、合致する自社の特徴と結び付けて説明すると良いでしょう。
また、採用が決定する前の会社説明会から、求職者の心をつかむことが大切です。
求職者に伝わる会社説明会の方法は、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
合わせて読みたい:プレゼン必要なし!?求職者に刺さる会社説明会のやり方とは?
【基本的なマナーを徹底する】
志望度には、「面接官の態度」や「会社の対応」も関係します。
そのため、面接官や採用関係者が基本的なマナーを徹底することも大切です。
面接の時間を守ることや、メールや電話での連絡時に丁寧な対応を心がけるなど、面接の中身以外でもマナーを徹底しましょう。
3.「適応予想度」を高める
内定を辞退されないために大事なこと「3つ目」は、適応予想度を高めることです。
適応予想度とは、候補者が自社に入社した場合に「どれくらい活躍できそうか」についてイメージできる度合いを指します。
候補者に対し「入社後に生き生きと働く姿」や、「ステップアップしながら働く様子」をイメージしてもらえれば、適応予想度を高められていると言えます。
また適応予想度を高めるには、以下の意識が大切です。
- ・職場環境を実際に見てもらう
- ・実際に働く人の雰囲気/人間関係を伝える
以上のことから、適応予想度を高めるには、テキストやデータでの表現が難しい「定性的な情報」の伝達がポイントだと言えます。
職場環境や実際に働く人の雰囲気は、リアルに見てもらうのがベストですが、動画で伝えることも有効です。
以下のような動画を採用サイトなどに組み込むと良いでしょう。
4.未来の社員として積極的に育成・投資を行う
内定を辞退されないために大事なこと「4つ目」は、未来の社員として積極的に育成・投資を行うことです。
入社前から積極的に育成・投資するには、内定の連絡をした時から「育成期間」がスタートする認識を持つことが大切です。
採用側の企業が、内定受諾前も「大切な育成期間」だと認識すると、以下のメリットが発生します。
- ・候補者から「従業員のことを大切に考える会社」だと思われる
- ・企業が候補者に対して、焦ってプレッシャーをかけなくなる
また、「内定辞退をされたら今までのことがムダになる」といった考えは、捨てることをオススメします。
5.前述の4項目を有効に伝えるために動画を活用する
内定を辞退されないために大事なこと「5つ目」は、前述の4項目を有効に伝えるために動画を活用することです。
前述の4項目では、以下の重要性を解説しました。
- ・「関心度」を高める
- ・「志望度」を高める
- ・「適応予想度」を高める
- ・未来の社員として積極的に育成・投資を行う
全てに共通する点は、実際に見聞きすることで、熱を高めやすいことです。
昨今ではリモートでの対応が増え、実際に会う機会が減っており、熱を高めるのが難しい状況が続いています。
そこで、動画を使うことで、実際に見聞きする状況を作り出せます。
採用動画を有効に使うと、企業のリアルな情報を伝えられるため、積極的な活用がオススメです。
採用動画の活用方法は、こちらの記事でプロにより解説していますので、参考にしてみてください。
合わせて読みたい:採用動画は鮮度が命!活用方法を採用動画のプロが伝授
エンジニアの内定辞退に悩む担当者の方へ
内定辞退の防止には、候補者に対する動機形成の意識が大切だと分かりました。
内定を出した瞬間から、候補者への育成がスタートします。
さらに内定受諾の結果にかかわらず、育成する意識を持つことで、プラスの展開を望みやすくなるでしょう。
また採用動画を使うと、候補者の熱を高める状況を作りやすくなります。
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- この記事を書いた人
国立大学を卒業後、大手サービス企業に入社し、店長を歴任。チームマネジメントやマーケティング業務を経験。在籍中は、現場社員として数多くの学生・転職者の面接官も行う。退職後、スタートアップ企業にて、フロントエンドのシステム開発に加え、カスタマーサクセスやマーケティングを担当し、企業の採用や広告支援に関わる。
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会社名 | 株式会社moovy |
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代表 | 三嶋 弘哉 |
設立 | 2020年4月13日 |
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