採用動画の種類ってどんなのがある?様々な場面で活用できる新たな手法

# 採用動画

「採用動画の種類を知りたい」
「そもそも採用動画を取り入れるとどうなるのか?」

このようなことでお困りではないでしょうか。

変化の激しい昨今において、採用市場でも変化が起きています。今回紹介する採用動画もその一つです。

そこで当記事では、「採用動画の種類」について解説します。

当記事を読むことで、採用動画の種類から採用手法の変化まで、幅広く理解できるため、企業の採用担当者はぜひ最後までお読みください。

採用動画とは

まずは、採用動画について解説します。

ひとことで「採用動画」と言っても、たくさんの種類が存在しますが、簡単に表現すると以下の通りです。

『求人情報を動画でわかりやすく伝え、求職者に企業の情報や雰囲気を理解してもらう新しい採用ツール』

これまでの求人情報はテキストベースで伝えることがほとんどでした。
しかし、昨今のオンライン化やSNSの浸透、データのクラウド移行に伴い、採用広報に動画を用いる企業が増えてきました。

採用動画についてもう少し詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【注目度上昇中】採用動画とは?なぜ今、採用動画なのか?|プロが解説

【採用動画の種類を知る前に】採用市場と採用手法の変化

採用動画の種類を紹介する前に、新型コロナウイルスによって変化した採用市場と採用手法について知っておきましょう。

主に変化したポイントは以下の4つです。

  • 1.雇用情勢は1割減少にとどま
  • 2.「人手不足」を感じる企業が半数を占める
  • 3.可処分時間の変容
  • 4.WEB面接率の上昇

それでは具体的に解説していきます。

1.雇用情勢は1割減少にとどまる

新型コロナウイルスの出現により、多くの企業・業界に影響があったため、就職氷河期に突入したと耳にする人もいるでしょう。

しかし雇用情勢をチェックすると、企業の採用予定数は前年の1割減少にとどまっています。

新型コロナの影響による中途採用実施計画への影響 新型コロナの影響による中途採用実施計画への影響 出典:マイナビ「サポネット」

2008年に世界的な景気悪化を起こし、企業が相次いで採用を見合わせた「リーマンショック」と比較しても、まだ良い状況にあると言えます。

飲食・ホテル系の業界は採用予定数の減少が大きいなど、業界によって差はあるものの、全体的に見るとそれほど大きな減少が起きていないことが分かります。

2.「人手不足」を感じる企業が半数を占める

新型コロナ前後の正社員の不足感 出典:マイナビ「サポネット」

新型コロナウイルスの流行前には、人手不足を感じる企業が6割を超えており、多くの会社が積極的に採用を行っていました。

一方でコロナ渦においては、業績の悪化などの影響で、採用人数を減らした企業が一定数で存在します。
ただしコロナ渦でも、人手不足を感じる企業が半数を占めることから、採用を続行している企業も多いのが実情だと言えます。

3.可処分時間の変容

可処分時間とは、自由に使える時間のことで、社会人で言えば「プライベートの時間」を指すことが一般的です。

ここ数年で、インターネットにおける可処分時間にも、以下の大きな変化が起きています。

数年前までは、新聞や本などで情報収集をするケースが多く見られました。しかし現在では、インターネットを通じた以下の方法で、情報を閲覧する人が増えています。

  • ・動画配信サイト
  • ・ソーシャルメディア
  • ・ニュース配信サイト

これまでは、動画が最も視聴されているデバイスはテレビでしたが、近年ではテレビよりも YouTubeなどの動画配信サービスを見る人が増加傾向にあります。
特に顕著な点として、「若い世代の動画利用時間は1日100分前後」である点です。

「可処分時間の変化」を意識することで、昨今の「動画が持つ大きな影響力」について、理解しやすいと言えます。

4.WEB面接率が上昇

昨今の採用市場においては、WEBでの面接率が上昇しています。

人材採用プロセスのオンライン状況 出典:indeedデータ

新型コロナウイルスの流行前は、対面の面接を実施する企業が、大半を占めていました。
しかし、コロナ禍の影響によって対面での選考が難しくなり、多くの企業がWEB面接を採択するようになりました。

また、WEB面接のメリット・デメリットは以下の通りです。

【メリット】
  • ・コストを減少できる
  • ・地方や遠方からの応募がしやすい
【デメリット】
  • ・実際に来社した際と比較すると、雰囲気・特徴を捉えにくい
  • ・適切な選考が難しい。

