新時代!動画を使った採用PRの新たな手法|採用動画のプロが解説
# 採用動画
「就職活動は、購買活動の意思決定と似ている」とよく言われます。
では、5段階ある購買活動の中で、採用PRの観点では、地名度が低い企業にとって注力すべきステージは何でしょうか?
最初のステージである、「認知」です。
私たちが日頃、知名度や信頼感のあるブランドを別として、よく知らない商品を購入することがないように、求職者も、興味がなければ応募・入社することはありません。
そのため、認知のステージで強いインパクトを残すことができるブランディングツールとして、「採用動画」を取り入れる企業が増えているのです。
自社の魅力を伝えるために、言語や静止画で伝達するよりも情報量が多く、かつ音楽やストーリー性を盛り込んで、求職者の感情に訴えるアプローチが可能となるためです。
今回は、採用PRの観点から、採用動画活用の有効性を説明します。
採用ブランディングの目的
採用したい人材や、企業理念を明確に発信することにより、自社の求める人材に、就職先として選んでもらうための関係構築を行うことが採用ブランディングの目的となります。
採用力を最大化するために、自社をブランディングし、価値や魅力を感じてくれる人に応募してもらう仕組み作り、と言い換えられます。
採用ブランディングについては、こちらで詳しく説明しております、気になる方はぜひご覧ください。→採用に苦戦の企業は採用オウンドメディアを今すぐ始めるべき!
採用動画ってどんなもの?
採用動画には、あまり馴染みがないかもしれません。そこで、具体的に採用動画の例をご紹介します。
採用動画といっても、企業が伝えたいメッセージや社風によって、様々な動画の撮り方があることが分かります。
採用動画について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。→【注目度上昇中】採用動画とは?なぜ今、採用動画なのか?|プロが解説
1.「プロダクトが生まれた背景」を伝える
この採用動画では、代表取締役自ら、自社製品が生まれた背景をインタビューで語っています。
教育機関の学生募集やイベント実施を支援するサービスを理解できるだけでなく、会社がどのように社会に貢献したいか代表の思いが伝わります。
かつ、さりげなく背景から、お洒落なオフィスの雰囲気が視覚的に分かる作りとなっています。
求職者にとって、30秒でこれだけの情報を得られることは大変効率的。自社製品があまり世の中に認知されていない場合に、親しみを持ってもらいたい場合に効果を発揮する、採用動画のタイプとなります。
2.「会社で働く人の個性」を伝える
思わず笑ってしまう、一度見たら忘れられないのがこの動画。名物社員紹介の採用動画で、短いながらインパクトは最強!
求職者は「このような個性的な先輩がいる会社は、面白そうだ」と感じると同時に、「これを採用動画に入れる社風は、きっと、社員同士の距離が近く、フレンドリーだろう」と想像することができます。
オリジナリティで、他社と差別化が図れる採用動画です。
3.「入社理由」を伝える
大手企業から転職した、社員インタビュー。
社員自ら経験を語る形式は、求職者にとって入社した自分の姿を重ねやすいため、最も親近感を感じられる採用動画のタイプとなります。
他社で積んだ経験をもとに、更に成し遂げたいことがあるなど、志高い社員が働いているアピールとなります。モチベーションが高い求職者の心に刺さる、採用動画です。
このように、入社してからのアンマッチを防ぐために、応募して欲しい人材像を発信できることが、企業ブランディングの強みとなります。
4.「ライフステージが変化してもサポート体制がある」と伝える
この採用動画では、育児などライフステージに変化があったとしても、安心して働ける環境、システムが万全であることが語られています。
その背景に込められているのは、長く働いて欲しいメッセージとともに、 “人” を大切にする社風が伝わる動画となっています。
さらに、人事採用担当者の人柄や職場環境の雰囲気から、温かみも感じられ、好感度が高い採用動画です。
採用動画には、色々な活用方法があります。採用動画の活用方法について知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
→採用動画は鮮度が命!活用方法を採用動画のプロが伝授
就職活動と購買行動
冒頭に、就職活動と購買行動の共通性について触れました。人間の行動心理学から、採用PRをより深堀して考えてみましょう。
購買行動モデルは多々ありますが、中でも一般的なモデルがAIDMA(アイドマ)というものです。これは、アメリカの経済学者サミュエル・ローランド・ホールが著書「小売業の広告と販売」で提唱した概念です。
ざっくり言うと、消費者が商品を購入するまでには下記の5段階があり、消費者が今どの段階かを見極めることで、購買活動につながる効果的なアプローチができる、というものです。
- 1.Attention(注意): 商品やサービスについて認知する
- 2.Interest(関心): 興味を持つ
- 3.Desire(欲求): 欲しいと感じる
- 4.Memory(記憶): 思い出す
- 5.Action(行動): 購入する
求職者があなたの企業を知らない場合は、1の“認知”ステージにあります。
そのため、まずどのような会社かを知ってもらい、2につなげるアプローチに尽力することが大事です。
それには、求職者の目につきやすい場所で、彼らにとってインパクトがある内容とすることが大事です。
これが、五感に訴えられる採用動画が有効である、最大の理由です。
動画の方が静止画広告よりも強い理由
動画は静止画広告に比べて、記憶に残りやすさが1.65倍と言われています。
電通・ディーツコミュニケーションズによる調査では “広告に接触したユーザーへの調査で、「動画広告を確かに見た」と答えた人は「静止画広告を確かに見た」と答えた人の1.7倍になったそうです。