WEB面接のメリットは大きく、特に遠方からの候補者もコストをかけずに採用のテーブルに乗せることができるようになったのは大きなメリットとなっています。

一方で、候補者に社内の雰囲気や特徴を伝えづらいという大きなデメリットも存在します。

そのため、多くの企業が「オンラインでも会社・社員の雰囲気をしっかり伝える」ことができるよう、さまざまな工夫を凝らしています。

一部の企業においては、面接前に採用動画を候補者に送り、社内の雰囲気を伝える工夫をしている企業もあります。

採用動画のmoovyでは社内の雰囲気やそこで働く社員の人柄などを詳しく伝える「短尺縦長の採用動画」の制作を行なっています。

採用動画について詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。



また、採用動画のコスト面について、詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。採用動画の費用相場について解説しています。

合わせて読みたい:採用動画の料金相場やかかる費用について専門家が徹底解説!



【知らなきゃ損】採用動画の種類

つづいて、採用動画の種類について解説します。

近年において、その用途・手法が多様化する動画ですが、採用動画においては以下の4種類が主流だと言えます。

  • 1. 会社説明会用の採用動画
  • 2. コンセプトムービー
  • 3. オープニングムービー
  • 4. 短尺縦長のショートムービー

1.会社説明会用の採用動画

会社説明会用の採用動画は、長尺横長でしっかりとした動画です。会社説明会を動画にするため、高額で長い期間をかけて制作することが多いです。

内容は下記などが挙げられます。

  • ■社員が実際に「企業の様子・特徴」を話す
  • ■説明会の内容をそのまま動画におさめる

これまでの会社説明会は、求職者に会場に来てもらうことや、合同会社説明会に担当者が参加するなどの背景から、非効率でした。

一方で動画にすることで、時間を有効的に使用し、各社でバラエティに富んだ内容を作成できると言えます。

出典:PROOX

2.コンセプトムービー

コンセプトムービーは、企業イメージを伝える動画です。具体的には、下記などを伝えるケースが多いです。

  • ・企業理念
  • ・将来におけるビジョン
  • ・社長からのメッセージ

上記については、テキストで表現すると分かりにくいですが、動画で伝えると理解しやすくなります。

3.オープニングムービー

オープニングムービーは、以下などに使用される動画です。

  • ・webセミナーのオープニング
  • ・企業HPのトップ

一般的には、横長で比較的短い傾向にあります。オープニングムービーは、求職者が「最初に目にする情報」となるため、短いながらも興味を引く内容にすることが大切だと言えます。

4.短尺縦長のショートムービー

短尺縦長のショートムービーは、安価で手軽に制作できるため、自作も可能な動画です。一般的には、以下に使用されるケースが多いと言えます。

  • ・インタビュー動画
  • ・オフィス紹介

今後の採用動画では、この「短尺縦長のショートムービー」を導入する企業が増えるでしょう。

採用動画の構成についてもう少し詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

合わせて読みたい:効果的な採用動画の構成とは?ポイントをまとめて解説



採用動画の種類は大きく分けて以上の4種類ご紹介しました。

肝心のその内容について、どんな動画を撮ればいいのか、悩む担当者もいらっしゃると思います。

そこで採用動画のトレンドについて、調査したデータがあります。採用動画を取り入れたいけどどんな内容のものを作ればいいのかわからない方はぜひ参考にしてみてください。

合わせて読みたい:採用担当者必見!採用動画のトレンド「かっこいいvs身近さ」どちらを好む?



採用動画の事例を紹介

採用動画で主流の4種類について知ることができたところで、次にそれぞれの採用動画を活用した事例を種類別にご紹介します。

1.会社説明用の採用動画:株式会社リクルート

こちらの動画では、「よくある8つの質問にお答え」というお題のもと、対談形式で企業概要や事業説明、入社後のキャリアパスなどの内容を説明しています。

回答者がただ答えるだけでなく、図やイラストを用いながらわかりやすく説明している点がポイントです。

21分という長編な動画ですが、回答者をさまざまな角度から撮影したり、テロップを入れながら動的なイラストも活用したりと、視聴側を飽きさせないような手の込んだつくりになっています。