動画広告の方が、ユーザーの記憶に残りやすい”と結論付けています。そして、The Brand Value of Rich Media and Video Ads by doubleclicの調査では、動画広告により「ブランドへの好感度が上がったユーザーが5倍」とも言われています。
さらに、Affluent Consumers in a Digital World by iabの調査結果では「商品を購入したユーザーが2.3倍」と、動画広告のパワフルさは、統計でも裏付けることができます。
採用PRに採用動画を活用する事で期待できる効果
採用動画のメリットは様々ありますが、
採用動画のメリットとデメリット5選|採用動画のプロが解説
特に採用PRとして使用する事が最も効果を発揮する使用方法です。
採用PRに採用動画を導入することで得られるメリットは、主に下記の4点です。
- 1.応募者数の増加
- 2.ミスマッチの解消
- 3.採用コスト削減
- 4.社内の士気が上がる
採用にもブランディングという考え方は必要です。
〇〇という会社って△△っていうイメージだよね。などと言ったイメージを持ってもらう事で、求職者が入社後もそのイメージを持って働けるという大きなメリットがあります。
1.応募者数の増加
採用動画活用によって、認知不足を解消し、ブランディングに成功すれば、応募者数増加に繋がります。
実際、株式会社EXIDEA(本社:東京都墨田区)による就職活動中の大学生への調査結果によると、「3割の就活生がSNS、動画配信媒体で企業の情報を調べる」そうです。
採用活動はしていても、採用ブランディングがうまくできていない企業が多い中で、どのように他社と差をつければ良いのでしょうか。
知名度や福利厚生、給料など条件での勝負となった場合、資本の力で勝負すれば勝てなくなってしまいます。条件などの勝負から抜け出せるのは“独自性”となります。
「条件は大手に負けるけれど、ビジョンに共感した」など、独自性に共感する応募者を集めることを可能にするのが、ブランディングなのです。
2.ミスマッチの解消
ミスマッチの解消は、採用活動の効率化に役立ちます。媒体での露出を叶えた採用動画でも、「社員の人柄、社風を知りたいのに伝わっていない」と、1で紹介した調査で、学生の6割が回答しています。
オンライン中心の就職活動となってから、企業の社風を直接訪問して感じることができなくなりました。
その背景からのニーズです。
そして、動画にそれを頼っても、期待ほどに得られないケースが多いことを示しています。
さらに、「最も印象に残りやすい採用動画は、社員インタビューと事業紹介」という結果があります。求職者が知りたい情報(人柄や社風)を、適切なトーンで伝えることができれば、応募への動機を高めることが可能ということです。
例えば、インタビュー動画で実際に働く社員を登場させ、それにより、社風に合う人物像を発信するなど、格好良く見せようと作り込まれたものでなく、会社の自然な姿が感じ取れるものであれば、応募者の心に残る企業となります。
内容に共感し「この会社で働く自分が想像できる」となれば、応募へと繋がり、人物像のミスマッチが解消できるというわけです。
起業家精神旺盛な応募者が、アットホームな雰囲気をブランディングした会社に応募する可能性は低いでしょうし、服装自由でフラットに意見を言える雰囲気をブランディングした会社に、消極的でヒエラルキーを重視する応募者が寄り付かないと考えれば、わかりやすいかもしれません。
3.採用コスト削減
採用動画は、制作費はかかるものの、採用コストを削減させることが可能です。
例えば、「広告を回したものの応募者が少ない」「内定辞退」「入社後のミスマッチによる早期退職」などといった課題を採用動画で解決することが期待できます。
また、採用担当者の工数も、採用動画を有効活用することで抑えることができます。例えば、事業内容であったりオフィスや働く人の雰囲気を動画を使って説明することができます。
そのためには、採用課題を洗い出し、それに対応する動画作りをすることが重要となってきます。
さらに、一度作ってしまえば、その動画の使い回しや、動画を使ったSNSや口コミでの拡散が期待できます。
採用コストを抑えつつ採用動画を作る方法をもっと知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
合わせて読みたい:採用動画の料金相場やかかる費用について専門家が徹底解説!
4.社内の士気が上がる
これは番外編ですが、対社外だけでなく、社内向けのメリットもあります。
自社のブランディング構築という課題に社員が一丸となって向き合うことで、改めて自社の価値を考え、共有するきっかけになります。また、制作工程を通して帰属意識が高まるなど、社員の士気が上がるメリットもあります。
完成した動画を社員がSNSで拡散し、家族や知人から「いい会社だね」と、結果的に会社のファンが増えた、という声も!
ここまで採用PRの手法について解説してきましたが、こちらの記事ではその採用PRが重要な理由を詳しく解説しております。気になる方はご覧ください。→
デジタルネイティブに刺さる!採用広報が必要な理由
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1986年生まれ。大阪出身。大学卒業後、タイ・バンコクで日本語教師として活動。帰国後は旅行代理店におけるイベント企画やWebデザイン・マーケティングに従事。現在は、企業PRのための動画コンテンツの企画提案から撮影編集までワンストップで行う。モットーは「動画制作でアイデアを感動価値に変える」
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