2.コンセプトムービー:楽天グループ株式会社

こちらの動画では、「DEAR NEXT GENERATION」という新卒採用コンセプトのもと、これから社会に出る次の世代に向けてのメッセージが込められています。

次々と切り替わる画面に登場するのは、さまざまな立場の社員です。

セールスやマーケティング、エンジニアなどの多様な職種によって事業が支えられていることが視覚的にわかりやすく1本の動画に詰まっている点がポイントです。

それぞれの社員からのメッセージを入れることで、仕事を通じて成長する喜びや、社会の深化に貢献する醍醐味が伝わってくるコンセプトムービーになっています。

3.オープニングムービー:Deloitte Japan

こちらは外資系コンサルの代表格Deloiteの採用動画です。

「私たちの自己実現」という一つのテーマを、一貫性をもたせてスタイリッシュに表現しています。

インタビューも言わされている感がなく、本心を飾ることなく語っている印象を受けます。そんな飾らない彼らに、つい「憧れ」を抱いてしまうような動画ですね。

4.ショートムービー:BASE株式会社

こちらの動画では、オフィスの様子がわかりやすく紹介されています。

他の動画に比べると短い尺ですが、テンポよく画面が切り替わり、BGMもアップテンポなため、視聴者側が飽きにくいつくりになっています。

また、ただオフィス内を映すだけでなく、社員にもフォーカスすることで会社の雰囲気がわかりやすくなっている点もポイントです。

採用動画を取り入れるメリットとは?

つづいて、採用動画を取り入れる4つのメリットを解説します。

  • 1.「短尺」で見やすい内容を作成できる
  • 2.「シェア」する事で費用対効果がアップする
  • 3.「検索」しやすさを意識する事で、ヒットしやすくなる
  • 4.「自作」する事で、「早く・安く・手軽に」制作できる

1.「短尺」で見やすい内容を作成できる

1つ目のメリットは、「短尺」で見やすい内容を作成出来る点です。

以前は、動画コンテンツ・動画業界が未発達だったため、長い動画を作ることで採用の効果を得ることが主流でした。

一方で昨今では、動画コンテンツ・業界も盛り上がりを見せており、短尺で良い内容を作る技術が発達しました。また、一般的に短尺の動画は、完全視聴率を高めるために有効だと言えます。

Google本国レポートによると、動画コンテンツの長さによって、以下のような結果が報告されています。

  • ■ 15秒、30秒、2分の映像で比較すると、30秒版が最もスキップされにくく、高い視聴完了率を記録
  • ■ 30秒版の視聴完了率は、15秒版より30%高く、2分版よりも12%高い

以上のことから、短尺で見やすい内容を作成できる点がメリットであり、完了視聴率を上げる効果もあると言えます。

2.「シェア」する事で費用対効果がアップする

2つ目のメリットは、「シェア」することで費用対効果アップにつながるということです。

いくら高い費用をかけて採用を行ったとしても、求職者に認知されないことには、費用対効果は高まらないと言えます。一方で動画を導入すると、気軽にシェアしやすくなるため、求職者への認知度の上昇が期待できます。

3.「検索」しやすさを意識する事で、ヒットしやすくなる

3つ目のメリットは、「検索」しやすさを意識することで、ヒットしやすくなると言うことです。

採用動画を芸術作品のように作り込み、自分たちの伝えたいメッセージを沢山盛り込んだとしても、それを見る人がいなければ、コストをかけただけの自己満足に終わるでしょう。

そこで大切なポイントが、「検索」しやすくすることです。どんな採用動画も、見てもらわないことには始まりません。良い動画を作成しても、難しく伝わりにくい内容だと、検索でヒットしにくいため、見てもらうチャンスを逃してしまいます。

以上のことから、検索しやすい動画を作成し、ヒットしやすくできることが、採用動画を導入するメリットの1つだと言えます。

4.「自作」する事で、「早く・安く・手軽に」制作できる

4つ目のメリットは、「自作」することで、「早く・安く・手軽に」制作できることです。

これまでの採用動画は、制作会社に高額な費用を支払い、長い期間をかけて、じっくりと制作するケースが主流でした。以前は、動画制作には様々な機材・機器が必要で、自作することが困難だったためです。

しかし昨今においては、スマホのカメラ性能が向上し、きれいな画質の動画を撮影できるようになりました。また高性能な編集ソフトや編集アプリが登場し、無料で簡単に編集できる時代になりました。

そのため「自作」することで、採用費用のコストを大幅に減らすことが可能であり「早く・安く・手軽に」制作できる点がメリットだと言えます。

採用動画を自作したいと言う方は「【採用動画制作】かっこいい採用動画の撮り方、コツ、事例を紹介!(初級編)」を読んでみてください。

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この記事を書いた人
平石 武

1986年生まれ。大阪出身。大学卒業後、タイ・バンコクで日本語教師として活動。帰国後は旅行代理店におけるイベント企画やWebデザイン・マーケティングに従事。現在は、企業PRのための動画コンテンツの企画提案から撮影編集までワンストップで行う。モットーは「動画制作でアイデアを感動価値に変える」

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